Mon 190722 新百合ヶ丘・二俣川・広島の大盛況/生牡蠣30個/バエの対象に 3859回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 190722 新百合ヶ丘・二俣川・広島の大盛況/生牡蠣30個/バエの対象に 3859回

 またまた羽田のラウンジでこれを書いている。こりゃもう「羽田に住んでいる」と言った方が適切なぐらいであって、来る日も来る日も羽田に向かい、羽田からオウチに帰る。

 

 昨日の晩飯も羽田で貪った。大阪から帰京した直後の17時、「丸揚げヒレカツ定食」であるが、あの豪華な夕食からわずか14時間後、サトイモ入道はまたまた羽田に来て、スイートラウンジのスープを3杯、お稲荷さんを3個お腹に入れ、その勢いで沖縄に向かう。

 (7月12日、神奈川県・新百合ヶ丘380名の大盛況 1)

 

 しかしまあ、日々羽田にして羽田を住処とする夏も、スーパー最終盤を迎えた。今日の那覇が終われば、残るは26日の静岡県沼津のみ。那覇から沼津まで3日間の余裕があるから、途中で京都と大阪に立ち寄り、京都では祇園祭の「後祭」を、大阪では文楽を満喫する予定だ。

 

 その直後にデンマークの旅に出るわけだから、ホントにホントにスーパー最終盤だ。一時はあまりのハードスケジュールに「この日がホントにくるなんて」という思いであったけれども、やっぱり人生と言ふものは、着実に一歩一歩前進すればいいのだ。ゴールは間違いなく近づいてくる。

 

 思えばこの夏シリーズ、一番厳しかったのは7月11日から13日にかけての3日間だった。その前の7月7日から10日までの4日間は熊本 → 大阪 → 金沢 → 大阪の東奔西走。11日は大阪から羽田経由で横浜に移動し、相鉄線「二俣川」という駅の近くで公開授業を行った。

(7月11日、大阪から駆けつけた神奈川県・二俣川250名の大盛況 1)

 

 二俣川と書いて「ふたまたがわ」と読む。横浜から夕暮れの相鉄線急行に揺られて10分、梅雨の盛りの雨が降りしきる二俣川の駅に降りた。スタッフと待ち合わせたが、駅前のタクシー乗り場には長蛇の列ができていた。

 

「ふたえ」というブランドのタクシーが、3分待っては1台、また3分待っては1台、7月中旬というのに五月雨式にやってくる。長蛇の列の先頭に立つまでに20分もかかり、長い旅路の果てにますます重たくなったカバンが右手に深く食い込んだ。

 

 二俣川の会場は、「横浜富士見学園」という私立高校の大講堂である。「つい最近まで女子校でした」という美しい赤レンガの校舎に、梅雨の末期の生ぬるい雨が降り続いた。あまりの湿気でスーツもヨレヨレ、教材のプリントもヨレヨレ、我が肉体も精神もそれに合わせるようにヨレヨレになりかけた。

(7月11日、大阪から駆けつけた神奈川県・二俣川250名の大盛況 2)

 

 救ってくれたのは、受講者諸君である。約200名収容の大講堂に補助椅子をワンサと並べ、机ナシの補助席には主に保護者の皆さんに座っていただいた。合計で約250名、ワタクシの大好きなパンパンの超満員になった。「これ以上つめこむことは不可能です」「アンコが出ちゃうよ」という状況である。

 

 ユンケルもアリナミンVQPコーワゴールドも効かないほどの蓄積疲労、リポビタンDやオロナミンCなんか弾き飛ばされてしまいそうな超♡蓄積疲労であったが、諸君、今井の何よりの大好物は、超満員と大爆笑の連続であって、要するに授業さえしていればナンボでも疲労は回復する。

 

 開始10分ですでに「疲労って何だっけ?」「疲れって、何?」という世界。15秒に1回の大爆笑が大講堂を占領すれば、湿度100%のヨレヨレ状況は一気に解消して、元気なサトイモはヤツガシラよろしく大っきく膨れ上がり、90分は瞬く間に過ぎた。

  (7月12日、神奈川県・新百合ヶ丘380名の大盛況 2)

 

 終了後、二俣川駅構内の居酒屋で中年オジサマ4名の祝勝会を開催。アルバイトの女子店員さんが、「今井先生の授業に全部出ていました」というモト生徒であって、今は横浜国立大学のバイオ関係の勉強しているんだという。

