Thu 181011 ネコの表彰状/途切れがちであることの弁明/博多「かろのうろん」 3736回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 181011 ネコの表彰状/途切れがちであることの弁明/博多「かろのうろん」 3736回

 いやはや、ずいぶん引っ張った。「表彰されることになりました」「たいへんだ、表彰状をもらうことになっちゃった」と書いたのが2日前。読者諸君の中には、「なんだ」「なんだ」「なにごとだ?」と、ずいぶんヤキモキした人もいらっしゃるだろう。

 

 しかし、まあいいじゃないか。こんなにノンベンダラリと怠惰に生きている今井君だ。表彰なんて言ったって、どうせ大したことではないことぐらい、誰でも分かっているはずだ。努力もせずに、天下を揺るがすほどの素晴らしい表彰が受けられるほど、この世の中は甘くない。

 

 いただいた表彰状は、今日の1枚目の写真として掲載する。ご覧の通り、まさに拍子抜けもいいところ。「なんだ、ビックリして損した」と、むしろ安堵の胸を撫でおろす人が多いんじゃないか。

   (ニャゴロワの長生きに対して表彰状をいただいた)

 

 実はニャゴロワは、すでに16歳になっている。1224日は17歳の誕生日だ。だから表彰状、ほぼ1年遅れで届けられたことになる。天国のなでしこも、例のシマシマの顔で大喜びしてくれているだろう。

 

 なでしこだって、あと3年頑張って長生きしたら、こんな立派な表彰状がもらえたのである。2匹ほぼ同時期に重い腎臓病にかかったが、身体が小さいなでしこは、日々の点滴の負担に耐えられず、3年前の1020日夕刻、静かに天国に旅立った。

 

 ニャゴ姉さんとは、体重差が2kgもあったのだ。純白のニャゴ姉さんは、生まれた時から「綺麗なネコだな」と近所でも評判になるほどの美猫。広大な雪のロシア平原のイメージから、16年前の若き今井君は迷わず「ニャゴロワ」と命名した。

(表彰状をいただいたニャゴロワ。今日もマコトに元気だ 1)

 

 一方の典型的な日本のキジトラ猫 → なでしこは、ピンクのお鼻がナデシコの花にそっくりだったから、こちらも迷わず「なでしこ」と命名。「やまとなでしこ」とは、あんまり深い関係はないのである。

 

 姉妹の一方は3年早く死んでしまったけれども、この表彰状は、ニャゴ姉さんとなでしこと、2匹が力を合わせてもらったものである。「ニャゴ姉さん」と呼んではいるが、実際には姉がなでしこ、妹がニャゴロワである可能性が高い。

 

 10日後、1020日が3回目の「なでしこ忌」である。お墓は調布・深大寺の霊園にあって、なでしこ忌が終わるころには、深大寺の境内もそろそろ紅葉の時期になる。

 

 そう言えばちょうど先週のこと、信州松本・諏訪・茅野のあたりではすでに紅葉が始まっていた。長生き表彰状は、まさにぴったりの時期に届けられたのである。

(表彰状をいただいたニャゴロワ。今日もマコトに元気だ 2)

 

 ついでに「最近、ブログ更新の頻度が下がってますね」という声にもお応えしておきたい。諸君、確かに頻度が下がってしまってマコトに申し訳ない。10月に入ってからは、更新が2日に1回のペースなっちゃった。

 

 つい3ヶ月前まで、10年間1日も休まないハイペースに付いてきてくれた読者諸君としては、「たったこれだけじゃ物足りない」「もしかしてサトイモさん、燃え尽き症候群?」という気持ちももっともだ。

 

 しかし確認しておくが、2018年6月27日以降のブログは、あくまで「2次会」であることが原則。ワタクシは2008年6月5日ブログ開設の日に、大胆にも「10年続ける」「1日も休まない」と宣言。うるう年2回まで計算に入れて、ホントにそれを達成してみせたはずだ。

(表彰状をいただいたニャゴロワ。今日もマコトに元気だ 3)

 

 10年達成直後には、実はキッパリ潔く「完結宣言」「終結宣言」をしてもよかったのだ。一次会でサッサとオヒラキにして、何事もなかったように雲散霧消、全ては一夜の夢だったと言ふことにしたほうがカッケーとも考えた。

 

 しかしそこはダラシなさを絵に描いたような今井君だ。2次会とか3次会とかいう話があれば、そのチャンスを決して逃しはしない。2次会、もちろん行きますよ。3次会でも4次会でも、朝が来るまで付き合いますよ。そういうスタンスで生きてきた。

 

