Tue 171219 ストーブ関連の罪と罰/臀部を強打/最高の眺望(またシドニーの12月 4) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 171219 ストーブ関連の罪と罰/臀部を強打/最高の眺望(またシドニーの12月 4)

 タイムリーというか何というか、「教室のストーブの上で『焼きみかん』を作った」と小5の頃の悪事を暴露したまさにその直後、朝日新聞デジタルに「宮崎県の高校でストーブで肉を焼いた」「先生がストーブを撤去した」と、何だか遥かな昔の今井君が叱られているようなニュースが登場した。

 朝日新聞の書き方には「生徒たちが可哀そう」というニュアンスが感じられ、まあこれなら幼い今井君もホッとする。確かに今日の九州は最強の冬型気圧配置。お外はきっと雪だろう。ストーブなしじゃ勉強なんかできそうにない。

 もちろん、先生の厳しい指導方針も「まあ♨︎なるほど」な感じ。「ストーブでお肉を焼いたら危険です」「ストーブは料理に使うものではありません」という反応もあるようだ。

 しかし諸君、今井君が幼かりし頃、真冬の秋田ではストーブで調理するのはごく一般的。ストーブの上には常にヤカンが乗っかって、シュンシュン熱い湯気をあげていた。お味噌汁を温めなおしたりもしたし、お正月にはお餅もストーブの上で焼いた。

 学校のストーブでも、周囲に金属の棚を置いて、そこで3時間目ぐらいからクラス全員の牛乳を温めたし、中学校は給食ではなくてお弁当だったから、3時間目にはストーブの周りに弁当箱がズラリと並んだ。
船1
(ホテル29階からの絶景:オペラハウスと巨大客船)

 まあしかし、「肉を焼いた」「焼肉をやった」というところまで話が豪快になると、やっぱり叱られても致し方ないかもしれない。ケムも上がるし、ニオイも強烈だろう。焼肉のニオイの中で勉強するのもツライし、先生も授業がしにくいだろう。

 それと「焼きみかん」と、どっちが悪いかは読者諸君の判断にお任せする。幼い今井君だって厳しく叱られたのだ。小5の1年間、ものすげー叱られたのは、計3回に及ぶ。

① コッペパン1個、丸呑み実験
② 焼きみかん事件
③ 職員室の掃除当番の時、先生たちの名前を呼び捨てにしてウワサ話に興じた事件。校長先生が背後に忍び寄って、全てを聞いていらっしゃった。

 いずれも「首謀者は今井だ」と、担任のセンセにカンタンに見破られた。そういうイケナイことをいろいろ企み続け、かつ叱られ続けた結果、今井君はますますイケナイ子供になっちゃった。
船2
(ホテル29階からの絶景:ハーバーブリッジと巨大客船)

 中学校でもいろいろ積極的に幼稚なイタズラをやり続けたし、「しかも見つからない」と言ふワザも身につけた。そうやって大人になったせいか、今もときどき神様のバチがあたる。

 この間も銀座の真ん中で靴が滑ってすっ転んだし、昨年5月にはレバーを食べ過ぎて「大量の赤いゲロ」という恐るべきものを吐きまくった。8人で入った居酒屋で、8人分のレバーを全部1人占めにしたのである。

 今井君は日本の人間だから、バチを当てて幼い罪の償いをさせるのは「八百よろずの神」である。Mac君はその辺の事情をよく知っていて、「ヤオヨロズ」という入力に対していきなり「8000000」という変換を返してよこす。

 諸君、唯一の神でも恐ろしいのに、8000000もの神が幼い今井君のイタズラを懲らしめようとするんだから、そりゃ赤いゲロも吐くわさ。諸君、いけませんぞ、焼きみかん。こんなに大人になってから、焼きみかんのバチがあたるなんて、想像もしていなかった。
船3
(ホテル29階からの絶景:オペラハウスと巨大客船)

