Mon 191202 ピグ終了/3次会の開始/京都の紅葉は最終盤/新しいメガネを入手 3889回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 191202 ピグ終了/3次会の開始/京都の紅葉は最終盤/新しいメガネを入手 3889回

 アメーバ・ピグのPC版が、本日午後10時に終了するのだという。始まったのが、2009年2月。今井のブログが始まったのは2008年6月5日だから、その長い歴史はほぼ同じ日々に重なり、まもなく更新4000回に達する私のブログの脇には、常にピグの映像があった。

 

 ピグを惜しむ声も多い。さすがに私はこんな里芋オヤジだから、ピグの「ピ」の字にも触れたことがないが、ネット上には「青春はピグとともにあった」とか「毎日入り浸っていました。ありがとう」など、感謝の声が上がっているんだそうだ。

 

 自分そっくりの人物を作って、買い物をさせたり、衣装を着替えさせたり、農園で野菜や果物を作らせたり、部屋の模様替えをさせたりする。終了のニュースでは、10年続いたピグを「長寿サービス」と呼んでいる。おお、ほぼ同じ期間でこの今井ブログも、すっかり長寿ブログに成長した。

 

Twitterがまだ存在しない時代、ネットの世界で初めて他人と話したのがピグだった」「小学生のころ友だちとやっていた」その他、感傷に浸る投稿も少なくないんだそうな。

  (11月30日、京都の紅葉・最終盤 @ 平安神宮 1)

 

 この4〜5年、私がずっと心配し続けていた事態が、いよいよ現実のものになりつつあるようだ。ツイッター登場以来、「ブログ」というものの衰退が著しいのである。

 

 10年前には、1日8000アクセスあっても、我がブログのアメーバ順位は2000位がせいぜい。しかし今や、1日のアクセスが2000を越えれば、アメーバ順位は800位とか700位とか、有名タレントさんたちのド真ん中に食い込めるほどになっている。

 

PCでブログを読んでます」という人が、今どれほど残っているのだろうか。読者のほとんどはスマホに移り、書く側もどんどんツイッターに移動して、もはやブログの世界は、タレントさんや政治家が謝罪や引退のコメントを発表するツールと化している。

 (11月30日、京都の紅葉・最終盤 @ 嵯峨野 常寂光寺)

 

 私の読者層も、すでに8割から9割近くが「スマホ読者」。ホンネを言えば、重厚ではないとしてもこれほど長大な文章を毎回書き続けているこのブログは、スマホをネロネロやるのではなく、キチンとPCに正対して読んでいただきたいのである。

 

 PC版ブログという存在は、すでに風前のトモシビ。もちろん私は長大ブログというものが許される限り、最後の最後までこの世界で文章を書き続ける覚悟でいるが、うーん、どうだろう、5年後、いや3年後ぐらいに「ブログのサービスを終了いたします」という発表が待っているのではないだろうか。

  (11月30日、京都の紅葉・最終盤 @ 嵯峨野 祇王寺 1)

 

 我が長寿ブログも、本日の更新が3889回。4000回まであと110回に迫った。アメーバの命が続くか、私の根気がそれを上回るか。いよいよ微妙な情勢になって来た。

 

 それでも私は5000回を目指し、まだまだ書き続ける覚悟でいる。思えば昨年2018年6月26日、誕生日に「10年連続!!」「3652回(うるう年2回を含みます)達成!!」と絶叫して以来、本来あの日の記事ですっぱりブログをやめてしまうはずが、ついつい「2次会」を200回も続けてしまったのである。

 

 ならば諸君、ここからは言わば3次会だ。確かに短い2次会だったが、間違いなく充実した2次会だったのであって、「金足農の大旋風」で連日2万近いアクセスが続いたのもこの2次会の最中だったし、17年つきあったニャゴロワの天国への旅立ちも記録することができた。

 (11月30日、京都の紅葉・最終盤 @ 嵯峨野 祇王寺 2)

 

