Mon 210628 南禅寺と天授庵を訪問/桔梗と睡蓮が見頃/シオカラトンボと遭遇 4078回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 210628 南禅寺と天授庵を訪問/桔梗と睡蓮が見頃/シオカラトンボと遭遇 4078回

  奈良・大和西大寺「秋篠音楽堂」での公開授業の翌日は、朝早くからベッドを出て、梅雨の京都を散策してくることにした。いやはやマコトに勤勉である。

 

 奈良から大阪のホテルに帰ったのが前夜22時、お酒を飲み終わり、晩飯もお腹いっぱいに詰め込んだのが午前2時、それなのにチャンと7時には起きて、京都への小旅行に旅立った。

 

 オカネはあんまり持っていないが、まあ俗に言う「コガネモチ」の範疇。大阪から京都までタクシーで往復するほどの勇気も豪胆さもないが、新幹線に乗る勇気ならある。

 

 実はそれもビクビクものであって、直前まで「新快速にしといたほうが」「金沢行きのサンダーバードを利用すれば少しは安くつく」など、さんざん迷った挙句の新幹線利用なのだった。

     (6月24日、京都・南禅寺を訪れる 1)

 

「のぞみ」はたいへん意地悪であって、ホームの端っこの1号車から3号車までしか自由席がないから、意地でも「のぞみ」には乗ってやらない。フレンドリーなひかり君、もっと人なつこいこだま君、そういうゆっくりめの諸君と仲良くするのも、こういう小旅行の醍醐味だ。

 

 こうしてコガネムシ今井は「カネ蔵たてた&蔵たてた」「アメ屋で水アメ買うてきた」「子どもに水アメなめさせた」、そういう優しい親にはなりきらずに、京都駅前からMKタクシーに乗り込んで南禅寺を目指した。

     (6月24日、京都・南禅寺を訪れる 2)

 

 東進に移籍して、すでに17年目である。17年で京都出張が何度あったか、さすがの記録魔♡今井君もそこまで記録にとどめていないし、チョー記憶魔の記憶にも、その辺の数字は残っていない。

 

 しかしワタクシの京都での宿泊先は、基本的に蹴上のウェスティンホテルだ。大昔は堀川五条の東急ホテルだったし、そのあと数年は京都御所すぐそばのブライトンホテルを愛用していたが、この10年はもっぱらウェスティン。滋賀や大阪や神戸で仕事があっても、あえて宿泊先に京都ウェスティンを選ぶことが少なくない。

 

 おお、「京都ホテル」を忘れるところだった。京都宿泊が祇園祭の最中だったりすれば、ワタクシは京都ホテルを選ぶ。京都ホテルは、河原町御池。シティビューの部屋を予約できれば、まさに山鉾巡行の辻回しを窓の真下に眺めることができる。

 

 ただしその「京都ホテル」も、何だかだんだん東京の資本に侵食され、名前も「京都ホテル」から「京都ホテルオークラ」へ、さらに「ホテルオークラ京都」に変わろうとしている。昭和文学の名作にたびたび登場した歴史あるホテルが、そんな体たらくとは情けない。

     (6月24日、京都・南禅寺を訪れる 3)

 

 ま、そういう話とは全く無関係に、この10年のワタクシは「京都ならウェスティン」。ここ以上に高額料金を請求してくるウルトラ高級ホテルには、アメ屋で水アメなんか買ってるコガネムシには敷居が高すぎる。

 

 というか、「アマン」やら何やら「1泊15万円」「1泊20万円」の設定も感じ悪いし、そういうオカネを平気で払って豪遊するタイプの人にもなりたくない。ひかり君やこだま君と親しく付き合い、ホテルはウェスティンやブライトンが限度。その辺は、これからの一生も変化がなさそうだ。

 

 ウェスティンに宿泊すれば、何と言っても南禅寺が近い。青蓮院や知恩院も近いが、朝の散歩はやっぱり南禅寺であって、静まり返った東山の超高級別荘地を、アジサイやアヤメを眺めながら清冽な小川に沿って散策すれば、初夏の京都がますます好きになる。

     (京都、天授庵。睡蓮が盛りを迎えていた)

 

 10時半に南禅寺に到着すると、いやはやホントにだーれもいない。一昨年の今頃は、中国&韓国からのキモノ姿のカタガタが門前に溢れかえり、修学旅行の元気な中高生もタジタジというアリサマだったが、諸君、驚くなかれ、南禅寺の境内には小鳥たちの高い声が響きわたり、6月下旬とは思えない爽快な涼風が静かにわたっていく。

 

 南禅寺に向かって右手には、美しい青もみじが有名な「天授庵」がある。実は昨年もほぼ同じ時期に天授庵を訪ね、同じように咲き始めていた桔梗と睡蓮の花に歓声をあげたのだったが、周辺の静けさはますます深まったようである。 

  (京都・天授庵、桔梗のつぼみが大きく膨らんでいた)

 

 南禅寺でも天授庵でも、熱心に雑草を抜いている人々がいらっしゃる。カエデのタネがクルクル輪をかいて降りしきり、今井君のオヒゲ並みに見事なコケの生えそろったそこ&ここから、様々な雑草が顔を出している。午前中の涼しいうちに抜いてしまわないと、キレイなお庭もあっという間に雑草だらけになってしまうだろう。

 

 池には睡蓮が咲き誇り、いやはやこんなお庭にクロード♡モネどんなんかを連れてきたら、「もう一生ここから帰りたくない」とフランス語で駄々をこねて周囲を困らせるだろう。

 

 シオカラトンボが数匹、睡蓮や桔梗の上空を元気に飛び回っている。トンボが多いのも、境内に静けさと穏やかさが戻ってきたおかげなのかもしれない。

    (天授庵で数匹のシオカラトンボと戯れる)

 

 いやはや、この日は夕暮れから奈良の橿原神宮前で仕事があるのだったが、こんなに穏やかな庭で涼風に吹かれれば、もうしばらく京都を満喫していきたくなって当然だ。

 

 6月24日の今井君は、南禅寺から徒歩3分、すっかりお馴染みになった「菊水」を訪ね、ゆっくり昼のご飯を満喫していくことに決めた。「菊水」では、一昨年も昨年も美しいホタルを目撃。今年は昼の訪問だからもちろんホタルには会えないが、店の人によると、どうやら今年はもうホタルの季節は終わってしまったらしい。

 

1E(Cd) Karajan & BerlinerBACHMATTHÄUS-PASSION 1/3

2E(Cd) Karajan & BerlinerBACHMATTHÄUS-PASSION 2/3

3E(Cd) Bobby CaldwellBLUE CONDITION

4E(Cd) The BeatlesYELLOW SUBMARINE

7D(DMv) THE WAR WAGON

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