Wed 190703 善峯寺のアジサイ/大阪京橋の大盛況/中学部エースの2人 3852回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 190703 善峯寺のアジサイ/大阪京橋の大盛況/中学部エースの2人 3852回

 昨年6月26日の「10年達成」が「3652回」だったことを考えれば、今回3852回は、あれからちょうど200回目。今回は、それなりに記念すべき回なのである。

 

 しかも諸君、一番下の謎の数字「dd 25003」を見てくれたまえ。このブログを始めて以来、揚げ足をとる人の最も多かった部分である。ワタクシは若い読者のために、読んだ本・観た映画&演劇&展覧会・BGMとして聴いた音楽の記録をこの形でとってきた。

 

 CDを1枚聞いたら1ポイント。映画・演劇・展覧会で3ポイント、読書1冊で5ポイント。その他にもいろいろな要素を加えてきたが、ブログ開始から11年で、その総合ポイントが25000を超えた。

 

 例えばCD25000枚の音楽を聴くのって、凄まじいことだと思わないか? 一朝一夕に達成できる数字ではないし、「何もそんな数字を達成するために音楽があるんじゃない」とせせら笑う人も少なくないだろうけれども、とにかくすげー数字であることは間違いないだろう。

      (大阪・京橋、270名の大盛況 1)

 

 ワタクシはあくまでイチ予備校講師であって、歴史に残るアーティストでも何でもない。「腐って、若い人々のコヤシになる」というのが使命である以上、自分がどんなにせせら笑われても、コツコツ積み上げることの迫力だけは感じていただきたかったのである。

 

 諸君、この形式で25000ポイントを積み上げるのは、マコトにマコトに困難だ。せせら笑うのはまさに当人の御自由であるが、ならば「できるものならやって見せてくれたまえ」であって、例えばCD1枚聞くのに1時間かかるとすれば、25000時間。それだけで1000日を超える偉業なのである。

 

 そういうクダラン偉業を通じて、全国の素朴な受験生諸君に伝えたいことはただ1つなのだ。

「地道に積み上げるのが一番カッケー」

「地道にレンガを積み上げる以外に、どんな偉業も達成できない」

「恥ずかしくても、外野席にせせら笑われても、ただひたすら一歩ずつ愚直に前進したまえ」

と言ふアドバイスなのである。

        (京都・善峯寺風景 1)

 

 ワタクシはこのブログを、最低でも4000回まで続行するつもりである。ホントは5000回まで積み上げたい。しかし5000回を目指すとなると、最低でもあと4年はかかる。11年前の「第1回」から数えると、文庫本に換算して200冊を超える。

 

 そりゃさすがに個人で達成するには不可能に近い。というか、現在のブログ世界の状況を考えれば、今井ブログは続けられるにしても、ブログの世界が風前の灯火すぎるのだ。タレントさんの謝罪や公式発表の場として以外、もうほとんど消滅しかけているじゃないか。

        (京都・善峯寺風景 2)

 

 だから今井君は、あと150回、今のペースから考えると「ちょうど1年ぐらいで我がブログにも終止符を打たなきゃいかんかな」と、悲しい腕組みをしながら思い悩んでいる。その前に25000ポイントを超えられたことは幸運だ。

 

 これからさらに積み上げて、30000ポイントを目指すのである。しかしそうなると、1日平均5ポイントで来たことを考えれば、残り5000ポイントを積み上げるには1000日。なんだ、結局まだ3年はやめられないのだ。

 

 そういうことを思いながら、6月20日朝のサトイモ入道は京都・善峯寺を目指すことにした。夕方からは大阪・京橋で270名の大規模公開授業があるが、だからこそ昼間のうちに、関西で有名なアジサイのお寺を散策して、心にゆったり余裕を作っておきたい。

 

 善峯寺と書いて「よじみねでら」。そそっかしい人は「ぜんぽうじ」と読んでしまいそうだが、この寺は上から下までガンコに訓読みを貫くのである。大阪梅田から阪急電車に乗って、長岡天神が最寄駅である。

        (京都・善峯寺風景 3)

 

 しかし諸君、特急停車駅とは言ってもやっぱり私鉄の小さな駅だ。梅田から30分ほど、長岡天神の駅前に出てみると、タクシーなんか全く待っていてくれない。

 

 この日は「踏切内に立ち入った人がいた影響」という理由で、阪急電車が40分も立ち往生した。電車が目いっぱい遅れて到着すれば、タクシーもすっかり出払っていて、小さな小さなタクシー乗り場にも、5分に1台のタクシーが姿を現すのがせいぜいであった。

        (京都・善峯寺風景 4)

 

 20分ほど待って、やっとタクシーに乗り込んだ。長岡天神駅から善峯寺まで、京都独特の田舎道を走って30分ほど。途中からかなり険しい竹藪の中の山道になって、対向車もほとんどいない。「こりゃ帰りがテーヘンだ」と、この時点から帰り道が心配でならなくなった。

 

 最高気温が30℃を超えた1日である。まだ関西はカラ梅雨の不安に怯えていた頃だった。善峯寺に到着しても、アジサイはみんな干からびて、ドライフラワーみたいになっている。

