Thu 170615 ヤマ場に来た/吉祥寺で収録/神奈川県藤沢、湯気の出るスーパー大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 170615 ヤマ場に来た/吉祥寺で収録/神奈川県藤沢、湯気の出るスーパー大盛況

 さて、これでホントに始まってしまった。2017夏シリーズの本番中の本番である。約1ヶ月にわたり、休む間もない出張&出張の毎日が続く。「あんれえ、ちょいと休みもあるじゃねえけ♡」という日には、マコトに厳しい授業収録が入っている。

 河口湖での合宿の日々も、あと2週間に迫ってきた。何しろ「一流の準備」を、テレビCMでも標榜している今井君だ。まさか「予習してません」「フツーの準備しかしてません」「出張の連続のせいでグロッキーです」と言い訳するわけにはいかない。

「一流の準備」には、もちろん風呂もメシも含まれる。お風呂で文学全集を読みまくるのも準備。メシをたっぷり貪って、中年男の迫力が画面からムンムン滲み出るほど、エネルギーをギュッと補給し続けるのも、それもまた一流の準備の一環だ。

 その意味で、6月下旬のワタクシの私生活には、ちょっと反省を加えなきゃいけない。うーん、ちょっと魚介類を貪りすぎた。手許の集計では、
① 10日で牡蠣を60個。うち夏の生牡蠣を40個
② 10日でウニを10個。うち生の殻つきウニを6個
下旬の10日だけでこれじゃ、「無責任」のソシリを免れない。

 だって諸君、食欲を抑制して体調管理に励むのも、「一流の準備」の大切な一部分。抑制を無視して、梅雨時の生牡蠣40個だの、殻のままのウニを2日で6個だの、そんなことをして万が一「あたった!!」なんてことがあったら、どうすんだい?

 あたるのは、懸賞と宝くじと予想問題だけで十分だ、カキにあたる、ウニにあたる、青魚にあたる、日々そんな危険を冒し続けているんじゃ、とても「超一流講師」として「超一流の準備」を誇るわけにはいかないのだ。
藤沢1
(神奈川県藤沢、もうもうと湯気のあがるスーパー大盛況 1)

 そこで諸君、7月6日の今井君も、7月7日の今井君も、目標はひたすら自己抑制。何よりもまず抑制すべきは、この恐るべき食欲であって、カキ・ウニ・サカナ、フィレ肉ステーキにフィレカツ、巨大ハンバーグに極辛カレー、そういうものに接近しない努力こそ、今のイマイに求められる節制だ。

 幸い7月6日は、久しぶりに吉祥寺スタジオで授業収録があった。15時スタート、18時終了。収録したのは「過去問演習講座」で、この日は明治大学文学部2017年であった。

 うーん、どういうものだろう。今井は授業がうますぎる。スタジオでの授業収録は、おそらく11ヶ月ぶりであるが、ほぼ1年のブランクなんか、ちっとも感じさせない。収録開始30秒でエンジンは全開、5分もかからずに「もう誰にも止められません」という勢いになった。

「あんれえ、このオジサマ、何をそんなに盛り上がってんだべ?」と、道行く人も思わず立ち止って覗き見するほどのド迫力である。「なんだべか?」「なんだべか?」「何を1人でもりあがってるんだべか?」と黒山の人だかりが出来てしまう。

 イマイとは、授業をするために生まれてきたサトイモだ。授業以外に何の取り柄も隠し芸もないが、授業さえさせておけば、30分で「いいね」や「ハート」が30万も出現する。「1分1万オトコ」「30分30万オジサマ」については、ついこの間LINE LIVEで確認された伝説じゃないか。
授業収録1
(久しぶりに吉祥寺のスタジオで収録 1)

 その激烈なサトイモ♡オジサマが、7月7日にはタナバタの神奈川県藤沢に姿を現した。新宿からロマンスカー江ノ島行きに乗り込めば、16時50分新宿発、藤沢17時40分着。ゆっくり座れるラクチンな小田急ライドで、夕暮れの藤沢に到着した。

 大混雑の藤沢駅には、浴衣の男女がワンサと集まっている。花火の季節である。彦星どんと織り姫どんの1年ぶりの再会をお祝いして、若者たちも「どん!!」「どん!!」と豪勢なお祝いの花火に駆けつけるようである。

 藤沢駅の「みどりの窓口」で、ワタクシはJRチケットをワンサと買い込んだ。九州地方の豪雨の影響で、ここから3〜4日の今井の旅程にはたくさんの変更が出た。

 ホントは2週間前の岩手県花巻の時と同じように、渋めの温泉なんかにも宿泊して、初夏の九州を満喫しようと考えていた。しかしこんな悲しい大災害の真っただ中でに、予定通りに温泉なんかで旅を満喫するわけにはいかないじゃないか。

