Sun 170129 春2番/只見線復活のニュース/テツ旅の夢/センター南も超満員 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 170129 春2番/只見線復活のニュース/テツ旅の夢/センター南も超満員

 2月20日、東京は朝から南よりの強風が吹き荒れた。日本海に低気圧があって、これが東に進みながら急速に発達。21世紀の予備校業界と同じように、東進すればぐんぐん成長するものらしい。

 冗談はともかくとして、その低気圧に向かって東京に南風が吹き込み、あったかいのなんの、暖房を消してもポカポカ汗をかくぐらいである。夕暮れからは一時的にザッと雨が来て、その後は急激に冷え込むらしい。

 春一番は先週もう吹いちゃったから、これは春2番。気象庁としても、「先週はちょっとフライイングだったかもな」と、今ごろ頭を掻いているかもしれない。

 春一番の日にも書いておいたが、ホンモノの春一番には「ザッと激しく雨降る」が伴うはず。「今年のホントの春一番は、実は2月20日でした」と訂正してもいいんじゃないか。

 ま、いいか。夕方からは「センター南」と言ふところにて公開授業。それまではヒマだから、映画を見まくったり、ブログをアップしたり、ヤフーニュースを眺めたり、ヒマな人間特有の過ごし方をした。
高砂
(実はすでに広島におります。今井君の定番・広島駅「高砂○」で、もうお好み焼きを満喫してまいりました)

 すると諸君、「只見線が運転再開」という記事を発見。新潟県の小出と福島の会津若松を結ぶ只見線は、2011年7月の豪雨被害以来、只見 ⇔ 会津川口間がずっと不通になっていた。

 JR東日本の意向もあって、「このままバスに転換か」と危惧されていたけれども、2020年をメドに復旧を目指すんだそうだ。おお、よかったよかった。今井君は別にテツではないけれども、鉄道がバスに転換されるのはあまりにも寂しいじゃないか。

 2010年の夏、只見線から磐越西線を一日で踏破する旅に出た。詳しくは「ウワバミ文庫」から「日本スミズミ」をクリックしてくれたまえ。上越新幹線を浦佐で降り、上越線で小出へ。只見から会津の秘境を横断して、郡山から東北新幹線で帰京した。

 豪雨の被害で不通になっちゃったのは、あの一年後のことである。そのまま6年、確かに赤字路線であって、バス代行もやむなし、そのままバス移行もやむなし。「やむなし」「やむなし」の諦めが定着して、鉄路復活は限りなく遠のいた感があった。

 2010年、ワタクシの乗った車両には、冷房がついていなかった。真夏の日光を目いっぱい浴びて、電子レンジかトースターの中みたいにアッツアツになった空気を、古ぼけた扇風機がゆるゆるかき混ぜていた。

 おお、こうやって書いていても、余りに懐かしい。懐かしすぎて目が回りそうだ。復活は、東京オリンピックの年。オリンピックなんか他の人に任せておいて、ワタクシは北に進路を向け、再びの只見線を満喫しに行くかもしれない。
七福神
(横浜・センター南でいただいたケーキ。宝船の七福神みたいにイチゴが並んで、たいへんおいしゅーございました)

 ついでに諸君、「よーし、今年はたくさん日本の旅をすることにすっかな?」と思い立ったのである。放っておけば次々と廃止とか廃線の危機にさらされるご時世だ。今のうちにどんどん乗っておかないと、後悔先に立たずということになりかねない。

 2017年の早春シリーズはスケジュールが厳しすぎて、いつものように小旅行を挟み込めないでいる。昨年や一昨年は、「スキをついて五能線」「お、留萌本線」「すかさず伯備線で出雲」「意表をついて釧路湿原」「アッと驚く東北横断」みたいな企画を満載したけれども、うーん、今年も大いにやりたいものだ。

 とりあえず今年のワタクシは、米沢から日本海に抜ける「米坂線」、不思議な読み方の「左沢(あてらざわ)線」の2つを狙っている。「何で山形なの?」であるが、その辺は自分でもよく分からない。

 九州なら、「日田彦山線」も「肥薩線」も候補に上がる。金沢からなら、ぜひ七尾や輪島や珠洲まで、はるばる鉄道の旅をしてみたいのである。

 ただし諸君、それでは早春の今井君がちっとも列車に乗っていないかといえば、さにあらず。つい一ヶ月前には、マラケシュからフェズへ、フェズからマラケシュへ、それぞれ9時間の鉄道大旅行を2度も敢行してきたばかりである。

