Tue 190514 交通機関トラブル続き/千駄ヶ谷/保護者の「今井先生ですか」3835回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 190514 交通機関トラブル続き/千駄ヶ谷/保護者の「今井先生ですか」3835回

 

 いやはやマコトに交通機関のトラブルが多い。6日前の朝には「JALでシステムトラブルです」のニュースが入り、2時間だったか3時間だったか復旧できなかった。「32便が欠航」などというたいへん結構なことになっちゃった。混乱は結局、まるまる一日続いたのである。

 

 6月中旬から、いよいよワタクシの東奔西走&南船北馬が始まるから、「そんなことじゃ困るじゃないか♡」なのである。羽田空港に立ち尽くして「ど、ど、どうしよう」なんてのは願い下げだ。1ヶ月半に30回近い公開授業がギュギュッと詰まった状態で、それだけはやめてくんろ。

(都内散策のついでに「銀座・豆寅」で晩メシとする。京都祇園の「豆寅」の東京店である)

 

 その同じ朝、「JALの機長が飲酒で交代を余儀なくされた」というニュースまで流れていた。破綻して税金をジャブジャブつぎ込んでもらって、やっと何とかやり直せたこの会社、派手なテレビCMまで流しているけれども、もうちょい自粛したほうがいいんじゃあーりませんか?

 

 もちろん今井の出張はほとんどがANA利用だから、JALにトラブルが多くてもそれほど迷惑はしない。しかし青森空港とか花巻空港とか但馬空港みたいに、どうしてもJALを利用しなきゃいけない場合だって少なくない。いやはや、トラブルはナシにしてくんろ。

(銀座「豆寅」付近のとんかつ屋さん。こんな旨そうなブタさんなら、ぜひ次のチャンスに食べに来たい)

 

 ついでに言えば、そうやってJALがトラブル続きだから、どうも我が愛するANA君も油断して、このところサービスの質が落ちているような気がする。伊丹空港の新しいラウンジ、ありゃいくら何でも設計が悪すぎる。

 

 だって諸君、いつかも書いたことであるが、あまりに目かくしが少ないのだ。広々としている感じは悪くないが、以前はデスクとデスクの間にキチンと仕切りがつけられていて、安心して大事な仕事だってできたのに、今や隣の席どうし、まるっきり仕切がないのである。

 

 お互いのPC画面を思い切り覗き込めるような環境では、ラウンジでちょっとした仕事もしにくいじゃないか。いかにも忙しそうなビジネスオジサマやビジネスオニーサマたちにとって、ダイヤモンドメンバーになるメリットは、快適なラウンジで秘密のお仕事ができることだったはずだ。

(銀座「豆寅」で、とりあえず冷たい日本酒をいただく。佐渡のお酒なんだそうな)

 

 ソファの改善も、ぜひ&ぜひANAの皆様に考えていただきたいのである。今のソファでは、どうしても肉体がズルズルだらしなくずり落ちてしまうのだ。ずり落ちないでいると、腹筋と背筋が著しく疲労する。

 

 ラウンジの設計を担当したのは、世界的に有名なたいへん偉いクマさんであるらしいが、そんな偉いクマさんに依頼しなくても、もっと居心地のいいラウンジになったはずなのだ。というか、以前のほうが圧倒的によかった。

       (銀座「豆寅」、正面図)

 

 ついでにこれも繰り返しだが、国際線のお食事がどうも芳しくない。エコノミーのほうは言わずもがな、無料でアップグレードしていただいたビジネスクラスだって、思わず2回も「は?」とつぶやいてしまった。

 

 帰国時エコノミーの「おかゆ」「カレー」「オムレツ」につきましては、ほとんど発言する気もおこらない。フタを開けて、すぐ閉じる。お隣の席の人のおかゆのニオイがすでにイヤ。通路の向こうの人のカレーのニオイも「いやはや」と言わざるを得ない。

        (銀座「豆寅」、小皿料理)

 