 もしも「もう帰る」「明日が早いんで」「もう飲めねえよ」「もう食えねえよ」などと発言する弱気なヤツがいれば、「オマエ、病気か?」とアルハラ寸前の発言をしていた。行こうぜ、行こうぜ、明日が早いなら、朝まで付き合えばいいことじゃん。そういうタイプの男子である。

         (熊本の思ひ出 1)

 

 だから諸君、ブログの2次会もマコトにしつこいのである。述べるは、述べるは、ナンボでも述べる。「すいませーん、『述べる賞』くださーい♡」、そういう勢いである。

 

 しかしさすがにやっぱり2次会だ。1次会並みの勤勉さは遵守できない。飲むにしても、バカも休み休み飲む。むさぼるにしても、バカも休み休み貪る。同じように、述べるにしても、バカも休み休み述べないと、もう述べる勢いがなくなって、ヘトヘトに疲れ果てる。

 

 だから諸君、このところの頻度の低下、許してくれたまえよ。2次会の店の奥の方で、ちょっと30分か1時間ひと眠りしてくる感覚だ。短時間スヤスヤ&スヤーッとしてくれば、またまた元気百倍、ナンボでも述べ始めるはずだ。

 

 そもそも、どんなに長いものだって、たまには途切れてくんなきゃ困るじゃないか。適度に途切れてくれなけりゃ、麺類だって食べにくくてたまらないじゃないか。

 

 つい最近のシルミオーネ滞在でも、今井君は連日スパゲッティを食べ続けた。アーリオオーリオ、どの店もマコトに旨かった。学部生時代に熱く練習した甲斐あって、今井君はスパゲッティをフォークに巻き巻きするのが抜群に上手なのである。

         (熊本の思ひ出 2)

 

 しかし諸君、スパゲッティでも蕎麦でもうどんでも、やっぱり適度にプツプツ切れてきれなきゃ困るのだ。数十メートルも限りなく続く麺類が皿に盛られて登場してみたまえ。出された側は目を白黒させるしかない。

 

 今年6月26日の「10年達成」まで、今井ブログの読者はおそらくそういう「お目目 → シロクロ症候群」に晒されていたに違いない。

 

「どうせ、すぐ終わる」

「どうせ、すぐに途切れる」

「どうせ、すぐにタネ切れになる」

そうタカをくくって読み始めたら、線路は続くよどこまでも、うどんも続くよどこまでも、麺がちっとも途切れてくれないので、途方に暮れていたはずなのだ。

(博多名物「かろのうろん」。店内は写真撮影禁止である 1)

 

 その辺を確認するために、10月8日の今井君は博多のうどんをすすりにいった。中洲の名店「かろのうろん」である。朝11時に開店であるが、開店10分前の1050分、すでにお店の前には20人ほどの列が出来ていた。

 

 ラーメンなら珍しいことではないが、「うどんに長蛇の列」、これはもう常軌を逸している。うどん屋じゃなくて、完全に観光名所と化している。日本語に韓国語、中国語に英語。飛び交うコトバもさまざまだし、お店の側の外国語対応も見事なもので、英語の発音はもうクロートはだしである。

 

 ベルトコンベア式に、たいへん効率よく客をさばいていく。客は各種言語で指示されたテーブルに直行し、各種言語のメニューを眺め、そこいら中に貼り出された「写真撮影禁止」の貼り紙に素直に従う。

(博多名物「かろのうろん」。店内は写真撮影禁止である 2)

 

 ガイドブックに記された通りに「ゴボウ天うどん」を注文し、トリップアドバイザーに書かれている通りに「おいなり3ケ」または「おにぎり2ケ」を追加し、ネットのクチコミ通りにネギを山ほど乗せてうどんをすする。

 

 今井君はちょっとおヘソを曲げて、「肉うどん」を注文。しかし「おいなり3ケ」と「ネギを山ほど」の部分は、他のお客に素直に従った。だって諸君、テーブルの上の丼の中で、すでに刻んだ大量のネギが、ネギ臭い匂いをプンプンさせている。使ってあげなきゃ、すぐにしおれちゃうだろう。

 

 こうして博多の今井君は、「どんなに長いものでもプツプツ途切れたほうが扱いやすい」という事実を確認。あくまで読者諸君の便宜と心の健康のために、「1日おきぐらいのほうがいいのかな」「だって2次会なんだから」とニヤニヤ、少しは怠けてみることにしたのだった。

 

1E(Cd) Jan GarbarekIN PRAISE OF DREAMS

2E(Cd) Bill Evans & Jim HallINTERMODULATION

3E(Cd) John DankworthMOVIES ’N’ ME

4E(Cd) Duke EllingtonTHE ELLINGTON SUITES

5E(Cd) Bill Evans TrioWALTZ FOR DEBBY

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