Thu 190711 盛岡から高知へ/高知の大盛況/誕生日イブ/大和八木の大盛況 3855回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 190711 盛岡から高知へ/高知の大盛況/誕生日イブ/大和八木の大盛況 3855回

 時の経過はマコトに速いもので、諸君、こうしてワタクシが更新を怠けている間に、もうカレンダーは7月11日を示している。ブログ記事の方はまだ6月23日あたりをウロウロしているんだから、もう半月以上も後れをとっている。

 

 せっかくだから漢字の勉強もしておきたい。「おくれをとる」と言う時、我々は思わず勢い余って「遅れをとる」と書いてしまうのだが、「遅れ」ではなくて「後れ」が正解でござる。

 

 おくれをとるとは、「先を越される」「取り残される」の意味だから、問題なのは「遅刻しちゃった」みたいな基準点からの遅れではなくて、ライバルとの前後関係。だから「遅」ではなくて「後」をつかうわけだ。

 

 おお、マコトにわかりやすい説明じゃないか。サトイモ君は英語の解説も絶品だが♡、国語の説明もカリスマ級♡。サトイモだって日本人なんだから、やっぱり日本語のほうが英語よりよく分かる。

  (誕生日イブ、奈良県大和八木6月25日の大盛況 1)

 

 ま、そういうクダランことをほざきながら、6月下旬の今井君は盛岡・繋温泉に2連泊したわけである(スミマセン、前回の続きです)。

 

 秋田県大館の秋田犬の記憶もまだ鮮明であり、花輪線の記憶はお酒の酔いのせいでややオボロゲであるが、翌日の盛岡での60分 × 6コマの授業の思い出はギュッと鮮やか。「鈴徳」のイクラ飯やカニマウンテンの記憶も、負けず劣らず鮮明である。

 

 しかし諸君、そこから先はあまりに移動が激しすぎて、さすがの今井君もお目目がショボショボ、詳細をここに記録するのに、若干の苦労を告白せざるを得ない。

 (盛岡から大阪経由で高知に移動。高知城の雄姿に涙する)

 

 6月23日の夕暮れ、岩手県花巻での授業が終了した後は、本来なら新幹線で東京に帰って、翌日からの出張の連続に備える方がよかった。いや、仙台に1泊して、仙台空港からの移動を考える手もあった。

 

 しかし諸君、夕暮れの今井君は下りの新幹線に飛び乗って北へ、新花巻から10分足らずの盛岡に降りたのである。ただし「飛び乗った」と表現にはウソがあって、実際のワタクシは新花巻駅のラーメン屋で冷たいビールを1本、かれかけた喉を潤した。

          (高知の大盛況 1)

 

 すぐに繋温泉の旅館に戻ってもいいが、ワタクシも大人の男である。その前にやっぱり仕事の後の一杯を満喫したい。盛岡市内の飲み屋に入って、「チーズダッカルビ」と言ふシロモノを試してみることにした。

 

 その他にもいろんなツマミを注文したのであるが、写真もなければ記憶もない。というか、店の照明の関係でカウンター席があまりに暗く、自分が何を食し何を飲んでいるかサッパリ分からないぐらいだった。

 

 だって諸君、照明がカウンターの後ろ側にあって、カウンター上はほぼサトイモの影で黒々と塞がれている。ここまで暗ければ、イクラが乾ききってペシャンコになっているのにも気づかない。

 

 イクラの球の体積は半分ほどになり、「これってイクラ?」と店員さんに質問したくなるような状況であっても、その質問は「これはイクラなんですか?」なのか「これってHow much?」なのか、その判断さえつきかねる余りにも暗いカウンターなのだった。

          (高知の大盛況 2)

 

 というわけで今井君は、生酔いのまま繋温泉の宿に帰ったのである。すぐ近くにマグマの存在を感じるほどに硫黄の匂いが強烈だ。「異様に硫黄くさい」のか「硫黄に異様くさい」のか、生酔いの頭ではこれまた判断がつかない。

 

 硫黄くささをどうにかするために、部屋には空気清浄機さえ付いている。しかしこのレベルまでくると、もし空気清浄機がなかったら硫化ガス中毒寸前にまで行きそうな勢いだ。

 

 ワタクシは翌日に高知で、そのまた翌日には奈良でお仕事が続く身の上。硫黄のカタマリみたいなニオイを発散させながらヒコーキに乗るわけにもいかないから、何と諸君、「温泉に宿泊して → しかし温泉に入らない」という驚くべき品行方正な行動をとった。全てシャワーのみで済ませたのである。

 

 翌朝、朝食がお部屋には運ばれてくる。前夜のうちに予約して、8時半きっかりに朝食がセットされた。「朝食は無料」と思って予約したのだが、いやはやそれはとんだ勘違いであって、実際には「3000円」。勘違いほど高くつくものはない。

(高知名物、「うまかつお」と「ゴリの唐揚げ」。おいしゅーございました)

 

 宿のクルマで盛岡駅まで送ってもらって、盛岡からはバスで花巻空港へ。岩手県の空港は盛岡ではなくて、盛岡からバスで1時間近くかかる花巻にある。ここまでの長い人生でも、花巻空港は初体験である。

