Tue 180213 福山のウルトラ&スーパー大盛況/10秒に1度の大爆笑/焼肉屋で懇親会
「ななな、なんだ、なんだ、いったい何なんだ?」という叫びが、心の底から込み上げる。だって諸君、こんなタイプの超満員を、今まで一度だって目撃したことがあるかね? これはもう、公開授業というより、公開おしくらまんじゅうと言ったほうがいい。
広島県福山の会場に集まったのは、約270名の諸君。2月の福山会場とは全く別の企画だから、2月20日に205名、3月4日に270名、福山だけで合計約500名の高校生諸君が、今井の公開授業に集まってくれたことになる。感謝&感謝、大感謝である。
会場に着くやいなや、「たいへんなことになってますよ」と告げられ、「まず会場を下見してください」ということになった。並べられた椅子は250脚。もちろん机はナシ、椅子も少しずつ重なり合っている状況だが、これでも参加希望者が溢れているんだという。
(広島県福山のウルトラ&スーパー大盛況 1)
福山から各駅停車の列車で45分ほど北上した「府中市」の生徒たちも集まってくる。内部生は100%が参加。終了が21時とすれば、福山から府中までの列車はもう最終便に近いが、それでもワンサと詰めかけてくれる。
嬉しいじゃないか。「テレビに出ている」とか言ったって、年に十数回のCMで、しかも1回につき2.5秒から3秒にすぎない。正直言って「テレビに出ている」の範疇に入らない。
そのCMでの発言の内容だって「単語・文法・音読、ミルフィーユみたいに積み重ねようじゃないか」とか「5回10回と音読を積み重なれば、ぜんぶ頭に入っているから」とか、マコトに平凡な基礎基本の徹底を呼びかけているだけだ。若い諸君にこんなに人気が出るとは、とても信じられないのだ。
やっぱり諸君、この辺も「基礎基本徹底」の威力の証拠なんじゃあるまいか。ド派手な参考書の執筆も怠けているし、この4〜5年テレビのクイズ番組やバラエティへの出演もしていないが、「あくまで本職」ということで、授業の収録と公開授業には目いっぱい力を注いできたはずだ。
若い諸君の本職は、日々のお勉強。今井君の本職は、日々の授業。その辺の基礎基本徹底こそ、人間の命なのであって、平々凡々に日々の授業に励んでいるうちに、これほど湯気のもうもうと立ち込める公開授業が連日続く光栄に恵まれる。まさに理想の姿である。
(広島県福山のウルトラ&スーパー大盛況 2)
あんまり感激したので、今日だけはいつもの方針を切り替えて、公開授業を今井君サイドから撮った写真を一枚だけ掲載することにする。普段は、今井ブログの写真は常に「後ろから全員の背中が写るように撮影してください」とスタッフにお願いするのだが、今日だけは今井君サイドからの臨場感を体験していただきたい。
ただし、やっぱり生徒諸君の顔をブログにバッチシ掲載しちゃうのは、セキュリティ上からあまり好ましくない。十数枚あった写真の中から、顔がハッキリ写っていないものを精選して1枚、しかも精度を落としての掲載とする。
こういう写真を見てつくづく感じるのは、今井君の背中の大きさである。いやはや、太りましたな。「背中が頼もしい」とか、「ボクの背中を見て着いてこい」とか、その種の恥ずかしい話ではなくて、このワイドな背中、早く何とかダイエットしないと、新講座の収録にも差し支えますな。
(広島県福山のウルトラ&スーパー大盛況 3)
この状態で1時間半、全員が一度も睡魔に襲われることなく、大爆笑を続けたのである。「疲労したら大きな伸びをしてもいい」という前提で、エコノミー症候群にならないように細心の注意を払った。
最前列の生徒は、かなり厳しかったんじゃあるまいか。今井君のポンポンから50cmのあたりに、彼ら彼女らの顔があった。ツバを飛ばさないように注意してしゃべっても、どうしてもツバは飛ぶ。日本人独特、ツバ飛ばし放題の英語の発音をマネする場面もあるのだ。
話している今井君だって、そんなに快適なわけじゃない。お腹のあたりに、彼ら彼女らの視線を感じるのである。満員の山手線の中で、つり革につかまってお外を眺めつつ授業をやっている感じ。シートに座った人々の視線が、みんなワタクシのポンポンに集まっていた。
前の椅子と後ろの椅子の感覚も、ハッキリ言ってLCCを凌駕している。今井君はつい2ヶ月半前、LCC「JET☆STAR」で片道3時間、シドニー⇆エアーズロック間を往復してきたばかり。昨年1月にはチュニジアのLCCでマラケシュからミュンヘンまで4時間の旅を敢行した。
