Fri 181116 ダジャレ優先、咀嚼を怠ける/朝カレー/沖縄県胡屋の大盛況 3754回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 181116 ダジャレ優先、咀嚼を怠ける/朝カレー/沖縄県胡屋の大盛況 3754回

 いやはや諸君、あまりにも腹が減った。腹が減って、腹が減って、にっちもさっちもいかないのである。宴会の翌朝のワタクシは、とにかく腹が減っている。

 

 宴会でも懇親会でも祝勝会でも、あんなに豪華にコテコテにお料理が並ぶんだから、目の前の料理を遠慮なくワシワシ貪ればいいのだが、宴の席のワタクシは、何故かちっともお箸が進まない。

 

 だって諸君、宴の会話が楽しすぎるのである。こんなに楽しいのに、どうして口をモグモグさせて食品の咀嚼に励まなきゃいけないんだ? せっかく発言のチャンスが来ても、口の中の食品が邪魔して何も言えないじゃないか。

 

 というか、今井君が大事にしたいのはダジャレの連発なのである。どんな下らないダジャレでも、全てのチャンスを生かしたい。口の中のお刺身や茶碗蒸しや豚しゃぶのせいで、そのチャンスをみすみす逃したくないのだ。

 

 だから宴の席の今井は、驚くほど無欲なのである。旨そうな鍋物にも、よだれが湧き上がるほどの揚げ物にも、焼肉にもステーキにもしゃぶしゃぶにも、ホントに丸っきり手を出さない。

 

 その様子に気づいて、心配してくれるスタッフもいる。むしろ心外そうな表情で「お口に合いませんか?」と質問される。「いつもブログにお書きになっているほどは召し上がりませんね」とおっしゃるのである。

(京都の翌日が沖縄。楽しい過密スケジュールの中、伊丹空港で朝カレーをかきこんだ)

 

 コース料理の時は、特にそれが顕著になる。次から次へと運ばれてくるお料理のほとんどが、ほぼ手付かずで今井の前に残される。他の人々は熱心にお皿を空っぽにし、空になった皿はどんどん片付けられるから、料理満載の皿がズラリと残った今井のありさまが目立ちやすいのである。

 

 決して「お口に合わない」などというチョー生意気な話ではなのだ。どんな小さなダジャレ♡チャンスも見逃したくないだけのことなのだ。コツコツ&がめつく1点ずつモギとって、確実にダジャレ選手権の優勝旗を獲得したい。

 

 ボテボテの内野ゴロで一塁に全力疾走。一塁にランナーが出たらすかさずバントで2塁に送る。2塁に進んだら、暴投でもエラーでも何でもいい。何が何でもランナーをホームにかえしたい。今井はその種のサトイモなのである。

 

 だから諸君、宴の席の今井は、ちっとも料理を食べずに酒ばかり飲んでいる。咀嚼は発言の邪魔になるが、嚥下なら大丈夫だ。ムシャムシャやりながらの発言は見苦しいが、酒ならゴクリと嚥下してしまえば、すかさずダジャレをさしはさむことができる。

(11月9日、沖縄での仕事の前に那覇「やちむん通り」を散策する)

 

 こういうふうで11月8日、京都・先斗町の今井もまた、ひたすら赤ワインを飲みまくっていた。豚しゃぶも天ぷらも、お刺身も焼き魚も、すべて周囲の若いスタッフ諸君にまかせて、まずボルドーの赤を1本、1人でカラッポにした。

 

 ボルドーがなかなか旨かったので、「同じのをもう1本」と注文したが、残念ながら「さっきの1本が最後でした」とおっしゃる。致し方なくチリの赤を注文し、それもまたカンタンに空っぽになった。2本飲んで、メシは1口か2口、申し訳ばかりにつまんだだけだった。

 

 京都の店にしては珍しく、午前1時近くまで開いていた。京都の店は閉店が早くて、「10時半ラストオーダーです」というのがスタンダードだから、店を出て時計が午前1時を指しているのを見て驚嘆の目を見張った。

 

 大人しくタクシーに乗り込んで、大阪のインターコンチネンタルホテルに帰った。「5000円を超えた分は5割引」というありがたいサービスがあるので、深夜料金の京都 → 大阪でもタクシー代は1万円ちょいである。あれだけたくさんダジャレが言えたんだから、1万円ぐらい、まあいいじゃないか。

 

 しかし諸君、要するに「何にも食べなかった」という事実だけが残るのである。翌朝のサトイモは、まるで中2か中3の野球部員みたいに「空腹で目覚める」「起きて最初の一言が『ハラへった!!』の絶叫」というていたらくになった。

