Mon 170522 新CMが放映される/新ポスター/大和八木の大盛況/山三と裏なんば | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 170522 新CMが放映される/新ポスター/大和八木の大盛況/山三と裏なんば

 サッカーのイラク戦で、新しいCMが流れたらしい。いろんな人からメールが来て、「見ました」「見たよん」「見ましたよ」と、マコトに激しい反応が寄せられた。

 新CMについては、おそらく我々のHPなんかでも見られるようになると思う。「今か?」「今か?」とワクワクしながらテレビの画面を見ているのもいいけれども、時間の余裕のない人は画像とか動画とかを検索して、ぜひ今井君の勇姿をそのマナコに焼きつけてくれたまえ。

 映っているのは、今井君の自慢の書斎である。このブログを9年綴ってきたマック君も、先代と現役の2台をキチンとCM中に収めてもらった。ずっと読者でいてくれた諸君、「ああ、コイツらがいろいろ今井にイタズラするわけね♡」と、CMを見ながらニンマリ笑顔になってくれたまえ。

 今井君の背後には、自慢の書架も映っているはず。ただし、テレビ画面の大きさを考慮して、2つか3つしか画面に入っていない。そいつらが10架、ワタクシの書斎を占領しているアリサマも、ぜひ想像して再びニンマリしてくれたまえ。

 いやはや、「ロクな本が見当たらない」と我が書架にケチをつける御仁も登場しそうだ。だって諸君、よく見ると文庫本だらけだ。コムズカシイご本なんか、1冊も映っていない。

 それもそのはず、今井君はコムズカシイご本はキライ。一読して100%理解させてくれる人以外、本来は文章を書くべきでないと信じて生きてきた。内田百閒に岡本綺堂、谷崎に三島に安部公房、中2の春から本格的に読書を始めて、いつの間にかこんなにご本がたまっちゃった。
大和八木1
(奈良県大和八木の大盛況)

 「新ポスター」というのも存在する。これから夏にかけて、今井君の勇姿が我々の各校舎を飾ることになる。クマやサトイモの写真がいっぱい貼り出されるわけだから、「暑苦しいな」「獣のニオイがする」と、汗をぬぐい鼻をヒクヒクさせて眉をひそめる人もいるかもしれない。

 もしそんな人を見かけたら、諸君、Mac君や文庫本の書棚の故事来歴について、縷々説明に努めてくれたまえ。今井君自身としては、CMもポスターも最高に気に入っている。ま、要するに「出たがり屋」そのものの中年なのである。

 以上のような成り行きのせいなのか、街で「今井先生ですか?」と声をかけられる頻度がますます高くなってきた。それが4連発 ☞ 5連発となると、目立ちたがりのクマどんは嬉しくて嬉しくてたまらない。

 大阪から東京に戻るヒコーキで、早速CAさんに「ワタシ、高校時代に先生の授業を受けてました」「面白かったです」「笑いが止まらなかったです」とニッコリされれば、そりゃ嬉しくない方がおかしい。
ねこ
(大和八木でもフルーツのケーキをいただく。伝言メモのネコどんがニャゴとそっくりだ)

 翌々日、今度は東京から大阪に向かうヒコーキで、またまたCAのオネーサマに「もし間違っていたらスミマセン。今井先生でいらっしゃいますか?」と尋ねられた。聞こえちゃったのか、隣の席の青年も、前の席の中年カップルも、「何者だ?」「何者だ?」と注目してくれる。

 おやおや、いいじゃないか、嬉しいじゃないか。機内アナウンスの英語も、いつものCAさんたちよりもずっと滑らか。日本人がどうしてもうまく発音できない「original position」も、難なくこなしておられた。

 座席のリクライニングを「元の位置にお戻しください」であるが、読者諸君、ちょっと発音してみたまえ。「original position」。おお、舌をかみましたね。きっと高校生時代、徹底的に音読に励んだ成果が、いまのお仕事に見事に発揮されているんだと確信する。

 地下鉄の中でも、「間違いだったらお許しください」という一言を添えて、男子と女子がニコニコしながら声をかけてくれた。「先生のおかげでスゴく楽しい大学受験でした」とおっしゃる。千代田線、霞ヶ関の駅で降りていった様子をみると、「もしかして高級官僚のタマゴ?」という雰囲気であった。

 大阪でも、やっぱり声がかかる。地下鉄なんば駅であるが、マコトに明るい男子がグイグイ近づいてきて、「先生ですか?」「先生ですか?」と、満面の笑みで盛り上がっている。

「握手してください」「写真いっしょにいいっすか?」。右手で1回、左手でもう1回、固く握手を交わした上で、同行していた我々のスタッフにお願いして写真も撮ってもらった。いやはや、こういうのは間違いなくワタクシも嬉しいので、遠慮しないでどんどん声をかけてくれたまえ。
大和八木2
(大和八木でも、爆走というか暴走というか、そんなことをする)