 幼い頃のバチが、外国旅行中にも当たるんだから、ヤオヨロズの日本の神様は恐ろしい。シンガポール行きのヒコーキの中で、右の肩が異様に痛くなったこともあった。

 あの時はシンガポールで買ったタイガーバームを、3瓶だか4瓶だか空っぽにするほど塗りまくって何とか治したが、いやはや不意をつかれて焦りまくりのサトイモであった。

 今回のシドニーの旅では諸君、今井君は「臀部をしたたか打つ」というイヤな入り方をした。シドニー国際空港からホテルのある「サーキュラーキー」に向かう電車であったが、乗り込んだ瞬間、座席の手すりに思い切り臀部を打ちつけたのである。

「臀部」と書いて「でんぶ」と読む。要するにケツのことである。おお、お下品な言い方だ。しかし諸君、そのお下品な部分が、旅をするにはマコトに重要な役割を果たしている。

 臀部を激しく打撲した今井君は、もうニッチもサッチも行かないのである。階段をのぼろうとしても、臀部が痛くてヒコヒコ震えるほどだ。階段どころか緩い坂道でも、臀部ヒコヒコの状態はおんなじである。
船4
(ホテル29階からの絶景:巨大客船がゆく)

 大きなスーツケースを引きずって坂道を進みながら、ヒコヒコ&ヒコヒコ、旅の初日にヒコヒコ彦左衛門になってしまって、これから先が思いやられる。

 臀部の打撲が12月23日午前10時半、ホテルに到着したのが午前11時半。しかも翌日24日朝から、エアーズロックへ1泊2日の強行軍の予定なのだ。痛む臀部をさすりながらヒコヒコしていたんじゃ、エアーズロックも何もあったものじゃない。

 こういうふうだから、幼い時から品行方正に育つのがいいのだ。焼きみかん、ストーブ焼肉、いけませんぞ。数十年経過しても、数百年経過しても、ヤオヨロズの神様は決して忘れていませんぞ。「君たちはどう生きるか?」と聞かれたら、「焼きみかんだけはしません!!」と元気に答えたまえ(すみません、昨日の続きです)。

 しかしそうはいうものの、シドニーの旅の出だしは、悪いことばかりではなかった。今井君の泊まるお部屋は、29階。最上階にはプールやバーや高級レストランがあって、29階はその下のフロア。今日の写真5枚に示した絶景は、全てお部屋の窓からの景色なのである。
オペラハウス
(ホテル29階からの絶景:夕暮れのオペラハウス)

 2016年12月のシドニーでは、「インターコンチネンタルホテル・ダブルベイ」に宿泊。今回は同じインターコンチネンタルでも、港とオペラハウスに至近の「サーキュラーキー」を選択した。

 静かな高級住宅街ダブルベイも、大好きだったのだ。ホントは「今年もダブルベイで」と思っていたのだが、9月の段階で予約を取ろうとしたら、クリスマス周辺の日程はもうとっくに満室になっていた。

 だから今年のサーキュラーキーは、「ダブルベイが取れなかったから仕方なく」という次善の策。第2志望のホテルで、こんな素晴らしい眺望のお部屋にアップグレードしてもらい、感謝&感激 ☞ 雨&アラレだ。

 ハーバーブリッジ、オペラハウス、頻繁に出入りする大型客船の勇姿、ジャングルブックに出てきそうな愉快な小型船の活躍。そういうものを眼下に一望すれば、臀部の痛みやヒコヒコなんか、あっという間に忘れてしまえるぐらいであった。

 ま、ホテル内の雰囲気は、やっぱり静かなダブルベイがよかった。30階建ての高層大型ホテルは、ちょっと賑やかすぎて落ち着かない。眺望か、静けさか、2者択一に迷うところだが、とりあえず今度の旅もこれで始まった。ヒコヒコしながらも、大いに満喫しなければいかん。

1E(Cd) Muti & Berlin:VERDI/FOUR SACRED PIECES
2E(Cd) Reiner & Wien:VERDI/REQUIEM 1/2
3E(Cd) Reiner & Wien:VERDI/REQUIEM 2/2
4E(Cd) Wigglesworth & Netherland radio:SHOSTAKOVICH/SYMPHONY No.4
5E(Cd) Mravinsky & Leningrad:SHOSTAKOVICH/SYMPHONY No.5
total m192 y2467 d22411