Mon 180108 「景気回復の実感がない」のこと/景気回復を背景に文高理低/高松の大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 180108 「景気回復の実感がない」のこと/景気回復を背景に文高理低/高松の大盛況

 テレビのニュースやワイドショーがあんまり「大砂嵐」「大砂嵐」と連呼するので、ふと「小砂嵐」と言ってみる。「小砂嵐」と書いて「こずなあらし」と読む。エジプトの大砂漠よりずっとこじんまりした砂漠からやってきたお相撲さんにちょうどいいんじゃないか。

 

 鳥取砂丘をイメージして、名門・鳥取城北高相撲部出身のお相撲さんにどうだろう。むかしむかし「小錦」という名大関も活躍した。なんでもかんでも「大」がいいとは限らない。「小砂嵐」、活躍するんじゃないか。

 

 もしも彼が横綱になれば、横綱・小砂嵐 ☞ ヨコヅナ・コズナアラシであって、コズナの部分で韻を踏むことになる。おお、ますますいいじゃないか。ついでに名優ケビン・コズナーにも、ちょっと挨拶が必要だろう。

 

 朝からテレビを眺めながらそんな馬鹿馬鹿しいことを言いまくっていたら、ニャゴロワが暖かい薄暗闇から駆け出してきて、「そんなツマラナイことを言いまくるのは、アナタの悪いクセですよ」と、起き抜けの白いお顔で真面目にサトイモを諌めるのであった。

 

 でも諸君、そんなこと言ったって、真面目だけがいいとは限らない。スーパー真面目が取り柄の朝日新聞だって、ヌード写真だらけのオジサン週刊誌の広告でいっぱいだ。小砂嵐ぐらい、許してくんなまし。

高松

(香川県高松、約200名の出席で超満員になった)

 

 ニャーニャーうるさいニャゴを押しのけて朝日新聞第1面を眺めていたら、書籍の広告に「なぞるだけ!」という文字を発見。おお、ついにここまできたか。「聞き流すだけ!」の広告ラッシュに食傷していたら、とうとう「なぞるだけ」「カタカナ英語がいいんです」ときた。

 

「カタカナ文字つきの直線の上を、指でなぞる。それに合わせて声を出す。それだけで、一瞬のうちに、通じる英語がスラスラしゃべれるようになります」とのこと。定価870円ほど。おお、ホントに世の中はここまで激しくなってしまいましたぞ。

 

 ということになれば諸君、いつかワタクシが提案した「朝日の党」だって実現しそうじゃないか。カタカナをなぞるだけで話せるようになるなら、新聞の社説に書いてあるような理想論だけ展開していれば、景気も回復、求人も絶好調、外交も内政もシャンとして、国民みんなが幸せになれそうだ。

 

 希望の党と民進党と立憲民主党なら、小異を捨てて大同につき、大同団結して「朝日の党」。ワタクシなんかは素晴らしいと思うのだ。政治家ともあろうものが、小さな意見の相違でそんなおっかない顔をして対立しかできないようじゃいかん。フトコロの深いところを見せなるべきじゃないか。

 

 せっかくなら「昇る朝日の党」ぐらいにしてもいい。むかし存在した「たちあがれ日本」にならい、もっと思い切って「昇れ朝日」「進めや朝日」なんてのはいかが。そんな素直な新党の立ち上げなら、ワタクシはモロテをあげて賛成したい。

菊池寛

(高松には「菊池寛通り」などという奥ゆかしい通りが存在する)

 

 あんまり朝日&朝日と言い過ぎると、毎日新聞に申し訳ない。もちろん今井君は毎日新聞も大好きだけれども、「希望の党」「太陽の党」「未来の党」「朝日の党(仮)」と違って、「毎日」は政党名に盛り込みにくい。

 

 やっぱり「この際、思い切って」という前提だが、「毎日全力疾走」なんてのはいかが。「毎日奮闘」もいいですね。ついでに「奮闘」の闘の字を党にかえて、「毎日奮党」までくると、国民の憤りがマコトによく伝わってくるじゃないか。

 

 今日もまた国会の論戦は「景気回復の実感がない」「生活が苦しくなった」と奮闘する野党の皆様と、「求人は確実に増えている」と皮肉に微笑する与党の人々との押し問答に終始。ここは若者諸君、「諸派」と言われようがなんだろうが、「毎日奮党」を結党して、若者の心意気を示したらどうだい?

