Tue 170620 路面電車が大好き/充実の火の国蕎麦/新百合ケ丘で330名の超大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 170620 路面電車が大好き/充実の火の国蕎麦/新百合ケ丘で330名の超大盛況

 ワタクシがどれほど路面電車を愛しているか。それをヒトビトに理解してもらうためにどうするか。「脱タクシー宣言」をしてまで、富山や松山や広島や鹿児島で、うんとこさトラムを利用、「意地でも路面電車」な日々を送っているのは何故なのか。いやはや、説明はマコトに困難である。

 でも諸君、イマイはとにかくトラムが大好きだ。マルセイユでもリスボンでも、そこにトラムがあるかぎり、何としてでもトラムを利用したい。

 フランクフルトでもリヨンでもミュンヘンでも、ブダペストでもプラハでもウィーンでも、「何が一番楽しかったですか?」と尋ねられたら、「路面電車ライドでした」と自信タップリに告白するに違いない。

 思い起こせば一昨年、サンフランシスコの1週間は、ほとんどトラムライドに終始した。路面電車を満喫していた時間以外、どんな時間があったかさえほぼ記憶にない。

 アムステルダムもそうだったし、フェルメールの故郷デルフトと、国際司法裁判所の街デン・ハーグの間をトラムで何度も往復した時間帯は、オランダ2週間の旅のクライマックスであった。

 もっともっと小さい街、ジャンヌダルクゆかりのオルレアンとか、フランス北部の港町ルアーブルなんかでも、移動はもっぱら路面電車を使った。

 トラムこそ、中小都市の花である。利便性ばかり重視してトラムをバスに置き換えれば、その瞬間に町の花はションボリ萎んでしまい、ゴミゴミしたホコリっぽさばかりが町を支配する。
新百合ヶ丘1
(7月12日、神奈川県新百合ケ丘で330名の大盛況 1)

 だから今井君は西日本の街が大好きである。昭和どころか大正時代から、延々と街に尽くしてきた路面電車どんを、ヒトビトは大切に守りつづけている。長崎も、高知も、熊本もそうである。

 確かに、クルマから見たら邪魔もいいところだ。明治&大正の亡霊、前世紀の遺物、そういう悪口雑言を吐き散らす気持ちも分からないではない。

 しかし諸君、オジーチャンやオバーチャンを心の底から尊敬する気持ちを、老朽化した路面電車にも持ちつづけ、人々は効率よりも文化と伝統を大切に維持してきたのである。

 熊本でもワタクシはあくまで「脱タクシー」であって、中心街「通町筋」から熊本駅前まで、のんびり熊本市電に揺られていった。所要時間20分。時代遅れであるようでいて、トラムどんは意外なほど速い。そこいら中の信号で停止させられていても、タクシーより10分長いだけ、運賃は十分の一である。

 乗っているジーチャン&バーチャンとの交流も楽しい。今井君も「どっぷり中年」の年齢であるから、路面電車の中で熊本ジーチャン&熊本バーチャンと気軽に冗談を交わしあう心の余裕もある。お互いに破顔一笑、ガハガハ笑いを共にすれば、こんな楽しいことは考えられない。
路面電車
(熊本市電「健軍ゆき」。熊本城を右に見ながら熊本駅を目指す)

 熊本駅で新幹線を待ちながら、お蕎麦屋さんで一息ついていくことにする。要するに「駅蕎麦」であるが、熊本駅新幹線口の駅蕎麦は、それなりに高級感が漂っている。店の名は「太平燕」。これで「タイヘイピン」と読む。中国系の人が経営しているのかもしれない。

 しかし諸君、ネットで検索しても、なかなかこの店についての言及がない。「熊本駅 蕎麦」「熊本駅新幹線口 立ち食い蕎麦」など、いろんな検索を試みるのだが、おやおや、ネットの世界ではほぼ黙殺されている。

 少なくとも新幹線口でお蕎麦屋と言ったら、どうしてもここしか見当たらないのだ。「何でカンペキに黙殺なの?」であるが、今井君にはサッパリその理由が分からない。

 あえて言えば、不公平感があるんじゃないか。この店には入口が2つ。一方は新幹線改札内からの入口で、こちらは「立ち食いのみ」。もう1つは改札外からの入口で、こちらは全席に椅子があり、テーブル席だってある。

 立たされたまま食べても、ゆったり座って食べても、お値段は一緒。改札内から入店したか、改札外から入店したかで、丸っきり待遇が違うのだ。お客の中には「恨み、骨髄に達した」という気難しい人もいるに違いない。
火の国そば
(熊本駅新幹線口の「火の国そば」。おいしゅーございました)

 今井君は改札内から入店して、「立ったまま食わされた」組。改札外からの入店組がみんな楽しそうにテーブル&椅子を満喫しているのを正面に眺めつつ、突っ立ったままのミジメな姿勢でお蕎麦をすすったのである。おお、これじゃ確かに黙殺したくもなるじゃないか。

