Mon 170130 アナウンスがうるさすぎ/また広島の大盛況/猫の日、春3番が接近中 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 170130 アナウンスがうるさすぎ/また広島の大盛況/猫の日、春3番が接近中

 2月21日、朝から広島へ出張。朝6時に起きてお風呂に入り、8時にはもうオウチを出て、通勤ラッシュの地下鉄で羽田空港に向かった。「脱タクシー」「卒タクシー」のポリシーは堅持していて、今の高いモチベーションなら、当分の間はタクシー三昧の贅沢な日々には戻りそうにない。

 羽田には9時に到着。地下鉄と山手線と東京モノレールを乗り継ぐわけだが、何だ、ビックリするぐらい近い。もちろん「定額タクシー」を予約すれば、初台南から首都高速に入って羽田まで40分で到着するけれども、電車でもたった20分しか違わない。

 しかし諸君、東京モノレールの車内アナウンスは、いくら何でもうるさすぎないか。誰か何とかしてくれないか。浜松町から羽田空港まで約20分、ほとんど一瞬たりとも休まずに何だかんだと放送を続けるのは、ごく冷静に考えて異常ないし異様なんじゃないか。

 静寂を愛する今井君としては、「ドイツを見習ってくれへんか?」であり「イギリスを見習ってくれませんか?」であって、こんなにうるさいんじゃ、読書どころか居眠りも不可能だ。

 延々と続く日本語と英語、ホッとする間もなく中国語と韓国語。「丁寧なのはいいことだ」というのは誤解であって、読書する静けさ、居眠りできる静寂、そっちのほうがサービスとして遥かに優しいサービスだと思うのだ。
広島
(2月21日、広島の大盛況)

 若い読者諸君、一度モノレール内の放送を録音して、運営会社とかけあってくれないだろうか。乗車時間に対する放送時間の割合、逆に乗車時間に対する静寂の割合、それを計算して会社側に提示する。あるいは、必要な放送と思うかどうかを乗客にインタビューして、静寂と沈黙を要望する。

 今井君はもう中年のオジサマだから、このまま大人しくしていようと思うが、若い諸君はこれからもたくさん電車を利用するはずだ。電車内で読書する時間は大切。スマホをネロネロいじってばかりいないで、ぜひ電車内は読書に熱中したまえ。そのためにも、静寂は必須事項だと信じる。

 さて、前日は丸一日「春2番」の嵐が続いたから、羽田空港の混乱はまだ続いている。前日の今ごろは猛烈な南風、夕暮れの雨の後はギュッと冷たい北風に変わって、明け方までビュッコラ&ビュッコラ、真冬の風が吹き荒れた。

「使用機材の到着が遅れています」という理由で、いくつかの便の欠航が決まっている。東北&北海道の空港で激しい雪が降っているため、「羽田に引き返す可能性もあります」という緊迫したアナウンスも続く。

 空港も、やっぱりアナウンス過剰。ついでに、BGMも過剰。日本で身の回りに静寂を求めるのは、どうやら不可能になりつつあるようだ。新幹線車内のアナウンスももちろん過剰。車掌や運転手の名前なんかいちいち放送する必要もないし、車内販売からのご挨拶も完全に余計なお世話だ。
よくみえーる
(ホワイトボードマーカー「ヨクミエール」。マコトにいやはやなネーミングですな)

 そういう騒音に5時間も6時間も悩まされながら、午後2時、ようやく広島に到着。さっそく広島駅の大好きな「高砂○」に入って、巨大なお好み焼きを注文した。焼き牡蠣2個入り、他にもタコ・イカ・エビ・ブタ、要するに全部入りの豪華版は、昨日の写真1枚目を参照のこと。

 午後5時、広島駅前シェラトンホテルのロビーでスタッフと待ち合わせ。今日の会場は広島市の西部、7年ぶりに訪れる「五日市」のあたりである。「サンプラザ広島」、おそらく昭和30年代か40年代に誕生した、由緒あるホテルが会場である。

 7年前、この会場を訪れる前に、ワタクシは岩国の錦帯橋を旅した。ついでだから宮島で電車を降り、船で厳島神社も訪れた。曇り空からにわか雨の降る1日だった。翌日には広島から倉敷を訪ねた。いやはや、7年前も「すかさず/意表をついて」の小旅行をバンバン繰り返していたのである。

 今井君の記憶力は強烈であって、どんな公開授業の細部もカンタンには忘れない。「7年前とシャンデリアの色が変わりましたね」と指摘すると、みんなが歓声を上げてビックリする。7年前には薄紫だったシャンデリアが、白いチクチクしたシャンデリアに変わっていた。
天ぷら
(広島懇親会を彩った豪華・牡蠣の天ぷら)