 6月13日、奈良県の大和八木で公開授業。耳成山・香具山・畝傍山、万葉集にワンサと歌われている大和三山に囲まれた橿原(かしはら)市である。東進移籍以来、橿原市には平均して1年に1回ずつ、おそらくもう15回もお邪魔している。

 会場もすっかりお馴染みの「橿原文化会館」。控え室に入ると、上のようなメッセージとともに旨そうなフルーツケーキが2個。若い頃のニャゴロワそっくりのネコ助のイラストも添えられていた。

 ただ、今のワタクシは6月16日のLINE LIVE収録を控え、ギュッとダイエットに励まなければならないカラダ。フルーツケーキ2個は、涙を飲んで「若い皆さんで召し上がってください」ということにした。

 19時半開始、21時終了、出席者は200名超。コンサートや講演会に使用するホール形式の会場で、使用したテキストは「D」。センター試験への戦略と戦術を語りまくるバージョンである。

 3年後には消滅することになっているらしいセンター試験ではあるが、3年で150万人もの若者が受験するのだ。我々もウルトラ真剣に、戦略や戦術を語り尽くさなきゃいかん。

 というか、むしろそのへんはマスコミの皆様にもよく考えてほしいのだ。「今のセンター試験ではダメだ」「あんなのを続けているから英語が話せるようにならないんだ」と、批判やら非難やら否定ばかり並べるのは、出来ればヨシにしてほしい。

 20世紀終盤から21世紀にかけて、合計2000万ものヒトビトが真剣に取り組んだ試験である。20歳代から50歳代まで、現役世代のほとんどがこの試験を通過して、その英語力で日本の今を支えている。素晴らしい試験だったのである。

 これからも3年、つまり現在の高校生もみんな、その試験を目標に懸命な戦いを挑むのだ。それを実態もよく調べずに一方的に批判するのは軽率のソシリを免れない。3学年の若者150万人の心は、いったいどうなるんだ?
山三
(夜は、お仕事とは別件の飲み会に参加する。「山三」、たいへん渋い日本酒屋さんである)

 橿原市の200名超の中には、ママやパパたちも10数人混じっていらっしゃった。最初から最後まで爆笑しながら聞いていらっしゃるママもいれば、生徒諸君に負けないほど激烈にメモをとりつづけるママもいる。

 おお、すげー真剣だ。今井君もステージを激走したり踊り狂ったりしながら、汗まみれの90分を心から楽しませていただいた。今年の夏も、マコトに好調に始まったのである。

 終了後はちょっと都合があって、大阪なんばで別件の飲み会を開催した。その「別件」の内容については、準ヒミツ。何だその「準ヒミツ」ってのは?

 英語で表現すればsemi-secretであり、quasi-secretであるが、そもそもそんな曖昧な概念が存在するのか、今井君にもハッキリしない。

 別件の場は、なんば「山三」。そう言えば、サッカーの世界にむかし「別件バウワー」っていたね。そう思った人はまず存在しないだろうが、それは諸君、「皇帝ベッケンバウアー」。Franz Anton Beckenbauer、別件とベッケンの勘違いでござるよ。

 若い頃の写真を見ると、おー、すげーかっけーじゃないか。若い頃あんまりかっけー男子じゃなかった今井君なんかは、ただひたすら嫉妬と羨望のトリコであって、「いいねえ、かっけく生まれついた人は」と小さく呟くのみである。
裏難波
(ディープな大阪、裏なんば。焼き鳥屋で2次会を楽しむ)

 さてベッケンの「山三」であるが、大阪の人は「や」にアクセントを置いて発音する。「や」を力強く発音した後は、スカッと坂道をくだる気持ちで「まさん」を軽く添える。同僚に「山本さん」とか「山代さん」「山中さん」がいて、職場のニックネームとして「やまさん」と呼びかける感覚だ。

 神奈川の「夏やご」とか島根の「王禄」など、旨い日本酒がズラッと揃っていて、雰囲気はたいへん庶民的。カウンターに15席、テーブルはない。いつでも満員で滅多なことでは入り込めないが、奇跡的に6席並びで空いていて、まずはここで5合の日本酒を飲み干した。

 23時で店が閉まってしまったので、「裏なんばに行きましょう」と話がまとまった。Semiでquasiなsecret集団は、なんば駅から徒歩5分、通称「裏なんば」と呼ばれるテーマパークのような飲屋街に闖入。6人で赤ワイン5本、なかなかの爽快な勢いで飲みつづけた。

 こりゃいいや。気がつくと、時計は2時を回っている。明日の仕事もあることだ、ワタクシはそろそろホテルに戻る。なんばから梅田までタクシー。さすがに午前2時じゃ、「脱タクシー」も何もあったものではない。

1E(Cd) Blomstedt & Staatskapelle Dresden:BRUCKNER/SYMPHONY No.7
2E(Cd) Wand & Berliner:BRUCKNER/SYMPHONY No.8 1/2
3E(Cd) Wand & Berliner:BRUCKNER/SYMPHONY No.8 2/2
6D(DMv) JASON BOURNE
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