Sun 201101 多忙な日々に突入/北海道大学ウォーキング/味噌バターコーン 3974回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 201101 多忙な日々に突入/北海道大学ウォーキング/味噌バターコーン 3974回

 早いもので、小樽で仕事をしたのは1018日、もう半月近くも前のことである。その後は仕事が2週間ずっとお休みで、来る日も来る日もオウチでダラダラ、体重もずいぶん増えてしまった。気がつくと82kgを超えている。

 

 久しぶりに仕事があって、昨日から四国の徳島に来ている。Go To効果はテキメンだったらしくて、徳島行きのヒコーキは満席。徳島空港周辺は「木星か土星にでも着陸してしまったか」と恐くなるほどの異次元空間だったが、徳島駅前にたどり着いてみると、少しはハロウィーンの賑わいもあるのだった。

(小樽からの帰り、新千歳空港「雪あかり」で味噌バターコーンラーメンを貪る 1)

 

 11月からのワタクシのスケジュール表は、いやはや「殺人的」という激しい表現がピッタリ。昨日までのヒマジンぶりが、嘘のようにガラッと切り替わる。

 

 11月だけでも、徳島 → 練馬 → 滋賀 → 市川 → 堺 → 広島 → 倉敷 → 幕張 → 滋賀 → 広島 → 北千住 → 北千住 → 奈良 → 奈良 → 札幌 → 札幌 → 京都。12月に入るとスケジュールはさらに濃厚濃密になって、別にウォーキングに励まなくても有酸素運動は公開授業だけで十分なぐらいだ。

       (北海道大学ウォーキング 1)

 

 それにひきかえ、いま振り返ってみると9月と10月のヒマジンぶりは只事ではなかった。この2ヶ月の仕事は、4件だけ。ブログさえ「書くことがもうないよ」というありさまで、なでしこもニャゴもいない今、掲載する写真を確保するためにウォーキングや外食に励むしかなかった。

 

 ウォーキングは「ショート」と「ロング」の2種。ショートの方は東大駒場 → 下北沢 → 代々木上原の「東大コース」1時間弱。ロングは参宮橋 → 明治神宮 → 千駄ヶ谷 → 四谷 → 半蔵門 → 桜田門 → 銀座、秋の皇居を左に眺めながらの2時間超。もちろんナンボでもバリエーションが入れられる。

 

 スガ新総理ではないが、歩けば歩くほど頭が冴えてくるので、歩き始めるともう止まらない。わが同郷人の新総理は「論理が破綻している」と野党のヒトたちにずいぶん虐められているようだが、「首相動静」を読んでみると、その働きっぷりの丹念さは驚き入るばかりである。

 

「スーツ着て寝てるんじゃないか?」というウワサだって、十分信じるに値する。朝7時半、ほぼ毎朝決まってキャピトル東急ホテル「ORIGAMI」で朝食をとりつつ、すでに側近とのミーティングなり会議なりを始めている。

       (北海道大学ウォーキング 2)

 

 そんなに「ORIGAMI」がいいお店なのか、思わずググってみると、うーん、ごく普通のホテルの1階ロビー横にある、ごく普通の和食店だ。さすが庶民派、たたき上げの秋田県人であって、おそらく地味な普通の和定食を、毎朝ニコニコ召し上がっていらっしゃることと思う。

 

 同郷人びいきにもほどがあるかもしれないが、そのまま夕食まで、日々目いっぱい人と会ってミーティングを続けていく。そのコマメなエネルギーには、感動的なものがある。もちろんミーティングの最中にジャンジャン入ってくる電話のことも考えると、そりゃケータイ料金はサッサと引き下げたくなるだろう。

 

 こりゃいかん、彼よりもはるかに若いワタクシなんかが、「2ヶ月で仕事4件」だなんてのは、いくら何でも怠けすぎだ。そう考えて焦れば焦るほど、怠け放題の日々が続いてしまった。反省しては歩き、また反省しては歩き、10月18日には小樽から札幌に帰ってまだ14時、「北海道大学を歩き回ろう」と決めた。

       (北海道大学ウォーキング 3)

 

 諸君、北海道大学の広大さには、驚嘆せざるを得ない。南側から大学構内に入り、ポプラ並木を眺めつつ一気に縦断して北側の出口から出るのに、まるまる1時間もかかった。

 

 そりゃそうだ。構内に大きな牧場まであって、たくさんの牛どんやヒツジ君たちが熱心に草を食んでいたりするんだから、仕事用の硬い革靴で縦断を終えると、ウォーキングに慣れた今井君でも足の裏がヒコヒコし始めた。