 

 この店のバイトはあくまで仮の姿。我々の二俣川校舎で担任助手の仕事もこなしているんだそうだ。「今日の公開授業、ぜひ参加したかったです」と言われれば嬉しいことこの上ない。

 

 23時までゆっくり祝勝会を楽しんで、タクシーに乗り込んだ。渋谷区のオウチに着いたのは0時を大きく回っていた。というか、もう1時に近かった。「すぐに寝なきゃ」と思いつつ、何だか嬉しくなって3時近くまで部屋でいろいろやっていた。

 

 翌日は7時起床。10時にはオウチを出て、11時から吉祥寺のスタジオで、「新B組」の第19講と最終20講を収録。収録終了14時半。19講が名古屋大学、20講が神戸大学、ともに60行を超える本格的な長文読解であった。

 

 リスニングも充実して、今井としてもカンペキな仕上がり。3月25日に「新E組」からスタートしたリニューアル収録は、この日の「新B組」完成で一段落になるが、いやはやここまでカンペキな仕上がりになるとは、今井本人としてもほとんど驚歎に値する。

(7月13日、湯気のモーモーと立ちのぼる広島での大盛況)

 

 しかも諸君、その足で神奈川県・新百合ヶ丘の公開授業に向かったのである。「胸突き八丁」というコトバがまさにそのまま当てはまる。外は相変わらずの雨。冷夏とはいうものの、湿度100%ではやっぱりサウナ並み、蒸し暑さにダラダラ汗が止まらない。

 

「ビールが飲みたいよ」「冷たいビールが飲みたいよ」と心でウワゴトのように呟きながら、18時に新百合ヶ丘に到着した。満員の通勤電車で心もヨレヨレ、肉体もヨレヨレ、この状態にギュッと効く栄養剤は、満杯の生徒諸君の前で90分しゃべり続ける授業以外には考えられない。

 

 そして諸君、新百合ヶ丘はワタクシの期待に見事に応えてくれた。この3〜4年すっかり定例化した「新百合21」大ホールでの公開授業は、出席者380名。首都圏の直営校舎に単独で400名に迫る受講生が集まったのは、マコトに稀有なケースである。

 

 今井君は自らのエネルギー補給のために大規模授業を熱望していたし、生徒諸君も大爆笑を繰り返しつつ熱く授業に参加してくれた。この1週間、熊本も中百舌鳥も新百合ヶ丘も400名に迫る勢いだったし、大阪茨木も二俣川も250名を超えて、マコトに素晴らしい日々を過ごすことができた。

(久しぶりのお休みの1日、広島「かなわ」本店を訪ねた。まずは生ガキ太郎)

 

 さて翌日は広島である。ヨレヨレ&ヘロヘロ、サトイモ入道もしなびかけていたが、新百合ヶ丘ですっかり元気に蘇った。ただし広島空港は分厚い梅雨の雲に覆われて見通しも悪く、空港から市内に向かう山あいの高速道には、昨年の豪雨の爪跡がまだ残っている。

 

 残念なことに、かなり強めの雨が降り出した。このごろの今井君の勢いには凄まじいものがあって、ちょっとやそっとの雨が降っても会場はパンパンの大盛況になるのであるが、いやはやこの日の雨は「ちょっとやそっと」というレベルでは済みそうにない。

 

 しかしまあいいじゃないか。広島での仕事が終われば、翌々日の高松まで、丸1日の休みがある。広島で大好きな生牡蠣を目いっぱい貪れば、体力も精神力もグワグワッと恐ろしいほど回復するに違いない。

      (続いて、生ガキ次郎を注文)

 

 駅前のシェラトンホテルにチェックインした後、まずは生牡蠣「かなわ」のエキエ店に闖入した。「かなわ」の本店は平和公園脇に浮かぶ牡蠣舟であるが、支店として「エキエ店」「アッセ店」「空港店」があり、東京銀座にも支店がある。どの支店でも今井君はすっかりお馴染みさんになっている。

 

 ただしこの日は夕暮れから仕事があるわけだから、もちろんお酒は厳禁。生牡蠣10個と「かきづくし御膳」をわっしわしやって、とりあえず「前哨戦の勝利」ということにした。本番は翌日、久しぶりに仕事のないの日曜ランチに、かなわ本店の牡蠣舟を1人で予約してある。