 注文した「火の国そば」680円は、辛子レンコン入り。お肉もネギも竹輪もたくさん入って、コスパは決して悪くない。十分「おいしゅーございました」であるが、不公平感はいかんともしがたい。

 そのへん、予備校や塾なんかもやっぱり参考にしなきゃいかん。「一部の人には机があったのに、オレたちだけは椅子だけの席」。その種の不公平感があれば、どんなにスンバラシー授業を展開しても、悪口しか言ってもらえなくなる可能性が高い。

 猛暑の熊本で汗まみれになりながらも、ワタクシは「火の国そば」の出汁まで全て完食。駅の立ち食い蕎麦屋で出汁を飲み干す人はなかなか存在しないと思うが、普段から今井の流儀として「出汁こそ麺類の命」。よほどのことがないかぎり飲み干すのが、イマイ・マイルールなのである。
デザート
(7月12日、新百合ケ丘でケーキ各種をいただく。特に諸君、古典的なアップルパイが今井君の大好物だ)

 こうして諸君、8日大阪 ☞ 9日大分 ☞ 10日熊本 ☞ 11日静岡、厳しい4日の西日本ツアーは終了した。大分260名、熊本230名、静岡205名。参加者200名超、かつ外部生100名超の大規模な公開授業が続いて、マコトにやりがいのある4日間であった。

 翌7月12日、ここからは首都圏8連発であるが、その初日が神奈川県川崎市・新百合ケ丘での公開授業である。諸君、驚くべき数の受講生が集まった。330名、うち外部生が100名である。

 もちろんこれが大都市のターミナル駅であれば、それほどの不思議はない。札幌で300名、福岡で300名、京都で300名。そういう話なら、広告宣伝にちゃんと取り組むかぎり、300名どころか400名も500名もありうるだろう。金沢で1000名、熊本で700名というのも、今井君は毎年9月に経験している。

 しかしその場合、たくさんの校舎が合同で開催するのである。6校舎合同、10校舎合同、しかも生徒と保護者が同伴で訪れる。そのぐらいの企画でやっと可能になる数字だ。

 ところが諸君、7月12日の新百合ケ丘は、カンペキに1校舎単独で330名を実現した。駅前の「新百合ホール」はパーフェクトに超満員。「ホワイトボードに手書きの文字じゃ、見えない生徒も出るだろう」と判断して、カメラと特大スクリーンも登場した。

 これじゃ諸君、「感謝&感謝♡」「スーパー&ウルトラ感謝♡」としか表現のしようがないじゃないか。先月の新百合ケ丘では、「今井先生のLINE LIVEをみんなで見よう」という呼びかけもあったんだそうな。校舎と講師が一丸になって邁進する ☞ 理想的な校舎運営をやっていらっしゃる。
新百合ヶ丘2
(7月12日、神奈川県新百合ケ丘で330名の大盛況 2)

 もちろん、「参加人数が多いからいい」ということではない。しかしたくさんの参加があれば、講師も生徒もスタッフも、やっぱり盛り上がりも感激も格別だ。イマイ自身も、もう盛り上がりに限度がないぐらい。こうなればシメたものであって、「継続しなきゃ♡」とその場で決意する新規生が続出するのである。

 開始前の講師控え室で、マコトにスタンダードな「アップルパイ」をいただいた。今井君は小学3年の誕生日以来、このスタンダードなアップルパイが大好物。生クリームどっさりのケーキには見向きもせず、クリスマスでも何でも、アップルパイばかりを貪って育った。

 そういう今井の嗜好を、誰がどこで調べたんだ? 脳細胞をギューギュー絞り上げるようにたどってみても、「ボクは他のどんなものよりアップルパイが好きです」と告白した記憶はない。

 古典的なアップルパイをこよなく愛するサトイモであることを、誰がどうやって嗅ぎつけたのか。甚だ不思議に思いつつ、大っきなヒト切れを大満足でワッシワシ、3口か4口で残らず胃袋に送り込んだ。

 こうなればますます「外部生全員を我々の仲間にしちゃおう♡」という熱意はつのる。燃える今井に与えられた時間はキッカリ90分。会場の大ホールは「21時に完全撤収」を条件に借りている。ダラダラ延長したり、サイン会なんか開催している余裕は一切存在しない。

 となれば、冒頭の第一声から「めっちゃ充実」「信じられねーぐらい充実」「うぜーぐれーに充実」の講義が求められる。

 そこはそれ、今井の真骨頂だ。無駄な時間は一切ナシ、笑っていない時間もほとんどナシ。ギュッと強烈な充実の90分が、古典的アップルパイに後押しされて、ギュギュッと始まったのである。

1E(Cd) Larry Carlton:DEEP INTO IT
2E(Cd) Luther Vandross:DANCE WITH MY FATHER
3E(Cd) Luther Vandross:NEVER LET ME GO
4E(Cd) Luther Vandross:YOUR SECRET LOVE
5E(Cd) Luther Vandross:SONGS
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