Tue 190319 ササミ・ストリート/福島県郡山/早朝のヒコーキ/大阪千里中央 3815回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 190319 ササミ・ストリート/福島県郡山/早朝のヒコーキ/大阪千里中央 3815回

 銀座にスーツを買いに出かけたそのついでに、途中の赤坂で電車を降りて「高級うなぎでランチ」ということにした。名店「重箱」の個室を占領して、春の中庭に静かに咲く白梅にメジロが来るのを待ちながら、肝焼きと鯉こくをゆっくり味わった。

 

 ただし諸君、ワタクシは真面目なグルメではないので、せっかくの高級うなぎを食しながらも、頭を占領しているのは常に最低のオヤジギャグばかりなのである。

 

 絶品♡肝焼きの串を弄びつつ、まず浮かんだのは「ササミ・ストリート」。我々がまだコドモの頃から延々と生きながらえている長寿セサミ・ストリートであるが、どうだいTV局の皆さん、下町の焼き鳥ストリートで演じられる人生の哀歓を描くドラマでも制作してみないかね?

   (赤坂「重箱」の鯉こく。おいしゅーございました)

 

 続いて個室に登場したのは、この店の名物「鯉こく」であって、海辺の町で育ったワタクシは滅多に淡水魚は食べないけれども、ここの鯉こくだけは別格だ。意地でも骨までしゃぶり尽くしたい。鯉の小骨を綺麗にお皿に並べながら、素晴らしい出汁のカホリを心ゆくまで堪能した。

 

 そうこうするうちに蒲焼が出て、店の名前が「重箱」なのに、あくまで「蒲焼と白いゴハン」という形で供される。うな丼でもうな重でもなくて、お皿に蒲焼、茶碗にゴハン。ゴハンからは白い湯気がもうもうと立ち上って、ゴハン自体が絶品である。

 

 もちろんタレのたっぷりかかったうな重も大好きであるが、コメ自体の味やカホリも堪能したいなら、最初からタレのかかったうな重ではなくて、蒲焼+茶碗のゴハンの形式がいい。

   (赤坂「重箱」の肝焼き。おいしゅーございました)

 

 ワタクシはお米の美味しい地域で育ったから、「ゴハンにのっけて」「よく混ぜて」という食べ方が苦手。そんなことしたら、ゴハンの味がさっぱり分からなくなっちゃうと思うのだ。

 

 せっかくのキレイなゴハンの上に、まずお魚をのせ、昆布だかワカメだかをのせ、卵黄ものせ、その上から熱い出汁をかけ、よく混ぜてから掻きこむという恐るべき振る舞いを、土曜朝の某テレビ局「旅サラダ」で偶然目にしてしまったが、うーん、それはコメに対する冒涜なんじゃないか?

 

 ただし「お茶漬けは大好き」というのだから、サトイモというものはマコトに矛盾した存在であるが、まあお茶だけなら、審美的にもそんなに汚らしくないだろう。少し冷えちゃったゴハンに緑茶か焙じ茶をたっぷりかけて一気にいただけば、その後の茶碗に卵黄やワカメの切れ端がこびりついた見苦しい眺めとは無縁である。

 

 そういうことを思い、ドラマ「ササミ・ストリート」のことを考え、ついでに「むつこデトックス」などというお笑い芸人の名前も思いついて下品に盛り上がっているうちに、「あれれ、せっかくの絶品♡蒲焼、写真を撮るのを忘れてた」と気づいたけれども、時すでに遅し。インスタ映えする蒲焼は、とっくに胃袋に押し込まれていた。

    (東京駅新幹線ホームでシューマイを購入)

 

 翌3月16日は、福島県郡山でお仕事があった。お昼ごろオウチを出て最寄りの駅に向かう途中、向こうから古文のスーパー大先生がやってきた。いわゆる「バッタリ出会う」という事件であるが、大先生は犬君とお散歩中。マコトにお元気そうであった。

 

 昨日の蒲焼を写真に撮るのを忘れたのが悔しかったので、東京駅の新幹線ホームで「東京しゅうまい」を購入した。シューマイといえば横浜の気もするが、とにかく何でもいいからカメラに収めたかった。

 

 シューマイの横には「国技館焼き鳥」も販売中。ちょうど大阪では大相撲春場所が盛り上がっている。「ささみストリート」の発案者としては、この焼き鳥にも強く惹かれたのであるが、「これからお仕事」→「ビールはNG」という環境では、さすがに焼き鳥は厳しいだろう。

    (新幹線車内で、早速シューマイを貪る)

 

