Fri 180706 駅弁の単独パーティーが続く/名古屋・今池ガスビルの大盛況 3659回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 180706 駅弁の単独パーティーが続く/名古屋・今池ガスビルの大盛況 3659回

 ダイエットしなきゃ。ダイエットしなきゃ。今井君はこの10年、常にその強迫観念に悩まされ続けている。だってワタクシには、何事にも限度と言ふものがないのだ。

 

 ブログ1次会の10年 → 3652回が滞りなく完了して10日が経過する。3日間にわたる完全休養の後、予告通り2次会に入り、今度は「6000回」を目標に次の7年に突入した。

 

  文章ダイエット宣言をして、「文章は文庫本4ページ程度にとどめます」と宣言したのに、早くも連日大幅にオーバーしてしまっている。ま、要するにダラしないのである。

 

 世の中は何事も「簡潔志向」であって、一般人は4行程度の文章で「つぶやく」ことしか許されない。それなのに、連日の文庫本6ページ超。うーん、自重しなきゃ。短くしなきゃ。「ダイエット&ダイエット」なのだが、我が濃厚な欲望を抑制するのは至難のワザである。

        (名古屋、今池の大盛況 1)

 

 生牡蠣もフィレステーキも、胃袋に詰め込めるだけ詰め込まなきゃ気が済まない。カレー屋でもラーメン屋でも、その店に存在する一番高くてデカいヤツを注文しなきゃ気が済まない。日本酒の店でも同じことであって、1合ずつ、一番高い方から飲み比べるのが定番である。

 

 駅弁だっておんなじだ。東京と名古屋、東京と仙台、大キライな新幹線での出張が多くなってしまった段階で、「よっしゃ、一番豪華な駅弁から順番にワシワシ貪っていくべ」と、腹の中のコブシを固めたものである。

 

 今井君の腹の中には、鬼のようにデカいコブシが1つ入っているのである。鬼のコブシはマコトに貪欲であって、意志薄弱な今井君のナヨナヨした意志では、どうしても鬼のコブシを落ち着かせることができない。

 

 食いたいよ、食いたいよ。飲みたいよ、飲みたいよ。ましてや諸君、「懇親会ナシ」「祝勝会省略」の公開授業が連続すれば、一人寂しく今井君は単独パーティーを催しがちになっていく。帰りの新幹線ばかりか、往路の新幹線でも、「その場で一番高い駅弁」を求め、新幹線ホームを右往左往する。

 

 もちろん、駅弁である必要はないのだ。最近の東京駅は「駅ナカ」も異様なほどに充実。高級中華弁当、高級寿司弁当、高級牛タン弁当、色とりどりの「高級いなり寿司」なんてのも手に入る。

 

 ただし、その手のお店はいつ見ても長蛇の列が出来ている。15分も20分も列に並び、ついに高級いなり寿司をゲットしてニッコリするのもいいが、さすがに「これから仕事」という時に、そんなにのんびりしているのもおかしいじゃないか。

       (東京駅で購入、高級駅弁 1)

 

 7月2日、東京から名古屋に向かう。まさに運命の日であって、何しろ今井君はサッカーに関してはシロートであるから、今の日本代表ならベルギーには勝てそうな気がしてならない。きっと勝つ。ならば前祝いだ。

 

 どうも今夜の公開授業も「懇親会ナシ」「祝勝会ナシ」で、終わったらサッサとホテルに帰還しなきゃいけないムードが漂っている。うぉ、あまりに寂しいじゃないか。ならば諸君、往路の新幹線の中から高級駅弁を広げ、サッカーの祝勝会を始めちゃおうじゃないか。

 

 購入したのは、博多明太子の名店「やまや」が作る「福岡藩 粋の膳」。サブタイトルに「やまやめんたい彩膳」とある。大っきな明太子と、甘鯛の西京焼きがゴハンの上にのっかって、1300円。ワタクシは明太子の大ファンであって、明太子さえあれば丼飯3杯は軽い。迷わずこれに決めた。

 

「で、旨かったんですか?」であるが、うーん、確かに旨かった。甘鯛、おいしゅーございました。明太子、おいしゅーございました。しかし諸君、旨かったけれども、胃袋内の鬼のコブシが、「えっ、たったこれだけ?」とワガママを言い出した。

 

