Mon 180702 大阪府茨木の大盛況/記念日を祝う/ウルトラ大先生との熱い夜 3655回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 180702 大阪府茨木の大盛況/記念日を祝う/ウルトラ大先生との熱い夜 3655回

「大阪北部地震」が発生したのは、6月18日の朝7時58分。マグニチュード6.1、震源の深さは13 km。大阪市北区・高槻市・枚方市・茨木市などで最大震度6弱を記録した。

 

 ワタクシの朝の習慣として、7時起床、まず冷たいお茶を2杯、続いて淹れたての熱いコーヒーを2杯飲む。その気配を感じてニャゴロワが起きてくる。朝は彼女の白い顔や背中がいっそう白い。その白い背中を撫でながら、のんびりNHKニュースを眺める。

 

 8時からは、いわゆる「朝ドラ」が始まってしまうから、今井君は慌ててお風呂に駆け込む。騒がしすぎる民放の番組は「always、見たくない」であるが、頼みの綱のNHKにも見たくない番組が3つあって、① のど自慢 ② 朝ドラ ③ 土曜の昼の「四角い仁鶴」の3者である。

 

 だからワタクシは、7時45分にお風呂のスイッチを入れ、朝8時から1時間半、じっくりお湯につかるのである。1時間半が経過して9時半になれば、何とか朝ドラの残り香も居間から消滅してくれているだろう。

 

 お風呂の中の1時間半、相変わらず今井君は世界文学全集を読み続けている。2段組み、1冊600ページもあるゴツいヤツを、この蒸し暑い日々のお風呂の中で読みふけるのである。

 

 汗が滝のように流れてたいへんだけれども、タオル1枚がびしょ濡れになるまで我慢するのは、あくまで朝ドラぎらいのおかげである。キライなものは仕方がないので、半分青かろうが半分赤かろうが、こっちの知ったことではない。

20510 お蕎麦

(京都四条、おなじみ「松葉 北店」の「連獅子そば」。イノシシのお肉がたっぷり入ったお蕎麦である)

 

 ついでに言えば、グルメ番組ぎらいも極限まで達していて、なんでもかんでも「甘いですね」「やわらかーい」「とけちゃった」「ぷりっぷりですね」でまとめてしまう異様な光景が、今井君の知る限りもう20年も続いている。

 

 ちょっと変わった食材の時は、「クセもありませんね」「臭みもありませんね」とギョロメを剥いて頷きあうことになっている。硬いからこそ美味いものも、みんなその歯ごたえを否定されて「意外に柔らかいですね」と、そのフニャフニャぶりを称えられる。

 

 スッポンもシカも、イノシシもクマも、イラブもムツゴロウも、ちょっと臭みとクセがあるからこそ絶品であるはずなのに、そんなに優等生扱いされたら、さぞかしジビエとしてムカついていると思う。

 

 こういうふうで、今井君のテレビ嫌いはまさに頂点に達している。だから朝ドラが始まる5分前には、コーヒーカップをワシづかみにして逃げるように自室に駆け込み、目も耳もギュッと塞いで籠城するのである。

 

 しかし6月18日、コーヒーカップをつかんで逃亡の準備を始めた途端、「大阪北部で震度6弱」のニュース速報が入った。茨木や高槻で大きな被害が出たらしい。

 

「ブロック塀の崩壊で小学生が犠牲に」という余りに痛ましい知らせに、涙が丸一日止まらなかった。夕暮れには、帰宅困難に陥ったたくさんの人々が淀川の橋を徒歩で渡っている情景が映し出され、相変わらずの鉄道会社の対応に、憤りを抑えきれなかった。

20511 からしあえ

(6月27日、「松葉 北店」で記念のランチを満喫する) 

 

 諸君、早いもので、あれから2週間が経過した。ワタクシも2週間の間に、2回の大阪出張があって、6月21日は大阪府堺東、26日には大阪府茨木で公開授業を行った。

 

 堺東は震源から比較的離れた大阪南部だから、地震直後にかかわらず比較的落ち着いていたが、26日の茨木は、まさに震源の真上である。公開授業の会場「茨木文化会館」は、ボランティアの方々の集合場所にもなっていた。

 

 だからまさに震災の真っただ中で、茨木の公開授業を行ったのである。2011年3月12日、東日本大震災の翌日に神奈川県平塚で公開授業を実施したが、あの時と同じ緊張を感じざるを得なかった。

 

 しかも、ちょうどその当日が今井の誕生日。10年前から決めておいたこととは言いながら、6月26日は「ブログ10年達成記念日」でもあって、前々日は仙台のうなぎ、前日には京都のスッポン、「ちょっとハシャぎすぎかな」という後ろめたさを感じながら茨木入りした。

