Thu 170216 ホテル代高騰/需要と供給/TAPIX/西宮北口300 名超のパンパカパン | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 170216 ホテル代高騰/需要と供給/TAPIX/西宮北口300 名超のパンパカパン

 こういうふうで(スミマセン、昨日の続きです)、騒然とした列車内で疲労困憊し、もっと騒然とした空港ラウンジでヘトヘトになり、ドタバタした機内で精神はもうヘトヘトを超越、何だかベトベトないしネトネトな気分でヒコーキを降りる。 

 ところが諸君、ヒコーキの先にもまだまだ騒然とした世界が待っている。例えば空港からホテルまでタクシーに乗るとする。大阪・伊丹空港に並んでいるタクシーの運転手さんは、お世辞にも親切な人ばかりとは言えない。

 すでに一度書いたことがあるが、タクシーに乗り込んだ第一声が「チケットですか? 現金ですか?」なのである。まるで台本を棒読みするようなその口調は、要するに「クレジットカードは使えまへん」「チケットと現金以外はダメやで」という宣言なのだ。

 ワタクシはそういう態度が大嫌いなので、特に伊丹空港のタクシーには乗りたくない。羽田でも福岡空港でも、日本中どんな小さな田舎の空港でだって「チケットですか? 現金ですか?」などという質問を受けたことはない。これは伊丹独特の風習であるらしい。

 関西の皆さま、歴史ある関西の名誉にかけて、こんな風習はヤメさせた方がいい。確かにクレジットカードで支払われると、ドライバーは若干の不利をこうむるらしいのだが、しかし日本を代表する空港である伊丹が、こんな悪習を残しているのはおかしいじゃないか。
西宮1
(3月8日、西宮北口は320名の大盛況となった 1)

 だからワタクシは、伊丹ではもう絶対に普通のタクシーを使わない。伊丹から京都、伊丹から神戸、そういう長距離移動の時は、必ずMKタクシーを予約して、懇切丁寧&高い割引率のMKライドを満喫することにしている。

 意地悪なんかしていると、結局こうして乗客が減るだけである。もう2度と「チケットですか? 現金ですか?」なんてのは聞きたくない。それが2年前の「脱タクシー宣言」「卒タクシー宣言」にもつながった。

 考えてみれば、13年前までの佐々木ゼミ(仮名)時代は、タクシー代金は1年で合計300万円に達していた。東進に移ってからも、やっぱり気が遠くなるほどタクシーを乗り回して、年間100万円から150万円も使った時期がある。

 しかし諸君、やっぱりそれは不健全だ。「いかん&いかん。反省すべし、サトイモ入道」「かーつ!!」そういう声が天から響いて、「脱タクシー宣言」をすることになった。

 だから、2017年の品行方正な今井君は、伊丹空港から梅田まで、チャンとバスに乗る。バスも列車やヒコーキ同様、延々と続くご丁寧なアナウンスで騒然としているが、日本で生活している以上、アナウンス洪水の交通機関は耐え忍ぶしかないらしい。
西宮2
(3月8日、西宮北口は320名の大盛況となった 2)

 というわけで、3月8日午後3時、札幌からはるばる騒音洪水の中を移動してきたサトイモ法師は、大阪・梅田のインターコンチネンタルホテルにチェックインを済ませた、ひとまず、たいへんおめでたい。

 それにしてもこの2〜3年、関西圏のホテルの値段は驚くべき高騰ぶりである。普通のビジネスホテルでさえ、1泊2万円もするんだそうである。インターコンチは今や大阪を代表する高級ホテルであるから、もっともっとお値段が張る。

 今井君は日々旅にして旅を住処とする旅のベテランであって、この10年、国内ホテルに合計約1000泊、海外ホテルにも計500泊超、これほど宿泊のベテランになれば、高級ホテルに安く泊まる方法にも熟達している。 

 3月8日の1泊も、実は公開授業スケジュールが決まった瞬間に、もう予約を済ませていた。ネット予約したのは11月25日。うぉ、3ヶ月半も前の予約だからこそ、ググッと安くお部屋を確保できるのだ。下手をすればビジネスホテル並みのお値段でここに泊まれる。
お肉
(西宮北口の懇親会は、5日前と同じ梅田「BUZZ」で。お肉、おいしゅーございました)

 しかし、もしこれが2〜3日前に出張が決まったのであってみたまえ。3日前にHPをチェックしてみたら、同じお部屋に「67000円」という驚くべき値段がついていた。

 それも「キャンセル不可」の最安値。もしも「キャンセル可能で朝食つき」なんてのをクリックすれば、1泊の出張で75000円とか80000万円とかを請求される。いやはや、「どこのお大尽のご出張でござる?」というレベルになってしまう。

