Tue 180703 新幹線で東奔西走の日々/マーボの秘密/駅きしめんが旨い 3656回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 180703 新幹線で東奔西走の日々/マーボの秘密/駅きしめんが旨い 3656回

 今日1日、どこに行っても、誰といっしょでも、どんな授業に出ても、何が何でもサッカーの話題につきあうしかなくて、「サッカーはあんまり…」という人にとっては、おそらくツラい1日になりそうだ。

 

 かく言うワタクシも、昨夜は午後11時にベッドに入り、午前2時58分に目覚ましを鳴らした。後半開始からしばらくは歓喜に絶叫を2回繰り返し、後半の後半に入ってからは、悲嘆の叫びを3回繰り返した。

 

 場所は、名古屋駅直結のマリオットホテル。夜景の美しい38階の部屋で一人、差し入れでいただいた日本酒をチビチビやりながらの観戦だったが、高級ホテルの分厚い壁に仕切られているにもかかわらず、そこいら中のお部屋で同じ瞬間に歓喜の雄叫びが上がり、やがて悲嘆の呻きがフロア全体を満たした。

 

 こうして諸君、おそらく同じ現象が、39階でも40階でも41階でも、要するにマリオットホテルの全フロアで起こっていたのに違いなくて、せっかくなら宿泊客全員を一堂に集め、パブリックビューイングでもやったほうが電気代の節約になったんじゃあるまいか。

 

 しかしあんまりみんながみんなサッカーの話ばかりしていたら、サッカーに興味のない読者が可哀そうだから、せめてこの今井ブログだけは、サッカー関連の話はここでとどめようと思う。長谷部も原口も吉田も長友も、香川も川島も乾も柴崎も大迫も昌子も、いやはや、世界中の絶賛に値する大活躍だった。

20514 お弁当

(新幹線で名古屋に向かう。東京駅ホームでハンバーグサンドとシウマイまんじゅうを購入) 

 

 さて今井君は、6月のオシマイの方から7月のアタマにかけて、新幹線での東奔西走を続けている。東京 → 仙台 → 新花巻 → 仙台 → 東京 → 京都 → 東京 → 名古屋 → 東京 → 名古屋 → 仙台 → 東京。いやはや相変わらずの大忙しだ。

 

 しかし諸君、ワタクシは新幹線が苦手なのである。幼稚園児じゃあるまいし、「しんかんせん!!」「しんかんせん!!」「ドラえもん!!」「アンパンマン!!」と、手を叩いてハシャいでいるわけにもいかないじゃないか。

 

 長距離移動は、やっぱりヒコーキがいい。特に夏の新幹線はキライ。だって諸君、東京駅でさえ、ゆっくりできる涼しい待合室がなかなか見つからない。

 

 ヒコーキなら、豪華ラウンジでギリギリまで涼んでいられるけれども、新幹線は汗だく覚悟。気温35℃のプラットホームで、車内清掃が終わるのを延々と待っていなければならない。折り返し運転の都合は理解できるが、車内に入れるのは発車2分前。その間に、冷たいお茶もすっかりぬるま湯だ。

 

 この状況を何とか改善しないと、日本の誇る新幹線も、フランスのTGVやイタリアのフレッチャロッサに負けちゃいかねない。ミラノでもローマでもナポリでも、「フレッチャクラブ」という名の豪華ラウンジが登場。ゆったり座って発車まで涼んでいられる。

20515 大吉

(肉の万世 ハンバーグサンド。あれれ、これってメンチカツサンドなんじゃあーりませんか?)

 

 何度も繰り返して書くようだが、車内放送もうるさすぎる。「丁寧」にも限度があって、BAKAのつくほど丁寧では、乗客は呑気に乗っていられない。

 

 例えば東海道新幹線では、東京から新横浜を過ぎて小田原を通過するあたりまで、放送がほとんど入りっぱなし。運転士のお名前、車掌のお名前、グリーン車のアテンダントのお名前、車内販売担当者のお名前、そう言うのは全て省略してくれて構わない。

 

 特に不必要と思われるのが、「車内販売の『香り高いコーヒー』が何故こんなに優れているか」「どんなお菓子がどうしてどれほどオススメなのか」のご紹介。ついでに、日本語 → 英語 → 中国語 → 韓国語の色とりどりのアナウンス。九州新幹線となると、もうカラオケコンクールみたいに矢継ぎ早の放送が続く。

 