     (11月9日、沖縄・胡屋の大盛況 1)

 

 この激しい空腹をかかえて、11月9日のワタクシは沖縄に移動しなければならない。目覚めたのが8時、沖縄へのヒコーキは11時。ホテルラウンジの豪華な朝食に0円でありつける資格はあるのだが、目覚めて3時間後にヒコーキというんじゃ、その資格も放棄しなければならない。

 

 慚愧の念にたえないが、やむを得ないものは、いくら考えてもやっぱりやむを得ない。ザンブリお風呂に入って、シャワーを熱めにしてザブザブやって、9時半にはもう空港に向かった。

 

 こうなれば、伊丹空港での今井の行動はもう明らかである。まるでうわごとのように「カレーが食いたい」「カレーが食いたい」と繰り返し、朝カレーを求めて妖鬼のように空港内をさまよった。

 

 こういう時は、別に「旨いカレー」である必要はない。埼玉県春日部「ラホール」とか、御徒町や銀座の「デリー」とか、そんな贅沢は言わない。とにかくカレーの体裁さえ保っていてくれれば文句はない。

 

 大改修が完成した後の伊丹空港について、ワタクシは少なからず不満なのである。ズラリと並んだレストランが、どの店も何だか落ち着けない。壁もドアもないフードコートみたいになって、ゆっくりメシを楽しむ雰囲気ではなくなってしまった。

 

 馴染みのとんかつ屋も、以前と比較して席の数が半分以下に減らされた。カレーの店も「カウンターのみ」「自動販売機で食券を買ってください」という類い。店員さんとの楽しい会話なんか、全く望めない。

     (11月9日、沖縄・胡屋の大盛況 2)

 

 でもまあ宴会の翌朝なら、交通系カードでピッと食券を買い、無言で運ばれてきたカレーを無言のままかきこみ、コップのぬるい水をゴクリとやって終わり、そういうカレーでも十分だ。「ピッ」「ワシワシ」「ゴクリ」、全部で5分もかからない。

 

 一言だけ書かせてもらえば、ワタクシはこのカレー屋さんの「酸っぱいキャベツ」だけは、ヤメにしたほうがいいと思うのだ。キャベツの甘酢漬けであるが、せっかくカレーを貪ろうと張り切ってお皿に顔を近づけると、プーンと酸っぱいニオイが鼻をつく。カレーの邪魔になること甚だしい。

 

 ゴハンまで真っ赤に染まるチョー真っ赤な福神漬と同様、こういうものは客一人一人の好みや判断に任せ、食べたい人だけが選んで食べられるように工夫した方がいいんじゃないか。酢漬けキャベツの「プーン!!」のせいで、せっかくの朝カレーが台無し。そう感じる客も少なくないはずである。

(11月11日、東京・本郷三丁目での公開授業前に、マコトに美しいケーキセットをいただいた)

 

 ヒコーキは伊丹発11時、那覇空港着13時、14時前にはホテルにチェックイン。那覇の宿泊は「やちむん通り」に近いハイアットリージェンシーである。ついでだから、先週の午後に続いて「やちむん通り」を散策、名物の壺屋焼を眺めて歩いた。

 

 この日の公開授業は、沖縄本島の真ん中あたり、沖縄市胡屋の校舎にて。出席者120名。東進に移籍してきて14年、胡屋を訪問するのは5回を超え、すでに10回に迫っている。

 

 すぐ近くには嘉手納の米軍基地。夕暮れ6時、町は早くも静まり返って、「これでホントに生徒が集まるのかい?」と毎回不安になるが、若い校舎長を先頭に大健闘を繰り広げ、教室は常に「これ以上は入りません」という超満員。感謝&感謝、まさに大感謝の連続なのである。

 

 終了後は那覇までクルマで移動して、今夜もまたまた豪華な大祝勝会になった。昨夜の反省に基づき、今井のアタマの中は「ダジャレよりメシ」。次々と運ばれてくるお料理を夢中で平らげ、ついでだから泡盛も痛飲した。泡盛1本をカラッポにしたところで二次会に向かうことになったのだが、その話はまた近いうちに。

 

1E(Cd) SchreierBACHMASS IN B MINOR 2/2

2E(Cd) Hilary HahnBACHPARTITAS Nos.2&3  SONATA No.3

3E(Cd) Richter & MünchenerBACHBRANDENBURGISCHE KONZERTE 1/2

6D(DMv) BLITZ

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