 出席予定者は130名だったが、次々と「飛び込み」の高校生が詰めかけて、会場後方に補助イスもたくさん出た。主催者側も驚く大盛況であって、「初めて来てみました」という完全外部生も30名。素晴らしい公開授業になった。

 広島市内のウルトラ優秀な中高一貫校に通う生徒も多い。公立校でも、広島市内で1位2位を争う高校に通っている諸君がほとんど。「メモをとりまくる」タイプのCテキストを使用したが、ホントに腱鞘炎になりそうなほどメモを取りまくって、それがみんなすこぶる楽しそうなのである。

 もちろん、大爆笑も絶えない。いまの今井君としては、大爆笑が最後まで激流のようにつづくBも素晴しいけれど、優秀な生徒が多い場合には、是非とも果敢にCを利用してほしいのである。開始時より2倍も3倍も熱い沸騰するような拍手に包まれ、午後8時半、授業は無事に終了した。

 あとは諸君、書かなくても分かるだろう。楽しい&楽しい懇親会になだれ込む。広島一の繁華街「流川通り」、うなぎが有名な由緒あるお店に入って、オジサマ3名+オニーサマ2名で深夜まで大いに盛り上がった。
うなぎ
(懇親会のクライマックス、うなぎの蒲焼き)

「あれれ、広島はうなぎじゃなくてアナゴじゃないの?」であるが、それを言うなら「うなぎじゃなくて牡蠣じゃないの?」を優先すべきだ。さっそく牡蠣の天ぷらを山盛り、牡蠣の浜焼きもたっぷりお願いして、ランチのお好み焼きと合わせて「広島満喫コース」ということにした。

 もちろんここはうなぎのお店であるから、あんまり広島っぽくはないけれども、「うなぎの蒲焼き」も注文しなきゃいけない。言わば店への義理立てであって、お寿司屋に入ってお寿司を食べないとか、天ぷら屋に入って〆に牛丼を要求するとか、そういうのはやっぱり礼儀に違反する。

 やがて運ばれてきたうなぎ蒲焼きが、諸君、今日の写真の4枚目である。広島のうなぎ、マコトにおいしゅーございました。東京でも頻繁に高級うなぎを貪っているし、うなぎを食べにわざわざ福岡の柳川まで往復するほどのサトイモ法師であるが、広島でこんな旨いうなぎに遭遇するとは、まさに予想外であった。

 中でも特筆すべきは、お店のオバサマの優しさである。いろいろ無理なお願いをしても、その全てをイヤな顔一つせず難なく引き受けてくれる。

 豪華な蒲焼きを前に唸っていると、「白いゴハンも必要でしょう」「あさりの味噌汁もお持ちしましょう」と、ほとんどママか田舎のオバーチャンみたいに、こちらの欲しいものをどんどん先に言ってくれる。
浜焼き
(さすが広島だ。牡蠣の浜焼き、おいしゅーございました)

 うなぎもゴハンも味噌汁も、綺麗サッパリなくなった頃に、1人の若いスタッフが駆けつけた。まだ20歳代の若者であるが、立命館大学の出身、すでに妻帯者である。「奈良・高田市の東進で今井先生の授業を受けていました」とおっしゃる。

 ちょっとスリムすぎるような気がするが、たいへん元気な若者であって、お店のオバサマが大急ぎで運んできてくれたゴハンとうなぎと味噌汁を、かなりの高速で平らげてみせてくれた。おお、元気がいいじゃないか。こんな元気な若者がスタッフとして活躍してくれているなら、広島は当分のあいだ大丈夫そうだ。

 さて諸君、2月22日(猫の日)、西から「春3番」が接近中。ちょっと都合があって広島からは福岡経由で帰京する。現在福岡空港のラウンジでこれを書いている。午後2時、福岡は予想されていた通り強めの雨が降り出した。

 今夜から明日にかけて、日本中に温かい雨が降るんだそうな。雷も伴い、雪の深いところでは一気に積雪が融けて、どんどん春がやってくるんだそうな。

 コタツで丸くなっていた猫たちも、今日の猫の日をきっかけにムック&ムックと起き上がって、そこいら中でニャーニャー鳴きはじめそうだ。ニャゴロワどんも、東京♡渋谷区でサトイモ入道の帰りを待っている。そろそろヒコーキの搭乗時刻。今日の記事はこの辺でおしまいにしたい。

1E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES③
2E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES④
3E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES⑤
6D(DMv) BREAKFAST AT TIFFANY'S
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