Sun 180211 雛祭のガハハ/浜松の大盛況/E組の収録が迫る/基礎基本徹底で鎧袖一触
3月3日はもちろん桃の節句であって「ひなまつり」だったわけであるが、生まれた時からずっと男子である今井君には、桃の節句もひなまつりも一切カンケーなし。おそらくこれからもずっとスーパー男子を続けるから、3月3日をお祝いすることは一生なさそうだ。
しかし諸君、ひなまつりだ桃の節句だといって大喜びの女子を眺めるのは、スーパー男子の立場から見ても嬉しいものである。その女子が3歳4歳5歳の幼児であっても、60歳70歳の立派なオバサマでも、状況は変わらない。
大阪梅田のインターコンチネンタルホテルで13時過ぎまでゆっくりして、昨日いただいた阿闍梨餅をわっしわっし平らげた。万が一ワタクシが女子だったら、雛壇に飾られた「菱餅」「白酒」をたっぷり胃袋に送り込むところであるが、今までの長い人生で、そのチャンスは一度もない。
白にピンクにグリーンの3段重ね、あの「菱餅」というものを、幼児のころから味わってみたくてたまらなかった。ありゃ旨そうだ。ついでに「少し白酒めされたか、赤いお顔の右大臣」とお歌を歌いながら、右大臣とともに酔っ払ってみたかった。
普通のコドモなら、思い切り駄々をこねてワガママを言って、「男子だけどヒシモチ食ってみたい」と親に泣きつくところであるが、今井君はスーパー男子の意地を優先して、スーパーで買った「ひなあられ」1袋で我慢したのである。
あのころ我慢した分を取り返すには、阿闍梨餅1箱ぐらい一気食いしなきゃ気が済まない。新講座「E組」収録を間近に控え、厳しいダイエット中ではあるが、「甘いものは別腹」というじゃないか。別腹どころか、今井君のポンポンはもうすっかり蛇腹になっている。阿闍梨餅1箱ぐらいで、別に影響はなさそうだ。
(3月3日、静岡県浜松の大盛況 1)
14時にチェックアウトして、20階のロビーからエレベーターで1階に降りる。雛祭に羽目を外したオバサマたちに出会ったのは、このエレベーターの中である。
おお、嬉しそうだ、楽しそうだ。「少し白酒めされたか?」どころの話ではない。オバサマ5〜6名、たっぷり赤ワインをめされたらしい。横目で眺めてみたら、「赤いお顔の右大臣」どころではない。「ワインカラーのオバサマ連」というか、赤も葡萄酒色も通り越して、もうみんな紫色のお顔をなさっている。
「年をとっても、やっぱり雛まつりは楽しいわね」
「あらイヤだ、年なんかとってないわよ」
「確かに。まだ70歳よ」
「やめてよ。ハッキリ言わないでよ」
「だってやっぱり70歳じゃないの」
「おやめなさいよ。みっともないわよ」
「がは、がはは」
「がは、がはは」
「がははははは」
諸君、エレベーターが20階から1階に着くまでのわずかな間に、ワタクシは先輩オバサマたちの深い幸福と充実人生をギュッと感じとった。嬉しくて&嬉しくて、思わず涙がにじむ。今井君は、今もそのぐらい感激しやすいサトイモなのだ。
まずは大阪駅から新大阪駅に向かう。この日の大阪は気温20℃に達した。冬のコートなんか着ていると汗ばむほどであって、コートの前のボタンをみんな開け放ち、ダラシないカッコで新幹線に乗り換えた。
(3月3日、静岡県浜松の大盛況 2)
3月3日は、静岡県浜松で公開授業である。宿泊は、名古屋のマリオットホテル。この20年の記憶がたっぷり詰まったホテルにいったんチェックインして、ホノボノした気分でブログを1本アップした。
名古屋から浜松へは、「ひかり」で30分。ホントは名古屋駅ホームで大好きなきしめんを1杯すすりたかった。しかし諸君、やっぱり「新講座E組の収録間近」「ダイエットしなきゃ」であって、阿闍梨餅を1箱貪ったぶん、きしめんぐらい我慢しないと、本気度を疑われる。
18時半、浜松の「ホテルオークラ」ロビーでスタッフと待ち合わせ。同じビルの中にある会場に向かった。控え室に大っきなケーキが用意されているが、これもまたダイエットでパス。おお、新講座収録への熱意、ここに極まれり。今井君はスーパー熱心なスーパー講師なのである。
浜松での公開授業は、19時半開始、21時10分終了。出席者は約150名、完全外部生も50名が集結した。おお、素晴らしい大盛況だ。浜松には2年に1回のペースでこの時期にお邪魔しているが、スタンダードは120名ぐらい。これほどギュッと生徒諸君が集まってスーパー超満員になるのは初めてであるらしい。