 実に淡い交わりだったとは言え、ピグは常に私のそばにいて、日々の長大な文章を見守ってくれた。ピグとの別れを契機として、短かった2次会に終止符を打とう。諸君、これから一緒に3次会に行かないか。

 

 例えば午後6時に始まった宴会を、9時に中締めにしたとする。午後9時、幹事の今井君が立ち上がって「ご歓談の最中ではございますが、そろそろ中締めにいたしましょう♡」「2次会の席ももうけております♡」「そちらに移動しようじゃありませんか♡」と発言する。

 

 そして午後9時半、2次会はすぐそばの居酒屋で始まった。その店で懐かしい金足農旋風が起こり、ニャゴの17年が熱く語られ、しかし少しずつ会場から人が去って、ふと気がつくと、まさに晩秋から初冬の京都の紅葉よろしく、宴は潮の引くように寂しくなっていく。

 (11月30日、京都の紅葉・最終盤 @ 嵯峨野 祇王寺 3)

 

 普通の宴会だとすれば諸君、これは午後11時の風景である。明日の仕事が気になる人もいるだろう。「明日はゼミの発表があるんで」と、こっそり終電で帰ろうとするヤツもいる。ポツリ & ポツリ。どんな宴会でも必ず最後まで残る私が、一番キライな時間帯である。

 

 そこで私は、あえて元気な声をふりしぼり「そろそろ3次会に行かないか?」と、まだ残っているコアなヤツらの目を覚ますのである。1次会はサイコーだった。2次会も盛り上がった。しかしこれで帰るだなんて、寂しすぎるじゃないか。

 

 どうだい、「ブログ」というオワコン寸前の居酒屋に残ったレアでコアな諸君。この際、「オール」の世界に突入しないか。終電は、もうすぐだ。関西圏なら24時ちょいが終電。首都圏だって午前1時が終電。始発は4時半までやってこない。

 

 しかしレアでコアな我々は、酔いに割れそうな頭を抱えつつ、朝まで飲んで語らないか? むかしむかし昭和の日本に「セイ!ヤング」と言ふラジオの深夜放送があって、若者たちは「夜明けが来る前に語りあおう」「夜明けが来る前に愛しあおう」と高らかに歌っていたものだ。21世紀の諸君も、同じ熱気を満喫しないか。

 (11月30日、京都の紅葉・最終盤 @ 山科 毘沙門堂)

 

 いや、帰っちゃうヤツらを、私は止めはしない。ピグどん、キミは帰っちゃうの? なら、いいや、帰れ、帰れ。マジメに帰って、明日の仕事に備えたまえ。オールなんかしたって、どうせオカネもうけにはならない。しかし3次会、オールナイト、クリスマス前のそんな楽しい夜をポイ捨てして、それで人生が楽しいんですかね。

 

 学部生時代、私は常にオールのメンバーだった。新宿で1次会、同じ新宿で2次会、23時まで飲んで騒いで、2次会が終わったあたりでメンバーは一気に家路につく。「終電なんで」の一言に、「何だ、つまらないヤツだな」と躊躇なく言い放った。

   (11月30日、京都の紅葉・最終盤 @ 平安神宮 2)

 

 そうしてマコトにコアでレアなメンバーが、5人か6人、ニヤニヤ笑いながら新宿駅前で丸くなる。翌日4時半の始発まで、高田馬場「白ゆり」とか、六本木の食べホー&飲みホーとか、教育上も健康上もたいへんよろしくない店で、熱い5時間あまりを過ごすのである。

 

 酒の酔いでガンガン割れそうな頭を抱え、翌日の激烈な二日酔いは確実な状況で、それでもまだ熱く語りあう。自分が何を話しているのか、もう自分でも分からないし、仲間の討論の趣旨になんか、サッパリついていけない。

 

 しかしあれから数十年が経過して、私のコアな部分はあの3次会で形成されたことだけは確信できるのだ。あれほど楽しかったオールの3次会に、諸君、201912月2日の今井は諸君を招待しようと思う。