 

 花巻から、超満員のJAL便で大阪に向かう。JALはキライだし、超満員のエコノミー席はもっとキライだから、ギュッとふてくされて最初から最後まで眠っていくことにした。だって諸君、お隣の席はデカい肉体の横柄なオジサンであって、そりゃふてくされていくしかないじゃないか。

(大阪リッツカールトンホテルにて。お誕生日のお祝いをいただいた)

 

 大阪伊丹空港で2時間ほど待って、ANAの高知便に乗り継ぎ。小さなプロペラ機はこれもまた超満員。ツイていないときはどこまでもツイていないので、このヒコーキの機内で例の「予想の3倍重いカバン」に大きな傷をつけられてしまった。

 

 1999年からの長い長い付き合い、すでに20年も大事に付き合ってきたZegnaのダレスバッグであるが、これほど大きな傷がついたのは、使い始めてすぐの2000年夏以来のことである。ワタクシのしょんぼりぶりも当然のことであった。

 

 高知での公開授業は、初めてである。はるかな昔、佐々木ゼミナール(仮名)に所属していた頃に高知での講演会を実施したことがあるが、だからおそらく20年ぶりの高知でのお仕事だ。出席者約100名。高知の名門・土佐高校の諸君が中心で、マコトにいい雰囲気の90分であった。

   (6月25日、大阪でハンバーグランチを貪る)

 

 高知といえばカツオであって、懇親会でもカツオのたたきをわしわしやりながら高知の地酒を痛飲した。高知の地酒とは「酔鯨」であり「土佐鶴」であって、むかしむかし佐々木ゼミナールの四天王だった頃、代々木駅前の土佐料理店「四万十」で、連日連夜がぶ飲みしていた酒である。

 

「しまんと」と入力して「40010」と変換するMac君にも驚くが、驚きついでに今井君も20年ぶりに代々木「四万十」でも訪ねてみるべかな?「四万十」という屋号がもしマンネリなら、「40010」に屋号を変えてみるのも悪くないと、提案してもいい。カバンの傷も20年ぶりなら、「四万十」訪問も20年ぶり、これも何かの縁なんじゃないか。

(ハンバーグにのっかったタマゴは自分で両面焼きにする)

 

 翌日は6月25日、ワタクシの誕生日は6月26日であるから、この日は誕生日イブであって、やっぱりそれなりのことをしておきたい。昼頃のプロペラ機で高知を飛び立った今井君は、40分ほどのフライトで大阪伊丹空港に到着、G20サミット間近の大阪の街をタクシーで疾走して、リッツカールトンホテルに到着した。

 

 誕生日イブから実際の誕生日にかけての祝杯は、仕事の後のリッツカールトンであげることにして、とりあえず昼食にありつきたい。大阪で最近すげー気に入っているのが梅田「グランフロント南館」7階のステーキ屋である。

        (両面焼きが完成する)

 

 ランチなら、250グラムの大っきなハンバーグに「チーズのせ」「目玉焼きのせ」で1800円。その安さもいかにも大阪らしくていいじゃないか。「安くて&旨い」の真骨頂だ。

 

 しかも諸君、気難しいサトイモ君は熱い鉄板をタマゴで汚しちゃうのがイヤなのだ。ハンバーグがいかにも旨そうな音を立てながら運ばれてきたら、まず店員さんと軽く冗談を交わす。店員さんがテーブルを去ったら、すぐにタマゴを丁寧にひっくり返して、両面焼きにするのである。

 

 そうやってランチを目いっぱい楽しんだら、リッツカールトンの部屋に戻ってのんきに午後を満喫する。まもなくG20サミットの始まる大阪は、神奈川や福島からも警察車両が集まって、どこもかしこも物々しい雰囲気。ここは諸君、お部屋でゆっくり過ごすに限る。

  (誕生日イブ、奈良県大和八木6月25日の大盛況 2)

 

 夕暮れから、近鉄電車で奈良県・大和八木へ。大阪駅前はサミット関連の渋滞が始まっていて、いつもはタクシーで1700円ほどでたどり着ける難波の駅まで、なんと&なんと2700円もかかった。サミット開催も諸君、考えものであるね。

 

 大和八木での公開授業は、東進移籍以来の15年間で20回も実施している。今回はその中でもおそらく最高の出席者があって、大和三山の真っただ中で300名超。誕生日イブにふさわしい大規模公開授業になった。スタッフの皆さまに大いに感謝する。

(誕生日は、大好きなアマローネを1本。大阪梅田で購入した)

 

1E(Cd) HarnoncourtBACHWEIHNACHTSORATORIUM 1/2

2E(Cd) HarnoncourtBACHWEIHNACHTSORATORIUM 2/2

3E(Cd) Eduardo EgüezTHE LUTE MUSIC OF J.S.BACH vol.1

4E(Cd) BrendelBACHITALIENISCHES KONZERT

5E(Cd) CasalsBACH/6SUITEN FÜR VIOLONCELLO 1/2

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