 だって諸君、写真3枚目を眺めてくれたまえ。明太子と甘鯛でゴハンを平らげてしまってから気づくのは、「残りはシイタケ&タケノコの煮物、煮卵が半分と、キンピラだけじゃん」という寂しい状況である。

 

 あとは梅干し1個と高菜少々。「おやま、あらま、どうしましょ?」であって、あまりに寂しい今井君は、「こりゃまた名古屋駅ホームできしめんでもすすりますかね」と、早くもソワソワしはじめた。いやはや、何とも愚かなサトイモ君なのである。

       (東京駅で購入、高級駅弁 2)

 

 今日のお仕事は、名古屋駅から市営地下鉄で4駅だったか5駅だったか、「今池」という駅の上の今池ガスビルが会場。「ガスビル」というネーミングが何だかコワい。突然「ボン!!」と行きそうな危険を感じないこともない。

 

「今池」と書いて「いまいけ」と読む。「いまいけ」と来れば、「今行け」ないし「今井家」、そういう世界を想像しないかね? 黙って立っていてもジュンジュン汗ばんでくる7月の名古屋で、「今井、今行け」と厳しく自らに命じる今井君なのであった。

 

 さすがに連日連夜、駅の弁当ばかり意地汚く腹に詰め込んでいるだけあって、このごろの今井君の迫力はもうタダゴトではない。今池ガスビルに集結した生徒諸君 → 約110名は、公開授業開始直後からもう完全に今井君のトリコになっちゃった。

 

「長文読解が、ホントに弱いのか?」と問いかけられて、しばし呆然自失の彼ら&彼女ら。データによると、実はセンター試験で最も得点が低いのは、第1問「発音&アクセント」なのだ。

 

 下線部の発音が違うものを1つ選べ。

1 ① commit   ② convince    ③ insist   ④ precise

2 ① helped   ② laughed   ③ poured   ④ searched

3 ① bird   ② hard   ③ journey   ④ work

うーん、30年前なら高校入試に出題されていたレベルだ。

 

 こんなのが出来ない受験生に「速読力」「4技能」「スピーキング」だなんて、単なる絵に描いたモチじゃないか。「センター試験で一番カンタンのは、実は第6問」。まず量の面から、次に質の面から、大爆笑の連発の中で今井君が説くのはそのことなのだ。生徒諸君が90分で完全に魅了されちゃうのは当然である。

     (名古屋市営地下鉄、「今池」に到着)

 

 スタッフの中には、15年前の今井君を知っている人もいらっしゃる。考えてみれば、21世紀初頭のワタクシは、激しい逆風をモノともせずに、日々の激闘に耐えていたのだ。スタッフの皆さんと語り合えば語り合うほど、彼ら彼女らとの祝勝会を開催したくてたまらなくなった。

 

 終了、2030分。案の定「懇親会ナシ」と言ふ結論であって、とっとと地下鉄に乗せられ、マコトにとっとと宿泊先のマリオットホテルに帰ってきた。ま、この日の深夜3時からは何がなんでもサッカーを見なければならない宿命だったから、これはこれで悪くはなかったのである。

 

 名古屋から電車で1時間以上かかる岡崎の街から、差し入れの日本酒を1本いただいた。東大合格者数で有名な超名門・岡崎高校に通っている高3の女子生徒が、今井君のすげーファンであり、保護者の方が「どうしても」とおっしゃって、わざわざ差し入れをしてくれたのだという。

        (名古屋、今池の大盛況 2)

 

 嬉しいじゃないか。嬉しいじゃないか。この夜のサッカー観戦のオトモにこんな高級な日本酒があれば、例え食事が「またまたお部屋でボッチ駅弁」ということになっても、ワタクシはこれで耐えられる。

 

 午前5時、マリオットホテル38階の部屋には、強烈な夏の朝日が差し込んでいた。大健闘の末、日本代表は敗れたのである。終了間際、日本のコーナーキックの判定になった瞬間に、ベルギーの長身選手4名が、ゴールライン上で短距離の陸上選手よろしく強烈な迫力で身構えていた。

 

 おそらく何度も何度も繰り返し練習し、練りに練られた基本プレー。何が何でも1点をゲットしなきゃいけない場面で、あえて相手側にコーナーキックを与える。相手バックスがゴールに寄ってくれば、4人が全速力でピッチを縦に駆け抜ける。そういう乾坤一擲の一瞬だったに違いない。

 

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