      (京都東山・熊魚庵のお酒で温まる)

 

 行こうじゃないか。行こうじゃないか。終電で帰ったって、ぎゅーぎゅー暑苦しいだけだ。オウチに着いて午前1時、ヘトヘトのキミを、もう誰も待っていやしない。ネコだって、とっくにどこかに隠れて惰眠を貪っているだけだ。

 

 こうして我々は、「ここから3次会」ということにしよう。「ブログ世界」という不人気店が閉店になるまで、ここで熱く語り合おうじゃないか。今井のダラダラした長広舌に、夜明けまでつきあってくれたまえ。

 

 その場合、聞き手の諸君は、聞いていなくて全然かまわない。だって、とりあえず今井が語るのは、終電で帰っちゃったヤツらに関する悪口ぐらいなのだ。3次会の話題なんか、どうせその程度に決まっている。しかし諸君、そういう話の中に、実はたいへんなヒントが隠れているものなのだ。

      (京都東山・熊魚庵の美食で温まる)

 

 というわけで、今井は12月1日、10年ぶりに新しいメガネを手に入れた。旧メガネは、2011年の春に購入。201011月に網膜剥離の緊急手術をして、翌春にやっと視力が落ち着いて、新宿のメガネ屋で楕円形のフレームのメガネを買った。

 

 あれから10年、そろそろ視力に変化が出てきて、新しいメガネが欲しくなった。昨年2018年9月、イタリアのアドリア海岸を2週間旅していたある日、イタリア半島を東から西に横切って、ナポリの沖のカプリ島にたどり着き、夕暮れの散策中に「お!!」と絶叫するほどピッタリのフレームを発見した。

(2019年9月、イタリア・カプリ島のショウウィンドウで、理想的なメガネフレームを発見)

 

MATSUDA」というメーカーなのである。名前からして明らかに日本のメーカーだが、しかしフレームはヨーロッパ限定販売。日本ではなかなか手に入らない。

 

「あの時カプリ島で買っておけばよかった」と後悔の呻きを上げつつ探し歩いたその末に、大阪駅前ヒルトンホテルの地下のメガネ店で、ついにMATSUDAフレームを発見したのである。

 

 東京在住の人間が、大阪でメガネを購入する非常識を顧みず、入念な視力検査を経て、ついに12月1日、これから10年は使い込むだろうメガネを手に入れた。

(2019年12月1日、大阪で新メガネを入手。楕円形・旧メガネ君10年の健闘を讃える)

 

 今日から3次会に突入するのに、「新しいメガネを入手」という報告はマコトにピッタリだと信じる。2次会の終わり頃は、ブログ更新の頻度も大きく落ち込んで、この数ヶ月は1ヶ月に6回か7回の更新、ほとんど「週刊」の趣に堕していたけれども、諸君、このメガネを手に入れたからには、更新の頻度を大きく上げていきたいと考える。

 

 もちろんそれは、張り切って3次会が始まった最初だけのことかもしれない。オールの3次会は、そんなものである。張り切っていた割に、張り切っていた当の本人が一番先にコックリ&コックリ、「オマエがオールしようって言ったんじゃないか」と仲間たちの非難を浴びるのが定番だ。

 

 しかし諸君、せっかくここまで来たんじゃないか。もう終電は行っちゃったよ。ブログ世界がおしまいになる朝まで数時間、サトイモみたいなオジサマの長広舌に、最後まで耳を傾けてくれたまえ。

(12月1日、大阪梅田・マルビル地下街で、新メガネ入手を祝福して串揚げ定食を貪る。16本セットの前半7本) 

 

1E(Cd) Solti & ChicagoMAHLERSYMPHONY No.4

2E(Cd) Solti & ChicagoMAHLERSYMPHONY No.5

3E(Cd) LeinsdorfMAHLERSYMPHONY No.6

6D(DMv) LUCY

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