Sat 181110 気まぐれエビスの5連泊出張/脱タクシーのこと/摂津本山の大盛況 3751回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 181110 気まぐれエビスの5連泊出張/脱タクシーのこと/摂津本山の大盛況 3751回

 何よりも仕事が好きなオジサマだから、「5連泊でお仕事」というスケジュールになると、まさに「有頂天」と言ふ表現がそのままピッタリ当てはまる。11月5日から9日まで、① 神戸 ② 大阪 ③ 大阪 ④ 京都 ⑤ 沖縄、夢のような仕事&仕事の5日間である。

 

 ①から④までは、大阪に4連泊する。神戸なら神戸、京都なら京都に宿泊するのが普通なのかもしれないが、チェックインとチェックアウトを細かく繰り返すのはメンドーだ。大阪から京都や神戸なら、新快速に乗ればあっという間だ。1つのホテルに4連泊しちゃった方が遥かに楽である。

 

 もちろんワタクシは仕事と観光を絡めるのが得意中の得意。「大阪に4連泊」なんてことになれば、午前から午後にかけては京都&奈良を縦横に歩き回ることも可能だ。

 

 もしもこの4連泊があと2週間うしろにズレていれば、紅葉真っ盛りの古都をノシ歩いて、連日の豪華モミジ狩りを満喫したことだろう。ま、今回は致し方ない。まだ青葉、せいぜいで色づき始め、その段階の晩秋&初冬の風情も決して悪くない。

 

 しかも諸君、新聞でもテレビでも「今年の紅葉は遅れ気味」と言っているけれども、京都のサクラは10月下旬の段階で赤く色づき、中にはすっかり落葉しちゃった木も存在する。

 

 紅葉の中でワタクシが一番好きなのは、カエデでもヌルデでもイチョウでもない。「もののあはれ」という点では、早く紅葉して早く落葉が進むサクラの木が抜きん出ている。

 

 真如堂とか永観堂とか、鷹ヶ峰の源光庵とか光悦寺とか、カエデの真っ赤な紅葉を楽しむなら、中国人団体で大混雑の11月下旬がよかっただろう。しかし静かな古都でもののあはれをしみじみやるなら、11月上旬の5日間、これはまさに絶好のチャンスである。

  (紅葉なみに色づくお肉。摂津本山の祝勝会にて)

 

 こういうわけで出発の11月5日、羽田空港の今井は両手がワナワナするほど興奮していた。大阪に4連泊の後は、伊丹空港からヒコーキで2時間、またまた沖縄を訪ねるスケジュール。11月1日に沖縄、11月9日にも沖縄、今井君は果報者だ。この仕事を選択してホントによかった。

 

 羽田発13時のヒコーキで、大阪伊丹には14時の到着。予約していたMKの定額タクシーに乗り、宿泊先のインターコンチネンタルホテルに到着したのは14時半だった。

 

「あれれ、『卒タクシー宣言』はどうしたの?」

「あれれ、『脱タクシー宣言』じゃなかったの?」

その疑問はもっともであるが、まあ勘弁してくんろ。だって諸君、本人のウキウキ&ワクワクぶりはともかく、客観的にはこれから5連泊の激務が始まるのだ。

 

 そもそも世の中の「宣言」なんてのは、マコトに脆弱なものなのだ。雨後のタケノコみたいな新党の結党宣言を思って見たまえ。「未来の党」「結いの党」「希望の党」「生活の党」、その種の「の」のつく政党はみんな、何だかすげー偉そうな結党宣言をして、1年か2年も経たないうちに消えていった。

        (摂津本山の大盛況 1)

 

 そこへ行くと諸君、今井君の「卒タクシーの宣言」は、少なくとも3年は続いたのである。のの字政党よりずっとずっと偉いのである。褒めてもらっていいのである。

 

「タクシーに乗らなかった日は1000円貯金する」と決めて、3年でタクシー貯金はたいへんな額になり、1000円札の札束は厚さ10cmを超えた。こんなに偉いオジサマ、他に存在しますかね?

