Sun 180708 名古屋の空港で/宮城県白石蔵王の大盛況/仙台駅前テクテク 3661回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 180708 名古屋の空港で/宮城県白石蔵王の大盛況/仙台駅前テクテク 3661回

 名古屋からヒコーキに乗ることは滅多にない。名古屋で仕事があって、その翌日に九州とか北海道とかに直接向かうスケジュールになっていない限り、「中部国際空港」を利用するチャンスはないのである。

 

 名古屋マリオットホテルを10時にチェックアウトして、名鉄特急に乗る。名鉄の特急には「一般車」と「特別車」があって、1本の電車の1両だけが座席指定の「特別車」になっている。360円払えば確実に座れるから、疲れている時にはマコトに便利である。

 

 このシステムが日本全国に広がれば、相互乗り入れのせいで「始発駅から座って帰る」という行動が困難になっちゃった路線でも、まあなんとか座ることが可能になりそうだ。首都圏や関西圏の鉄道会社も、早く見習ってほしいのである。

 

 7月3日、何でサトイモどんがそんなに疲れていたかといえば、もちろんサッカーのせいである。午後11時就寝、午前2時58分起床、午前4時すぎに歓喜の雄叫び2回、4時半ごろからは悲嘆と絶望の絶叫3回。赤い悪魔の強烈なカウンターになすすべなく決勝点を奪われ、ワタクシはベッドに倒れこんだまま朝9時まで意識を失っていた。

 

 だから名鉄特急の30分、ただ呆然と知多半島の風景を眺めていたのである。電車が知多半島を南下し始めると、大都市♨名古屋の近郊とは信じがたいほどののどかな田園風景が続く。松の木が増え、右の車窓に伊勢湾が見えると、間もなく中部国際空港である。

      (宮城県白石蔵王、200名の大盛況)

 

 国際線と国内線が渾然一体となっていて、国際線方面は中国語の嵐、国内線は呆れるほど閑散としている。ラウンジも、国内線のラウンジはJALとANAとがいっしょくた、高級感は全くナシである。つまらないので、「ひつまぶし」を食べに出かけた。昨日の写真の1枚目と4枚目5枚目がそれである。

 

 何しろ今井君は30歳をすぎるまで、「ひつまぶし」の存在すら知らなかった無知な楕円男である。ウソでも何でもなくて、30歳までのワタクシは「ひまつぶし」だと信じて疑わなかった。許してくれたまえ。「名古屋の人って、面白いな。うなぎで暇つぶしをするんだ♡」とニヤニヤ、心の底から暇つぶしだと思い込んでいた。

 

 空港の中は、ラーメン屋もお蕎麦屋もお寿司屋も、みんなみーんな中国語の嵐。日本語なんかサッパリ聞こえてこない。それもそのはず、国内線は閑古鳥が鳴いていて、ANAJALも混ぜこぜのラウンジだって、中にはオジサマ3人しかいなかった。

 

 だから諸君、ひつまぶしの名店「◯や」に入っても、ほとんどのテーブルが中国のオカタ。声高な中国語会話の合間に、盛んにスマホでパシャパシャ、ホントに嬉しそうにしていらっしゃる。

 

「◯や」と書いて「まるや」と読む。広島のお好み焼き「高砂◯」が「たかさごまる」なのと同じことであるが、見渡したところ中国人の比率は約8割。日本の人間はマコトに肩身の狭い思いをする。

 

 何だか悔しいから、日本人代表♡今井クマ蔵は、メニューの中で一番高級なひつまぶしを注文。「プラス350円でお吸い物は肝吸いになります」と言われれば、1も2もなく「はい、お願いします」と応じ、ついでだから約900円の肝焼きも注文。豪華な昼食をワシワシ貪った。

      (上空から中部国際空港を眺める)

 

 しかし諸君、中部国際空港、もう少し国内線に力を入れなきゃダメなんじゃないか。寂しくなるほどのガラガラぶりだ。名古屋 → 仙台便なんか、諸君、プロペラ機である。

 

 名古屋は人口230万の大都市だし、仙台だって今や100万を超える都市になった。人口合計300万をラクラク超える大都市圏を結ぶヒコーキが、小型のプロペラ機とは情けない。

 

「新幹線を使います」ということになれば、東京まで1時間半、東京からも1時間半、乗り継ぎを合わせて4時間もかかる行程になる。ヒコーキが参入するにはもってこいの路線なのである。

 

