Tue 181009 表彰状をいただいた/何の表彰かは後日/熊本400名の大盛況 3735回
たいへんなことになった。今井君が表彰されることになった。立派な表彰状が準備されていて、「永年にわたり…ことを、ここに表彰いたします」と記されている。
地味なサトイモ♡今井君なんかが表彰状をもらうのは、おそらく数十年ぶりである。記憶をたどっても、鮮明な記憶の次元には、そんな栄誉の記憶はない。
はるかな時空のかなた、高校生時代はおろか、中学生時代よりももっとかなた、小学生時代の「世界児童画コンクール金賞」とか、小学1年だったか2年だったか、書道コンクール銀賞で学校総代になったとか、カスミと雲の向こうに輝かしい記憶が残っているぐらいである。
他に何があったかね? 「読書感想文コンクール金賞」のトロフィーなんてのもあったし、あんまり上手に書きすぎた紀行文が「うますぎる」「オトナの手が入っているに違いない」みたいな論争を地域に巻き起こしたこともあったけれども、全ては遥かなコドモ時代の出来事だ。
つまり諸君、このワタクシこそ「10で神童、15で才子、20歳過ぎればただのヒト」の典型であって、高校生時代に遊び呆けて学力が急落、学力の周辺部も一切の輝きを失い、学部進学以降は何一つ人に褒められたことがない。
あえて今の今井君を表彰しようとすれば、「アルコール消費量大賞」「年間移動距離グランプリ」「ブログ10年3652日連続更新アッパレで賞」ぐらいか。
もしも「金農旋風」が今年の流行語大賞に選ばれるとすれば、そのアシスト賞として「25年も前から金足農の活躍を予言していたオジサンで賞」ぐらいはもらってもおかしくない。ただし「大迫、ハンパない」という強力なライバルがいて、今井のアシスト賞は、どうやらなかなか難しい。
(10月7日、熊本400名の大盛況 1)
じゃあ諸君、いったい今井は何で表彰されるの? ノーベル経済学賞? 諸君、その方面でサトイモ君がもらえるとすれば、ノーベルけちけち賞ぐらいであって、2011年3月の大震災以来、電気のスイッチをコマメに消して歩くことでは、世界に類を見ない倹約ぶりを継続してはいる。
物理学賞や医学生理学賞は、人生のスタート2秒か3秒で否定されたフマジメ人間である。たゆまぬ地道な努力の継続の才能は、生まれ落ちた瞬間に消滅した。最後に努力したのって、いったいいつだったろう。
では、文学賞? そんなこと言ったって諸君、その面でも才能の欠如は明らか。3735回、文庫本にして200冊分も文章を書きまくったにも関わらず、その価値をマトモに評価してくれるのは、日本全国で数人というのが現状だ。
それでもめげずに文章を書きまくるバイタリティについて、「述べる賞」なんてのも悪くない。述べるは&述べるは、おおナンボでも述べる。いったん述べ始めたら止まらない。その種の「述べる賞」、誰かがくれると言うなら、遠慮なしにいただこう。
では、いったい何の賞をもらうことになったのか。今井君は意地悪だから、今日のところはギュッと秘密にしておく。近いうちに、その立派な公の表彰状の写真を、このブログで公開しようと考える。熱い涙がどうしても止められないほど、今のワタクシは感激にむせんでいるのである。
(熊本駅の立ち食い蕎麦屋「火の国そば」。おそらく辛子蓮根が冷えすぎていたせいで、お蕎麦がマコトにヌルかった)
さて諸君、10月7日のワタクシは、九州・熊本での公開授業に臨んだ。数日前までは、「超大型で猛烈な」と言ふ恐るべき形容詞に飾られた台風25号どんが、ピンポイントで九州北部を襲う予報が飛び交い、熊本への出張が実現するか否か、危ぶまれるほどだった。
一昨年の地震以来、熊本を訪れる機会が少なくなった。むかしは熊本出張が年に3度も4度もあって、熊本のホテル日航ではすっかり常連さんと化していたが、ラグビーW杯南アフリカ戦の奇跡的勝利を熊本で迎えた夜の記憶も、すでに3年前のことになっちゃった。
秋の熊本といえば、ド派手な「どうかい祭り」が有名。本来の名は「ぼした祭り」。地元の熱狂ぶりは凄まじく、朝6時ぐらいからはホテルで眠っていることも出来ないぐらいの大騒ぎになるが、あんまり対外的に宣伝しないことになっているらしい。
(10月7日、熊本400名の大盛況 2)
