Mon 210308 ついに4000回を達成/河津の桜/2023年12月31日、5000回が目標 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 210308 ついに4000回を達成/河津の桜/2023年12月31日、5000回が目標

 4000回達成をいつにするか、その日の写真を何にするのが相応しいか、すでに昨年のお正月ごろから思い悩んでいたというのだから、いやはや、恐れ入る。昨年2020年の最初の記事が3901回。「おお、あと100回で4000回に到達だ♡」としみじみ、しかし実際の達成は、あれから1年2ヶ月も後のことになってしまった。

 

 実は昨年の目論見としては、6月26日、またまたワタクシの誕生日に4000回を達成して、あとはそのまま放置、放置すればアクセスする人も次第にいなくなって、「宣言ナシのフェードアウトにもっていこう」「派手な卒業宣言なんかナシにしよう」と考えていた。

     (2月22日、河津の桜を眺めに行く 1)

 

 しかし諸君、何しろションボリ続きの2020年だ。更新も月に5回か6回のペースになり、6月26日の誕生日を過ぎてやっと3950回のラインを超えるという有様。次の候補としては、にゃごろわ忌の1016日、なでしこ忌の1020日、クリスマス、2020年大晦日、その他いろいろ&さまざまあったけれども、どれもあっけなく過ぎてしまった。

 

 だって諸君、掲載する写真だって、このションボリぶりではなかなか撮影できないのである。公開授業の写真を掲載するにも、昨年の前半はことごとく中止。再開した後半も「密に見え過ぎてはダメ」と世の中に気をつかって、掲載を再開したのは最近になってやっとである。

 

 むかしむかしは、飽きもせずに連日なでしこかニャゴロワの写真を掲載しまくったが、今やなでしこもニャゴも天国の住人というか住ニャンであって、カメラを向けるべきネコはいない。「新ネコは飼わないんですか?」という声もあるが、いやいや、頭の中も心の中もニャゴとなでしこでいっぱいであって、新ネコの入り込むスペースは皆無である。

     (2月22日、河津の桜を眺めに行く 2)

 

 すると諸君、もう残るのは食べ物の写真ばかりである。とんかつ、ラーメン、うなぎ、蕎麦、串カツ、ハンバーグ、目玉焼き。そういうグルメ系の写真ばかり目白押しで、自分でも飽き飽きしてくる。変化を求めて小旅行に出ても「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋も食い物だらけ」、藤原定家どんの失笑しか浮かばない。

 

 もちろん、海外旅行の写真は完全にストップ。2005年から2019年まで15年にわたって、1年平均70日の海外の旅を繰り返し、思えば合計1000日を超えるわけであるが、201912月のウィーン滞在を最後に、海外への渡航は一切ナシ。そりゃ更新も滞るわけである。

 

 今井の第2ブログ「ウワバミ文庫」にまとめた旅行記の類いは、50編を超えている。どれをとっても文庫本1冊ぐらいの分量であって、いやはや積み重ねというのはマコトに恐ろしいが、2020年からはその素材もナシ。最近は我が友Mac君に向かう気持ちさえなくなりかけていた。

     (2月22日、河津の桜を眺めに行く 3)

 

 しょんぼり今井はYouTubeとかクラブハウスに進出する積極性も皆無であるから、4000回をこんなに引っ張って&引っ張って、とうとう3月になり、共通テストどころか入試本番も終了、国公立大合格発表の季節までやってきた。呑気に梅の花なんか眺めていたら、もうすぐ桜の季節がくる。

 

 もう2週間も前のこと、2月22日のワタクシは東京駅から古い古い「踊り子」号に乗って、伊豆の河津の満開の桜を眺めに行った。早咲きの桜の写真をたくさん撮って、満開の桜の花で4000回を祝おうと考えた。

     (2月22日、河津の桜を眺めに行く 4)

 

 実はその前日にはマコトに美しい富士の写真も撮れたので、「富士でもいいかな♡」と思ったのだが、受験生たちが無事に第1志望に合格を果たす頃に4000回目の記事を書くとすれば、ソメイヨシノより1ヶ月も前に満開になった河津桜のほうが相応しいじゃないか。

 

 そのついでに東京駅で「六厘舎」のつけ麺も食べて行きたい。それじゃ「グルメ系写真ばかり」という反省が復活するが、春は何しろ腹が減る。しかも「六厘舎」、人気店すぎて滅多なことでは入れない。コロナの緊急事態の真っただ中でも、午後11時には列ができるほどの人気店だ。

     (2月22日、河津の桜を眺めに行く 5)

 

「チャンスはハゲ頭、前髪をつかんどけ」と昔から言うじゃないか。東京駅八重洲口「ラーメンストリート」に到着すると、他の店にはまだ誰1人お客がいないのに、確かに「六厘舎」だけはほぼ満席の状況。「密を避けましょう」どころか、隣のお客のヒジと今井君のヒジとが一触触発の密営業になっていた。

 

 しかも諸君、この密の中で大声で語り合う男女がいる。男子40歳代半ば、女子20歳代前半。年齢的にもそれなりに首を傾げるカップルであるが、芸能界の内側にちょっぴり入り込んだかのような中身の話題で声高に語り合っては、20秒に1度の割合で2人声を揃えて高笑いをする。