 

 広大なキャンパスは、見慣れているはずなのだ。ケンブリッジもオックスフォードも「街全体がキャンパス」だったし、スタンフォードなんか、「広すぎてかえって不便」という世界。1人で泊まるのにスイートルームにアップグレードされちゃった時と同じ困惑があった。

 

 ハーバードとMITについては、「要するにボストン市そのものがキャンパス」であって、これほどまでに広大な大学が2つも3つも至近距離で密着しあっていては、大学見学だけでトレイル気分という世界だった。

(JRタワーホテル日航33階から、広大な北海道大学キャンパスを望む)

 

 トレイルついでに競馬の話をすれば、「菊花賞」でコントレイルが無敗の3冠を達成したのはもう先週のことだ。普段はギャンブル大嫌い、「ギャンブルなんてもってのほか」の良い子チームのマスメディアも、馬券の話で持ちきりだった。

 

 いやはや諸君、ワタクシは先週、その「菊花賞」をテレビで眺めながら、熱い涙を止められなくてソファの上でヒコヒコしていた。3冠馬コントレイルをギリギリまで追い詰めた2位「アリストテレス」の勇姿、ぜひ諸君、今からでも遅くない。動画を眺めてくれたまえ。

 

 ずいぶんいろんな場所でヒコヒコするサトイモであるが、NHK朝ドラ「エール」1030日放送の「栄冠は君に輝く」と並び、10月の「ヒコヒコ3冠」には、北大ウォーキングの足裏ヒコヒコと、菊花賞ヒコヒコが入ってくる。

(小樽からの帰り、新千歳空港「雪あかり」で味噌バターコーンラーメンを貪る 2)

 

 それなのに諸君、テレビも新聞も、4番人気アリストテレスの大健闘を全く伝えない。超エリート・コントレイル、サラブレッド中のサラブレッド、パパ馬の高級な血をギュッと受けついだコントレイルどんを褒め称えてばかりで、その超エリートをギリギリまで追い詰めたアリストテレスは、ほとんどカタキ役扱いだ。

 

 サトイモ君は、そういう姿勢は大嫌い。むしろヒーローやヒロインの扱いを少し削ってでも、大金星目前だった無名の選手の活躍を大きく報じるべきなんじゃないか。

 

 可愛い北大のヒツジさんたちを眺めてヒコヒコしたくせに、そのヒツジさんをジンギスカンにして貪るような野蛮人・今井が、無名馬の活躍にヒコヒコする。まあその矛盾に苦笑してくれたまえ。

(味噌バターコーンラーメン、完食。今井はスープを残さない)

 

 その辺の矛盾が恥ずかしかったから、北海道からの帰りは「今日はもうジンギスカンはやめよう」と決めた。いつもなら、新千歳空港内の「松尾ジンギスカン」で旅を締めくくるのだ。しかしやっぱり、北大のヒツジさんたちの長いマツゲに感激した直後、そのヒツジさんを「サバいて貪ろう」というのは肉食獣の仁義に反する。

 

 そこで、冒頭の写真のラーメン。ほんとは「味の時計台」の懐かしい味噌ラーメンをすすりたかったのだが、慌てていたせいなのか店が見つけられず、「雪あかり」という元気な店で味噌バターコーンラーメンと餃子を1皿いただいた。

(新千歳空港内「雪あかり」。おいしゅーございました)

 

 思えば諸君、2週間前の北海道は紅葉真っ盛り。定山渓や豊平峡は紅葉狩りの人々で大混雑だったらしい。紅葉を上空から満喫できる札幌国際スキー場のゴンドラは、情報によると「1時間半待ち」だったとのことである。

 

 いやはや万が一そんな所にヒグマさんでも出たら、ヒトにとってもクマにとっても大惨事だ。冷静に秋の北大散歩に切り替えたのは、我ながらナイスな計画変更だったと思う。

 

 ただ、北海道大学の美しいキャンパスに感激しながら、理系の建物ばかり立派すぎて、「何だか文系が可哀そう」という思いに沈んだことも確かである。その辺について、今や風前の灯の「入試改革」のことにも触れながら、次回の記事で言及しようと考える。

 

1E(Cd) T.BeechamBERLIOZLES TROYENS 3/3

2E(Cd) Zagrosek & BerinSCHREKERDIE GEZEICHNETEN 1/3

3E(Cd) Zagrosek & BerinSCHREKERDIE GEZEICHNETEN 2/3

6D(DMv) BROTHERS

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