Thu 170223 インフルでもノロでもない/絶品ウニ丼/函館は予定の1.5倍の大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 170223 インフルでもノロでもない/絶品ウニ丼/函館は予定の1.5倍の大盛況

 熱は一向に下がらない。昨日のお昼に試しに体温を計ってみたら38.0℃。夕方から高円寺でのお仕事があったので、出かける前に体温計をはさんでみたら、38.2℃。薬も飲んだし、しっかり睡眠もとったが、あんまり効果はなかったようである。

 寒風吹きすさぶ高円寺で100分の熱演を終え、ブルブル震えながらタクシーで帰宅してみると、今度は38.5℃。ジワジワ&ジワジワ、魔の39℃へと迫っていく。

 まず、「センセー、インフルエンザじゃありませんか?」という疑問についてであるが、巷のDR.G諸君、3日も4日もかかってジワジワ熱が上昇していく症状は、一般にインフルエンザとは違うんじゃあーりませんか?(追記:3月18日15時、熱は37.3℃まで下がりました。ご心配おかけしました)

 もう1つ「センセー、ノロウィルスにやられたんじゃありませんか?」という指摘についても、明確に否定しておこう。今井君は、外出先から返った後の手洗いについてはマコトにうるさい人間でござる。
うにどん
(函館朝市で豪華ウニ丼を食す。カニ汁も絶品だ)

 特に、出張が連続する場面での今井君は、半強制的な手洗いを続けている。だって諸君、ワタクシは3日連続や4日連続の出張でも、下着類は2セットしか持参しない主義。足りなくなるたびに、ホテルの洗面台でマジメに手洗いするのである。

 出かける前に、洗面台にシャツとツンパと靴下を洗面台に投げ込んで「つけおき洗い」。仕事から帰ってきたら、まず第一にもみ洗いして洗濯を完了。手づかみで物を食べるのは、すすぎを終え、ツンパにシャツを干し終えた後である。

 だから、滅多なことでは「ノロ」なんてものに降参するはずがないのだ。しかも諸君、博多のイカ600グラムの後でも、食欲は全く衰えない。GRPもなし。Gは「げ」、「R」は「り」、「P」は「ピー」。GRPナシしじゃ、ノロってことはないだろう。

 3月14日、たどり着いた北海道函館で、早速ワタクシは3000円のウニ丼を食した。その翌日にも、朝から函館塩ラーメンを平らげた。吐き気なんか、全く感じないのである。

 だから、心配しないでくれたまえ。間もなく今井君は100%の状態に復活する。ついさっきも、景気づけにお茶漬けをドンブリ1杯サラサラやったばかりである。塩昆布でドンブリ一杯、ホントにおいしゅーございました。

 というわけで諸君、心配なんかするよりも、どんどん受講生を集めてくれたまえ。サトイモ法師が何より嬉しいのは、受講生が入りきれないほどパンパンに集まり、会場の上空に湯気か霞か水蒸気が漂っているような状況。立ち見がいれば、申しぶんありませんな。
拡大図
(函館・ウニ丼、拡大図)

 さて、それではそろそろ函館について話そうじゃないか。もう4日も前のことになる。東京は雨、函館も雨。単に雨というより、これは「氷雨」というものであって、さすが港町、強風も吹き荒れて、寒さは格別であった。

 思えば、あの函館の寒さが今回の風邪の原因だったかもしれない。「脱タクシー宣言」は相変わらずガンコに貫いて、今日も空港からホテルまでバスで行くことにした。

 宿泊したのは「函館国際ホテル」。空港からのバスがエントランスの前に停車するので、脱タクシー男としてはマコトに便利である。駅からも函館朝市からも少し離れているが、思いがけず快適なホテルであった。

 函館では、いつも宿泊先に悩むのである。10年前には、駅前の「ロワジールホテル」に泊まっていた。ところが、ネット環境が当時はあまり整っていなかった。「モデムの貸し出しとなっております」と告げられ、「は?」と驚嘆し、あれから10年、ほとんど泊まっていない。

「男爵倶楽部」というずいぶん凝ったネーミングのホテルにも2回ほど宿泊してみた。うーん、しかしどこが男爵倶楽部なのか、ちっとも分からない。「今日のお泊まりは?」と質問されて「男爵倶楽部」と答えるのも何となく恥ずかしいので、ここもヤメにした。

