Sun 180722 京都でカレーうどん/ソフトクリームも食いたい/池袋の大盛況 3674回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 180722 京都でカレーうどん/ソフトクリームも食いたい/池袋の大盛況 3674回

 これでまあ、今年の祇園祭とはお別れだ。それなら京都から素直に帰ればいいものを、クラウンプラザホテルのロビーを歩いていたら、意地でもカレーうどんをすすって行きたくなった。ロビーに掲げられたノボリに「近江牛カレーうどん&近江牛カレーライス」の文字が踊っていたのである。

 

 そもそもお外は気温38℃を優に超え、39℃にぐんぐん接近している時間帯。アスファルトの路上に3時間近く立ち尽くしていれば、全身すっかり汗だくである。

 

 この状態の胃袋にカレーなんか流し込んだら、外側からも内側からも汗が吹き出して、おそらく収拾がつかなくなってしまう。でもまあいいじゃないか。食べたあとは、部屋に戻ってシャワーを浴びてから帰るのだ。

 

 熱中症予防には、適度な水分補給だけじゃ足りないはずだ。塩分もキチンと補給しなきゃいけないし、適切なカレーの補給もきっと大切なのだ。

 

 大熱波が連続するインドで、人々が熱中症にかかりにくいとすれば、そりゃきっとカレーのおかげに違いない。サトイモ君は、「熱中症予防にはカレーが一番」と自らに熱く言い聞かせながら、昭和のカホリたっぷり、古色蒼然としたロビーのカフェに闖入して、迷わずカレーうどんを注文した。

     (京都のホテルでカレーうどんをすする)

 

 カフェの奥は、ビュッフェレストランになっている。食べ放題&飲み放題で3000円だったか4000円だったか、それなりにお年を召したオジサマ&オバサマの集団が、マコトに嬉しそうにビュッフェとテーブルを行き来している。

 

 ビュッフェには、「ソフトクリーム」などというものも存在する。自分で機械を操作してクルクル、炎天下の山鉾見物のあとは、ソフトクリームの食べ放題にしても悪くなかった。向こうのテーブルで、60歳代後半と思われるオバサマが、たいへん自慢げにソフトクリームを召し上がっている。

 

 しかし諸君、「後悔先に立たず」。カレーうどんをお願いしちゃった後で「ソフトクリームが食べたいな」「ソフトクリームが食べたいな」と駄々をこねてみても、「あれはビュッフェのお客様だけです」「単品での設定はございません」と、おそらく素っ気なく断られてしまうに決まっている。

 

 これがもし湯水のようにオカネの使える大金持ちのオジーサマなら、駄々をこねるマゴの頭をなでなで、「よおし、オジーチャマのオカネでビュッフェもお願いしちゃおう」「ソフトクリームだけたっぷりお食べ」とニッコリ、マゴの将来を台無しにしてしまうところだ。

 

 しかし今井君は大金持ちでもないし、マゴを溺愛するジーサマでもないし、そもそも「ソフトがほしいよ」と駄々をこねているのは、マゴではなくて自分自身である。

 

 ギュッと自重したワタクシは、お店の人に駄々をこねるのはヤメにして、その代わり「カレーうどんに追加して、ビーフカツサンドもください」と申し出た。

 

 これにはお店の人も「は?」であり「へ?」であり「ほ?」であろうが、まあこれはそんなに非常識な振る舞いではないだろう。運動部の高校生や体育会系の大学生なら、うどんとサンドイッチぐらい、3口か4口で胃袋に送り込む。

(うどんだけでは足りないから、近江牛カツサンドを追加する)

 

 近くのテーブルのオジサマ&オバサマ4人組は、4人仲良くカレーうどんをすすっているが、背伸びして丼の中を覗き込んでみると、マコトにお上品な京都のうどんがちょっぴり、カレーの中でトグロを巻いているだけだ。

 

 ならば諸君、ここは炭水化物2本立てを決行し、その勢いでソフトクリームの恨み&ツラミを晴らせばいい。昨年8月のノルウェーの旅以来、ノルウェー語で「ソフティス」と呼ぶソフトクリームの大ファンになっちゃったが、今日のところはスゴスゴあきらめようじゃないか。

 

 ただし近江牛のビーフカツサンド、揚げた油が濃厚すぎて、我が楕円形の胃袋が「油っこいよ」「油っこいよ」と不平不満を漏らし始めた。ホテルをチェックアウトする頃から、キツい胸焼けが始まったのである。