    (さらに続けて、生ガキ三郎も平らげた)

 

 というわけで、13日の今井君は牡蠣の栄養で絶好調。広島ではいろんな事情があって「校舎での開催」、50名入ればすでに立錐の余地もなくなる小さな教室に、何と130名もの生徒を思い切り詰め込んで90分、湯気がモーモーと立ちのぼり、激烈な大爆笑に校舎の壁もガラスもビリビリ振動を繰り返すほどであった。

 

 終了後、相変わらず強い雨の降りしきる広島の夜は、落ち着いた和食店での祝勝会に参加。ただし諸君、ワタクシは翌日の生牡蠣のために胃袋のスペースを空けておかなきゃいけない。あんまり食べずにひたすら日本酒を飲みつづけた

   (牡蠣舟「かなわ」、素晴らしい休日の光景)

 

 そして諸君、ついに14日がやってきた。胃袋のスペースはたっぷり空いているし、「1人でテーブルを予約」という行動にもさすが「かなわ本店」だ、ちっとも不思議がらずに一番奥のテーブルを空けておいてくれた。

 

 窓から川の景色を眺めながら、まず白ワインを1本注文。この段階で、もうワタクシの正体がバレた。店員さんの中にむかし今井の授業で大ウケしていた諸君が複数名いらっしゃって、「あれは有名な予備校講師でござるよ♡」と店中の人々に説明して回ったらしいのである。

 

 和服の若い女将が出て来て、名刺までいただいた。扱いもますますググッと丁寧になって、ワインのグラスが空っぽになるかならぬかのうちに、そのつど女将が注ぎに来てくれた。

 

 こうなると今井君はすっかり恐縮&緊張してしまい、何を食べているか、何を飲んでいるかも分からないほど気が気でなくなってしまうのだが、それでも諸君、生牡蠣30個を軽々と平らげた。

 

 数年前にはこの店で「40個」という大記録を打ち立てたのだが、何も記録のために無理をする必要はないだろう。30個で打ち止めにして、最後は「牡蠣の土手鍋うどん」で〆ることにした。

(〆に注文した牡蠣の土手鍋うどん。やっぱりお酒は日本酒だ)

 

 そもそも今は7月中旬、気温も水温も湿度も高くて、本来なら生牡蠣なんか食べちゃ危険な季節なのだ。通りかかった広島県庁の壁にもデカデカと「食中毒注意報!!」の横断幕が張り出されていた。

 

 帰りのタクシーの運転手さんにも「ええっ、生牡蠣を召し上がったんですか?」とびっくりされる始末だった。それも運転手さんは、せいぜい2個か3個と思っている様子。まさか30個だなんて、たとえ告白しても信じてもらえそうになかった。

 (土手鍋うどんが煮えた。牡蠣がゴロゴロ入っている)

 

 よほど旨そうに貪っていたのだろう、隣のテーブルの上品なオバサマ2人組に「写真を撮ってあげましょうか」と笑顔で声をかけられた。1人で生牡蠣30個を貪り続ける中年サトイモの壮絶な姿を思って見たまえ。普通なら「声なんかかけちゃ危険♨︎」と判断する類いの壮絶さである。

 

 その危険も顧みず、思わず「写真を撮ってあげましょうか」と声をかけたくなったとすれば、それはきっと単に生牡蠣が「バエ♡」だったばかりではなく、今井の壮絶な食欲それ自体が「バエ♡♡」の対象だったからに違いない。

 

 下手をすれば、「あのサトイモを盗撮したら、インスタバエするかもね♡」と、オバサマ2人でこっそりホクソ笑んでいらっしゃったのかもしれない。もちろん諸君、たとえ「バエ♡」でも盗撮はいけませんぞ。

 

1E(Cd) Jochum & ConcertgebouwBACHJOHANNES-PASSION 2/2

2E(Cd) SchiffBACHGOLDBERG VARIATIONS

3E(Cd) SchreierBACHMASS IN B MINOR 1/2

4E(Cd) SchreierBACHMASS IN B MINOR 2/2

5E(Cd) Hilary HahnBACHPARTITAS Nos.2&3  SONATA No.3

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