Tue 210413 やりたいこと♨2/大阪から一気にウィーンへ(ウィーン滞在記2)4027回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 210413 やりたいこと♨2/大阪から一気にウィーンへ(ウィーン滞在記2)4027回

「おやおや、どうして今ごろ公開授業の写真なの?」であって、本来ワタクシの公開授業♡早春シリーズは1月から3月。次は5月下旬か6月上旬に始まる「夏シリーズ」まで、4月と5月はほぼ2ヶ月にわたって完全休養のはずである。だからこそ、一昨日と昨日の冒頭を飾った「山賊サトイモ」の姿も可能になるのだ。

 

 しかし諸君、今日の写真は1年半も昔、201912月のものである。「なんでそんな大昔の写真を?」であるが、2019年暮れのウィーン滞在を語るには、どうしてもここからスタートしなければならない。あの時のワタクシは、仕事先の大阪からほとんど直接ウィーンに向かったようなものなのだ。

 

 しかしそれを語る前に、コロナ以前の今井ナマ授業の熱気を、写真をつくづく眺めて感じ取ってほしい。写真はみんな西日本であるが、京都・大阪・神戸・堺・福岡、どこの会場も湯気が出るほどの超満員。熱気の中の大爆笑の連続に「酸欠になりそうだ」というセリフもほぼ定着、テンプレート並みになっていた。

(2019年12月12日、大阪・天満橋での公開授業。このパンパンパン、懐かしすぎて涙がこみ上げる 1)

 

 こういう写真を眺めていると、やっぱり昨日の記事で書いたような「今年の7月下旬から8月上旬にかけて、高3生向けのナマ授業の企画」を、どうしてもホンキで考えたくなるのだ(スミマセン、昨日の続きです)。

 

 ブロックごとに、1回のナマ授業で高3生150人。1日で90分×4コマないし5コマ。素材は、もちろん長文読解。9時から5時まで、本格的な読解素材を、例えば12講に分けて解説する。そんな企画である。「有料か、無料か」、もちろんそんな難しいことは判断できない。だって話は完全にゼロ。サトイモが思いつきを書いているだけだ。

  (2年前の12月、富士はもう純白の雪をかぶっていた)

 

 コロナ真っただ中だから、河口湖合宿みたいに「みんなで音読」なんてのはご法度に違いないが、換気&マスク&手指の消毒、感染対策をキチンと徹底すれば、ごく普通の授業で1日5コマなら十分に可能なはずだ。諸君、熱い授業に丸1日、ヘロヘロになるまで熱中したいじゃないか。

 

 きっと他の若い講師諸君も、そういう夏を過ごしたいのだ。大ベテランの今井君がそう思ってウズウズしているんだから、若手講師はみんなウズウズを通り越し、今ごろは夜空に向かってワォーン&ワォーン、熱い遠吠えを繰り返しているに違いない。きっと許されないと分かっている願いほど、若者を燃え立たせるものはない。

 

 万が一もし許されるなら、そして万万が一企画してくれる人が存在するとしたら、首都圏ばかりではなくて、今井君は北海道圏・中部圏・関西圏・中国&四国圏・九州圏でも、同じように「丸1日一気に5コマ」の強烈な全国行脚がしたい。考えるうちに、肉体の奥底から真っ赤な炎がボーボー立ち上がって、ウズウズはやがてワナワナに変わっていく。

(2019年12月14日、福岡での公開授業。このパンパンパン、懐かしすぎて涙がこみ上げる 2)

 

 おそらく今井君の中には、一昨年の夏に関する後悔が暗くわだかまっているのだ。一昨年2019年の夏、今井君はそろそろ「卒業」ないし「潮時」を意識して、大好きな夏の河口湖合宿を自ら辞退してしまった。

 

 2005年から2018年まで1回も欠かしたことがなく、1年に10日ずつ14年、のべ140日もお世話になった河口湖畔「ホテル美富士園」に行かなかった。合宿初日(7月21日)、毎年1人で恒例にしていた「こなみ」のうなぎ定食も貪らなかった。

 

 思えばあそこから、コロナ+αの様々な災厄が続いた気がする。合宿で今井君の授業に出ることを楽しみにしていたH1クラスの諸君に、ホントに悪いことをした。「今井のH1」はまさに伝説のクラスだったのに、「行ってみたら、別のセンセだった」というんじゃ、ホントにホントに申し訳なかった。

 

 それもこれも、「そろそろ潮時なんじゃないか」「こんなベテランになってまで、いつまでも現場に固執するのはおかしいんじゃないか」という弱気の虫がさせたこと。弱気の虫にいろんなヴァイラスが巧みにつけ込んで、いろんな種類の悪さをした。

(2019年12月、大阪ヒルトンホテル付近の店で、真冬の山盛りかき氷に全身が震えた)

 

 ここは一番、自分にハッパをかけて、2018年夏のサボりの分を一気に取り返したいのである。2019年暮れのウィーンへの旅は、自身の「潮時論」に負けて河口湖合宿を辞退した半年後のこと。それでも全国の公開授業は常に超満員。この年あたりから、12月には大阪を中心に関西での公開授業が目白押しになり、大阪に何連泊もする習慣が始まった。

 

 2019年の記録を確認してみると、12日大阪天満橋・13日大阪梅田・18日大阪なかもず・20日奈良・21日が大阪天王寺。この関西5連発に絡んで、14日に福岡、15日と16日に東京、19日に神奈川県厚木、そのほぼ全てが300名前後の大盛況でぎゅーぎゅーづめ。マコトに凄まじい年末を過ごしていた。

(2019年12月21日、大阪・天王寺。大阪市立大学医学部の大教室で公開授業。この直後、伊丹→羽田経由でウィーンに旅立った)

 

 1221日の12時過ぎまで、大阪・天王寺で公開授業。それなのに翌22日の早朝にはウィーンのホテルに到着しているというスケジュールを作った。

 

「そんなの、そもそも可能なんですか?」であるが、21日夕方まで大阪のホテルでゆっくりした後、伊丹から羽田までヒコーキ移動。羽田に20時に着けば、深夜のウィーン直行便に乗って、12時間でウィーン着。8時間の時差を考えれば、「21日昼まで大阪、22日の朝6時にウィーン」は、全然ムリじゃないのである。

 

 東京のオウチを出たのは、1220日の朝のこと。その前日19日に、すでにウィーン用のスーツケースは羽田空港の国際線ターミナルに送っておいた。21日夜に伊丹から羽田に移動したら、羽田のブースで受け取れる。

 

 いやはやマコトに便利になった。手ぶらで大阪に仕事に行って、手ぶらで羽田に帰ってきて、そのままウィーンに直行できる。しかしまさかこれが、「もう当分の間、外国に行けません」という悲しい旅になるとは思いもしなかった。今日も今日とて「またいつかはと、心細し」なのである。

 

1E(Cd) Kubelik & BerlinerDVOŘÁKTHE 9 SYMPHONIES 5/6

2E(Cd) Kubelik & BerlinerDVOŘÁKTHE 9 SYMPHONIES 6/6

3E(Cd) Avner AradTHE PIANO WORKS OF LEOŠ JANÁĈEK

4E(Cd) Akiko SuwanaiBRUCHCONCERTO No.1  SCOTTISH FANTASY

7D(DMv) THE BIG SHORT

10D(DMv) HAYWIRE

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