  (東京駅八重洲口「六厘舎」で特製つけ麺をすする)

 

 こうなると諸君、とても六厘舎とかつけ麺とか、その種の心の余裕は持ちにくい。早々に退散して、ガーラガラの「ニュートーキョー」に逃げ込んだ。もちろん、生ビールとチーズとクラッカー。こりゃいいや、飛沫感染やらエアロゾル感染の恐れも一切ナシに、古びたソファに踏んぞり返っているだけでいい。

 

 ワタクシは、ふと「引退後はこんな生活もいいな」と思うのである。いつか、5年後か10年後の遠い将来、もし完全に引退できたら、お昼頃に「ニュートーキョー」か「銀座ライオン」のソファに収まり、あんまり高くない赤ワインを1本注文して、チーズとクラッカーをもぐもぐやりながら日暮れまで、道ゆく人を眺めて暮らす。それを延々と例えば80歳までの日課にして、好々爺に撤するのである。

(東京駅八重洲口「ニュートーキョー」で、クラシックなビアとチーズとクラッカーを満喫する)

 

 そういうことを考えながら、東京駅から特急「踊り子」に乗り込んだ。それこそ引退間近の「185系」というヤツである。むかしむかし「新幹線リレー号」として活躍した系統。1982年、東北新幹線が埼玉県大宮–盛岡間で暫定開業した時、大宮に到着して途方に暮れている東北の人々を上野駅まで運んだのが「新幹線リレー号」だった。

 

「リレー号」には「リレーガール」と言ふ名のアテンダントさんもいて、上京直後の東北の人々を優しく案内した。「リレー」を名乗るなら、大宮から上野までではなくて東京駅まで運ぶべきだったのだが、20世紀の日本には「東北の人は上野駅」という先入観があって、上野でリレー号を降りた人々は、今度は東京駅目指して山手線に乗り継がなければならなかった。

 (東京駅ホームの踊り子号。まもなく引退の車両に乗れた)

 

 その185系が、1985年の東北新幹線♡完全開業以降、リレー号としては不要になった。「完全開業」もまた上野どまり。東京駅までの延伸はずっと後になるのだが、とにかく諸君、185系リレー号は活躍の場を求めて全国各地に散っていった。伊豆急下田ゆき「踊り子」はその末裔。まもなく引退が決まっている。

 

 諸君、窓が開くのである。コロナ時代に最適だ。何より換気に留意しなければならない昨今、窓が開く電車ほど時代に即したものはない。「窓を開けて駅弁を買う」というシーンは日本から完全に消滅したし、昔は「横浜駅で窓を開けてシューマイを買う」なんてのもあったが、これももちろん消滅。しかし窓が開くのはなかなか便利なものである。

   (特急電車の窓が開く。コロナ時代にぴったりだ)

 

 3時間近くかけて河津に到着すると、我がお腹の中では「六厘舎」のつけ麺とビールとチーズとクラッカーがまだビチャビチャ揺れ動いていたが、河津桜祭りも中止になって売店もほぼ皆無の2021年は、このビチャビチャがむしろ功を奏した。だって諸君、「買い食い」という楽しみは今年もナシ。少しぐらいビチャビチャな胃袋にしていかないと、桜や菜の花を楽しむ余裕がなくなる。

 

 しかしついでに諸君、2月22日の河津では、すでに桜は花吹雪。一部は葉桜に変わってしまっていて、チラホラ訪れた花見客はピークを完全に逸してしまってことになる。

 

「6日のアヤメ」「10日の菊」。盛りを逸し、時期を逸して役立たないことの例え。アヤメは5月5日の端午の節句、菊は9月9日の重陽の節句。6日や10日になったんじゃ、時期を逸して情けない。

 

 すると、ワタクシの4000回達成もまた、十分に6日のあやめであり、10日の菊なのである。共通テストの日とか、受験真っ盛りの季節とか、合格発表の直前とか、受験生をグイッと勇気づけるような日に「ほーら、ワタクシは1足早く目標を達成しましたよ」と胸を張るべきだった。

(1980年代前半、東北の人々の夢と希望を乗せて走ったのと、同系統の車両のはずだ)

 

 それなのにこうして前代未聞&言語道断にモタモタ、1年以上もかかってやっと100回ぶんの更新にたどり着いた。この場合、スッキリ大きな達成感を口にして、この場からサッと姿を消すとか、潔くフェードアウトするとか、そういう行動は相応しくないと判断する。「4000回目で放置して、あとはブログの世界が消滅するのを待つ」だなんて、カッコいい宣言をする資格もない。

 

 だから諸君、ワタクシはここでは終われない。まだまだ続けるのである。目標は5000回。しかもここから3年足らずで達成したい。目指すのは、20231231日。ブログの世界さえ生き残ってくれれば、ワタクシはどうにか5000回に到達して、その時こそは「5000回目を放置してフェードアウト」をカッコよく実現できると考えるのである。

 

1E(Cd) KremerMOZARTVIOLINKONZERTE Nos.  & 

2E(Cd) JandóMOZARTCOMPLETE PIANO CONCERTOS vol.1

3E(Cd) JandóMOZARTCOMPLETE PIANO CONCERTOS vol.2

6D(DMv) LIONS FOR LAMBS

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