 新幹線に乗り込んで早速シューマイの包みを開けると、諸君、グリーン車内は一気にシューマイくさくなった。うーん、こんなに独特のニオイが沸き立つ食品を、買う方も買う方だが、売る方も売る方じゃないか。

 

 新大阪のホームは551の豚まんのニオイ。東京駅も負けじとシューマイのニオイ。大阪のバス車内で「ニオイの強い食品は車内で召し上がらないでください」という掲示を見たことがあるが、東京の今井君も深く反省しながら、わずか4分後の上野駅到着までに、そそくさとシューマイを胃袋に押し込んだのである。

 

 郡山には15時の到着、宿泊は駅前の「ダイワロイネットホテル」。普段インターコンチやらウェスティンホテルやらで贅沢をしている今井君としては、この種のビジネスホテルはあまり利用しないが、最近は諸君、リッチモンドとかダイワロイネットも清潔で広々、決して捨てたもんじゃないのである。

        (福島県郡山の大盛況)

 

 郡山での公開授業は、19時開始、20時半終了。出席者約200名。福島県きっての名門・安積高校などに進学する中3生やその保護者を中心に、会場はご覧の通りの超満員になった。

 

 ワタクシは、超満員が大好き。1つでも空席があるとションボリ深く落胆する悪いクセはこんな年齢になっても治る気配がないが、日本中どこに行ってもスタッフが懸命に努力して超満員にしてくれる。あとはワタクシがその努力に夢中でお応えするばかりである。

 

 終了後は、もちろん楽しい祝勝会に移動する。いかにも東北らしいほっこりした居酒屋の個室で、たっぷりの日本酒をいただいた。酒6合、約2時間の談笑が楽しくてたまらない。素朴な店員さんの応対もまた素晴らしくて、冷え込んだ郡山の夜は暖かく更けていった。

(郡山の懇親会風景。ピーマン味噌入りの厚揚げを炭火で焼く。おいしゅーございました)

 

 しかしワタクシは、翌日もまた超多忙なのである。郡山から大阪まで移動しなければならない。3月17日、大阪・千里中央でのお仕事は、午後4時からである。ワタクシは午前5時にもうベッドから這い出した。

 

 郡山から東北新幹線で東京、東京で新幹線を乗り換えて新大阪、そういう地道な移動だと、たっぷり5時間かかってしまう。午後3時ごろまでに千里中央に到着するのは、ギリギリ感が強すぎる。

 

 一計を案じたサトイモ君は、ホテルからタクシーで福島空港に向かうことにした。タクシー代は8000円もするけれども、福島空港から伊丹空港までビューンと飛べば、わずか1時間で大阪に移動できる。

 

 朝8時のヒコーキに間に合うには、ホテルを6時半にチェックアウトしなきゃいけない。いやはや春シリーズ最終盤はホントに忙しいが、日の出とともに起き出して仕事に向かうなんてのも、元気だからこそできること。忙しい人生をまだまだたっぷり堪能したいじゃないか。

     (快晴の郡山、3月17日の日の出風景)

 

 ただし諸君、すると今度は大阪に早く着きすぎる。伊丹空港到着、午前9時。バスでゆっくり&のんびり大阪駅前に向かったが、10時にはもうホテルに着いちゃった。外は雨。予報よりずっと強い雨になって、とても散歩&散策どころの話ではない。

 

 ここはホテルのフロントと粘り強く交渉して、アーリーチェックインをお願いするしかない。何しろ腹の中には、一昨日の鯉こくと高級うなぎパワーが残っているし、昨日のシューマイや祝勝会の厚揚げも健在だ。熱く力強い交渉の末、1045分、ついにお部屋への闖入に成功したのである。

 (郡山の馬刺し。会津あたりでは馬刺しが名物なんだそうな)

 

 あとは広く快適なコーナーデラックスのお部屋で、午後2時までを満喫する。郡山ではお風呂に入る余裕もなかったし、ヒコーキは団体ツアーの皆様でパンパンの満席だったから、ここでキチンと休んでおかないと、大阪での仕事に差し支えが出てしまう。

 

 会場の千里中央までは、地下鉄で20分と少し。スタッフとの待ち合わせは3時ちょうどだったから、部屋を2時過ぎに出て余裕で間に合った。雨は小降りになったが、それと同時に風がギュッと冷たくなって、「この天候でも超満員になってくれるかな」の不安がホンの少し顔をのぞかせた。

       (大阪・千里中央の大盛況)

 

 しかし諸君、この日の大阪もまた、ご覧の通りのパンパン。出席者250名。灘高に合格しても灘に行かずに北野を選ぶ、そういう生徒も存在する超名門・北野高校に進む生徒諸君を中心に、その保護者にもお集まりいただき、90分の大爆笑が連続したのである。

 

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