Mon 171113 揚げ物2種で腹がフルヘッヘンド/青森の大盛況/非常に満足100%を目指す | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 171113 揚げ物2種で腹がフルヘッヘンド/青森の大盛況/非常に満足100%を目指す

 ものには限度というものがあって、いくら生牡蠣が好きだといっても、ランチに20個を超え、30個も凌駕し、やがて40個に至れば、常識人から見て明らかに異常であり、目の前で40個を平らげて見せたクマ人間 ☞ イマイを、震えながら呆然と見守る従業員のオバサマもいた。

 それはフィレステーキでも同じことで、アルゼンチンやオランダのオジサマたちが驚きのあまり「ゲロッ」と小さく叫ぶような大量の肉を貪って、何の反省もないのもまた問題である。

 12月3日、青森の今井君はそういう非常識な行動を「揚げ物」相手に敢行したのである。ランチにどのぐらいの分量の揚げ物を食べていいものか、国のガイドラインでもなければ分からないが、いま改めてその写真を眺めてみるに、こりゃどうしても異様である。

 昼前11時、闖入したのは「とんかつ&ステーキ 亜希」。地元では抜群の知名度を誇り、ガイドブックにもネット情報でも「人気店」と掲載されている。店の周囲には旨そうな揚げ油のカホリが立ち込めていた。
青森1
(12月3日、青森の大盛況 1)

 開店直後なのに、もうお客さんがテーブルを1つ占領している。中国から4〜5人のグループも訪れる。さすが人気店であって、諸君、こういう時、今井君は「負けないぞ!!」と心の中でコブシを固め、誰よりも多く注文しようと、余計な競争心に燃えるのである。

 まず注文したのが、大好物のヒレカツ。ヒレカツ単品にしておけばいいものを「+250円で定食にできますよ」と勧められ、思わず定食にしてしまった。すると返って何だか物足りなくなって、「あと、カニクリームコロッケも、単品で♨︎」と、バカなことを口にしてしまった。

 そして諸君、登場した強烈&巨大な楕円球3個、それが今日2枚目の写真のカニクリームコロッケである。続いて定食のヒレカツも登場。あまりの迫力に驚嘆の声を上げる今井君に、店の優しいオバサマは「お持ち帰りにもできますよ」とニッコリしてくれた。

 しかしワタクシは、そんな屈辱に耐えられるような楕円グマではない。「お持ち帰り可能」と言われれば言われるほど、ムキになって平らげる。タップリ3人分の揚げ物であるが、30分かかって完食。定食のドンブリ飯には、ザブッとお茶をかけて一気にお腹に収納、一言「勝利!!」と快哉を叫んだ。
コロッケ
(青森の名店「亜希」で、カニクリームコロッケの巨大楕円に歓声をあげる)

 問題は、常識人のランチ3人分の揚げ物を平らげてフルヘッヘンド、丸く丘のように盛り上がったお腹を抱えて、果たしてチャンとお仕事ができるかということである。

「フルヘッヘンド」とは、杉田玄白だったか前野良沢だったか、江戸時代に「解体新書」をオランダ語から翻訳した偉いお医者様たちが、その訳語に苦労したオランダの単語。苦心に苦心を重ねた末「丸く盛り上がった」と訳したらどうだろうと誰かが言い、衆議一決した次第を、小学生の国語の教科書で読んだ。

 まさに今や我が腹は超フルヘッヘンド状態。時計はまだ正午すぎ、スタッフとの待ち合わせは14時半だから、いったんホテルの部屋に帰ってゆっくり休むことにした。このままじゃまるでお相撲さんだ。ズンボもベルトも締まるかどうか、たいへん危うい状況なのであった。

 14時半、今井君はマコトに偉いクマであって、クマのくせに滅多に遅刻をしない。30歳で予備校講師になって以来、遅刻は0回、いつもニコニコ時間通りに教壇に出現し、時間延長もほとんどなし、時間厳守で控え室に戻る。

 もっともついこの間、ホントに珍しい「遅刻」という経験をした。収録しようと吉祥寺まで出かけたが、財布を忘れて愉快なサトイモさん。コイヌにも笑われ、お日さまにも笑われ、トゥールル&トゥルットゥー、今日もいい天気ー♡なサザエさん世界であった。あの日はスタジオに遅刻5分、申し訳なかった。

 その収録にしても、たった1分で終了。「受験生激励メッセージ」であったが、たった1分のために渋谷区と吉祥寺の間を右往左往、たいへん陽気なサザエさんもどきは、あんまり急いでタクシーを乗りまわし、2000円近くも無駄なオカネを使うハメになった。
揚げ物2種
(カニクリームコロッケは単品。その後で定食のヒレカツが登場。それでも今井君の胃袋は意気軒昂である)

 さて諸君、青森の講師控え室に入ってみると、うぉ、何ということだ、控え室は「和室」である。ただでさえ言語道断に固い肉体を折りたたんで、丸くフルヘッヘンドした揚げ物のお腹をかかえ、公開授業開始まで1時間、ひたすら耐えなければならない。

