Fri 181005 長野県松本の大盛況/いろんな松本/0点なんかじゃ許さない 3733回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 181005 長野県松本の大盛況/いろんな松本/0点なんかじゃ許さない 3733回

 このところブログ更新の頻度が低くなっていて、マコトに申し訳ない。5日に4回、3日に2回、そういうふうにだんだん頻度が下がってきて、10月に入ってからは2日に1回 → 奇数日にのみ更新、そんな体たらくになってきた。

 

 諸君、決して今井がブログにやる気をなくしたとか、疲れてしまったとか、目標を失ったとか、そういうわけではないのだ。ただやっぱり、今年6月26日、「10年1日も休まずに続ける」という目標を達成してしまってから、モチベーションがギュッと下がってしまったことは事実である。

 

 若い諸君には、是非これを他山の石としていただきたい。反面教師と言ってくれてもいい。どんなことであれ、「ついに目標達成!!」という道頓堀のグリコみたいなバンザイポーズは避けたほうがいい。あんなにパンパンだったやる気曲線が、鋭角的に下を向く。

 

 今の目標は、とりあえず5000回。「10年3652回!!」の目標達成の翌日、6月27日の段階では「6000回」と書いたはずだが、今の肩で息をするヒーコラ状態では、合計6000回は夢のまた夢だ。

 

 そもそも6000回達成のためには、勤勉に毎日更新を続けたとしても6年以上が必要だ。うーん、6年ねえ。いくら今井が懸命に頑張っても、6年後まで「ブログ」という世界が継続しているかどうか、そっちの方が心配だ。

 

 ここは1000回ほど目標を値切って、「とりあえず5000回」ということにしておきますかね。5000回なら、今日が3733回目なんだから、残り1267回。毎日更新して頑張れば、3年半で達成できることになる。3年半後、またコモ湖のヴィラ・デステを訪れようじゃないか。

 

 もちろん諸君、「夢は大きく、目標は高く」なのであるが、ブログの世界が「そして誰もいなくなった」という閑散とした状況に近づきつつあるのに、自分だけヒーコラ真っ赤になっていても始まらない。

 

 ここは達成可能な3年半後に目標を切り替えて、この20年隆盛を極めたブログの世界とともに、盛者必衰、ふんわり&ふんわりフェードアウトする覚悟がいいんじゃないか。今のサトイモはそう考えているのである。

 

 まあ諸君、あまりに長大&冗漫な今井の文章世界であるけれども、あと3年半、残り1267回、そう割り切ってお付き合い願えれば幸いだ。5行を越えれば「長すぎる」「読んでらんねえ」「読んで損した」、そういう時代でも、せめて今井程度の冗漫さに耐える精神力は必要だ。

        (長野県松本の大盛況 1) 

 

 さて諸君、10月3日のワタクシは、日本の真ん中の長野県、そのまた真ん中の松本市で公開授業を実施した。出席者は180名。当初の連絡では150名とのことだったが、若いスタッフの大健闘&大奮闘の結果、当日の駆け込み参加者も相次ぎ、保護者の皆様の参加も増えて、最終的には180名になった。

 

 松本を訪れるのは2回目、20年ぶりである。20年前、4月初めの松本で、何だか分からんがキナコのドーナツをワシワシやって寒さに耐えた。松本はたいそう寒いところ、そういう記憶しか残っていない。確かに201810月3日、電車が諏訪湖を過ぎたあたりは、すでに紅葉が始まっていた。

 

 諏訪湖については、2年前だったか3年前だったか、確か今回と同じぐらいの時期に上諏訪の温泉に入りに日帰り旅を敢行したことがある。黒い玉砂利を敷き詰めた巨大な温泉に入った後は、個室を借りて冷たいビールを飲んだ。駅の足湯の思い出も、まだ熱く心に残っている。

(新宿からの「スーパーあずさ」で松本に到着。2時間半かかる)

 

 松本に到着、午後2時。宿泊は駅から徒歩10分の「リッチモンドホテル」。チェーンのビジネスホテルであるが、松本で宿泊しようと思えば、とりあえずこのホテルが最善のようである。

 

 しかし諸君、お城で有名、信州大学で有名、日本の真ん中として有名な松本であるけれども、やっぱりどうもその地名に落ち着かない気分になってしまう。「松本」は、地名であるよりも人名として、ワタクシの心に染み込んでいるのだ。

 

 その辺はマコトに説明が難しいが、日本の名前には人名タイプと地名タイプがあるんじゃないか。人名タイプの代表は、鈴木・佐藤・高橋・安藤・今井・金子・斎藤・山本・福田など。地名タイプの代表は札幌・東京・京都・大分・函館など。松本は、今井君の感覚だと、徹底して人名タイプに属している。

 

 例えば「キミのふるさとは?」「あなたの出身地は?」と尋ねられた人が、「佐藤です」「鈴木です」「斉藤です」「今井です」と答えるシーンを想像してみたまえ。うーん、どうも違和感が拭えない。

 

 逆に「あなたのお名前、なんてーの?」という質問に、「函館です」「釧路です」「新潟です」「群馬です」「姫路です」と応じられてみたまえ。思わず「は?」と聞き返し、「珍しいですね」と驚きの表情を浮かべるしかないじゃないか。