 

 というわけで、激務を言い訳に「脱タクシーの党」を一時的に解党した今井党首は、インターコンチネンタルホテルの豪華なお部屋に収まって、うっとりエビス顔。こんなに楽しい瞬間は、他になかなか考えられないんじゃないか。

 

 だって何しろエビスさまは、このホテルグループの「スパイア・ロイヤル・アンバサダー」メンバー。ホテルマンはみんなエビスさまを熟知していて、顔を合わせるたびに「お帰りなさいませ、今井さま♡」と深々と頭を下げて挨拶してくれる。

        (摂津本山の大盛況 2)

 

 こんなに顔が知れわたると、逆に少なからず窮屈な気もするが、立派なエビスさまとして余裕の表情で会釈をかえす。エビスもダイコクも福禄寿も一緒になったぐらいの、世界一優しい笑顔で会釈する。おお、おめでたい&おめでたい。おめでたすぎて、もうお正月がやってきたぐらいだ。

 

 朝8時のアーリーチェックインも可能。16時のレイトチェックアウトもOK。部屋の全ドリンクが0円。世界中のインターコンチで、エビスさまはこんな破格の待遇を受けられる。

 

 うげげ、旅というものは、すればするほど得をする。この15年、日々旅にして旅を住処としてきたが、この結果として結実したのがこのエビスさま。近いうち、もう1つのワールドワイドなホテルチェーンでこのレベルのステイタスを達成しそうな勢いだ。サトイモのエビス顔はとどまる所を知らない。

       (摂津本山、祝勝会風景 1)

 

 しかしいくらエビスさまであっても、本来のお仕事を忘れてはならない。本職は、地味に地味にあくまで地味に、日々の授業に全力を尽くすこと。金足農はバント、今井君は授業。何か別の隠し芸で奇跡的に一発あてて、その一発芸で生きていくようなことは全く望んでいない。

 

 11月5日夕刻、ホクホク顔のエビス&ダイコクさまは、ギュッと冷静なサトイモ里太郎に戻って、大阪駅からJR新快速に乗り込んだ。芦屋まで15分、芦屋で各駅停車に乗り換えて2分、今夜のお仕事は「摂津本山」の駅前校舎である。

 

 関西の人以外には伝わりにくいかもしれないが、摂津本山といえば灘高の膝元。周囲は岡本・芦屋・六甲・御影、谷崎潤一郎でさえ憧れの対象と感じた、日本を代表する高級住宅地である。

 

 そんなすげー場所で、田舎育ちのサトイモ君なんかが偉そうに授業をしていいのか。顔じゅう毛だらけのキウィ君なんかが英語学習について語りまくって、関西で1か2を誇るお嬢様&お坊ちゃまの皆様に失笑されないのか。

 

 身も縮む思いで、今井君は公開授業に臨んだ。出席者、約100名。冒頭の爆笑はあっという間に大爆笑へ、大爆笑は激爆笑にまで高まった。

       (摂津本山、祝勝会風景 2)

 

 終了後は、もちろん豪華懇親会。エビスさまのエビス顔はますますニッコリ&ニカニカ、口が耳まで裂けるほどの激烈なニッコリ&ニカニカぶりになって、会場の焼肉店に上がり込んだ。

 

 今井の肉好きは、全国のスタッフの皆さんが熟知していらっしゃる。「今井といえば、肉」。その定評が染み込んだのは、2012年から2013年にかけて。アルゼンチンやオランダや唐津で日々肉ばかり貪りあるき、その様子をこのブログに書き込んだ頃である。

 

 しかし諸君、ワタクシは好きなものばかり貪りまくる最強の「バッカリ食べ男」。牡蠣、ムール貝、すっぽん、天ぷらに鯛めし、熊に鹿にイノシシ、自分の中にブームがくると、2年も3年もそればかり食べまくり、そのブームが去ると見向きもしない。そういう気まぐれエビスである。

 

 しかしその気まぐれも、お酒だけは30年にわたって全く変わることがない。ワインでも焼酎でも、日本酒でもウィスキーでも、目の前に存在するあらゆる酒を大量消費すること、またその勢いも豪快さも、おそらくこれからも衰えることはなさそうである。

 

1E(Cd) PrestonBACHORGELWERKE 5/6

2E(Cd) PrestonBACHORGELWERKE 6/6

3E(Cd) J.S.BACHSILVIACantata Opera in 3 Acts1/2

6D(DMv) THE LUCKY ONE

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