 こうなったのも、全て自業自得である。仕事前に揚げ物をたらふく胃袋に詰め込むなんて、やっぱり非常識だ。仕事の前は、せいぜいお蕎麦ぐらいにして、胃袋は休ませておくべきだった。胸焼けするほど揚げ物を貪るなんて、そんなやんちゃが許されるのは中高生までだろう。

 日本国中の視聴者と購読者が、もうお相撲のニュースにウンザリしているんじゃないかと思うけれども、お相撲さんのやんちゃについて、新聞もテレビも批判ばかりではなくて、ホンの少しだけ寛容な思いを述べる人が混じってもいいような気がする。

 お相撲さん並みにフルヘッヘンドした我がポンポンを撫で回しながら思うに、社説も雛壇の芸人も「品格だ」「品格だ」とそればかりを繰り返す。「ヒンカク」と「モリカケ」、いやはや一般人として、もうすっかり飽き飽き、同じニュースに胸焼けするほどだ。

 日馬富士33歳、白鵬32歳。朝青龍の事件の時も書いた記憶があるが、32歳とか33歳とかの青年が、お相撲の世界でだけ突出して「品格がない」と指弾されるのが、愚かなサトイモ君は少し可哀そうな気がする。

 医師や教師の世界で、32歳、そんなにギュッと品格を要求されるものだろうか。32歳の高校講師、33歳の医師や弁護士、35歳の大学准教授、そりゃまだ若手もいいところであって、大人の品格を獲得するまでは、まだ15年も20年もの長い道のりがあるはずだ。

 ヒトを殴っちゃNG、怪我させちゃ絶対NGなのは当然としても、「白鵬がジャージを着ていた。品格に関わる」までくると、「そのぐらいいいじゃないか」と、ふと肩を持ちたくなり、愚かにもワタクシは、講師控え室で思わず涙さえ滲んでくるのである。
亜紀
(青森の名店「亜希」。ステーキとハンバーグも旨そうだ。「よっしゃ、明日のランチにまた来よう」とコブシを固める)

 それというのも、このフルヘッヘンドしたお腹のせいかもしれない。「予備校講師のくせに揚げ物で腹一杯だなんて、品格に関わる」と指弾されれば、30歳代前半の若者ならともかく、ヒゲに白髪の混じる年齢では、厳しい揚げ物批判も致し方ないかもしれない。

 しかし諸君、いったん土俵に上がれば、揚げサトイモだろうが、ホカホカ楕円形だろうが、今井の仕事に一切の妥協はない。品格は、結果と数字でギュッと確保すればいい。

 15時半開始、参加者数130名。超満員の会場は、中3生とその保護者の皆さん。ということは、100%初対面の人々であるが、開始10秒で最初の大爆笑、あとはそのまま90分、激烈な爆笑の渦で押し切って、目標の継続率100%達成を目指すのみだ。

 こういうとき「欲張りですね」と言って笑う人もいらっしゃる。「100%なんて無理ですよ」と肩をすくめるのであるが、いやいや今井は常に100%を狙うのである。横綱なら常に15戦全勝を目指すはずじゃないか。

 別にワタクシは横綱ではないし、揚げ物で胸焼けしているようでは、その品格もマコトに怪しいものと言わざるをえないが、こうして出張旅費までもらって全国を飛び回り、生徒諸君&保護者の大切な日曜日の時間をいただいている以上、不満0%、非常に満足100%が目標なのは当たり前だ。
青森2
(12月3日、青森の大盛況 2)

 終了、17時。 外では雨が降り出したが、集まったヒトビトは、熱い感動と感激を語り合いながら帰っていった。昨年は青森と弘前の校舎が合同で130名、今年は青森市内の校舎だけで130名。着々と我々の人気が定着しつつある証拠である。

 それなら、ぜひ来年は「青森と弘前合同で200名」いや「300名」を目指したいじゃないか。特に中3生の場合、必ずパパ or ママ同伴とすると効果的。いや、「or」などと控えめなことを言っていないで、「パパ and ママ同伴」とし、どれほど我々の授業が優れているか、家族みんなで情報共有してもらえると最高だ。

 そうなってくるとワタクシなんかは「弟もいっしょ」「妹もいっしょ」という夢も居抱き始めるのである。中1の弟。小6の妹。小4のいとこ。そのぐらいだったら、今井の話を聞いて十分に理解可能だろうし、家族どころか親戚中で、「すごく面白かったね♡」と、日曜の会話もギュッと盛り上がるはずだ。

1E(Cd) COMPLETE MOZART/THEATRE & BALLET MUSIC 3/5
2E(Cd) COMPLETE MOZART/THEATRE & BALLET MUSIC 4/5
3E(Cd) COMPLETE MOZART/THEATRE & BALLET MUSIC 5/5
6D(DMv) THE MAGNIFICENT SEVEN
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