        (長野県松本の大盛況 2) 

 

 その中間というか、どちらにでも対応できる臨機応変な地名人名も少なくない。高松君、福岡さん、松山どん。宮崎氏、長崎しゃん、前橋君、福井どん。練馬君や世田谷さんや新宿氏は珍しくても、渋谷君や豊島氏や江戸川さんならナンボでもいるだろう。

 

 広島なら、むかしむかしの日本に広島日出国(ひでくに)という有名なマラソンランナーがいた。千葉君は、1995年の金足農のエース。ベスト8まで進んだが、千葉君はケガのせいで一度もマウンドに立たなかった。岐阜君や室蘭氏に会ったことはないが、今井君の高校時代の同級生には、運動神経抜群、サッカーの上手な「名古屋君」もいた。

 

 中1の同級生には2人の金沢さんがいた。洋子ちゃんと弘子さんである。歌が上手で合唱コンクールのヒロインだった弘子さんは「かなざわ」、明るさ抜群の洋子ちゃんは「かねざわ」。いやはや、人の名前はたいへん難しい。

 

 そんな中で「松本」、これはどうしても人名タイプなんじゃないか。今井君の人生にも、関わった松本は少なくない。そもそも小学校の同級生に2人の松本がいた。お茶のお店の後継ぎだった松本源ちゃんと、草野球でピッチャーをやらせるとカーブばかり投げていた松本正憲君である。

 

 すみません、弘子に洋子、源に正憲、すべてファーストネームは(仮名)とさせていただきますが、この後も諸君、ワタクシはあまりにもたくさんの松本と関わって生きてきた。「どうすんだい?」にもPretty塾にも佐々木ゼミにも、数え切れないほどの松本先生がいらっしゃった。

            (松本)

 

 我が「3大松本」は、① 作家の松本清張、② 作詞家の松本隆、③ マツモトキヨシである。松本人志はまあいいとして、諸君、「松本伊代」「松本潤」とか「松本ちえこ」「松本哲也(元ジャイアンツ・新人王)」もリストに載っけとかなきゃいかん。

 

「松本ちえこ」は、バスボン石鹸のCMで有名。というか、有名だったというか、有名になりかけたというか、その後の人生はいろいろ有為転変があったらしいが、そこには一切触れないことにして、我々の世代の記憶の片隅に引っかかっている「恋人試験」という恐るべきヒット曲を紹介しておきたい。

 

 伊藤アキラ作詞、1976年5月発売。諸君、そこに展開される昭和の映像世界(または音声世界)を知ったならば、おそらく動転して意気阻喪ないし意気消沈、眠気も歯の痛みも、地平線の向こうにすっとんでいく。

 

「私のいちばん可愛いところどこですか?」

「1つ選んでその理由を述べよ」

と、試験形式で問いかける。選択肢として「耳、小さな瞳、まあるいお鼻」は許せるけれども、「胸、くちびる、首すじ」とくると、バブルまであと10年の時代、危険な昭和のカホリが漂うじゃないか。

 

 それに続くのが「0点なんかじゃ許さない」「100点とる人、大キライ」の名セリフである。「知っているのにワザと間違える65点のヒトが好き、好き、好き」。う、うぉ、耐えられん。梅雨時のガマン大会みたいなもんであるよ。

 

 さらにこの「恋人試験」は続いて、「私が現在やりたいこと何ですか?」という質問に、選択肢は6つ。① 歌 ② いねむり ③ 2人のテニス ④ お茶 ④ 生け花 ⑤ ちょっぴりお酒。おお、6者択一じゃ、センター試験よりグイッとむずかしい。2020年開始予定の新テスト並みの超難問じゃないか。

  (松本の講師控え室で、久しぶりにケーキをいただく)

 

 こういうわけで、人名志向の濃厚な松本に降り立ち、松本清張の「点と線」を思い、松本隆の「木綿のハンカチーフ」を口ずさみ、元松戸市長マツモトキヨシの今を思いながら、リッチモンドホテルにチェックインした。

 

 マツモトキヨシの本社は、千葉県松戸市新松戸。そのすぐそばのアパート「テラスエルム新松戸」で27歳から30歳まで生活した今井なのである。その松戸人パワーに火をつけて、公開授業の開始までにとりあえずブログをアップした。

 

 典型的なビジネスホテルの一室で「イヨはまだ16だから」「ニャゴはもう16だから」とよく分からん鼻歌を歌い続け、やがて17時、美しい信州の夕焼け空に眺めながら、「もし恋人試験にパスしちゃったら、いったいキミたちどうすんだい?」と問いかけつつ、松本の今井君はクルマに乗り込み、いよいよ公開授業会場 → 松本商工会館に向かうのであった(明日に続く)。

 

1E(Cd) Keith Jarrett & Charlie HadenJASMINE

2E(Cd) Ann BurtonBLUE BURTON

3E(Cd) Harbie HancockMAIDEN VOYAGE

4E(Cd) Miles DavisKIND OF BLUE

5E(Cd) Weather ReportHEAVY WEATHER

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