 ついでに今やワタクシは、「シベリア鉄道の旅」「NYからLAへ、北米大陸横断の旅」なんかも企画中。前者については、ウラジオストクからモスクワへ、どんどん企画が進行中である。
センター南
(横浜市営地下鉄・センター南駅。ホントにこんな駅が存在するのである)

 そういう楽しい夢を見て、両方のお目目がハート形になった頃、東京の空はグングン真っ黒に曇って、予報通りの雨がザッと来そうな雲行きになってきた。もう17時半、そろそろ「センター南」に出かけなくちゃいけない。

 単に「センター南」と言われても、いったいどこのセンターなのか、読者諸君もさっぱり分からないに違いない。調べてみると、横浜の高級住宅地であるらしくて、「センター北」と「センター南」が対峙、どうやらライバル関係にあるらしい。

「北」と「南」があるなら、真ん中もあって然るべきであって、「センター中央」とか「センターセンター」とか、「センター・オブ・ザ・センター」とか、真ん中のそのまた真ん中であることを誇示するような存在があってもいいように思うが、とりあえず今のところ北と南しか見つからない。

 東京都渋谷区のオウチからは、① 千代田線で表参道 ② 東急田園都市線であざみ野 ③ 横浜市営地下鉄ブルーラインでセンター南。約1時間の道のりである。シコタマ遠い。ついでにシコタマ混んでいる。毎日の通勤通学がこんなにツラいんじゃ、この沿線のヒトビトはホントにたいへんだ。
センター南
(センター南、アンコがはみ出そうな大盛況。100分、大爆笑が一瞬たりとも途絶えることがなかった)

 二子玉川駅から橋を渡って川崎市に入るあたりから、外は土砂降りになった。こういう時、昔の人は「ナムサン!!」と叫んだものである。「南無三宝」の省略形であるが、「あーあ、たいへんなことになっちゃった」という感情を示す一種の間投詞である。

 だって、今日のセンター南校は、単独校舎としてはビックリするほどの大奮闘を示して、140名もの受講生を集めてくれたのである。2年前、100人超でも校舎からアンコが出そうなほどのギュー詰めだったんだから、今夜の140名はホントに楽しみにしていた。

 それなのに、この土砂降りだ。土砂降りとか雪とか台風とか、そういう場合は予定出席者数×0.8が標準。東進生はもう少し出席率が高くて、予定×0.9を見込んでもいい。しかしやっぱりこの土砂降りは「南無三」の対象である。

 駅に着いてすぐ、「今井先生ですか?」の声がかかった。賢げな男子高校生2名であるが、「今日の公開授業に出席します」「よろしくお願いします」とおっしゃる。おお、感心&感心。こんなに熱心で積極的なら、人生は必ずうまくいく。
駅名
(横浜地下鉄グリーンライン。「きたやまた」「ひがしやまた」「たかた」と読む。「やまだ」「たかだ」みたいに濁らない、不思議な発音である)

 19時半開始。21時10分終了。出席者は予定通り140名。さすが横浜の高級住宅地、土砂降りなんかモノともせずに、ギュッと全員が集まってくれた。冒頭からラストまで、大爆笑も途絶えることなく続く。まさに理想の公開授業になった。

 若いスタッフの皆さんが、細かいところまでヌカリなく丁寧に気を配って、最高の運営をしてくれた。長文でたいへんだっただろうに、今井君のブログも熟読してくれていた様子。校舎としても「ブログやってます」とのこと。おお、頑張って続けてくれたまえ。

 感激&感動の中、チャンと電車で帰る。何しろ翌日は広島に出張である。暢気に「そのへんで一杯ひっかける」なんてのは論外だ。「あざみ野駅で人身事故。東急田園都市線は運転見合わせ」という事態になっていたが、それならそれで臨機応変に路線を変えて行けばいい。

 ① 地下鉄グリーンラインで日吉 ② 日吉から東急東横線 ③ そのまま地下鉄副都心線に乗り入れて ④ 明治神宮前で千代田線に乗り換えれば、やっぱり1時間でオウチにたどり着いた。めでたし&めでたし。早めに寝んねするはずが、気がつけば午前2時まで映画を見てしまった。

1E(Cd) Bernstein & New York:BIZET/SYMPHONY No.1 OFFENBACH/GAÎTÉ PARISIENNE
2E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES①
3E(Cd) Kubelik & Berliner:DVOŘÁK/THE 9 SYMPHONIES②
6D(DMv) FLGHT
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