Wed 210317 名古屋「矢場とん」/岐阜での大奮闘/名古屋マリオットホテル(4003回) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 210317 名古屋「矢場とん」/岐阜での大奮闘/名古屋マリオットホテル(4003回)

 これまた半月も前のことになるが、3月3日のワタクシは岐阜でお仕事。東京駅13時発の新幹線で名古屋に向かった。富士山がキレイに見える快晴の日だった。名古屋に到着したワタクシは、早速いそいそと胃袋の鍛錬に出かけることにした。

 

 名古屋といえばやっぱり「きしめん」であるが、新幹線ホームの大好きな「きしめん住吉」はコロナで臨時休業中。同じ麺として台湾ラーメン「味仙」も候補にあがったけれども、こちらは「孤独のグルメ」で取り上げられて以来エラい大人気であって、店内の3密ぶりに目を見張る。

 

 ということになれば、残るは味噌カツの名店「矢場とん」である。豚の横綱が化粧マワシで土俵入りしている暖簾をくぐれば、マコトに元気な女子店員さんが腹の底から「いらっしゃい!!」と迎えてくれる。きっと職場のマカナイでたっぷりの味噌カツを頬張った直後と思われる。

(名古屋「矢場とん」の味噌ヒレカツ「特大」。おいしゅーございました)

 

 注文したのは味噌ヒレカツの「特大」。「大」ぐらいにしておくのが適切な年齢だが、何しろ「胃袋いじめ」というか「胃袋♡鍛錬」の真っ最中だ。胃袋君は鍛えないとすぐフニャフニャになって「そんなに詰め込まないで♡」と悲鳴を上げる。ワタクシはそんな軟弱な胃袋君はキライである。

 

「出張のおひとりオジサマ」だから致し方ないが、元気なオネーサンに指定された席はカウンター。ウェイターやウェイトレスや料理人が、遠慮のない大きな声を腹から張り上げてコミュニケーションを交わす舞台の真横である。

 

 前後左右から無限の飛沫軍が飛び交って、今の状況をスパコン「富岳」が分析したら、今井君は紫やオレンジの唾液でびしょ濡れのはず。しかも仕事前だから「特大ヒレカツ」にお酒はつけられない。飛沫軍にヒヤヒヤしながらの特大矢場とん、それでもたいへんおいしゅーございました。

 (新幹線新富士駅付近からの富士山。雄大でございました)

 

 名古屋から岐阜へは、名鉄の特急を利用する。指定席車両が2両だか3両だか付いていて、300円ちょいの指定料金を払えば、密にならないゆったり座席で安心して座っていける。

 

 岐阜には、夕暮れ迫る18時に到着。会場は「じゅうろくプラザ」。むかしは「ぱるるプラザ」と言って日本郵便の運営だったが、いつの間にか地方銀行「十六銀行」の運営に変わった。16年前のワタクシが初めて岐阜での公開授業を実施したのも、この同じ会場である。

 

 出席者150名。ぎゅーぎゅーに詰め込めば300名入る会場だから、またまたキャパ1/2を厳守しての実施。寂しいが、ワクチン接種が完了するまではこの寂しさにひたすら耐えるしかない。それでも諸君、150人の大爆笑が30秒に1回の割合で続けば、寂しさは序盤の10分で忘れ去る。残り80分は一気呵成である。

 

 岐阜から名古屋に帰り着いたのが21時半。この時間帯ではもう飲食店は開いていないから、マリオットホテルのお部屋でゆっくりお酒を飲んで過ごすことにする。岐阜のスタッフから、温かいお手紙もいただいた。元生徒の2人で、「先生のC組の大ファンでした」とおっしゃる。

(名古屋マリオットホテル36階からの懐かしい夜景。手前が新幹線ホーム)

 

 マリオットには、あまりに多くの思ひ出が詰まっている。2000年にオープンするや、代ゼミが契約を結んでくれて、名古屋での宿泊は全てマリオットになった。それまでは古色蒼然とした「名鉄グランドホテル」だったから、豪華なマリオットはマコトに新鮮だった。

 

 だから2000年から2004年まで5年間、ワタクシは名古屋のマリオットホテルに1年で50泊ずつしたのである。ということは、5年で250泊。そりゃ多岐にわたる多彩な記憶なり思ひ出なりが、思い切りギュギュッと詰まっていて当然だ。重石を載せすぎたバッテラみたいなイメージである。

(20年の思ひ出がギュギュッと詰まったマリオットホテルの部屋。テーブルもテレビも、当時とは完全に別物になってしまった)

 

 当時は代々木ゼミナール最後の全盛期で、河合塾の本拠である名古屋に総攻撃を仕掛けようと、各科目のトップ講師をセットにしてワンサと送り込んだ。ワタクシを含む英語の「四天王」はもちろん、古文・数学・物理・化学、人気絶頂だった「サテライン講師」はみんな、1週間に1回の名古屋出張にホクホク出かけていった。

 

 同僚講師の中には、「年収が大台に達している」と公言する人が2名。大台とは「オク」である。「オク」とは、「奥」や「置く」ではなくて「億」のことであるが、彼らを含めてみんな年齢的には30歳代後半から40歳代前半。むかしのこの世界は、若々しいスーパースターがズラリと揃っていた。

 

 しかしそれでも、名古屋河合塾の牙城はビクともしなかった。新幹線のホームから見渡してみたまえ。かつて朝日新聞に「名古屋駅の顔が『塾』でいいのか?」という批判記事が出たことがあったが、巨大な河合塾校舎が3つも4つも林立して、「もしもこれが総合病院や公的福祉施設だったら、市民県民はどんなに安心だろう?」と、思わず溜め息が出るほどである。

 

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