 それなのに、広々とした国内線ターミナルはガーラガラ。空港職員がチラホラ暇そうに歩いているほか、乗客の姿はちっとも見かけない。仙台便なんか、「ヒコーキまでバスでご案内」。2台目のバスに乗った乗客は今井君と、もう1人のオジサマだけであった。

 

 上空から眺める中部国際空港は、おお、なかなかすげー施設なのであるが、仙台便は下の写真に示した状況。最後方の座席からの眺望は、「こりゃいかん」「そろそろ廃止路線かな?」というアリサマなのであった。

(名古屋 → 仙台便。小型プロペラ機でも、このガラガラ感だ) 

 

 仙台に到着、13時。いったんホテルにチェックインして、深夜&早朝の絶叫5回の疲れを癒す。仙台での宿泊は、いつもなら西口のウェスティンホテルなのだが、本日はワケあって東口「ホリデイ・イン」を選択した。

 

 うーん、やっぱりワタクシはウェスティンがいい。「ワケあってとは、どういうワケがあったのか」というに、4月に参加したキャンペーンで「IHGグループホテルに9泊すれば、18000ポイントもらえます!!」の9泊目だったのである。いやはや、情けないことをした。

 

 7月3日のお仕事は、仙台から新幹線で15分ほど南下した「白石蔵王」の駅前である。確か6年ぶりだったか7年ぶりだったか、たいへん懐かしい。「ようこそ今井先生」というドデカい看板を掲げて、若いスタッフの皆さんが待ち受けてくれていた。

 

 夕闇せまる駅前に、他の人影はほとんどない。タクシーが2台止まっているが、いったいいつお客を乗せられるのか、見当もつかない。お店も全く見当たらず、はるかかなたにコンビニの明かりがボンヤリ灯っているだけである。

    (この巨大会場を、満員にしなきゃいけない)

 

 この町で、いったいどこから人が集まってくるのかわからないが、「今日は200名を超える参加者があります」と、スタッフ諸君は嬉しそうである。20時開始。確かに200名を超える参加者があって、マコトに広大な会場は間違いなく満員になった。

 

 学年は、中1から高3までさまざま。保護者の姿も多い。中には3歳か4歳の小さな子供を抱っこしたママもいらっしゃる。ここまでさまざまだと、いったい誰をターゲットにして話を進めたらいいのか難しいのであるが、そこはそれ、大ベテランのキウィ君だ。臨機応変、何とでもなるのである。

 

 21時半、大喝采の中でステージを降りる。我ながら大満足の出来であるが、こりゃ困った、「本日は懇親会をナシとさせていただきます」と申し渡されてしまった。

 

 お食事会ナシ、祝勝会ナシ、これでもう5回連続であるが、大阪や名古屋みたいな大都市なら何とかするけれども、何しろここは白石蔵王だ。駅前に1人で入れるお店なんか全く見当たらない。

(東北新幹線・白石蔵王駅、22時00分。これから30分待たなきゃ電車は来ない)

 

 しかも諸君、仙台に帰る次の新幹線は、2230分発。タヌキが出てもちっとも不思議のない真っ暗な駅で1時間、ひとり寂しく新幹線を待つ羽目になった。KIOSKはおろか、ビールの自動販売機すら見当たらないのである。

 

 仕方なく新幹線ホームに上がってみたが、他の乗客は1人もいない。「そのうち誰か来るだろう」と思っていたが、最後までホントに1人も来ない。駅員さんが胡散臭そうに夜中の楕円人間を見つめている以外、人間の気配は一切感じられないのであった。

 

 仙台に到着、23時。ホテルまで寂しく歩いて行くと、閑散とした仙台駅東口に生温い雨が降り出した。駿台仙台校の前を通り、「SUNDAI SENDAI」というダジャレっぽい看板を見てますます寂しくなり、ふとオオカミさんよろしく仲間を探して高い遠吠えを始めそうになった。

 

 昔の日本には「テクテク歩く」という表現があり、タクシーをもじって「テクシーで行くか?」などと苦笑しあったものだが、まさにこの夜の今井君はテクシーな気分。コンビニで購入したサンドイッチ2つ、缶ビールにウィスキーも買い込んで、寂しい一夜の締めくくりとしたのである。

 

1E(Cd) Michael DavisMIDNIGHT CROSSING

2E(Cd) Sheila E. & The E-TrainHEAVEN

3E(Cd) Tower of PowerURBAN RENEWAL

4E(Cd) MenuhinBRAHMSSEXTET FOR STRINGS No.1 & No.2

5E(Cd) Holliger & BrendelSCHUMANNWORKS FOR OBOE AND PIANO

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