 

 というか、境内があまりに広くて、どこがどうなっているのか、滅多なことでは全体像を把握できない。アジサイ以外にも「花の寺」「紅葉の寺」として有名であるらしいが、この日は遠くまで濃厚な霞がかかっていて、本来なら境内から見下ろせる京都の街の絶景も、おぼろに見えるだけだった。

        (京都・善峯寺風景 5)

 

 ま、この猛暑では致し方ないのである。毎年6月中旬には鎌倉に出かけて雨のアジサイを満喫、ついでに江ノ島の安い料理屋で刺身やら生しらすやらを貪り、ついでにカレーとラーメンを腹に詰め込んで体重を2kgも増やしてくる。それを省略して、善峯寺に期待したのがいけなかった。

 

 関西出張中でも、6月のアジサイは忘れない。京都宇治・三室戸寺のアジサイを眺めに行ったのは、ホンの2年か3年前のことである。何しろいつでも夕暮れから公開授業を控えている身であるからどうしても駆け足になるが、アジサイを満喫しない6月は滅多にないのだ。

  (梅田グランフロント7階で絶品ハンバーグを味わう)

 

 しかしさすがに6月20日のサトイモ入道は、「こりゃ早めに退散するしかありませんな」と心を決めた。だって最高気温30℃超え、山の奥の奥の奥のお寺にはいつタクシーが来てくれるか予測もたたず、かつ19時からは遅刻の決して許されないお仕事が待っていた。

 

 アプリは全く通じない状況で、何度か繰り返し試みた電話が、奇跡的にタクシー会社につながった。「20分待ってください」と言われたタクシーは、約15分後にやってきて、おお助かった助かった、猛暑の中で崩壊しかけていた楕円のサトイモは一気に山道を駆け下り、阪急電車の駅にたどり着いたのである。

 

 長岡天神から準急と特急を乗り継いで梅田に帰還、13時半。梅田グランフロント7階に上がり、「こりゃ大っきなハンバーグでもワッシワシ貪らなきゃ」と考えて、目玉焼きトッピング付き → 上の写真の通りのハンバーグを空きっ腹に好き放題つめこむことになった。

      (大阪・京橋、270名の大盛況 2)

 

 夕暮れからのお仕事は、天満橋「OMMグラン」にて。それぞれ150名収容の「グラン101」と「グラン102」の2部屋を、仕切りを取り除いて1つの大講堂にまとめ、270名収容の大教室に変身させてから今井君が登壇した。

 

 ここにも、大阪の秀才諸君が大挙して集結するのである。北野高校・天王寺高校・大手前高校。大阪府立トップ校の諸君が、300名近い出席者の8割を占めた。

 

 明るい大爆笑が最初から最後まで会場を満たし、しかもいったん授業となれば、彼ら彼女らのメモを取る集中しきった真剣さには、大ベテラン講師であるこの今井でさえ「さすがですな♡」と溜め息をつくほどだ。

      (大阪・京橋、270名の大盛況 3)

 

 ワタクシは、この生徒諸君が京都大学と大阪大学を完全に独占することを夢みるのである。京大も阪大も、今井の元受講生でパンパン。他者や他社の追随なんか絶対に許さない。

 

「みんな今井の元生徒」、だから京大生と阪大生みんなが「応用をやるには、基礎をやれ」という福井謙一教授の言葉を熟知しているのが理想。福井教授の跡継ぎになって、ノーベル賞を京大で独占してほしいのである。

 

 終了後、京橋に移動して、この塾の中学部トップ講師の皆さんとの祝勝会に出席。関西を完全に席巻して久しい塾であるから、中学部英語と中学部数学のトップ講師は、やっぱり「さすが」の一言、その迫力には今井もなおナンボでも学ぶところがあった。

(大阪リッツカールトンでステーキ付きの超豪華朝食を貪る。驚異の1人分 → 7500円であるが、ま、これもまた1つの記念ということで)

 

 やっぱり、こういう祝勝会は爆発的に楽しいのである。今年の春に福岡の中学部英語エース講師と泥酔するまでサカヅキをかわしたが、あの時以来の強烈な楽しさであった。

 

 ワタクシは、もっともっとこういう場を持ちたい。

「よっしゃ、オレも中学部の授業を1つぐらいやってみっかな」

「中学部エース講師の皆さんと激突してみっかな」

「寝ぼけマナコでマネばっかりの他社なんかとは、勝負しててもツマランしな」

と、サトイモの気合いはますますメラメラ、真っ赤に燃え上がるのであった。

 

1E(Cd) Philip CavePHILIPPE ROGIERMAGNIFICAT

2E(Cd) SavallALFONS V EL MAGNÀNIMEL CANCIONERO DE MONTECASSINO 1/2

3E(Cd) SavallALFONS V EL MAGNÀNIMEL CANCIONERO DE MONTECASSINO 2/2

4E(Cd) RUSSIAN MEDIEVAL CHANT

5E(Cd) Philip CaveCONONATION OF THE FIRST ELIZABETH

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