Tue 170110 受験本番がやってきた/大阪千里中央で公開授業/豊富なテキスト群
1月31日、早いものでもう2017年は1ヶ月が終わる。首都圏はここからが中学受験のピーク。「2月1日からの3日間で人生の全てが決まる」みたいな幼い緊張感を居抱いて、12歳の諸君は「早く寝なきゃ」「早く眠らなきゃ」と、焦りのせいで眠れない苦しい夜を迎えるだろう。
そういう晩こそ、パパの出番なのである。パパだって、むかし同じような夜に苦しんだ。いま42歳のパパなら、大学受験はホンの四半世紀前。都会で育ったパパならば、中学受験の記憶もいまだに生々しいはずだ。何のことはない、30年前に自ら同じ難関をくぐり抜けたのである。
30年前とは、1987年である。バブルの絶頂期。昭和のラストデイズ、ベビーブーム2世が受験期を迎え、予備校もバブルの真っただ中。どんなに授業が下手な講師でも、カンタンに教室は満員になった。あの時代をくぐり抜けたパパたちなら、受験前夜の過ごし方だって熟知しているはずだ。
一番いいのは、パパが久しぶりに台所に立って作ってあげる豚汁である。首都圏のパパなら「トン汁」。西日本のパパなら「ブタ汁」。ワタクシは「ブタ汁」の方が好きだが、息子にも娘にも、受験前夜の豚汁ほど嬉しいものはない。
ママのトンカツで「勝つ!!」と叫ぶのもいいが、やっぱりパパの豚汁は格別だ。自信タップリに作ってくれた豚汁に「おいしいね」「旨いね」「おいしいや♨」と舌鼓を打てば、1科目につき5点ずつ余計に得点できそうな気がする。その5点ずつで、しっかりボーダーラインを超えられる。
(大阪・千里中央の大盛況 1)
塾ではきっと壮行会だ。関西なら灘出身のセンセ、首都圏なら開成出身のセンセが、前日と当日の過ごし方を力説するだろう。20歳代か30歳代前半のオニーチャン先生が、「オレの経験なんだけどぉ」「ボクの経験ではぁ」と、まるで悟りきった人生の師みたいに熱く語りかけるだろう。
これからの1ヶ月、日本中で繰り広げられる懐かしい風物詩である。センセは熱く語り、生徒は熱い涙とともに感激し、コブシを固めハチマキを固く結んで健闘を誓う。冷たく蒼く冷めているより、あっつあつのほうが遥かにいいじゃないか。
12歳の小6生から19歳の1浪生、20歳の2浪生、ワタクシは諸君の大健闘を心から祈っている。医学科を目指して多浪している諸君だって、今年こそはギュッと合格してくれなきゃ困る。早く素晴らしい医師になって、世界中で活躍してくれたまえ。
15年前までは、ワタクシの仕事の90%までが浪人生の授業。プリティ塾でもどうすんだい?でも佐々木ゼミナールでも(すべて仮名でございます)、「高校生クラス」というのはホンの付け足しの感があって、予備校の花はあくまでウルトラ大教室の浪人生クラスだった。
1月末から2月にかけては、ド派手なタイトルの「直前講習」花盛り。「今年こそリベンジ」とボーボー燃え盛る浪人生を相手に、講座タイトルには「奇跡」「土壇場」「伝説」「爆走」「天空」「さらば」「はばたく」「ファイナル」「キャンディ」「秘蹟」、その種の激しいコトバがズラリと並んだ。
「壮行会」と言ふものにも出席した。「先生もハチマキをしてください」と教務課の人に言われ、恥ずかしがり屋の今井君はハチマキをどこまでも拒絶したりしたが、壮行会での演説の熱さにおいては、どの講師にも負ける気がしなかった。
(大阪・千里中央の大盛況 2)
ホントならこの時期の今井君は、本番目前の受験生を叱咤激励してあげたいのだ。むかしむかしワタクシが受験生だった頃の予備校は、3月1日か2日まで授業があった。3月3日が東京大学の1次試験だったから、「前日まで授業は当たり前」というスタンスだったのである。
