Sun 170827 グランクラスにゃ乗りません/ホテル事情/金沢、今年も600名の大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 170827 グランクラスにゃ乗りません/ホテル事情/金沢、今年も600名の大盛況

 何しろ3連休だったわけだから、9月17日&18日の金沢は観光客で大混雑。ヒコーキもホテルも満員で、予約をとるのが難しいぐらいだった。

 空いていたのは新幹線ぐらいのもので、台風接近に備えてヒコーキから新幹線に切り替えたのは3日前だったが、グリーン車ならまだ十分に余裕が残っていた。

「今井サンなら『グランクラス』を使うんじゃあーりませんか?」というアナタ。ワタクシは「無駄な贅沢」は大キライなのである。たった2時間半の旅のために、グランクラス料金が19630円もかかる。グリーン車より何と8000円も高い。

 特に、自慢げに出される無料の御弁当、ありゃいったい何なんだ? 「和食」を選ぶと、小さなオムスビ2つと、唐揚げ1個、3cm角の玉子焼き1個。「洋食」の場合、ラップに包まれた小型サンドイッチ2個と、やっぱり唐揚げ&玉子焼き。コンビニで一番安い御弁当より、遥かに貧弱だ。
金沢1
(金沢、600名の大盛況。秋シリーズも最高のスタートだ 1)

 前回グランクラスに乗った時、確かあれは岩手県の新花巻駅からだったが、ワタクシは900円の駅弁を買って乗り込んだ。無料の御弁当を配りに「アテンダント」という役目のヒトが近づいてきたが、「駅で御弁当を買いましたから」と断った。

 その時のアテンダントさんの表情は、驚嘆というより茫然、驚愕というより悲哀と悲嘆、その様子は、お断りしたことを後悔させるほどのものであった。営業サイドでは、さぞかしこの無料弁当にプライドをお持ちのようである。

 しかし、もしもあれを外国人観光客にも自慢げに提供しているとしたら、何だか「国辱もの」な感じじゃないか。お酒も無料だけれども、ヌルいビールや、コンビニで買える程度の日本酒とワインがあるだけだ。あの御弁当+酒代で19630円もムンズと徴収するなんて、高すぎませんかね。

 せめて、ヒコーキのプレミアムクラスで出される御弁当の研究ぐらいすべきなんじゃないか。ヒコーキのほうは、もしもオカネを出して購入すれば1500円から2000円ぐらいの、「おお、やるじゃんか」な御弁当を出してくれる。プレミアムシート代は5000円。2万円近い追加料金を払わせたりはしない。

 というわけで、今井君はグランクラスなんか真っ平だ。今や東京駅「GranSta」には全国選りすぐりの有名店が出店を出していて、ナンボでも旨いものが買える。何が悲しゅーて、オムスビ2個と唐揚げ&玉子焼きに2万円も払わなきゃいけないんだ?
晴れ
(9月18日、午後の金沢は台風一過の秋晴れになった)

 今回は、ホテルの予約も苦労した。金沢出張が決まったのが7月末。ワタクシは河口湖合宿の最中であったが、スケジュールが決まった瞬間にMac君をポチポチ、9月18日のホテル予約を試みた。

 ところが、まだ2ヶ月も前のその段階ですでに、いつものANAクラウンプラザホテルは「満室」。さすが3連休 & さすが外国人にも人気の金沢、宿泊事情は常に逼迫している。

 8月下旬にもう一度、今度はノルウェーのオスロからMac君でトライしてみると、たった1部屋だけ空室があった。ガッツポーズで予約に成功。「どんなことでも諦めちゃいけないな♡」と、マコトに陳腐な雄叫びをあげたのである。

 そんな状況の中、台風18号が接近してきた。公開授業の安全&確実のためにも、前乗り&前泊が必要になった。ホントならANAクラウンプラザに連泊したいところだが、前日17日は「満室」。そういう場合でも電話でゴネれば何とかなることもあるが、さすがにそんなことはしたくない。

 そこでワタクシは、「ホテル日航」を試してみた。すると諸君、「残り1室です」の表示。おお、1室だけにしても、チャンと空いているじゃないか。快哉を叫んだワタクシは、いやしいハイエナよろしくヨダレを一筋タラーリ流しながら、急いでポチッとクリック。おお、助かった。これで前泊も可能になった。
金沢2
(金沢、600名の大盛況。秋シリーズも最高のスタートだ 2)

 ま、今井君もこんなたいへんな思いをして、出張を繰り返しているのである。台風君にも、お手柔らかに願いたい。ピンポイントで襲ってきてほしくない。おかげで金沢2連泊は、1泊目がホテル日航、2泊目がANAクラウンプラザ、たいへん面倒な移動を余儀なくされた。