 

 だってもうマスメディアには頼れないよ。どこの新聞とは言わないが、第1面に「景気回復の実感があまりない」と書いておきながら、30面あたりの教育欄を読んでいたら「景気回復や好調な求人を背景に、大学受験は文系が人気。文高理低の傾向にあります」ときた。おやおや、教育面の担当者たちだけは、思い切り景気回復を認めているらしい。

海おやじ

(高松、200名の大盛況のあとは、「海おやじ」で懇親会)

 

 しかもこの書き方、日本の青年をバカにしていないか? 「就職先が増えた」と判断すればドッと文系を志望し、「就職先が少ない」のマイナス思考に陥れば、ザーッと理系に流れる。日本の青年たちって、そんなに景気の動向にばかり敏感な、短期的視野しか持ち合わせない人々なんですかね。

 

 理系に進む諸君は、中学高校とずっと理系大好き人間で、一生を理学や工学の世界で過ごしたいと願ってきたはず。文系だって、進学と就活を混同して「何でもかんでもいい会社。以上」みたいな青年は、すでに少数派だ。それぞれに大きな夢があって、だからその文系学部を目指している。

 

「医学部医学科が人気、国際系学部も人気」。その種の記事を読んでも、その中身はいやはや全く青年を見くだしていて、「安定」「就職」「有利」「高収入」、その手のマコトにイヤらしい言葉がズラリと並んでいる。

 

 いま医学部を目指すほどの優秀な諸君が、「安定」と「有利」と「高収入」を優先して進路を考え、例えば「だから東大より医学部医学科」という選択をしたとでも言うんだろうか。

 

 実際にちゃんと取材してみたまえ。医学部志望者はもっと遥かに高邁な理想に燃え、その高い理想があるからこそ、難関をものともせず医師を志望する。「尊敬される高収入の一生が保証されるから」などという寂しい発想で医学部を志望する青年は、少なくともワタクシの周囲の受験生にはほぼ皆無。というか、すでに絶滅危惧種に近いと思う。

懇親会

(高松、間もなく楽しい懇親会が始まる)

 

 こういうふうで、四国・高松に向かうヒコーキの中でも、隣の席の中年男性がめくっている新聞を盗み読みして、1つ1つの見出しに腹の立つことしきりなのである。

 

 ANAのプレミアムシートでは、その日の朝刊を無料で配っている。こういう昭和の習慣も、そろそろヤメにしたほうがいい。紙の新聞をめくる音は、何デシベルなのか知らないが、おそらく人が考えるより遥かに大きい。

 

「ヒコーキの中で寝ていこう」「眠って疲労を回復しよう」。そう思ってプレミアムシートに座ったら、隣の乗客が配られた新聞をパシャラ!!パシャラ!!と激しくめくり続ける。ちっとも眠れない。そんなことも多いのである。

 

 まもなく国内のほとんどのヒコーキでWiFiが無料になる。いまさら「無料で朝刊を配布」なんてのはちっともありがたくない。というか、新聞をひらけばヌード写真満載の週刊誌広告だらけ、スポーツ新聞には風俗営業店の紹介。そんなのを機内でめくるのって、一種のセクハラにならないの?

鯖寿司

(高松でサバ寿司をいただく。おいしゅーございました)

 

 こうして「小砂嵐」こと今井サトイモ入道は、世の中に対する様々な不満でプンプンしながら高松に到着した。1月28日、高松空港は小雪。バスに乗り換えて高松駅前「ホテルクレメント」に向かう。

 

「ホテルクレメント」は、JR四国の経営。10年前には「高松全日空ホテル」だったが、まるで代ゼミの建物が「居抜き」で駿台予備校にかわっちゃうように、いきなり看板がかわってしまった。なお、「Yから居抜きでSへ」のことは、明日の記事の中で書きたいと考えている。

 

 チェックイン、14時。スタッフとの待ち合わせが18時だったから、たっぷり4時間も時間があった。いろんなお仕事を片付けたり、大相撲初場所の千秋楽を眺めたり。いつもなら高松の観光に繰り出すところだが、なにしろこの寒さだ、大事をとってホテルライフをぬくぬく満喫したのである。

 

 高松の大盛況についても、やっぱり明日の記事で。こんな悪天候の夕暮れに、高松のスタッフは大奮闘ないし大奮党、インフルエンザ大流行中にもかかわらず、約200名の高校生で会場は超満員になった。

 

1E(Cd) Incognito:LIFE, STRANGER THAN FICTION

2E(Cd) Incognito:FUTURE REMIXED

3E(Cd) Incognito:ADVENTURES IN BLACK SUNSHINE

4E(Cd) Incognito:WHO NEEDS LOVE

5E(Cd) Incognito:NO TIME LIKE THE FUTURE

total m40 y40 d22511