Thu 171026 500%を目指し、1000%を目指す/大阪泉ヶ丘の大盛況/稲毛海岸の大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 171026 500%を目指し、1000%を目指す/大阪泉ヶ丘の大盛況/稲毛海岸の大盛況

 西へ、東へ、11月上旬は、まさに東奔西走&南船北馬の日々である。11月6日、横浜上永谷からオウチにたどり着いたのが23時すぎだったが、翌日11時にはもう大阪伊丹空港ゆきのヒコーキに乗っていた。

 7日が大阪・泉ヶ丘、8日が千葉の稲毛海岸、9日が千葉駅前、10日は小田原。西に飛び、東に戻り、オウチから電車で1時間半かかる首都圏の周縁をグルグルめぐって過ごすことになる。

 それでも、旅していればそれなりに癒されることも多い。ヒコーキの中でCAさんに「受験生の頃、先生のお世話になりました」とニッコリされれば、嬉しくないはずはない。

「代ゼミで授業を受けていました」とおっしゃるのである。「そうですか、代ゼミ時代ですか。それじゃもう15年ほど昔のことですね」と言ったあとで、「しまった、それじゃ彼女の年齢をズバリと指摘したことになっちゃうじゃないか」と気づいた。
ツリー1
(大阪梅田・インターコンチネンタルホテル前のクリスマスツリー。今年のテーマは「RED」であるらしい)

 今にして思えば、Pretty塾や「どうすんだい?」や佐々木ゼミ(今さらながら全て仮名です)の頃の授業、我ながらマコトに未熟だった。いやはやホントに下手だった。「あんなにヘタクソな授業で、よくも『大人気講師』になれたもんだな」と、身のすくむ思いがする。

 もちろん東進に移籍した後だって、やっぱり自分の理想には遠いのである。そりゃ、なかなか巧みではある。収録された授業を見て「おお、上手になったな」「やるじゃん♡」「いいねえ♡」とホクソ笑むこともある。

 しかし諸君、やっぱりイマイの理想はギュッと高い。いや、理想はギュギュッと高い。まだまだこんなもんじゃない。もっとギュッとカンペキな授業をしたい。

 いや、そもそも「完璧」と言ふコトバ自体が間違っているのだ。完璧とは、要するに「100%」のこと。小さなコップ一杯を満タンにして「これで事足れり」とニンマリ、それ以上の成長を求めないということなのだ。

 しかし実際には、2杯目のコップも3杯目のコップもあるはずだ。それもどんどん満タンにしなきゃいかん。コップがいっぱいになったら、「洗面器もってこい!!」「バケツでも風呂桶でももってこい!!」と、もっと大っきな完璧を求めなきゃいけないはずじゃないか。

 ヘロヘロになってゴールになだれこんでも、ゴールの先にはまだまだ無限に道が続いているはず。そんな小っちゃなゴールに満足してニッコリ、「完璧だ」「勝利だ」「100%」と言ってるようじゃ、諸君、何だか小さすぎないか?
ツリー2
(クリスマスツリー、別アングルバージョン)

 と、マコトに偉そうなビジネス書的お説教なのであるが、ボクチンはこれを他人に言おうとするのではない。あくまで小っちゃな自分に向かって、「完璧」だの「100%」だのに縮こまっていちゃいかんぜよ、そう呟いてみるのである。

 確かに「どうすんだい?」や佐々木ゼミの頃に比較すれば、授業もトークも数段どころか十数段、いや数十段も巧みになって、一見したところ名人の域に達したように思うけれども、「いやいや、ちょっと待ちなはれ」の声が天空から聞こえてくる。

「まだナンボでも、改善の余地は残ってますやん」
「200%とか500%とか、めっちゃデカい成長を考えなはれ」
「1000%でも、何にも文句はないはずやで」

 天の声は、大阪では何故か大阪弁で聞こえてくる。その1000%の理想を、まず今回の新収録講座「E組」で達成したい。自分で勝手に組み立てたスケジュールでは、「1月下旬ぐらいには収録を済ませたいな」であって、理想への努力を今日も続けている。
泉州ライナー
(大阪難波ゆき特急「泉州ライナー」。運賃+510円で乗れる。このガラガラぶりに、今井君の公開授業の満員ぶりがスゲーことなのを実感する)

 阪急梅田の駅前で浪人生男子2名に声をかけられた。「今井先生ですか?」である。確かにワタクシは「今井先生」に該当する「東進♡大人気英語講師」なのであって、「先生ですか?」と問われれば、まさか「違いますッ!!」と叫んで逃走するわけにもいかない。