 だって諸君、2軒のホテルは道路1本をはさんで向かい合っている。ANA系とJAL系、まさに日本を2分するライバルどうしであって、その2軒をホッピングするなんてのは、やっぱり心理的に負担がかかるじゃないか。

 18日正午、チェックアウトタイムぎりぎりまでJAL系で粘り、チェックアウト直後に道を横切ってANA系に向かう。ANA系では今井君は最高位ステータスの持ち主であるから、ただでさえデカい顔をもっとデカくしてノシ歩ける。まだ12時10分なのに、すぐお部屋に入れてもらえた。

 スタッフとの待ち合わせは、ホテルロビーで15時半。外は台風一過の青空であるが、待ち合わせまで2時間20分、マコトに中途半端な時間が空いてしまった。

 2時間ちょいでは、さすがの今井君も観光や散策に出る気になれない。映画を1本眺めてオシマイ。いやはや、2連泊なら、やっぱり同じホテルにしたかった。
宝生寿司
(金沢の夜は名店「宝生寿司」で)

 さて、そろそろシャキッとお仕事モードにならなきゃいけない。9月の金沢はもう完全に恒例になっていて、約600名の大観衆を相手に公開授業を行う。秋冬シリーズのスタートとして、「600名」という数字はまさに光栄の至りである。

 対象は、中3生とその保護者の皆さん。業界では「中3持ち上げ」と呼ぶ。日本中どこの塾でも、高校受験は最大の大票田だ。
「高校受験が終わっても、そこで終わりじゃありません」
「高1の4月から始めなきゃダメですよ」
「いや、合格発表の翌日から始めなきゃ」
と熱く呼びかける。

 ましてや現在の中3生は、大学入試の制度改革が始まる学年だ。話が「英語」ということになると、特に保護者の不安は大きい。この機に乗じて濡れ手にアワ、巧みに誘導して利益をワシヅカミにしようとする人も少なくないだろう。

 今井君の仕事は、不安を一掃することにある。どんなに制度が変わろうと、基礎基本の重要性は変わらない。単語をしっかりたくさん覚えること。文法語法を悪く言うヒトがいても、最終的に一番大切なのは文法であって、決して文法軽視になってはならないことを力説する。

 そしてもちろん、話題の中心は音読、何が何でも音読、徹底的に音読である。これを体育会系の部活にあてはめれば、単語はウェイトトレーニング、文法は柔軟体操に該当し、音読は日々のランニングに等しい。

 テニス部でもバスケ部でも、サッカー部でもバレー部でも、ウェイトと柔軟とランニングなしに、強いチームは決して出来上がらない。ケーハクなことをウダウダ言っているより、まずランニング、まず音読。硬派に文法を鍛えつつ、自然に身につく4技能でなければ、ホンモノとは言えましねえ。
ノドグロ&エビ
(宝生寿司のヒトサラ、のどぐろ&がす海老の塩焼き)

 不安をかかえるパパもママも、もちろん生徒諸君も全員、すっかり安堵の胸をなでおろす。基礎基本、単語・文法・音読。制度が変わろうがどうだろうが、ひたすら基礎基本を鍛えれば、不安に苛まれる必要は何もない。

 90分の大爆笑の後で心に固く決めるのは、「よっしゃ、今日から音読だ♡」であって、今井君の指示通り「電車の中で走って帰る」という生徒も少なくない。今年の金沢もまたスーパー大成功。秋冬シリーズは最高のスタートになった。

 終了後、金沢の名店「宝生寿司」で、オジサマ4人のお食事会。金沢港に近い静かなお店で、しっとりと日本酒を満喫した。大好きな日本酒「天狗舞」「菊姫」、心にしみるほどおいしゅーございました。

 毛ガニ、のどぐろ、北陸名物「がす海老」、ホントにおいしゅーございました。「は? 何ですか、がす海老って?」であるが、人気急上昇中の高級食材なのである。足があんまりはやいので、北陸以外に流通しにくいらしい。ノドグロも、「さすが金沢」と唸るほどの逸品。金沢って、ホントにいいですな。

1E(Cd) John Coltrane:SUN SHIP
2E(Cd) John Coltrane:JUPITER VARIATION
3E(Cd) John Coltrane:AFRICA/BRASS
4E(Cd) Candy Dulfer:LIVE IN AMSTERDAM
5E(Cd) Hungarian Quartet:BRAHMS/CLARINET QUARTET・PIANO QUINTET
total m143 y1629 d21578