Mon 181112 大阪泉ヶ丘と岸和田の大盛況/妖刀イマイの怜悧な輝き 3752回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 181112 大阪泉ヶ丘と岸和田の大盛況/妖刀イマイの怜悧な輝き 3752回

 最初にお断りしておく。今日の記事は、面白くもおかしくもない。勤勉で誠実で四角四面でキマジメなオジサマの、まさにキマジメな仕事生活の記録である。

 

 忘れないでいただきたい。今井という名の中年オジサマは、勤勉で賢明で博識で怜悧、決して気を許してはならない油断禁物の切れ者である。

 

 自ら「クマ蔵」「カニ蔵」「サトイモ」「今井君」「エビスさま」と名乗り、諸君にへりくだってダラシなくニヤニヤしているが、いったん本職に立ち戻れば、今井の言葉のヤイバの切れ味には、妖刀♡村正にも正宗にも、兼光にもヘシキリ長谷部にも、決してヒケをとらない。たいへんヤバいヤイバなのである

 

 だから諸君、ニヤニヤ&ニタニタ、日々旅を満喫して大黒様か福禄寿みたいに穏やかに温厚に過ごしているように見えても、決して気を許してはならない。その怜悧で鋭利な仕事ぶりも、忘れてもらっては困る。

 

 酔拳の名人みたいなものだ。諸君がただの酔っ払いと思って気を抜いた瞬間、すでに肉も骨も絶たれている。斬られた意識もなしに川の向こう岸まで泳ぎ着いたら、「あれれ、上半身と下半身が真っ二つになっちゃってる」。その種の妖術の使い手なのだ。

(10月30日、東京駅前で飲み会があった。雨上がりの東京駅はマコトに美しい)

 

 11月6日は大阪府泉ヶ丘。7日は同じ大阪府の岸和田。関西空港にほど近い大阪府の南部で、妖刀♠今井は2日連続でその不気味な切れ味を目いっぱい発揮していたのである。妖刀は、斬られた実感を与えない。ふと気がつくと、呆気にとられるほど見事にやられてしまっている。

 

 6日の泉ヶ丘は参加者130名。7日の岸和田は、「さだまさしのコンサートもここです」という名門「浪切ホール」で150名。ほとんどの参加者が妖剣♡今井の鋭利さ&怜悧さに気づかぬうちに、「こりゃどうしても今井の授業をうけなきゃ」と決意を固め、内心のコブシを握りしめていたはずだ。

 

 そのレベルの大活躍を続けても、この地域から梅田のインターコンチネンタルホテルに帰るには長い時間がかかるから、いわゆる「懇親会」はご遠慮することになっている。だって諸君、泉ヶ丘からも岸和田からも、南海電車で難波まで40分もかかるのだ。

(大阪府泉ヶ丘の大盛況。泉ヶ丘は大阪府南部、堺のそのまた先である。開校当初以来5年ぶりの訪問。運営はすっかり軌道に乗ったようである)

 

 そのぶん、難波で単独祝勝会を満喫する。首都圏でのお仕事と同じことであって、難波でも心斎橋でも京橋でも梅田でも、単独祝勝会を開催するお店に事欠くことはない。この15年、今井は大阪での単独祝勝会を重ね、地元の人々よりお店に詳しいぐらいである。

 

 6日、泉ヶ丘からの帰りに立ち寄ったのは、難波というか千日前というか、まあいわゆる「ミナミ」の真ん中のワインバー。雑居ビルの3階にある小さな店であるが、ちょうど「火曜日は1980円でグラスワイン飲み放題」というお得な状況になっていた。

 

 そりゃ諸君、そういう大チャンスなら、怜悧で鋭利で賢明な今井エビスは赤ワインを飲みまくる。1時間でグラス7杯。ラインナップも悪くない。ボルドーにブルゴーニュ、ヴェネトにバローロ、赤8種・白8種の中から自由に選択できるのである。

(11月7日、だんじりの街・大阪府岸和田で公開授業。こんなに大きな会場を満員にしなきゃいけない)

 

 ただし諸君、こんな小さな店で大騒ぎをしている男女7人の集団には辟易だ。ずいぶん酔っ払ってしまっているらしく、天までも地の底までも届くほどの大きな声で、その場にいない仲間の悪口を言いまくっている。

 

 彼ら彼女らの「仲間」の名前が、ワタクシと同じ「今井」であるらしい。「今井はだよな」「今井はなんじゃないか」と、全く別人ではあっても「今井」という名の人物が悪口雑言の限りを浴びせられているのを1時間も聞かされると、怜悧&鋭利な妖刀今井が「抜けば玉散る氷のヤイバ」をスラリと抜き放ちかねない。

 

 しかし、まあいいじゃないか。とりあえず我が今井は、エビスさまであり大黒様であり福禄寿である。優しい満面の笑みで、彼ら彼女らの若気の至りを見守ることにする。

 