しかし諸君、九州新幹線の開業以来、熊本や鹿児島に宿泊する人が減ってしまったようである。特に熊本は、博多まで新幹線で40分。熊本に出張しても、最終の新幹線「さくら」に乗れば、日付が変わる前に福岡に帰れるのである。
かく言ふ今井君も、会社からもらうヒコーキのチケットは羽田−福岡便だ。ホテルと陸路移動分は自分で手配して後から請求する手筈になっているから、「それなら福岡に泊まりますかね」という気分になる。
「中洲の屋台で一杯やってから寝んねがいいじゃないか」
「朝メシも、博多のうどんがいいじゃないか」
「帰りのヒコーキも、福岡空港からならナンボでも飛んでいるじゃないか」
「福岡空港のラーメンやステーキや居酒屋もいいじゃないか」
「えじゃないか、えじゃないか、ええじゃないか」
そういうことである。
宿泊したのは、博多中洲のグランドハイアットホテル。博多駅を15時43分の新幹線に乗れば、熊本には16時20分に到着する。JR九州の大サービスで、豪華指定席に乗っても片道2570円。もちろんネットで7日前までに予約した乗客に限られるが、これじゃ熊本に宿泊する人は激減する。
ただし、ちょいと早く到着しすぎた。スタッフとの待ち合わせは、17時30分。熊本駅の立ち食い蕎麦屋に入って時間をつぶし、タクシーをヤメにして170円の路面電車に乗り、修復の進む熊本城の景観を満喫し、まあサトイモ君独特の行動で、秋の熊本を満喫したのである。
(熊本での懇親会風景。写真は地味だが、お肉はたいへん派手だった)
公開授業は、18時半開始、20時終了。出席者400名。まさにお馴染みの
「椅子が足りなくなりました」
「立ち見の生徒も数十名」
「モーモーと湯気が上がるほどの熱気でした」
「最初から最後まで大爆笑の連続」
「酸欠状態に陥るほどでした」
という世界を、2乗にも3乗にも4乗にもして見せたのである。
保護者の皆さんも、熱気がすさまじい。90分、生徒諸君とともに大爆笑を続けるのであるが、入試制度改革やら4技能やら、正直言って受験生諸君よりもむしろ保護者の皆さんの方が「心配で居ても立ってもいられない」という状況のようだ。
そこに今井君が余裕の表情で登場。
「心配しなくてもいい、昔とおんなじ、基礎と基本をギュッと身につければ、基礎基本が人を裏切ることはない」
「慌てなさんな、どうせ今までと大して変わらない」
「この機に乗じて商売っ気タップリの業者は、避けて通った方がいい」
「音読・文法・単語・リスニング。基礎徹底が最重要」
そう言われて大喝采&大爆笑。会場はボンボン熱く燃え上がる。
(熊本での懇親会風景。おお、旨そうだ)
九州で圧倒的なシェアを誇る大規模な加盟校である。熊本高校や済々黌高校への合格率も圧倒的。今井の「E組」受講を必須とし、「D組」「C組」もやっぱり必須扱い。受講生諸君の熱心さも群を抜く。
だから400名全員が1人も居眠りなんかせずに90分、最後まで熱く集中し続けたのである。20時、時間ぴったりで終了。今井はダラシなく延長するのが大キライ。90分と言ったら90分。生徒諸君が受ける入試だって、80分と言ったら80分なのであって、時間延長なんか絶対に認めてくれないはずだ。
終了後、会場すぐそばのお肉屋さんで懇親会。オジサマ4人だけのマコトにホッコリした飲み会になった。階段状に盛り上げられた豪華お肉については、写真で確認してくんなまし。
ただし今井君は、22時過ぎの新幹線で博多に帰らなきゃいけない。飲み会は大いに盛り上がっていたが、21時30分、タクシーを呼んでもらって熊本駅に向かった。
うーん、こんなに楽しい飲み会になるなら、やっぱり熊本に泊まればよかった。そう後悔しながら、九州新幹線「つばめ」で50分、あっという間に23時過ぎの博多駅に到着していた。
1E(Cd) Sarah Vaughan:SARAH VAUGHAN
2E(Cd) JoséJames:BLACKMAGIC
3E(Cd) Radka Toneff/Steve Dobrogosz:FAIRYTALES
4E(Cd) Billy Wooten:THE WOODEN GLASS Recorded live
5E(Cd) Kenny Wheeler:GNU HIGH
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