Mon 170717 大阪の「今井先生ですか」2連発/郡山の大盛況/青森&函館の旅を企てる | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 170717 大阪の「今井先生ですか」2連発/郡山の大盛況/青森&函館の旅を企てる

 こういうふうで、8月アタマの大阪をこれ以上ないほど満喫したワタクシは(スミマセン、昨日の続きです)、意気揚々と伊丹空港に向かった。

 公開授業も最高、美味しい豆餅も梅田Buzzも満喫、文楽とおでんと法善寺横丁もサイコーなら、そのまた翌日まで粘って味わったインデアンカレーも美味。心もカラダも幸せで、特にポンポンは幸せの最上級、Happiestなキウィとなって、これから福島県郡山に赴く。

 ヒコーキは、伊丹発15時45分、福島空港には16時45分到着。大阪のホテルで14時まで近くまで涼んでいても、十分に間に合うタイムスケジュールである。

「どれ、そろそろチェックアウトすんべ♡」と決心したのが、13時半。外の猛暑を思ってウンザリしていると、途中からエレベーターに乗り込んできた青年が、驚いた表情でこちらを見つめている。

 もちろん、お馴染み「今井先生ですか?」である。いくら激しい驚嘆の表情だからって、まさか「あ!! サトイモ大明神だ」「もしかして、横綱キウィ富士さんですか」「サインください!!」という流れにはならない。

「ボク、むかし東進で勉強してました」とおっしゃる。見れば20歳代前半の男子だ。「ここに泊まってるんですか?」と尋ねると、諸君、彼は余裕の表情を浮かべた。「ネット通販の会社を立ち上げました。いま、とってもうまく行ってます」とのことである。

「おお、素晴らしいじゃないですか。この暑いのに、よく頑張ってますな」と称賛のコトバをおくると、「これからミーティングです」と嬉しそうにホテルロビーに駆け出していった。

 うーん、やるじゃないか。「ワタクシも、いつまでも豆餅やカレーやおでんにまみれてる場合じゃないな。もっとどんどん頑張って、とりあえずもっともっと世界を見て来なきゃいかんな」。彼の後ろ姿を見送りつつ、自らの不徳を情けなく思うのであった。
郡山1
(8月5日、福島県郡山での大盛況 1)

 そこで諸君、「伊丹空港までタクシーで♡」とニヤけていた自らを叱咤激励、「ホラ、もっと努力せにゃあかんぜよ!!」と言い聞かせ、阪急梅田の駅から電車で伊丹空港に向かうことにした。何の努力もしない怠惰な自分を鍛え直すためにも、せめて「脱タクシー」だけでも継続しなきゃいかん。

 こういうふうで、伊丹に到着する頃には、もうドロドロの汗まみれ。カレーとおでんの混じった汗が全身から噴き出し、「カレーおでんの出汁から飛び出したサトイモ」みたいなマコトに珍妙な姿で、夏シリーズの締めくくり ☞ 福島県郡山の会場を目指すことになった。

 伊丹空港で、またまた「今井先生ですか?」に遭遇した。今度は女子で、「島根大学の医学部に通っています」「ありがとうございました」とおっしゃる。いやホントに、よくぞ挨拶してくれた。

 さすが大阪、みんな積極的に声をかけてくれる。遠巻きにニタニタしているのはヤメにして、諸君もどんどん声をかけてくれたまえ。もちろん今井本人としても、常にシャキッとしていたいのだが、こうして汗まみれのこともある。それでも遠慮しなさんな。
福島空港行
(伊丹発福島行きのIBEX機。こりゃまさにリゾート気分である)

 大阪伊丹 ☞ 福島のヒコーキは、「IBEX」の小型機である。定員40人だったか50人だったか、とにかく夢のように小さなヒコーキで、それでも福島まで1時間足らずで飛行する。

 おお、kawaiiじゃないか。こんなKawaiiヤツに搭乗するだけで、自分がいっぱしの冒険家になったみたいな気になるから不思議であるが、数年前の冬、函館から新千歳まで飛んで以来のkawaiiヒコーキだ。

 ただし、kawaiiのはいいけれども、「今日はクーラーが効きにくくなっております」「申し訳ございません」というのには、さすがに閉口した。

 大阪は猛暑。福島も猛暑。すでに汗みどろだった今井君は、1時間の飛行のうちに全身の水分がほとんど全て汗として流出、干上がって貯水量10%に落ち込んだダムの気分だ。「ギュッとしぼっても、もう一滴も出ません」みたいな、ほうほうのていで福島空港に降り立った。

 空港は福島県南部、須賀川市付近の山中にヒッソリと静まり返っている。ヒコーキから空港の建物までは、焼けたコンクリートの地面を踏みしめて、徒歩で向かうのである。空には大っきな入道雲がいくつも浮かんで、「これはきっと夕立がくるな」と、みんな口々に呟いている。

 郡山までは、バス。山と田んぼと畑の中に、人家がまばらに点在する風景は、まさにお盆に訪れたジーチャン&バーチャンの田舎の風景。実際ヒコーキの中には、「これからジイジ&バアバのオウチに行く」と、ハシャぐ男子の孫やら女子の孫やらをたくさん見かけた。

 しかしもちろんワタクシは、これからお仕事である。今井君の父方のジイジ「今井小作」は、「1853年生まれ」という驚くべきジイジであったが、昭和初期に山形県東田川郡の山村で権力をふるった後、80歳ちょいで亡くなった。ジイジのオウチは、もうとっくに存在しないのである。
福島空港着
(福島空港に到着)

