Fri 210702 雨の東海を横断/矢場とんでヒレカツ/世代交代を如実に感じる 4082回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 210702 雨の東海を横断/矢場とんでヒレカツ/世代交代を如実に感じる 4082回

 先ほど、名古屋に到着した。夕暮れから岐阜で公開授業があって、梅雨前線の大雨を心配したワタクシは新幹線の予定を2時間ほど繰り上げ、オウチを10時半に出て、11時半の「のぞみ」に間に合った。17時過ぎに新幹線が止まっちゃったから、早めの「のぞみ」にしてホントによかった。

 

 何しろ東京も朝から激しい雨だったから、ちょいと甘えてタクシーを呼ぶことにした。昔は雨の朝にタクシーなんか滅多なことでは捕まらなかったが、「GO」アプリは間違いなく頼りになる。雨ニモ負ケズ&風ニモ負ケズ、5分もかからずに来てくれる。

 

 それが今朝はなかなかGOアプリが応答してくれなかった。2回チャレンジしても、スマホ画面に「タクシーが近くに見当たりません」と冷酷な返答が提示されるばかり。いやはや、外の雨はますます激しくなって、さすがの今井君も一度は諦めかけた。

 

 しかしこの場合、「980円余計に払えば優先配車してくれる」というワザというかズルというか、要するに抜け道があって、金蔵を立てるほどのコガネモチ今井は、その980円コースを迷わず選択した。

 

 すると諸君、地獄の沙汰もタクシーの沙汰も金次第。はるか遠くのタクシーが反応して、「10分後にまいります」とイソイソ、ホントに10分で迎えに来てくれた。

 

 雨に濡れる今井大邸宅前にやってきたのは、日本交通4600台の中にわずか5台しか存在しない桜色アンドンのクルマ。もちろん「大邸宅」と言っても、20年前の建築雑誌に登場した時「和の狭小住宅特集」の一軒だったわけだから、コガネムシにとっての大邸宅程度の大きさに過ぎない。

(名古屋に到着、間髪を入れず「矢場とん」で特大ヒレカツ定食を貪る。名鉄名古屋駅店にて)

 

 さて、東京駅で乗り込んだ「のぞみ」は、神奈川から静岡にかけての豪雨の中を走り抜けた。大井川も天竜川もすっかり水かさを増して、すでに「濁流」の様相。特に大井川は、「確かにこれじゃ江戸時代のお殿様たちも苦労しただろう」「参勤交代も命がけだっただろう」というたいへんな勢いになっていた。

 

 川の向こうの山々は、雨のしぶきが激しくて、遠く霞んでぼんやり姿が見える程度。浜松から浜名湖 → 豊橋と進むあたりが雨が一番強く、三河安城を過ぎて名古屋に近づくと、少し日も差してきた。

 

 名古屋着、1309分。代ゼミ時代の1997年から2004年までは毎週1度必ず訪れていた名古屋であるが、東進移籍以降は1年に2度か3度の訪問しかない。しかしやっぱり、名古屋駅の賑わいは懐かしい。新幹線改札を出て、代ゼミなら南方向へ、しかし今日の宿泊はマリオットホテルだから、北方向に進むのである。

(桜色アンドンのタクシーに乗ると、こんな記念のカードがもらえる)

 

 東進に来てからすでに17年が経過。「代ゼミ時代って、もう18年も昔のことか」と、時の流れるあまりの速さに、思わず溜め息が出る。確かに、ワタクシ担当のスタッフの皆様もずいぶん世代交代が進んだ。

 

 思ってもみたまえ、今50歳の中堅幹部として大活躍中のスタッフだって、今井が移籍してきた17年前にはまだ33歳だったのだ。よく言えば「期待の新進気鋭」、意地悪に言えば「まだ危なっかしい若手職員」。そういう昔の33歳の青年たちが、今や中心になって東進を動かしている。

(矢場とん前の横綱どん。そういえば、もうすぐ名古屋場所だ。お相撲さんもみんなとっくに名古屋入りしているはずだ)

 

 それを如実に感じたのが、先週6月24日の奈良・大和八木での公開授業だった。ワタクシと、ワタクシ担当のスタッフと、奈良の加盟校の代表と、17年前に初めて顔を合わせた時に自己紹介しあい、「何だ、3人、同じ年齢じゃないですか!?」と笑いあったのである。

 

 今もはっきり記憶しているが、あれは大和八木の近鉄デパート最上階のコーヒー店。ちょうど今の季節の酷暑の奈良、なぜかクーラーが故障していて、3人とも大汗を流しながら、穏やかな夕暮れの大和三山を眺めた。

 

 あそこから17年が経過したが、もちろん17年が経過しても3人の年齢は完全に同じなのである。「今井だけ若いまま」ということは論理的にありえない。ただ今井の精神だけはちっとも成長していないから、今井だけが妙竹林なほど若く見える。要するに子供っぽいだけであるが、まあ「若い」ということにしてくれたまえ。

  (矢場とんの横綱どんもコロナと勇敢に戦っている)

 

 子どもの話になっても、当時まだ4歳か5歳だった子どもたちが「もう大学3年生で就職活動に励んでいます」とか、別の加盟校さんでは「大学院を修了して会社を継いでくれました」などという成長を遂げていたりする。17年、いやはやマコトに時は速く過ぎた。

 

 というか諸君、目の前に並んでいる生徒諸君こそ、まさにその「17歳」なのであって、ワタクシが代ゼミをやめて東進に移ってきた年に生まれた人々なのだ。ということは、2004年生まれ? 2005年生まれ?それとも2006年生まれ? いやはや、あまりに若い。

(名古屋の新名物「ぴよりん」。将棋の藤井聡太どんも召し上がったんだそうな)

 

 ついこの間まで、予備校関係者の話題は「昭和生まれの生徒が消滅しました」だった気がするが、それも実はすでにはるかな昔。「もう予備校って、21世紀生まれの生徒だけなんですね」と話題を振っても、そんなのとっくの昔ですよと笑われる。

 

 諸君、そんなことを言っているうちに、令和生まれのお子様たちが、そろそろ小学校お受験の塾に集団でハイハイしながら迫りつつある。のんきに「矢場とん」の特大ヒレカツなんか貪っている場合ではないのである。

 

1E(Cd) BrendelBACHITALIENISCHES KONZERT

2E(Cd) CasalsBACH/6 SUITEN FÜR VIOLONCELLO 1/2

3E(Cd) The BeatlesRUBBER SOUL

4E(Cd) Walt Dickerson TrioSERENDIPITY

7D(DMv) LAWLESS

total m14 y733  dd26573