 彼ら2名と話し合ううちに、「おお、なかなかやるじゃないか」の2人であることが分かってきた。1人は「京大か神戸大か、まだ迷っています」と言ったし、もう1人は「現役で大阪大・基礎工学部に合格したんですが、どうしても医学を勉強したくて」とおっしゃるのである。

 高望みしなければテキトーに大学進学可能なこのご時世に、悩みに悩んで浪人し、しかもPrettyや「どうすんだい?」なら出席管理さえほとんどされずに、気楽な浪人ライフをエンジョイできるものを、あえて厳しいと分かっている東進を選択。おお、やるじゃないか。彼らのいっそうの奮起を期待する。
稲毛海岸1
(11月7日、千葉・稲毛海岸での大盛況 1)

 さて、11月7日のお仕事は、19時半開始、21時終了。難波の駅から南海電車に乗って30分、通天閣を左に、「あべのハルカス」も左に見てひたすら南下、かつての商人のパラダイス・堺の町を過ぎたあたりで電車は西に向かい、泉ヶ丘には18時頃に到着した。

 使用したテキストは、昨日の上永谷と同じ「C」。このところ「C」の需要が多くて、2017年秋の公開授業は、ほとんど「C」で行っている。

 もちろん「難関大の長文問題をお願いします♨」という校舎もあって、大阪大学の長文をビシッと90分、それこそ「完璧に」解説する企画もあり、泉ヶ丘の10日後、同じ大阪の岸和田や東京・池袋校でもそれをやったのであるが、その話はまた後日、キチッと詳細を述べたいと思う。

 出席者、180名。おお、大盛況である。大阪市内の大きな会場なら、200名に迫る大規模な公開授業も珍しくはないが、準急電車で30分も南下したベッドタウンで180名ということなら、やっぱり特記事項に該当する。スタッフの皆様に大いに感謝する次第である。

 終了後は、なんばの駅まで戻って「単独祝勝会」。いつもの居酒屋「山三」が臨時休業の札を出していたので、そうなりゃもう適当だ、そのへんの適当なお店に闖入した。さすがに大阪、テキトーな態度でテキトーな店に入っても、食べ物はそれなりに旨い。

 こうして11月7日は無事に過ぎていった。今井君は偉いので、難波から梅田までチャンと地下鉄で戻る。「タクシー」などというマホーの絨毯は可能なかぎり遠ざけて、むしろ地道な努力をじっくりエンジョイするほうが、今は楽しいのである。
稲毛海岸2
(11月7日、千葉・稲毛海岸での大盛況 2)

 翌11月8日、謎のクマ男は13時過ぎまで梅田のホテルに滞在。伊丹発15時のヒコーキに乗って羽田空港に向かった。羽田到着16時15分。ここからバスに乗って、千葉県稲毛海岸に向かう。

「は? 稲毛海岸?」「海岸で公開授業?」であって、その字面を眺めるに、何だか昭和の「臨海学校」「林間学校」の雰囲気である。海辺の宿で合宿して、心と身体を鍛えていく。朝は授業、昼は水泳、夜はお説教、そういう海辺や林間の合宿が、昭和の小中学校の定番だった。

 しかし諸君、稲毛海岸とはJR「京葉線」の駅の名前であって、決して懐かしの「臨海学校」をやろうというのではない。台風が接近すると真っ先に「運転見合わせ」になる脆弱な通勤電車であるが、その京葉線の東の果てに、稲毛海岸の駅がある。

 羽田からバスに乗れば、1時間半ほどで到着する。途中「葛西臨海公園」の観覧車があり、ディズニーリゾートの間近を通過する。窓の景色を楽しんでいれば、稲毛海岸は決して遠くない。

 出席者、130名。机を撤去して椅子だけの会場にしたが、それでも入りきらないほどの受講生が集まった。130名中、「初めて東進に来てみました」と言ふ完全外部生が50名も加わっていた。

 首都圏の東の果ての海岸の駅、スポーツクラブや、今や落日の他予備校もテナントとして入る雑居ビルのワンフロアで、この数字は驚異的と言っていい。移籍以来13年、毎年必ず1度は訪問する校舎であるが、この成長ぶりはみんなで大いにほめてあげていいと考える。

1E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 1/6
2E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 2/6
3E(Cd) Preston:BACH/ORGELWERKE 3/6
4E(Cd) Linda Ronstadt:GREATEST HITS②
5E(Cd) Debbie Gibson:GREATEST HITS
total m154 y2071 d22017