Sat 180602 岩手でエンジンが超全開/汗でずぶぬれ/ストップ!! サギ被害 M2 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 180602 岩手でエンジンが超全開/汗でずぶぬれ/ストップ!! サギ被害 M2

 ホンの14年前までは、連日90分授業を5コマこなし、それを週6日続けていた。20年前の「どうすんだい?」(仮名)では、50分授業を1日平均7コマ×週6日。夏期講習の時なんかは、1日9コマが6日連続みたいな過激スケジュールにも耐えた。

 

 だからいま岩手県花巻にやってきて、60分授業を6コマ、「午前中3コマ + 午後3コマお願いします」と要請されても、むかしのことを思えば、別に何ということもない。1コマずつ淡々と進めていけば、午前9時に始まった特別授業は16時40分になれば必然的に終わる。

 

 しかし諸君、毎日毎日あんなに淡々と頑張れたのは、すでに15年も昔のことである。人というものは誰でも、15年も経過すれば大きく変わるものであって、そのことについてはサトイモ的外見の男でも、キウィ的な楕円形男子であっても、超イケメンな先生方と全く同じことである。

 

 しかも今井君は東進移籍からまるまる13年、シコタマ甘やかされてきたのである。収録する授業は1年平均で90分 × 50コマがせいぜい。公開授業で全国行脚を繰り返すと言ったって、1年で100回ぐらい。しかも90分1コマを語り尽くせば、あとは楽しい&楽しい懇親会があるだけである。

20476 お弁当

(岩手のお昼、あまりに豪華なお弁当)

 

 だから諸君、1年に2回の岩手県特別講座で60分 × 6コマをやると、終盤はそれなりにグロッキー状態になってくる。何しろ今井君は熱血漢であり熱く焼けたサトイモであって、「手を抜く」などという高等技術は身につけたことがない。

 

 記憶にも記録にも残っていないが、むかしは巧妙に手を抜いたこともあったのかもしれない。そうでもしなけりゃ、「50分 × 9コマ × 6日間」とか「90分 × 5コマ × 週6日 × 年40週」なんてのは、たとえ高度プロフェッショナルだとしても、真っ先に働き方改革の対象としなきゃいけない。

 

 しかしワタクシはとにかく「巧妙に手を抜く」ということのできない熱血キウィとして、予備校の世界に君臨し続けている。「今日は6時間もあるから、あんまり最初からスパートしない」「ゆるりと始めよう」なんてのは、精神的にも性格的にも完全に不可能なのである。

 

 野球なら、1回表から全て全力投球するタイプ。マラソンなら、スタートから一気にトップに立ち、集団を引き離して爆走するタイプ。サッカーなら、キックオフ直後に猛然とゴールに向かって驀進するタイプ。だって諸君、やっぱりそうでなきゃツマランじゃないか。

20477 花巻3

(岩手県の特別講座、午後にも3時間の授業が続く 1)

 

 まずはAクラスの1時間目、まさに余裕で突き進む。2時間目、ますますエンジンが快調に燃え上がり、肉体もハートも熱く熱くボーボー燃えたぎる。3時間目、汗が全身から噴き出して、背中をダラダラ汗が流れ、頭のてっぺんからもヒタイからも首筋からも汗が噴いて、ハンカチもタオルぐっしょり濡れてしまう。

 

 ホントに汗が飛び散るのである。飛び散った汗がメガネを濡らし、ネクタイにも染み込んで、ほどこうとしてもほどけない。熱演は頂点に達し、口の回転も頭の回転も「フツーの講師じゃとても無理」という極限に至る。

 

 そこで昼飯になる。講師控え室に戻ってくると、6月下旬の太陽に照らされた部屋の温度は明らかに30℃を超えている。すでにスーパー熱演で汗まみれの肉体で、そのお部屋に帰るわけである。

 

 目の前の冷えたお茶が、あまりにもありがたい。熱演しすぎのサトイモは、自らの汗の中で茹だっている。ここは冷えたお茶でギュッと一気に心と肉体の熱を冷まさないと、自らの熱のせいで熱中症に陥りかねない。

20478 花巻4

(岩手県の特別講座、午後にも3時間の授業が続く 2)

 

 というか、この段階で今井の肉体は十分に「熱源」と化している。昔の石炭ストーブみたいに真っ赤に燃え上がり、これがもしも冬だったら「たき火だ & たき火だ 落ち葉たき♡」と、小学生たちがズンズン集まってくるに違いない。

 

「あーたろうか?」「あたろうよ♡」「北風ピープー吹いている」「しもやけお手手がおお痒い」。どんな厳寒の冬であっても、今井さえ熱源として確保すれば、きっと寒さに苦しむことはない。

 

 冬のシベリアや北欧を旅するなら、今井を連れていきたまえ。「ホッカイロ」「どんと」「今井君」は冬の旅の必需品だ。スキー、氷上わかさぎ釣り、かまくら遊び、犬ぞりレースのおともにもどうぞ。

20479 大観楼

(岩手からの帰り、仙台の老舗うなぎ店を訪問 詳細は明日 1)

 

 さて問題は、これほど熱くなった状態で、この豪華お弁当を平らげられるかどうかである。せっかく準備してもらったお弁当を、「暑いから」「自分が熱すぎて」と言って残すのは、人間としてどうかと思うじゃないか。

 