 

 26日の午前中に、3651回目の記事をアップした。いよいよ長かった10年のしめくくり、10年 × 365日 + うるう年2回、3652回目の記事を書いたのは、26日の午後3時から5時にかけてであった。

 

 宿泊していたブライトンホテルの部屋のお掃除を、「正午過ぎから3時の間でお願いします」とフロントにお願いして、四条大橋東詰のロシア料理「キエフ」にランチに出かけた。ちょうどロシアでは、ワールドカップが進行中。それもこの日の記念として、将来の記憶のよすがにしたかったのである。

 

 そして5時、ついに3652回目の記事を書き終えた。アメーバの「自動更新」を利用して、6月26日午後11時30分、まさにギリギリの時間帯に「ついに10年終了」の記事がアップされるように仕組んでから、ワクワクしながら茨木に向かった。

20512 アオサギ

(6月17日、京都四条大橋から大柄なアオサギどんを観察する)

 

 京都から茨木へ向かう列車は、高槻の駅で急停車した。「地震か?」「余震か?」と身構えたが、「踏切で緊急停止ボタンが操作されました」とのこと。15分遅れで列車は動き出した。

 

 ところがその3分後、再び「緊急停止ボタンが押されました」のアナウンス。今度は「駅ホームの乗客が線路に物を落とした」と言うのである。物事がうまくいかない時には、全てがうまくいかないのである。

 

 そうこうするうちに、外では雨が降り出した。夕立である。せっかくスタッフの奮闘で会場定員Maxの340名が集まっているというのに、突然の夕立じゃ「× 0.9」いや「× 0.8」も覚悟しなくちゃいけない。とかくこの世は難しいのである。

 

 茨木での公開授業は、おそらく3年ぶりである。出席者、340名。昨日の1枚目&2枚目の写真をご覧いただけば、超満員の迫力がわかっていただけると思う、奮闘したスタッフの皆さんに大いに感謝する。

 

 茨木は、大阪府を代表する優秀な公立高校の地元でもある。ワタクシの授業の受講者が驚くほどたくさんいて、そのほとんどが大ファンでいてくれる。当然ブログの愛読者も大勢いらっしゃって、「今日でとうとう10年達成」が、大きな話題になっていたりする。光栄の至りである。

 

 だから司会者も、「今日が誕生日」「今日で10年3652回を達成」「10年で世界194都市を訪問」「おめでとうございます」と、感動的に締めくくってくれた。感激の大拍手に送られて、ステージを降りた。

20513 お祝い

(激烈な2次会の風景)

 

 そしてここからは、記念のお食事会が続いた。

① 茨木駅前「御阿蔵」での懇親会

② 6月27日、京都四条「松葉」のランチ

③ 6月27日、東京で古文ウルトラ大先生との1次会

④ 6月27日、東京で古文ウルトラ大先生との2次会

⑤ 6月27日、東京で古文ウルトラ大先生との3次会

 

 いやはや、書いているだけで酔いが舞い戻ってくる。①で酔い、②で熱燗のお銚子6本を飲み干し、帰りの新幹線でもますます酔っ払い、ほぼ泥酔のアリサマで③に乗り込んだ。

 

 ③の会場は、代々木上原で人気急上昇中の「中戸川」。さすがにウルトラ大先生ともなれば、新宿や渋谷ではなく、銀座でも六本木でもなくて、渋く&渋くどこまでも渋く、大人の街・代々木上原を選択。しかもこの店で、今井君の大好物。イタリアワインの「アマローネ」と再会した。

 

 ④は、同じ代々木上原の「魚目」。これでは「うおのめ」にしか見えないが、「ぎょもく」と発音する。渋い日本酒のお店である。本日4枚目の写真は、すでにウルトラ先生のブログで公開されているが、まさに「2次会スタート」に相応しい名作なので、ワタクシのブログにも掲載させていただく。

 

 ⑤は、大カラオケパーティになった。相変わらず今井君は、「傷だらけのローラ」「紺碧の空」「若き血」「あんたのバラード」「遠くで汽笛を聞きながら」など約20曲を熱唱。いやはや、マコトに馬鹿げた2次会のスタートになったのである。

 

1E(Cd) Karajan & Wiener:BEETHOVEN/MISSA SOLEMNIS 2/2

2E(Cd) Furtwängler & Vienna:BEETHOVEN/SYMPHONY No.7

3E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du Pré:BEETHOVEN/PIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 1/9

6D(DMv) 300:RISE OF AN EMPIRE

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