 するともう「ラ・ビスタ」しか残っていない。ところがこの「ラ・ビスタ」、かなり早い段階でないと予約が取れない。どうしてそんなに人気があるのかハッキリしたことは分からないが、たった1泊の出張のために、そこまで張り切らなくてもいいような気がするのだ。
函館1
(函館の大盛況。予定の1.5倍の大盛況で、湯気が上がった 1)

 というわけで、3月14日は函館国際ホテル。ここもまた、どこがどう「国際」なのか理解はしがたいが、サービスも室内もシンプルにコチッとまとまっていて、出張の旅なら今のところここが一番よさそうだ。

 チェックインが15時。今井君はせっかちだから、すぐに函館朝市に出かけて、ウニ丼かイクラ丼かカニ丼を貪りたくなった。ウニとイクラとカニとホタテを4等分に乗っけた「海鮮4種盛り丼」なんてのも悪くない。

 ちょうど雨も小止みになっていた。函館朝市まで徒歩7〜8分、傘をささなくても大丈夫な道のりである。午後3時じゃ、超有名店「きくよ食堂」なんかは、もうとっくに昼休みになっちゃっているだろうけれども、ワタクシぐらいのベテランになれば、別に有名店じゃなくて構わない。

 だって、要するに丼メシに海鮮を山盛りに乗っけるだけだ。有名なお店じゃなくとも、素材さえ旨ければ、間違いなく旨いのである。まだ明かりのついていた数軒の店から、一番活気のありそうなお店を選択して、ガラスの引き戸を引いた。

 その店のウニ丼が、今日の写真の1枚目と2枚目である。おいしゅーございました。ホントにおいしゅーございました。今考えてみれば、この頃すでに風邪の症状が出始めていたのであるが、旨いものを貪れば、風邪ぐらい一発で治るとタカをくくっていた。
函館2
(函館の大盛況。予定の1.5倍の大盛況で、湯気が上がった 2)

 函館の公開授業は、19時半開始、21時終了。会場は「フォーポイント・バイ・シェラトンホテル」。ここはもともと「ロワジールホテル」であって、今井君なんかは「モデムの貸し出しとなっております」の一言を思い出してしまうが、さすがにシェラトンの手が入れば、状況は大いに改善しているだろう。

 1週間前まで、会場として予約していたのは「ホテル法華クラブ」。しかしスタッフの皆様が大奮闘した結果、「法華クラブ」の宴会場じゃとても収容しきれないほどの出席者を集めきった。

 当初の予定が140名、実際の参加者が210名。予定を70名も上回って、より大きなホテル会場が必要になったわけである。諸君、こうじゃなきゃいかんよ。集まった受講生諸君もホントに嬉しそうで、最初から最後まで大爆笑と大喝采が続いた。

 会場全体から湯気がモワモワ立ち上るほどに盛り上がれば、サトイモ入道としても、何の遠慮の必要があるものか。午後3時に貪ったウニ丼の全エネルギーを放出して、今夜の公開授業もまた大成功。函館は、これからもっともっと盛り上がっていく街だと信じる。
お刺身
(函館の懇親会。イカはなかったが、マコトにおいしゅーございまあした)

 終了後、函館の繁華街・五稜郭公園前の居酒屋さんで、オジサマ5名のシットリした祝勝会が始まった。旨そうなお刺身をサカナに、ビアに熱燗を静かに飲み干した。

 函館は「活イカの刺身」が有名、街の人の自慢も、「何はともあれ活イカの刺身を食べてみてくれ」なのである。しかし諸君、異常気象の影響か、周辺諸国の漁船が無遠慮な違法操業でイカを根こそぎにしているせいか、函館のイカはたいへんな品薄。もはや「函館で活イカ」は、儚い過去の夢になりかけているらしい。

 もしかするとこの品薄には、今井君も一役買っちゃっているかもしれない。ホンの2〜3日前、博多で活イカ600グラムを貪ったのは、だーれ? そんな無遠慮なヤツがいたんじゃ、とても函館までイカが泳いでこられないじゃないか。

 日付が変わる頃までシミジミ飲むうちに、次第に会話は熱く熱く燃え上がり、オジサマ5人とはとても思えないほどの大爆笑の連続に発展した。一見穏やかで大人しい函館は、いったん火がつけば激しい港町なのだ。ぜひ今後の大発展を期待したいものである。

1E(Cd) Larry Carlton:DEEP INTO IT
2E(Cd) Luther Vandross:DANCE WITH MY FATHER
3E(Cd) Luther Vandross:NEVER LET ME GO
6(DMv) THE SWEETEST THING
total m145 y338 d20299