 予定していた温泉宿はキャンセル。「直前のキャンセルだから」という理由で、100%のキャンセル料を取られてしまったが、それも致し方ない。そのぶん、新幹線も普通車指定席、在来線も普通車指定席。グリーン車などという無意味な贅沢をガマンして、キャンセル料を取り返そうと思う。

 いやはや、藤沢駅の「みどりの窓口」で、対応してくれた女子職員の仕事の素早さに感激した。指先の動きが、まさに感動、まさに感激、余りにすげー神スピードである。乗車券3枚、指定券6枚、ホンの3分の間に全ての作業が完了してしまった。

 なるほど、これがプロ中のプロの手際である。今井も負けていられない。JRの彼女がプロ中のプロなら、今井君だって負けず劣らずプロ中のプロだ。今夜は「外部生の継続率100%」を目標に、公開授業にウルトラ全力を傾注しようじゃないか。
授業収録2
(久しぶりに吉祥寺のスタジオで収録 2)

 藤沢の公開授業は、19時40分開始、21時15分終了。5分だけ延長して、そのぶん100%継続を達成したい。出席者150名。会場は「ギューギューに詰め込んでも135名が限界です」という穴蔵のような会議室。どうしても15名分、アンコが外にハミ出てしまうが、無理を承知で詰め込んでもらった。

 19時40分になって「いざ入場♨」という段になってみると、ウルトラ満員でどうしても中に入れなかった生徒十数名と、頑張って準備してくれた若いスタッフ諸君が、控え室の前にズラリと並んで、拍手で見送ってくれた。

「可愛い♡」「すげー可愛い♡」という声も飛ぶ。「可愛い」と言われていい気になるような年ではないけれども、少なくとも「うぜー」「きもい」「ねみー」の声に送られるよりは、数万倍も数億倍も嬉しいので、それこそ心の底からホクホク、意気揚々と会場に向かった。
ゼリー
(藤沢でマコトに上品なフルーツケーキを2個いただく)

 大拍手の中を入場してみると、もう会場に湯気が立ち込めている。今日の写真の1枚目と5枚目が何となく霞んで見えるのは、別にレンズが曇っていたというわけではなくて、現実に霞か雲か霧のようなものが、室内にムワムワ湧き上がっていたせいなのである。

 最初から室温は、35℃前後まで上昇していた。東京でも横浜でも、最高気温が32℃超だった1日である。夕暮れの雑居ビルの一室は、余りの暑さで倒れる人が出てもフシギじゃないぐらいの蒸し暑さになった。

 開始15秒、今井君はスタッフにお願いして、扇風機を集めてもらった。すでに部屋のクーラーが全開でグルングルン働いていたのだが、室温は一向に下がらない。クーラーでさえ対処できない時は、やっぱり扇風機。4台も5台もフル回転すれば、その効果は驚くべきものがある。

 このアナログな知恵を、ワタクシは河口湖の合宿で得た。まさか扇風機軍団がこんなに爽快な空気を運んでくるだなんて、10年前には思いもよらなかった。合宿って、ホントにいいですね。
藤沢2
(神奈川県藤沢、もうもうと湯気のあがるスーパー大盛況 2)

 ここまでギューヅメの高校生諸君がどのぐらいのド迫力だったかは、参加した人でなければ理解できない。95分、生徒諸君は前代未聞の大爆笑を繰り返し、語るイマイは頭のテッペンから足の爪先まで、これまた空前絶後の汗でびしょ濡れになった。

 これがもし天気予報なら「熱中症に注意」という状況である。体内の水分はみんな汗になって去り、塩分も白く粉を噴くほどである。ワイシャツもネクタイもみんな、ギュッとしぼれば水道の蛇口なみに水が滴り落ちるというレベルになった。

 何もワタクシは大袈裟に言っているのではない。ワイシャツは結局、翌朝7時になってもまだ濡れていた。つまり、公開授業が終わって、21時半の東海道線に乗って、グリーン車で音楽を聞きながらゆっくり1時間、新宿に着いて、小田急線に乗り換えて、駅から歩いてお部屋にたどり着いても、グショグショのままだったのである。

 そして翌朝になっても、まだグショグショ。そのワイシャツを、クリーニング屋さんに手渡した。毎週土曜日の朝に来てくれるクリーニング屋さんも、さすがにワイシャツを手にして「ウヘッ」と驚いた。藤沢で流した今井君の汗の量を諸君、そこからも窺い知ってくれたまヘ。

1E(Rc) Darati & Detroit:STRAVINSKY/THE RITE OF SPRING
2E(Cd) 東京交響楽団:芥川也寸志/交響管弦楽のための音楽・エローラ交響曲
3E(Cd) デュトワ&モントリオール:ロッシーニ序曲集
4E(Cd) S.François& Cluytens & Société des Concerts du Conservatoire:ラヴェル/ピアノ協奏曲
5E(Cd) Paco de Lucia:ANTOLOGIA
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