 悪口雑言の数々は、別にいまワタクシが快刀乱麻の活躍をしなくとも、必ず言った本人に降りかかっていく。Wait and see。仲間の悪口を言いまくった未熟な日々を深く後悔する日がやってくる。

        (大阪府岸和田の大盛況)

 

 妖刀も快刀も、その切れ味を滅多に白日のもとに晒したりはしない。松永弾正久秀の大軍に包囲された足利将軍・義輝は、それまでに収集した数々の名刀の全てを一列に並べ、雲霞の如き大軍を相手に、妖気あふれる満面の笑みをたたえつつ、1本1本その切れ味を試していく。

 

 おお、日々を怒り狂って過ごしたんじゃダメだ。未熟だ。愚昧でさえある。心静かに抑制すべし。どこまでも温厚にニコニコ、いきなり立ち上がって「その場にない仲間の悪口はやめなさい!!」などと見知らぬ青年7名に絶叫したんじゃ、妖しい名刀の輝きが鈍く曇ってしまう。

 

 妖刀の正体がバレないうちに、素早く「世を忍ぶ仮の姿」を取り戻さなきゃいけない。「抜けば玉散る氷のヤイバ」「よらば斬るぞ」みたいな怜悧さは、あくまでサヤに収めておいてこそのものであって、日常的にギンギンギラギラさせておけば、夕陽が沈むのも早くなる。

 

 今井君はギンギンギラギラ無闇に輝いたあげく、つるべ落としの晩秋&初冬のお日さまみたいになるのはイヤだから、自らの鋭い輝きをあくまで陰に隠し、サトイモづら&キウィづらして、ぶらぶらノンキに生きていきたい。

 

 賢さを自慢して、バレて失笑されるより、アホと自嘲しながら時にアッと驚かせるのが爽快じゃないか。アホなヤツでございます。ダメなサトイモでございます。しかしある日の逢魔が時、スラリとヤバいヤイバを抜き放つ。

(11月7日、インターコンチネンタルホテル大阪の28階ラウンジにて朝の目玉焼きを貪る)

 

 怜悧さをひた隠しにするには、自らの大食漢ぶりを書きまくるのが最も効果的である。フィレステーキに生牡蠣、とんかつにムール貝、もちろんお酒も洋の東西を問わず飲みまくる。そんなノンキなエビスもどきが、まさか切れ味鋭い妖刀を隠し持っているとは誰も気づかない。

 

 だから諸君、大阪4連泊でも今井君はその大食漢ぶりを発揮し続ける。まずは朝食であるが、「スパイア・ロイヤル・アンバサダー」の今井は、ラウンジの朝食ももちろん無料。ビュッフェスタイルの朝食に、タマゴ料理を好き放題に追加できる。

 

 いやはや、タマゴが大好きなのだ。ただし、気難しいサトイモ君は、ゆで玉子やオムレツはイマイチ気に入らないので、片面焼きのフライドエッグを2個でも3個でも4個でも、遠慮せずに注文しつづける。

 

 朝10時の静かなラウンジは、今井のタマゴのカホリでいっぱいになるが、別に構うことはない。タマゴのパワーがあってこその日々の大奮闘。タマゴあってこその大活躍。タマゴで生徒諸君のやる気が急上昇するなら、こんなに素晴らしい食生活はありえない。

(伊丹空港「かつくら」のヒレカツ260グラム。お皿からハミ出るこの迫力がいい)

 

 第一志望はゆずれないが、出張中のとんかつも、もちろんゆずれない。今井のランチの第一志望は、260グラムのヒレカツだ。京都三条が本店の「かつくら」、その一番大きくて高級なヒレカツを貪るランチがいい。受験生の頃の今井は第一志望をゆずって後悔したから、今は決してヒレカツをゆずらない。

 

 ついでに11月8日、ますますダラシない本性を発揮した今井エビスは、インターコンチのメインレストラン「ピエール」を訪問。「3年連続でミシュラン星付き」という名店だ。たとえ星1つでも「宿泊者特典で10%オフ」ということになれば、ランチにはピッタリじゃないか。

 

 しかし諸君、やっぱり今井君にはこの種のランチは向きませんな。ランチはやっぱりカレーにラーメン、とんかつに麻婆チャーハン。えらくキレイにお皿に盛り付けて「でございます」「となっております」「食感をお楽しみください」と言うんじゃ、馬みたいにワシワシ貪る幸福感は望むべくもなかった。

 

1E(Cd) J.S.BACHSILVIACantata Opera in 3 Acts2/2

2E(Cd) Münchinger & Stuttgart ChamberBACHMUSICAL OFFERING

3E(Cd) Jochum & ConcertgebouwBACHJOHANNES-PASSION 1/2

6D(DMv) THE GUNMAN

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