 福島空港から郡山までは、バスで40分の道のり。スタッフとの待ち合わせは「郡山駅の改札前、17時50分」ということであったが、この日の郡山は夏祭りの当日。祭りの名は「うねめ祭」、郡山駅前は車両規制で大渋滞になり、待ち合わせにホンの2分だけ遅れるはめになった。

 東北は今、どこもみんな夏祭りの真っ最中だ。「秋田の竿燈、仙台の七夕、青森のねぶた」。そう思った瞬間、旅好きの今井君は居ても立ってもいられない。せっかく福島の郡山まで来たんだ。今日のお仕事が終わったら、秋田の竿燈か青森のねぶたを見に行ってもいいじゃないか。

 公開授業の会場に到着して、打ち合わせが終わり、控え室で1人になったとたん、ワタクシはすぐにスマホを取り出して、翌8月6日に青森ねぶたを見に行く可能性について調べはじめたのである。

 今夜は郡山に宿泊すればいい。そこは何とでもなりそうだ。朝早く新幹線に乗り込めば、お昼には青森に到着。夕暮れから出陣するたくさんのネブタにくっついて、ラッセラー&ラッセラーの掛け声に酔い、数千のハネトたちの大活躍を目近に目撃できるだろう。参加したっていいぐらいだ。

 問題は青森の夜の宿泊だ。せめて22時ごろまでは、祭りとその後の余韻を楽しみたいから、どうしても日帰りは無理である。

 だから「青森に宿泊」を考えなければならないが、そりゃ諸君、青森も浅虫温泉も弘前も、ホテルも旅館も1ヶ月も前にとっくに満室、今さら宿泊なんか不可能に決まっている。
のりかえ
(郡山駅にて。5月「喜多方ラーメン旅」でもここに立ち寄った)

 ところが諸君、さすが旅の大ベテラン今井は、それでもちっとも諦めない。奥の手中の奥の手を、ナンボでも持っている。「函館に宿泊」という選択肢が、すぐさま灰色の脳細胞に浮上した。

 新青森からの最終の新幹線が22時32分、新函館北斗23時33分到着。「はこだてライナー」に乗り換えれば、0時03分には函館駅前に着いている。

 ということは、その翌朝は「函館朝市」の朝食で、夏の海から最高の栄養補給ができるということじゃないか。名門「きくよ食道」で、イクラ丼、ウニ丼、イカ丼、、カニ丼、シャケ丼。その5つを自由自在に組み合わせた3色丼・4色丼・5色丼でもOKだ。

 夏シリーズの締めくくりを、ビシッと丼で〆た後は、函館山に登ってもよし、トラピスチヌ修道院の敬虔な空気を呼吸してくるもよし。名物バター飴もいいだろうし、足をのばせば「駒ヶ岳」「大沼国定公園」なんてのもある。

 旅のオシマイは、最後は函館ラーメンでギュッと〆る。青森ねぶたから函館朝市、夏シリーズの締めくくりに、こんな盛りだくさんのプラニングが他にありうるだろうか。

 エクスペディアで調べてみるに、8月6日の函館宿泊には、十分な余裕が見込まれる。こりゃサイコーだ。公開授業が終わり次第、どんどん予約をとっちゃおう。
郡山2
(8月5日、福島県郡山での大盛況 2)

 しかし諸君、そういう計画を実現させるためにも、まずは何が何でも目の前にある郡山での公開授業を、カンペキな大成功に導かなきゃいかん。

 校舎スタッフの素晴らしい努力によって、今夜の出席者は250名。うち50名は保護者、完全外部生も70名。最高の舞台を準備していただいた。

 夕方の入道雲が予告していた通り、外では18時から大粒の雨が降り出した。郡山の夏祭りにとってもピンチ、今井の公開授業にとってもピンチである。

「生徒諸君はチャンと来てくれるかな?」と、不安に胸が締めつけられるようであったが、そんな心配はまさに杞憂。会場は予定通りの250名で超満員になった。

 この場合、今井が自ら「大成功」と評価するのは、あくまで継続率の話である。いくらビックリするほどたくさん生徒が詰めかけても、彼ら彼女らが「明日から東進で猛勉強しよう」と決意しないかぎり、ホントの大成功とは言われない。

 ワタクシが目標とする外部生継続率は常に100%。スタッフがたいへんな努力をして集めてくれた外部生を、意地でも100%我々の仲間にしたい。1人たりとも逃したくはない。

 特に保護者や高校の先生たちが多い場合、その後の熱いクチコミによっては、ウワサがウワサを呼び、「継続率200%」みたいなことだって達成可能なのである。

 郡山の大盛況について、詳細はまた明日の記事で。翌8月6日の実際についても、やっぱり詳細は明日の記事で。夏シリーズ最終盤の今井は、果たして青森&函館満喫の旅に出かけるのであろうか。明日の記事でその全容を明らかにしようと考える。 

1E(Cd) Max Roach:DRUMS UNLIMITED
2E(Cd) Tommy Flanagan Trio:SEA CHANGES
3E(Cd) Art Blakey:NIGHT IN TUNISIA
4E(Cd) Walt Dickerson Trio:SERENDIPITY
5E(Cd) Surface:SURFACE
total m86 y1416 d21374