Thu 180322 そうだ「E組の特別招待講習」が必要かもしれない/京都で中華を満喫 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 180322 そうだ「E組の特別招待講習」が必要かもしれない/京都で中華を満喫

 こうしてスミからスミまで書き並べてみると、今井君というものは、ずいぶん遠慮なく遊び呆けているのである。

 

 確かに1月25日の函館での公開授業から、4月6日の新講座収録終了まで、その2ヶ月半は仕事のし放題。「これ以上は無理」というぐらい猪突猛進の働きぶりだった。さすがにイノシシ鍋を貪るだけのことはある。

 

 しかしその後の4日間を見てみたまえ。自分でも「オマエ、人間の堰が切れたんじゃないか?」と疑うほどの遊び呆けぶりである。どうやらワタクシには「適度」という姿勢の持ち合わせがないのだ。仕事なら仕事、遊びなら遊び、どちらかに集中していないと、仕事も遊びもどちらも面白くない。

 

 だから諸君、3月26日から4月6日までの2週間、仕事に集中したワタクシはホントに幸せでございました。授業収録は午後3時からなのに、あえて毎朝5時に起床してお風呂に1時間半つかり、8時にはもうお部屋にこもって最終確認の予習と音読に励んだのでございます。

 

 そしてその仕事をカンペキに仕上げた後は、

① 4月6日 銀座6丁目のカレーで祝勝会

② 4月7日 朝7時から奈良・吉野山の花見へ

③ 4月7日 だんご・マス酒・イノシシ鍋

④ 4月8日 朝11時から大阪で人形浄瑠璃

⑤ 4月8日 午後3時から南船場で日本酒5合

⑥ 4月8日 午後5時半から玉造でクマ鍋6人前

⑦ 4月9日 昼過ぎから京都四条「東華菜館」へ

いやはや、まさに胃袋も腸も頭脳も、「底が抜けた」感が余りに強いのだ。

 

「あれれ、せんせー。⑦ 京都四条の中華料理については、まだ何にも聞いていませんよ」ではあるが、そのことについては、とりあえず今日の写真1枚目を見てくれたまえ。

19823 阪急

(大阪からの阪急電車、京都河原町に到着)

 

 4月9日11時半にホテルをチェックアウトした今井君は、梅田から阪急電車に乗り込み、12時半には京都河原町に到着したのである。急な階段を上がれば、四条大橋の西詰に出る。

 

 このとき諸君、今井君は「はた!!」と気づいたのである。「はた!!」などという穏やかな気づきではない。むしろ「ハタ!!」であり「Hata!!」であり「Hatttta!!!」、そこいら中の虫がビクッとするほどの激しさであったが、むかしの日本人は何かに強烈に気づく時には「はた!!」ないし「はった!!」と膝を打ったものなのである。

 

 副詞「はたと」とは、

① 急に物をたたいたり打ったりするようす 

② 新しい事柄や発想に突然気づくようす

③ 鋭く事柄を見据えるさま

であって、4月9日午後12時半、まさに今井君は①②③の全てに該当したのである。

 

 つまり諸君、「新講座関係のお仕事は全て完了」「パーフェクト!!」と悦に入っていたが、そういうわけにも行かないんじゃないか。「特別招待講習 E組編」が必要なんじゃないか。90分×5回分のテキスト、直ちに作成を開始しなきゃいけないんじゃないか。

19824 中華1

(京都四条の名店、東華菜館 1)

 

 確かにワタクシは極めて巧みにテキストを構成するから、E組本編の「第1講」を受けただけで、生徒全員が

「こりゃどうしてもこの講座を受講しなきゃ」

「何が何でも1日も早く、この『E組』を完全に受講しなくちゃ」

とコブシを固く握りしめて決意するようにはしてある。

 

 だから当分の間は「第1講と第2講ぐらいまで、試しに受けてみます!!」と言ってもらえばいいようには作ってある。しかしせっかくなら、新しく5講ぶん、しっかりした「招待講習」を作成した方がよくないか。

 

 そんなふうに「はた!!」「はた&はた!!」「はたはた、はった!!!」をやった途端、もう優雅に京都のランチの中華料理をエンジョイする心の余裕がなくなってしまった。

19825 中華2

(京都四条の名店、東華菜館 1)

 

 諸君は「えーっ、せっかくの京都で中華料理?」と口を尖らせるかもしれないが、「京都だからいかにも京都らしい和食や懐石の世界」と考える方が、むしろシロートなんじゃあーりませんか?

