Wed 170222 発熱・悪寒・筋肉痛/成城学園前、超満員/晃月祝勝会/大ピンチを乗り切る | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 170222 発熱・悪寒・筋肉痛/成城学園前、超満員/晃月祝勝会/大ピンチを乗り切る

 これを書いている時点で、3月17日の午後1時過ぎである。3〜4日前から、どうも具合が悪い。「こりゃ風邪かな?」と思ってふと体温を計ってみたら、驚くなかれ諸君、38.0℃という数字をたたきだした。

 ま、「何だ、大したことないじゃないか」というご意見は理解できる。別に40℃とか39℃とか、下手をすれば命に関わるような高熱に喘いでいるわけではない。たかが38℃、ネコやイヌなら「ほボ平熱」という体温であって、その程度でねっとりサトイモが弱音なんか吐いている場合ではない。

 しかし今井君は「平熱が35.2℃」という冷血サトイモである。平熱より3℃も高いことを考えれば、この3日4日悪寒にブルブル震えていたのも「ムベなるかな」である。

 最初に悪寒を感じたのは、3月13日の夕暮れ。福岡や久留米のダブルヘッダーを経て、シリーズ最後のオデュッセイアに向けていったん帰京した日のことである。あの日の仕事は、世田谷区の成城学園前。ゾクゾク鳥肌が立つのを感じながら、小田急線で20分、成城学園前に到着した。

 そこからは、筋肉痛も関節痛もどんどんヒドくなった。関節と筋肉が痛くて、とても階段が上がれない。咳はほとんどないけれども、お鼻も詰まりはじめ、喉の奥にも鈍痛がわだかまって、おやおや、風邪薬の効能書きみたいなアリサマになってしまった。
フルーツケーキ
(上品な成城学園前で、上品なケーキを2ついただく)

 だから、ここから書く3月13日から3月17日までの記録は、ひたすら風邪の症状との戦いの記録になる。世の中は甘くないので、風邪でブルブル震えている時こそ、早春シリーズで一番厳しい移動の日々がやってきたのである。

 14日、ホワイトデーの函館でもブールブル、15日、驚くべき長距離移動を実現させてたどり着いた三重県松阪でもブールブル。函館のホテルでは悪寒が激しくて眠れず、松阪の飲み屋さんでも寒くてビールどころではなかった。

 3月13日、都内きっての高級住宅街・成城学園前の駅前に降り立った段階では、今井君はまだまだ意気軒昂。「今日もまたごっそり外部生を獲得しよう」という熱意にボーボー燃えていた。

 軽い寒気は感じたにしても、何しろ3月中旬の東京は急激に冷え込み、「季節外れの雪が舞うかもしれません」という予報すら出ていた。群馬の方からカラッ風がピープー吹き捲くって、「このぐらいの寒気は当たり前かな」と、タカをくくっていたのである。

 成城学園前の公開授業、19時開始、20時半終了、出席者135名。うち完全外部生も40名。今井君の熱意が最も激しくギュンギュン燃え上がる状況を作ってくれた。

 何しろ、高級住宅地のオボッチャマ&オジョーサマが圧倒的多数を占める。最初は、爆笑とか大爆笑とか言っても、そのボリュームは穏やかで控えめ。「大っきな声で笑う」というコミュニケーションの基本を理解してもらうのに、少々時間がかかった。

 しかし諸君、こういうケースこそ、いったん火がついてしまうと、もう止めどがつかない激しさになるのである。使用したのは、成城学園大に至近の「成城ホール」。校舎にはとても入りきらないので、外部会場を借りたのである。

 床も壁も天井も、みんなピッカピカ。こんなキレイなホールで公開授業が出来るなんて、講師としても生徒としても、こんな幸せなことはなかなかない。ぜひこの幸福を噛みしめて、これからの本格的学習に邁進していただきたい。
成城1
(成城学園前の大盛況 1)

 終了後、下北沢にて単独祝勝会を開催。選んだお店は今井君の定番「晃月」である。あんまり何度も訪問しすぎて、少し「飽きちゃったな」という感もあるが、ま、「困ったときの晃月」ということで、ここに任せておけば少なくとも失敗はない。

