Wed 180704 住吉さんの由来/知多半島の大盛況/懇親会ナシじゃつまんない 3657回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 180704 住吉さんの由来/知多半島の大盛況/懇親会ナシじゃつまんない 3657回

 こうして6月30日の午後2時半(スミマセン、昨日の続きです)、ワタクシは名古屋のマリオットホテルにチェックイン、夕暮れからの公開授業に備えて「短時間お昼寝♡」と言ふマコトに怠惰な行動に出た。

 

 しかしこうしてのんびりベッドに横たわってみると、いろいろクダランことが気にかかるのである。この日のお仕事は知多半島の真ん中、「半田住吉」という町で行うのであるが、ついさっき新幹線ホームできしめんをすすった店の名も「住よし」。何か関係があるんだろうか。

 

 ついでに、愛知県の「知」と知多半島の「知」、何か共通点でもあるんだろうか。そもそも何で「愛知県」なのか、そこまで来ると、「そもそも何で愛媛県?」「そもそも何で群馬県」その他、気になる地名がズラズラ出てきて、とてもグースカ眠っていられない。

 

 読者諸君、諸君の身近にも「住吉神社」が存在するはずだ。同じ学校に住吉君とか住吉さんも通っている。きしめんも住よし、お仕事も住吉、今日これから向かう駅は、名鉄電車の住吉町なのである。いやはや住吉づくし、何だかたいへんおめでたい。

     (愛知県半田住吉、210名の大盛況 1)

 

 大阪の難波から南海電車に乗るか、通天閣近くの恵美須町からチンチン電車に乗ってひたすら南下すれば、まもなく住吉大社にたどり着く。今井君は3年前の正月3日、国立文楽劇場の初日を観に行ったついでに、人生で初めて住吉大社の初詣に出かけた。

 

 住吉さんは、海の神であり、航海の神である。お船と関係のある港町なら、何らかの意味で住吉さんと関わりがある。かく言う今井君も、15歳まで秋田市土崎港と言ふ港町に住んでいた。小学校の体育館には「がんばれ港っ子」という投げ槍な横断幕があった。

 

 だからワタクシは、大人になっても住吉さんとの関係が深いのである。日本書紀や古事記によれば、住吉さんは3柱の神の総称であって、

① 底筒男命(そこつつの おのみこと)

② 中筒男命(なかつつの おのみこと)

③ 表筒男命(うわつつの おのみこと)

さすがに日本の神話であって、ネーミングもなかなかチャーミングだ。

 

 海の神であり、航海の神であるとともに、オリオン座の3つ星を象徴するという説もある。航海と星の関係を考えればマコトにもっともな話であって、大阪の住吉大社にもお参りすべき神殿が3つ。これに加えて神功皇后も祀られている。

 

 住吉は、もともとは「すみのえ」と発音した。すみのえとは「澄みの江」であって、住むのによい清く澄んだ入江を意味したわけである。大阪には今も「住之江区」があるし、「墨江」とか「清江」も全国に点在する。ワタクシの父・三千雄の出身地も、山形県清川村である。

 

 平安以降、神仏習合の時代になると、① 底筒男命は薬師如来に、② 中筒男命が阿弥陀さまに、③ 表筒男命は大日如来、そういう難しい世界に進展していくが、今井君は仏教世界が少々ニガテ。そこから先は読者諸君がいろいろ調べてみてくれたまえ。学部のレポートぐらいなら、あっという間に出来あがりそうだ。

      (控え室から半田の住吉神社を望む)

 

 こういうふうで17時、そろそろベッドから起き上がって、ホテルのほぼ真下、名鉄名古屋の駅から特急電車に乗り、半田住吉の町に向かう。「阿久比」という駅まで20分、ここで各駅停車に乗り換えて2駅、住吉町は田園風景の真っただ中にあった。

 

 やっぱり諸君、住吉神社が存在した、しかも今井君の仕事場は、まさにその住吉神社のお隣だったのである。港町で育った男イマイは、お腹の中も住よしのきしめんで満たされ、こうして住吉さんのお隣で熱演の場を与えられる。オリオンの3つ星よろしく、まさに3拍子そろったのである。

     (愛知県半田住吉、210名の大盛況 2)

 

 半田住吉での公開授業は、19時開始、20時半終了、出席者は210名。けふの写真の1枚目が示す通りの大盛況の中、いやはやいつもにも増してチョー激しい大熱演を展開した。

 

 完全外部生も50名ほど。彼ら彼女らを何としても我々の仲間にしていかなきゃならない。今井君は楕円形ハッスル君と化して、古めかしいステージを90分間フルに駆けめぐった。その走行距離たるや、ベルギー戦大活躍の日本代表に「劣るとも勝らない」というレベルなのであった。

 

 終了後、普段なら「楽しい懇親会」「熱い祝勝会」となるところであるが、今井君の疲労とかタイトなスケジュールとかを考慮してくれたのか、本日は「懇親会ナシ」。真っ暗な神社の境内を歩いて、寂しい各駅停車の電車に乗せられ、ひとり寂しく名古屋駅に帰ってきた。

 

 今井君は、やっぱり懇親会に出席したいのである。あんな穏やかな町で210名超の大盛況になったんだから、スタッフの皆さんの大健闘を、祝勝会で讃えてあげたいのである。ワタクシの疲労だのスケジュールだのは自分で何とでもマネージするから、是非とも祝勝会を企画してほしいのである。

(懇親会ナシの夜は、名古屋の駅弁でマコトに寂しく過ごす)

 

 名古屋に帰還、21時半。「住よし」のきしめんから、すでに8時間が経過している。ポンポンの中は空っぽだ。何か食べに行きたいが、「祝勝会ナシ」と言ふ状況に、何だかすっかりしょんぼりして、これから一人でどこかに出かけようという気分になれない。

 

 致し方ない。ここは諸君、駅弁とお酒を購入して、ホテルの部屋でボッチ♨︎パーティーでもやろうじゃないか。東京ゆきの新幹線もそろそろ最終の時間帯、駅弁屋も店を閉めかけていたが、何とか最後の3つのうちの1つをゲット。それが諸君、今日の写真の4枚目「みそかつ丼」だったのである。

 

 冒頭に記した「愛媛」「群馬」についてであるが、いつもお馴染みであるとは言え、今日もまた1次会の頃に負けず劣らず、あまりに長く書きすぎた。また後日を期したいと考える。どうも諸君、群馬のモトは「クルマ」であるらしいぞよ。

 

1E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du PréBEETHOVENPIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 5/9

2E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du PréBEETHOVENPIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 6/9

3E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du PréBEETHOVENPIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 7/9

D(DMV) FALCONE

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