 これというのも、やっぱり中国の皆さまがワンサと押し寄せるせいである。中国からたくさんのヒトビトがやってくるのは、近隣国との友好としておめでたいことではあるが、出張だらけの身としては、やっぱりいささか迷惑と言わざるを得ない。

 もちろん「需要と供給のバランスでお値段が決まる」のであって、そんなことは中学生どころか、四谷大塚に通う秀才小学生なら誰でも知っている。月能研(仮名)の子だって、TAPIX(仮名)の子だって、パパママ学園(関西の雄「ハマ学園」の仮名のつもり)の子だって、みんな知っている。

 なお、この「TAPIX(仮名)」というのは、塾の歴史を熟知しているサトイモ法師ならではの「仮名」であって、今や佐々木ゼミを吸収しつつあるSAPIXは、元はと言えば超名門塾「TAP」から、不満をもった先生方が1980年代に独立して作った塾だったのである。TAPはやがてエキスを吸い取られて、自然に消滅した。
いのしし
(梅田「BUZZ」にて。イノシシのお肉、ホンマにめっちゃおいしゅーございました)

 さてと、何が言いたかったのかと言えば、「ホテルサイドが少しGreedyすぎませんか」ということである。そりゃ需要はナンボでもあるべさ。APAに中国のヒトビトが宿泊しなくなれば、宿泊事情はもっと逼迫するべさ。供給が間に合わなくて、自然に値段は急上昇するべさ。

 しかしだからといって、1泊7万とか8万とか、平気でHPに掲載するようじゃ、ホテル経営の倫理として「いかがなものか?」と言われても仕方ないんじゃあーりませんか? 価格設定は自由だけれども、そういうホテルの姿勢を顧客は注視し、記憶し、決して忘れないだろうと思うのだ。

 ま、そういうホテルで午後5時半までゆっくり休憩し、6時すぎの阪急電車で西宮に向かった。西宮北口駅に到着、18時30分。今日の主催母体も、5日前の大阪・京橋と同じ「アクアプランネット」である。

 19時半開始、21時10分終了、出席者320名。おお、スゲー集まってくれた。300名収容の会場はパンパカパンの超満員。「飛び入りで来てみたけれど、入りきれなかった」という20名の高校生諸君は、3階の別室「親子連れ専用ブース」に入ってもらうことになった。

 使用したのは、Cテキスト。しかも事前に配布して「生徒は全員♡予習済み」という理想的な形を作っていただけた。教材も予習済みなら、おそらくブログも予習済み。今井君の日々の生活や最近の外国旅行歴まで、生徒もスタッフもみんなよく知っている状態で公開授業が進行した。

 ここまで用意周到にやれば、公開授業が失敗するはずなんかないのである。成功確率100%、そういう万全の自信をもって運営するからこそ、完全外部生が120名も含まれている状況でも、会はマコトにスムーズに始まり、熱く熱く燃え上がって、今井の強烈な即効性が如実に現れる。
シメイブルー
(梅田「BUZZ」は、ベルギービールも豊富。大好物のシメイ・ブルー、久しぶりに味わわせていただいた)

 終了後、西宮から大阪・梅田の懇親会場までクルマで移動。高級住宅地・西宮から梅田は意外なほど近い。クルマなら、ホンの30分ほどの道のりである。

 お店は、5日前に続いてまた梅田「BUZZ」。この間と同じソムリエバッジの賢げな女子従業員が、ググッと肉に徹したお料理を次々と運んできて下さった。中でもイノシシ、マコトにおいしゅーございました。ホントにありがとうございました。

 この辺も、スタッフの熱意あふれる予習のおかげなのである。「ワガママな今井君はお肉が大好き」という情報をビシッと把握、ついでにお店のほうにも「アブラでデロデロした肉は避けてください」とまでお願いしてくれていた。

 十三の酒饅頭(写真掲載は明日)を準備してくださったのに加えて、こんなに丁寧にご配慮いただき、サトイモ入道は素直に感謝&感謝の夜を過ごした。

 西宮北口駅前校の校舎責任者は、身長190cmに近い頼もしい青年(とオジサマの中間ぐらい)。常に笑顔、しかもその笑顔が頼もしい。今夜訪れた完全外部生の継続にも、さぞかし全力を尽くしてくれるものと信じている。

1E(Rc) Bernstein & New York:/SHOSTAKOVITCH SYMPHONY No.5
2E(Cd) Charles Dutoit & Montreal:ROSSINI OVERTURES
3E(Cd) S.François & Cluytens & Société des Concerts du Conservatoire:RAVEL/LE CONCERTO EN SOL
6(DMv) FELON
total m103 y296 d20257