だから、LCCとは言っても意外なほど快適なことを知っている。あれに比較したら諸君、この夜の福山は人間の密度が3倍から4倍に達する。
(懇親会は、広島駅至近「焼肉ふるさと」にて)
しかも15秒に1度、いやこの日はもう10秒に1度の大爆笑が続き、前の笑いと後の笑いの境目も明らかに出来ないほど。部屋の中の酸素が欠乏して、お池の中のお魚みたいに、苦しそうにパクパクするしかないぐらいになりそうだった。
3月上旬とは言っても、昼間は気温が20℃を超えた。お部屋の窓をみんな開け放って、心地よいそよ風を感じながら、春の夜の授業は進んだ。廊下にも聴衆が溢れ、道路をはさんで向こう側のビルの人々まで、窓を開けて今井君の授業に聞き入った。
途中、「Tiger!! Run!!」と、アクション映画並みのボリュームで今井君が絶叫する場面がある。「B」のテキストでこれから受講する生徒諸君、大いに楽しみにしてくれたまえ。
窓を開け放って「Tiger!! Run!!」の絶叫を行えば、きっと福山中の人々が震撼する。「なんだ?」「なんだ?」「なにごとだ?」と、福山市民47万がみんな耳をそばだてるかもしれない。
しかし遠慮はいらないだろう。いつもと変わらぬボリュームで絶叫し、案の定、道路の向こう側のビルの人々も、マコトに嬉しそうに喝采してくれた。やっぱり公開授業はこうでなくちゃいかんね。
大拍手と大歓声に包まれて、福山の公開授業は20時半に終了。この段階で今井君の頭の中にあるのは、生徒全員が無事に帰宅できること。福山の諸君は大丈夫としても、中国山脈の中に深く分け入っていく府中校の生徒が心配である。
(まもなく焼肉パーティーが始まる)
だから、延長ナシ、「サイン会」などという昔懐かしいものももちろんナシ。スカッと終わって、スカッと帰り、スカッと本格的な勉学をスタートさせてほしい。それが生徒と講師の基礎基本徹底であって、むかしは公開授業に付随していたいろんな行事を一切スカッと削除したのである。
ただし諸君、講師の基礎基本として、大事なことがまだ残っている。「懇親会」ないし「祝勝会」への参加、これを省略しちゃったんじゃ、講師の基礎基本がまだ半分しか果たせていないことになるじゃないか。
この日の懇親会は、福山から新幹線で30分、広島駅まで戻って開催することになっていた。選んでいただいたお店は、広島駅至近「焼肉ふるさと」である。
(広島牛のいろんな部位が楽しめる)
オープンから間もない清潔な高級焼肉店で、広島牛の希少な部位までブイブイ遠慮なく出してくれる。出席者は今井君本人を合わせて7名。クッキングパパにそっくりなオジサマもいらっしゃって、感激した今井君は、このオジサマを「パパ」とお呼びし、目の前で焼けた高級肉のほとんどをオジサマのお皿に並べて差し上げた。
今井君はというに、相変わらず肉の選択にも気難しいのである。アブラが少しでも多いとダメ、眉間が痛くなって食べられないタイプの人間なので、諸君、ひたすらホルモン。ミノをよーく焼いては、健康な奥歯で噛みしめた。
選んだお酒は、韓国焼酎の「チャミスル」。チャミスル1本を独占して、「ロックで」とお店の人に一言、あとはもう自分のカラに閉じこもって、肉には見向きもせずにひたすらチャミスルに集中するのである。
これからも諸君、ワタクシがあまり食べなくても、一切気にしないでほしい。今井君は、いったんお酒に集中すれば、何にも食べずに一晩ぐらい軽く過ごしてしまうのだ。いやはや、ホントに楽しかった。間違いなくスンバラシー1日であったよ。
1E(Cd) Krause:BACH/DIE LAUTENWERKE・PRELUDES&FUGEN 1/2
2E(Cd) Krause:BACH/DIE LAUTENWERKE・PRELUDES&FUGEN 2/2
3E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 1/3
4E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 2/3
5E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 3/3
total m66 y221 d22692