 そろそろ海外旅行の際の航空会社を変えようと考え始めている。今井君は徹底した日本びいきだから、海外の旅も徹底的にANAを応援しようと、ダイヤモンドメンバーになって8年目。ずいぶんいろんな恩恵を受けながら、欧米便に限っても往復40回以上、ANAを愛用してきた。

 

 しかし諸君、ラウンジもこんなありさま、食事もこんな感じ。スターウォーズとかポケモンジェットとか、疲れ切ったビジネスオジサマばかりの機体にそんなデザインは不必要だし、機内アナウンスまでスターウォーズ版なんか作られたんじゃ、「別の航空会社にしようかな?」という思いも無理ないじゃないか。

 

 アリタリアやルフトハンザは今のところあり得ないし、ブリティッシュエアウェイズやフィンエアーにも、うーん、ちょいと触手が動かない。ならば思い切ってトルコ航空やエミレーツやエティハド? 定番のエールフランスにするかい? なかなか決断がつかずにいる。

    (銀座「豆寅」、お椀もまた奥ゆかしい)

 

 一方の鉄道だって、トラブルは相変わらずだ。この1週間に限っていても、いきなり「横須賀線が運転見合わせ」「中央線が運転見合わせ」、めったやたらに思いつきのような相互乗り入れを導入したせいで、群馬や栃木でトラブルが発生すると、都心や神奈川で電車が止まる。その逆もまた然りである。

 

 今ではもう懐かしい10連休が始まった4月の終わり、今井君は秋田県角館でお花見をしようと、平成最後の新幹線乗車のために東京駅のホームにいた。停電のために上越新幹線が朝から昼までストップしたたいへんな1日だった。

 

 昼過ぎ、ようやく上越新幹線が動き出したが、東京駅ホームには人が溢れて、ほとんど「殺気立った雰囲気」になっていた。それでもベテラン今井は売店で「国技館焼き鳥」2パックとビールと日本酒をゲット。平成最後のお花見を満喫する準備は完璧だった。

    (銀座「豆寅」、桜えびと空豆のの土鍋ご飯)

 

 耳を疑うアナウンスが入ったのは、その時である。殺気立ったJR職員が声を荒らげ、大音量で怒鳴り続けたのである。

「コドモを下げてください!!」

「コドモを下がらせてください!!」

「聞こえないんですか?」

おお、これはいけませんな。

 

 正しくは、「コドモさんを」であり、「危険ですから防護策の内側へ下がってください」である。「コドモを下げてください!!」はNGだし、いくら苛立っても「聞こえないんですか?」はあり得ない。

(銀座三越のライオンさんはシルクハットをかぶっていた)

 

 余計なことかもしれないが、後からJR東日本に問い合わせをしてみた。「コドモを下げてください!!」「聞こえないんですか?」の類いの言葉遣いが許容されるのかどうか、日本を支えるインフラとしての見解を伺ったわけである。新幹線網を世界に輸出するなら、運行のソフト面だってキチンとすべきじゃないか。

 

 さすがJRだけあって、その後の対応には「さすが」と思わせる丁重さがあった。こちらからの指摘をキチンと受け止め、「今後の職員指導マニュアルに『反省すべき事例』として掲載いたします」とおっしゃるのである。おお、いいじゃないか。素晴らしいじゃないか。

(5月12日、快晴の明治神宮。気温は28℃まで上昇した)

 

 というわけで諸君、授業収録が一段落ついた現在、今井君はノンキに都内散策を続けている。前回の記事に掲載した「明治神宮から一気に東銀座まで3時間」というのはさすがに厳しすぎたから、① 新宿 → 四谷 → 市ヶ谷 → 靖国神社とか、② 明治神宮 → 千駄ヶ谷ぐるぐる → 南青山 → 六本木など、初夏の散策はマコトに清々しい。

 

 千駄ヶ谷では、あまりにも懐かしい河合塾・千駄ヶ谷東校舎が今もなお存在することを確認した。今から約30年前、ワタクシが初めて300名収容の大教室を満員にして授業をした現場である。私大文系コースが軒並み満員締め切りになった、予備校バブルの頃であった。