 しかし諸君、キライでも苦手でも、東京 ⇄ 名古屋、東京 ⇄ 仙台、そのへんの移動には、どうしても新幹線以外考えられない。熱風を浴びて汗だくで待ち、弁当の味も分からなくなるほど丁寧なアナウンスにムカつき、アナウンスがようやく一段落して居眠りをコキはじめたころには、もう目的地間近なのである。

20516 きしめん

(名古屋駅ホーム「きしめん 住よし」にも立ち寄る)

 

 6月30日、「さて2次会を始めます」の記事を書きながら、今井君は東京から名古屋に向かっていた。夕暮れから愛知県の知多半島「半田住吉」という町で公開授業があった。昼の新幹線で名古屋に入り、マリオットホテルにチェックインして一休み、夕暮れの名鉄特急で現地に向かう予定である。

 

 東京はもう梅雨明けであって、さっそく耐え難い熱波が押し寄せていた。土曜日の東京駅は大混雑。八重洲の地下街でのランチを楽しみにしていたのに、ラーメン屋もお蕎麦屋も回転寿司も、店の前に長蛇の列ができている。

 

 前回、6月23日に東京駅を訪れた時は、珍しく中華料理屋のランチを選んだ。他の店はもうとっくに満員だったのに、その中華料理屋だけはガーラガラ、今井君の他に1組の家族連れが静かに料理を待っているだけだった。

 

 あれからもう1週間も経過するが、注文したのは「マーボ豆腐&ラーメンセット」。うーん、おそらくあの辛いお豆腐が、我が楕円形の肉体に適合していなかったのだ。ワタクシは軽くお腹をこわした。

 

 だから6月23日、お腹の調子が悪い中で仙台のお寿司を食べ、まだ調子が悪いまま岩手県花巻の授業6時間をこなし、まだ首を傾げながら仙台に戻ってうなぎを平らげ、完璧とは言えないまま京都のスッポンを味わった。

 

 ということは諸君、「ついに10年達成♡」のブログ記事を書いた時も、我がポンポンは「今1つ」の状態だったし、「松葉」の連獅子蕎麦も、ウルトラ大先生とのカラオケナイトも、みんなマーボの影響下にあったのだ。今まで秘密にしていたが諸君、真実とは、こうしてマコトに深いものなのである。

20517 温玉のせ

(きしめん住よし、「コーチンきしめん 温玉のせ」。おいしゅーございました)

 

「何をBAKAなこと書いてんだ?」「そのぐらいなら、マジメにサッカーの話を書いて欲しい」であるが、忘れてもらっては困る。このブログは4日前からすでに2次会に入っている。

 

 正式の1次会は大マジメであるほうがいいだろうが、2次会と言ふものは、多かれ少なかれフマジメを優先しなきゃいかんだろう。KとUとSとOのつくようなマジメな2次会なんて、今井君は願い下げなのだ。

 

 こういうふうで諸君、6月30日、名古屋に向かう東京駅のワタクシは、レストランでのランチをあっさり諦めてしまった。その結果としてやむを得ず購入したのが、今日の写真の1枚目と2枚目、「万世のハンバーグサンド」「シュウマイまんじゅう」だったのである。

 

 この2つにサトイモ君が満足したかどうかは、写真3枚目4枚目を見てくれればハッキリする。名古屋駅に到着した直後、新幹線ホーム京都寄りの「きしめん 住よし」を訪れた。立ち食いではあるが、ワタクシは駅の立ち食いが大好き。名古屋のこの店も、もうすっかりお馴染みだ。

20518 ポスター

(昭和36年、「住よし」創業当時の写真。一番手前のオジサマの顔が大好きだ。旨そうにすすってるじゃないか)

 

「住よし」は昭和36年創業。むかしむかしの長距離列車は、大きな駅での停車時間が今とは比較にならないほど長かった。夜行列車からワラワラ出てきた乗客が、この店のきしめんでポカポカに温まった後、再び列車に戻って旅を続けた。

 

 その光景が、新聞に掲載されたことがあるらしい。お店の前にはその時の写真が貼り出されている(本日5枚目)。ワタクシは、一番手前の若々しいオジサマの顔が大好きだ。

 

「さあ食うぞ」「うまいんだよな、これ」。おそらくそう呟きながら威勢よくきしめんをすすっただろうこのオジサマ、急成長期の日本を支え、もしもご存命なら、今ごろ90歳を超えていらっしゃるんじゃないだろうか。

 

1E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du Pré:BEETHOVEN/PIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 2/9

2E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du Pré:BEETHOVEN/PIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 3/9

3E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du Pré:BEETHOVEN/PIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 4/9

6(DMv) ROBIN HOOD

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