「まぐろ刺身の盛り合わせ」、赤身も中トロも、たいへんおいしゅーございました。ノドグロの塩焼きも、小さすぎる気もしたけれども、絶品でございました。

 季節ものでは、タケノコの焼き物。何しろ今井君は天ぷら屋さんでタケノコの天ぷらばかり7度も8度もオカワリするぐらいのタケノコ大好き人間である。皮のまま炙ったタケノコは、思わず絶叫するぐらいの旨さでございました。

 ただし、「いよいよ我が肉体に問題が発生しつつあるな」と認識したのは、この「晃月」の店内からである。悪寒に加えて、眉間が重い。吐き気と言うほどではないが、食欲もあんまり旺盛とは言えない。

 熱燗を4合ほど飲んだところで、もうお酒も欲しくない。諸君、これだ。「お酒が欲しくない」とサトイモ法師が言い出したら、間違いなくサトイモの肉体の中で何らかのトラブルが発生しているのである。
成城2
(成城学園前の大盛況 2)

 店の外に出ると、深夜の下北沢に冷たい雨が降り出した。雨に白く雪の粒が混じりそうな、ギュッと冷たい雨である。「脱タクシー」も「卒タクシー」もあったものではない。今井君は躊躇なくタクシーで家路を急いだ。

 だって諸君、翌日は函館、翌々日は三重県松阪で公開授業だ。それぞれ200名もの生徒諸君が、サトイモ法師の到着を今か今かと待ち受けてくれている。まさか「風邪を引きました」と言ってサボるわけにはいかないのだ。

 まあその辺の発想はホントに品行方正、「優等生とは、かくあらねばならぬ」というお手本のような述懐であるが、述懐はお手本でも、実際の行動が2流なのが、今井君の特徴だ。

 すぐベッドに入って肉体を休めればいいものを、「やっぱり映画ぐらい1本みちゃお♡」と、悪しきほうへ悪しき方へと、ひたすら流されていく。結局、ベッドに入ったのは午前3時。うーん、他山の石としていただくしかない。
まぐろ
(下北沢「晃月」、マグロ刺身の盛り合わせ。おいしゅーございました)

 3月14日、函館ゆきのヒコーキは、羽田発11時25分。ということは、オウチを出るのは朝9時頃じゃなくちゃいけない。今井君は品行方正だから、ヒコーキの出る2時間前には空港に向かうことにしている。

 ということは、この日の睡眠時間は、せいぜいで3〜4時間。うぉ、こりゃいけませんよ皆さん。「風邪を引いたな」☞「すぐ睡眠」であって、それを怠って映画なんか見たとすれば、その後の一切はすべて自業自得というしかない。

 ただしふと「おやおや、最近どうも風邪を引きやすくなりましたね」と、かつては鋼鉄のようだった自らの肉体に、若干の失望を感じざるを得ない。

 30歳代まで、今井君が風邪を引くのは1年にせいぜい1回のペース。それも2時間お風呂に入った後に水分を大量に摂取すれば、ウソのようにケロリと完治した。
たけのこ
(下北沢「晃月」、タケノコの焼き物。おいしゅーございました)

 ところが諸君、この2〜3年、話はそんなに単純じゃなくなった。昨年4月、旅先のボルドーでヒドい高熱が出た。それでも列車で3時間、バイヨンヌの街を強行訪問したが、あまりの悪寒の激しさに、駅で2時間グッタリうなだれて過ごしたりした。

 今年1月にも、やっぱり風邪を引いた。モロッコ探険の出発点で、高熱が原因の口内炎が始まり、モロッコ♡グルメ旅は、何となくションボリしているうちに終わってしまった。

 それでもやっぱり、サトイモ法師はスゲーじゃねーか。寒気にブルブル&ガクガクしながらも、その後は函館 ☞ 松阪 ☞ 柏と踏破して、堂々と今日に至る。

 しかも函館 ☞ 松阪の奇跡的移動の真っ最中に、旅の超ベテラン♡今井君でさえ「こりゃもう無理かな?」という大ピンチに巻き込まれた。そこも難なくクリアしたから、読者諸君にも安心していただきたいのだが、その詳細はまた翌日&翌々日の記事で読んでくれたまえ。

 なお、すでに体調は元通り万全になりつつある。心配はしないで頂きたい。この後ちょいとベッドに入って一休み、今日のお仕事の高円寺には、キチンと午後6時にたどり着けると思う。

1E(Cd) Incognito:NO TIME LIKE THE FUTURE
2E(Cd) Incognito:POSITIVITY
3E(Cd) Larry Carlton:FINGERPRINTS
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