まあ諸君、今日の写真の1枚目と2枚目をもう一度見直していただきたい。300名とか400名とか、そういう大規模な会ももちろんスバラシーけれども、机つきで150名、ギュギュッとつまって講師の話に聞き入っているこの感じ、ある意味まさに理想の公開授業ではなかろうか。
使用したテキストは「B」。最初から最後まで集中力がまったく途切れない。20秒に1回は大爆笑が入るのだが、これほど笑って、これほどメモを撮りまくって、これほど心地よい疲労感に包まれて、いやはや今日もまた最高の授業になった。
(浜松の懇親会にて。山形名物・玉こんにゃく、おいしゅーございました)
終了後、同じビルの地下にあるお店で、オジサマ5名の懇親会。浜松から名古屋に帰る最終の新幹線が23時17分なので、時計をチラチラ眺めながら、少し慌ただしい懇親会になった。
お店のコンセプトは「東北料理」。なかなか大雑把なコンセプトであって、「九州料理」「関西料理」「関東料理」となると、「そりゃずいぶん大きくククりましたな」とニヤリとせざるを得ない。
同じ東北でも、青森と福島じゃ全く違うだろうし、岩手と秋田でも好みの味も食材も共通点はあまり多くない。まあそのへんをあまり考えずに「東北料理」の看板をあげ、秋田名物きりたんぽ鍋もあれば、山形名物「芋煮」もあり、仙台牛も米沢牛も前沢牛も秋田牛も、何でもござれの豊富なメニューがズラリと並ぶ。
その中から今井君が選択したのが、
① 山形名物「玉こんにゃく」
② 秋田名物「いぶりがっこ」のクリームチーズ添え
チリ産の赤ワイン1本を小脇にかかえ、こんにゃくといぶりがっこを2皿ずつ平らげたところで、懇親会は終わりになっちゃった。
(浜松での懇親会にて、秋田名物いぶりがっこ、おいしゅーございました)
23時、新幹線の下りホームにひとり。浜松から最終の名古屋行きに乗る乗客は、どうやらワタクシの他に2〜3人のようである。うげげ、こりゃ寂しいや。こんなに寂しいなら、きりたんぽも芋煮も米沢牛も、もっとワシワシ貪ってくるんだった。
諸君、それほど今の今井君は新講座「E組」の収録に真剣なのである。若い頃の代表作は、駿台時代の「ENGLISH FARM」と代ゼミ時代の「A組」。中年前期の代表作は東進に来てからの「D組」「C組」「B組」「A組」。今度の「E組」は、それらを凌ぐほどの代表作にしたいのだ。
(浜松駅23時。もはや人影はまばらである)
2週間後に収録開始を控えて、すでに予習は万全だ。今井君の予習は、普通の講師の予習とはレベル違う。授業を受けて生徒諸君が居抱くであろう疑問点をズラリと一覧表に書き出して、先回りしてその疑問に答えてしまう。質問に並ぶ手間が一切不要な、痒いところ全てに手が届く授業にするためである。
間もなく「確認テスト」も20講分が全て完成する。READING・LISTENING・WRITING・SPEAKING、4技能全てが毎回90分の授業にギュッと凝縮され、DICTATIONも充実。確認テストがリスニング形式だなんて、うぉ、まさに至れり尽くせりじゃないか。もちろん「オハナシ」の部分も超充実を保証する。
(名古屋ゆき最終のひかり。他の乗客は2〜3名だった)
3月に入って、テレビCMでは受験産業がこぞって「4技能」「4技能」と言い出した。新高1生諸君の不安感を煽る類いのCMも少なくない。しかし諸君、どんなに制度やシステムが変化しても、絶対に裏切らないのが「基礎基本の徹底」だ。
ワタクシは、基礎基本の徹底を自ら率先垂範したいのである。いろんな人がいろんなことを好き放題に言いたてても、我々は脇目もふらずひたすら基礎基本の徹底に励みたい。E組が目指すのは、この講座1本で難関大学突破を目指せるような、強靭強力&濃厚濃密な基礎力である。
テーマは、「鎧袖一触」。ヨロイの袖が触れただけで、敵が仰向けにひっくり返ってしまうほどの、強烈な基礎力を養いたいじゃないか。
1E(Cd) Philip Cave:PHILIPPE ROGIER/MAGNIFICAT
2E(Cd) Savall:ALFONS V EL MAGNÀNIM/EL CANCIONERO DE MONTECASSINO 1/2
3E(Cd) Savall:ALFONS V EL MAGNÀNIM/EL CANCIONERO DE MONTECASSINO 2/2
4E(Cd) RUSSIAN MEDIEVAL CHANT
5E(Cd) Philip Cave:CONONATION OF THE FIRST ELIZABETH
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