 

 タクシーで京都駅新幹線口へ。外国人観光客以上に、日本のオジサマ&オバサマの大集団が駅を埋め尽くし、足の踏み場もない。夕暮れから池袋で公開授業があるから、時間つぶしにちょいと飲み屋に入るわけにもいかない。

 

 途方に暮れたサトイモ君は、新幹線の改札を抜け、駅構内の「抹茶屋さん」に入ってみた。「一切アルコールを出さないお店」に入るのはマコトに久しぶり。おそらく20年ぶりか30年ぶりであるが、池袋の公開授業に備えて、ここは品行方正を貫かなきゃいかん。

         (池袋の大盛況 1)

 

 アイスコーヒーを注文してホッと息をついていると、隣のテーブルに某有名人が席を占めた。個人情報にあたるかもしれないから、氏名をここに記すのはヤメにするが、元NHK、某超大国での生活が長かったオジサマである。

 

「冷やした抹茶をください」。おお、さすが有名人、注文もマコトにスムーズだ。ソフトクリームが欲しいとか、カレーうどんが少ないとか、カツサンドの油で胸焼けがするとか、アルコール厳禁がツラいとか、その種のウダ&ウダは一切ナシ。「冷やした抹茶をください」。うぉ、かっけーじゃないか。

 

 と、いうわけで、自らの幼稚さ&心の醜さ&子供っぽさを恥じいりながら、サトイモ君は転がるように新幹線に乗り込んだ。今回は完全に遊びの旅だから、新幹線も運賃の安い「ひかり」を選ぶ。

 

 JR東海の「スマートEX」なら、東京⇄京都往復で10000円もお得だ。のぞみには使えないが、のぞみとひかり、片道ほんの30分しか違わない。往復1時間の違いで10000円も節約できるなら、時給10000円の計算だ。昔の駆け出し講師時代の時間給に匹敵するじゃないか。

 

  こうして17時、東京駅に無事到着。東京も京都にヒケをとらない猛暑の中で呻吟していたが、海が近いせいでグッと湿度が高い。カラッとした京都の38℃と、むしむし蒸し風呂状態の東京の36℃、どっちがイヤかは人次第だが、サトイモ君の肉体から再び大量の汗が噴き出しはじめた。

         (池袋の大盛況 2)

 

 東京駅から池袋へは、地下鉄丸ノ内線で行くのである。山手線でもいいが、ワタクシはどうしても丸ノ内線が好きなのだ。大学受験で東京に来て、人生で初めて地下鉄に乗ったのが、この丸ノ内線であった。

 

 18歳の今井君は、池袋から乗って本郷三丁目で降りた。本郷三丁目には、受験の日と発表の日しか降りない運命になったが、まあいいじゃないか。浪人してから、御茶ノ水の駿台予備校に通うのに、またまた主な足は丸ノ内線になった。

 

 そういう懐かしい思ひ出を辿りつつ、淡路町・御茶ノ水・本郷三丁目・後楽園・茗荷谷と過ぎて、新大塚・池袋。最後まで座れなかったけれども、18歳の頃の丸ノ内線の車両にブエノスアイレスで再会した時の喜びを思い出しつつ、20分の地下鉄ライドを満喫したのである。

 

 池袋の公開授業は、19時開始、2040分終了。出席者約180名。使用したテキストは「C」。センター6番をそのまま使用するバージョンだが、今回の夏シリーズで何度も使用するうちに、このバージョンがどんどんスグレモノに成長してきた。今や「無敵」の感さえある。

 

 書いている時点で7月22日午後8時。すでに河口湖の我々の所に、秋冬シリーズの打診が届いている。「打診があればみんなOK」の今井君としては、この秋も「A」や「B」とともに是非「C」を選択していただきたいと熱望するのである。

 

 いやその前に、2020入試制度改革を前提にして、公開授業テキスト全体の改訂作業も進めなきゃいかんね。いやはや忙しい忙しい。実はあと10分で、次の授業に走っていかなきゃいけないのだ。

 

1E(Cd) Wand & BerlinerSCHUBERTSYMPHONY No.8 & No.9 2/2

2E(Cd) Alban BergSCHUBERTSTRING QUARTETS 12 & 15

3E(Cd) Richter & Borodin QuartetSCHUBERT”TROUT”  “WANDERER”

6D(DMv) CHANGING LANES

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