      (千駄ヶ谷・鳩森神社の能楽堂)

 

 思えば諸君、1991年である。あの年は確か、月曜日が河合塾千駄ヶ谷、火曜日が駿台大宮、水曜日が河合塾松戸、木曜日が駿台池袋、金曜日が駿台御茶ノ水、土曜日が早稲田ゼミナール。まあ土曜日は冗談としても、どこの浪人生クラスも超ギューギュー、座る席も見つからないほどの超満員だった。

 

 そういうことを思い出しながら、千駄ヶ谷の街を1時間ほどウロウロした。「将棋会館」もあれば、国立能楽堂もあり、鳩森八幡神社には小さな能楽堂もあった。日本を代表する将棋のツワモノたちが、熱戦の最中に注文する出前のウナギ屋や蕎麦屋も、この近辺に軒を連ねている。

(名勝負が繰り広げられる将棋会館は、静かな千駄ヶ谷にある)

 

 東京オリンピックのメイン会場も、おお、ぐんぐん建設が進んでいるじゃないか。旧・国立競技場が取り壊されてしまったのは残念だが、こうして新しい競技場が完成しつつあるのはマコトに嬉しいものである。

 

 出来れば完全な屋根付き、冷房の効いたドーム型がよかったけれども、マスメディアの人々が「もったいない」「贅沢はいけません」と声を揃えた以上、「豪雨になったらどうすんだべ?」「気温が40℃を超えたらどうすんだべ?」みたいな内心の声は、我慢してじっと抑えつけるしかない。

  (新国立競技場はぐいぐい完成に近づいている)

 

 そう考えて新競技場の写真を撮っていると、すぐ近くから「もしかして今井先生ですか?」の声が上がった。都内・赤羽の東進校舎に高3の娘さんが通っていらっしゃるんだそうな。保護者世代女子3名で、都内を散策中なのだという。

 

 今井君は一瞬、「こりゃ昔ワタクシの授業を受けていた元生徒じゃないか」と錯覚したのである。だってそうじゃないか。たったいま元・河合塾千駄ヶ谷東校の建物を見てきたばかりなのだ。1991年の記憶が鮮やかに蘇っているところだった。

(千駄ヶ谷で「焼き鳥今井」を発見。近いうちにお邪魔したい)

 

 ただし元・河合塾千駄ヶ谷東校、今はもう某英語民間試験のためのオフィスになって、生徒の影も形も見えなかった。いわば「ツワモノどもの夢の跡」になってしまっていたが、かつてあの辺りには、18歳の男子&女子がワンサと渦を巻いて、熱く将来の夢を語り合っていたのだ。

 

 いま新国立競技場の前で声をかけてくれたママたちだって、30年前に今井の授業を受けていた彼ら彼女らと完全に同世代である。世の中の変遷はマコトに速いのであって、握手をしてから一緒に写真に収まってみると、「うーん、彼ら彼女らもどんどん親の世代になっていくんだな」の感慨が深い。

(千駄ヶ谷でこんな花を発見。アポロチョコにそっくりだ)

 

 諸君、1991年、30年前の今井君が教室で熱く語っていたのが、1984年の金足農業ベスト4の大活躍の話。2018年の金足農旋風とは、やっぱり1世代の隔たりがある。光陰矢の如し、それを実感した午後であった。

 

 出会ったママの娘さんも、「高3の娘が今井先生の授業が楽しくて仕方がない様子です」とおっしゃっていた。今から30年もすれば、娘さんもママの世代になって、「2018年金足農旋風を予告した今井先生」の記憶を、そのまた子供たちに語ってくれているかもしれない。

 

1E(Cd) John ColtraneIMPRESSION

2E(Cd) John ColtraneSUN SHIP

3E(Cd) John ColtraneJUPITER VARIATION

4E(Cd) John ColtraneAFRICABRASS

5E(Cd) Bill EvansGETTING SENTIMENTAL

total m22 y288  dd24908