 

 京都の人だって、他の街の人と同じように、中華料理をエンジョイするんだし、ステーキも大好き。日本で一番ステーキ好きなのは、おそらく京都の人である。だから今井君は京都でワシワシむさぼるステーキが好き。ロシア料理だって、「キエフ」という老舗が四条南座の至近に店を構えている。

 

 四条大橋西詰「東華菜館」は、1世紀前のエレベーターが今も現役で働き続ける超名門である。客層もまた「超名門」の感が深い。店内をザッと見渡したところ、平均年齢は70歳を少し超えたぐらいか。明らかに今井君が一番の年少組なのだ。

19826 中華3

(東華菜館、ランチの店内風景)

 

 ランチも「コース」が基本。コースと言ふものはあんまり得意ではないが、京都のお店でめぼしいところは「コースしかありまへん」であって、コース以外を注文すると「変わったお客はんどすな」という顔をされる。

 

 それを批判したり文句を言ったりするのもまたメンドーだし、文句をいえば言うほど「田舎のヒトは困りますな」ということになるので、あくまで素直に京都の流儀に従う方がいい。

 

 店で一番安く量の少ないコースに決めて、まだ食べたいものがあったら、それを追加する。天ぷら屋さんでもお寿司屋さんでも、京都の流儀はそれである。

19827 中華4

(ふかひれスープ。おいしゅーございました)

 

 しかしこの日の今井君の頭の中は、ひたすら「E組の特別招待講習を作成しなきゃ!!」に占拠されていたのであって、「基本は本編と同じ構成で」「ディクテーション・リスニング・ライティング・スピーキング・リーディングの5つを5回とも完備する」、そんなことを考えていたら、前菜もスープも全く味が分からなかった。

 

 そのあとは、もちもちイカに辛いエビ、中華の定番がズラリと並び、胡麻団子に杏仁豆腐が続いて〆になる。時計はすでに午後2時を回って、さてそろそろ東京に帰らなきゃいかん。翌日からはまた、予定がズラリと並んでいる。

 

 すでに京都はすっかり葉桜である。時々雨が落ちてくる風情は、すでに5月の雰囲気。たった今まるまる1ボトル飲み干した紹興酒が予想以上にきいて、そこから先の記憶がはっきりしない。

 

 タクシーをつかまえて、京都駅へ。テキトーな新幹線に乗り込み、米原を過ぎたあたりでぐっすり眠り込んだ。気がつくと「まもなく新横浜です」のアナウンスが入った。それでもまた眠り込んで、次に「はた!!」をやった時には、もう電車は品川を出ていた。

19828 鴨川

(四条大橋からの風景は、すでに初夏の趣。右が東華菜館)


 まあ諸君、こうしてワタクシは4月6日の夕暮れから4月9日の夕刻まで、ほぼ丸3日の祝賀会を続けたのである。今回の新規講座には、それほどの気合が入っていた。残るは招待講習5回分だが、そこはそれ、いろいろ本部の意向やら都合やらも確かめなければならない。

 

 というか、これほど気合の入った新講座だ。招待講習を作成するとしても「今すぐ」というわけにはいかないのだ。もしOKが出たとしても、テキストを作成し、ネイティブの音声を録音し、テキストの推敲を繰り返し、収録の準備に入り、そういう長いプロセスを踏まなきゃいけない。いやはや長い道のりだ。おそらく半年近くはかかる。

 

 とりあえず、次の「大規模♡祝賀会」は、6月26日を予定している。「何の祝賀会ですか?」も何も、もちろん6月26日は「ブログ10年達成記念♡」であり「おめでとう♡3652日」なのである。6月下旬のその日まで約75日、ワタクシはまたマジメな日々の精進を再開することになる。

 

1E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE BARBIROLLI ELGAR ALBUM 2/2

2E(Cd) Elgar & London:ELGAR/SYMPHONY No.2

3E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE DREAM OF GERONTIUS 1/2

4E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE DREAM OF GERONTIUS 2/2

5E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 1/4

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