 でっかい厚揚げが2つ。シャケにイカフライにハムステーキ。チキンのステーキも、おそらくニワトリ半身の大きさ。ゴハンも大盛りで、どんぶりに1.5杯分。玉子焼き君や、竹輪おじさんも入っている。

20480 白焼

(岩手からの帰り、仙台の老舗うなぎ店を訪問 詳細は明日 2)

 

 うーん、腹に詰め込めば詰め込むほど今井の熱量は増し、石炭ストーブは自らの熱でドロドロ融けだしそうになる。シャツやワイシャツの着替えを持って来ればよかったが、午後の1時間目、Bクラスの授業に向かう頃は、「スーツのままサウナに行ってきました」というありさまである。

 

 それでも、もちろん今井は猛然とダッシュする。ラグビーなら後半戦の入りの15分、「ここで一気に勝負を決めよう」と突き進むフォワードのイメージである。

 

 しかし諸君、午後の2時間目あたりから、今井ではなくて生徒諸君のほうに、若干の疲労が見え始める。無理もない。彼ら彼女らは朝7時前にお家を出たのである。起床は、5時か6時だったに違いない。午前3時間の数学の授業を受け、午後の2時間目は、今日5時間目の授業なのである。

 

 盛岡や花巻の生徒ばかりではない。一関や大船渡や二戸など、会場から遠い町からも、たくさんの生徒たちが集まった。だから、この段階で彼ら彼女らが疲労を感じるのは、むしろ当然なのである。

20481 うな重

(岩手からの帰り、仙台の老舗うなぎ店を訪問 詳細は明日 3)

 

 しかしワタクシは、生徒たちの中に少しでも疲労の色が見えたりすると、エンジンをさらに1段も2段も激しく回転させなくてはいられなくなるタイプである。

 

 映画「ワイルドスピード」シリーズの中で、エンジン内部に「ナイトラス・オキサイド」を噴射して爆発的に加速するシーンがあるが、まああんなイメージだ。Nitrous Oxide、亜酸化窒素のことである。

 

 こういうふうで、5時間目から6時間目の今井君は極端な爆走状態。ここまでくると、自分自身がどのぐらい疲労しているのか見当もつかないし、疲労そのものを全く感じない。「このままもう3時間でも4時間でも喋り続けていたい」という世界に入りかけている。

 

 午後4時40分、信じがたいほどの大拍手を浴びながら、今日1日の大奮闘を完了する。すでにお外にはタクシーが待ち受けていて、まるで逃げるように会場を後にするのであるが、今日もまたチョー大満足、同じ生徒たちを相手に9月下旬に第2回特別授業がある。今からもう楽しみでならない。

20482 ビア

(新花巻駅の立ち食いラーメン屋でビールを痛飲する)

 

 新花巻駅に到着、17時。帰りの新幹線まで20分ほどあったから、ここで「こまめな水分補給」を心がける。駅の立ち食いラーメン屋に入って、「ビールだけ、いいですか?」と尋ねると、店のオバサマはにっこり頷いてくれた。

 

 こんなに忙しい1日だったとすると、「昨日の長いブログ記事は、いったいいつどこで書いたんだ?」であるが、諸君、新花巻から仙台までの新幹線グリーン車内、1時間でビシッと書き上げた。

 

 疲労困憊とビールの酔いと昨日のウニの影響で、ますます頭はウニウニした混沌状態だったが、何しろ10年休まず続けたことだ。周囲の環境がどうあれ、「マジック3」を着々と減らしていかなきゃいけない。

20483 鶴

(仙台のうなぎ屋にもサギが進出か? いや、こりゃどうやらツルのようである)

 

 

 仙台まであと1駅、「古川」という駅を過ぎた頃、記事を書き終えて窓の外を眺めた。諸君、驚くじゃないか、シラサギが大量に発生して、川べりの木々を覆い尽くす勢いだ。

 

 まさに「ストップ!! サギ被害」の様相を呈している。川も木々もサギだらけであって、これははっきり異様な光景。シラサギだけではない、アオサギも混じっている。

 

 こんなにたくさんのサギを見た記憶は、少なくともワタクシにはない。まず北関東で最近サギが増え、やがてサギは東北に向かってぐんぐん増え続けているようである。車窓を眺めるに、どの田んぼにもシラサギが2羽、アオサギも1羽。ホントにホントにサギだらけに見える。

 

 昭和の大昔、高田浩吉というオジサマが名曲「白鷺三味線」をヒットさせた。「しらさぎは、小首かしげて水の中。わたしとお前も そうれ、それそれ、そうじゃないか。それピーチクパーチク深い中」。作詞は、なんとあの西條八十センセだ。詳しくはググってくんなまし。

 

 シラサギは、1羽か2羽が単独で小首を傾げているからこそ、そのとぼけた姿が可愛いのだ。あんなに大きいやつが、200羽も300羽も木にたかっていたら、そりゃ諸君、もうヒッチコックの世界に近い。

 

1E(Cd) COMPLETE MOZART/THEATRE & BALLET MUSIC 5/5

2E(Cd) COMPLETE MOZART/DIVERTIMENTI・SERENADES 1/11

3E(Cd) COMPLETE MOZART/DIVERTIMENTI・SERENADES 2/11

4E(Cd) COMPLETE MOZART/DIVERTIMENTI・SERENADES 3/11

5E(Cd) COMPLETE MOZART/DIVERTIMENTI・SERENADES 4/11

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