しかし諸君、今や予備校のテンポは、講師でさえ追いつけないほど速い。1月31日、大阪・千里中央での公開授業は、高2生と高1生が対象。受験期真っただ中の高3生は、一切姿を見せないのである。
19時半スタート、21時終了。出席者は200名を超えた。本日の写真1枚目と2枚目をご覧になれば、その大盛況ぶりが如実に感じられるはずだ。
事情を知らない人が見れば、「ほほお、さすがに入試本番ですね」であり、マスメディアが取材に来たりすれば「受験直前の受験生たちに、ベテラン講師が熱いメッセージを送っていました」みたいな、余りにテンプレートな記事を書いてしまうところである。
しかしここに集まったのは、あくまで来年と再来年の受験生。この時期の高1と高2だけで、こんなにたくさんの生徒諸君が集まってしまうところが、我々のパワーの証明なのである。
(会場のロビーの猫像に、ふとニャゴロワを思い出す)
冬型の気圧配置が強まって、夕暮れから大阪はギュギュッと冷え込んだ。吹きすさぶ北西の季節風は、北国出身の今井君でも思わず「うっ!!」と首をすくめるほど冷たい。
暖かいイメージの大阪でも、「北摂」と呼ばれる北半分は、丹波&丹後の山地を吹き抜けてくる北風が強烈。北風に乗って、日本海側の雪がチラつくことも少なくない。1月31日は、まさにそういう1日であった。
使用したテキストは「B」。ワタクシの公開授業テキストは全部で14種類。マコトに豊富なラインナップの中から、大爆笑の頻度が最も高くなるバージョンを選択した。
テキストの選択は、公開授業の主催者側に一任している。講師である今井君からは、余計なことは一言も言わない。主催者側の会議やミーティングで激論が交わされ、その日に集まる生徒諸君の実情に合わせて選択する。
すでに音読の習慣が十分に浸透し、順調に学習が進んでいる生徒が多い場合には、北大・名大・阪大・九大あたりの長文問題を一問、まるまる解いてしまうバージョンもある。センター試験への戦略&戦術編もあれば、「中だるみ防止編」も完備。今井君は、マコトに便利に出来ている。
(大阪・千里中央の大盛況 3)
しかし、いくら講師が自信をもって「音読だ」「音読だ」「さあ音読だ」「音読以上の方法はありません」と連呼しても、若い生徒諸君はあっという間に挫折する。「もっと楽な方法はないんですか?」「もっとカンタンに力がつく方法を教えてください」というわけである。
そういう場所へ、今井君が救急車のように駆けつける。90分間ぶっ続けで大爆笑が続く中、
① なぜ音読が最も優れているのか
② なぜ挫折してしまうのか
③ どうすれば挫折しないか
を語りまくる。
それが「伝説のBテキスト」。昔の予備校風に言えば、「天空に高くはばたくための秘蹟アイテム」こそが音読であることを、金属でさえジュッと融解 ☞ 蒸発してしまうほどの強烈な熱を込めて語り尽くすのである。
「どうも音読に挫折する生徒が多くて困っています」という関係者の皆様、今井君が駆けつけたいのは、まさにそういう場所である。「テレビ画面なんかで勉強できるわけがない」というパパ&ママが多くて困惑しているという場合も、ワタクシさえ駆けつければ、たちまちその困難は解消いたします。
(デカいステーキを何度もオカワリ。楽しい懇親会だった)
ま、千里中央でもそんな90分を満喫させていただいた。終了後は、もちろん楽しい懇親会。2年前に千里中央に来た時と同じ、夜景が美しい22階の店で、2時間大いに楽しく盛り上がった。
「甘太郎」。うーん、お馴染みのチェーン居酒屋であるが、そういうところでいちいち贅沢を言っている必要は皆無なのだ。300グラムの大きなステーキを何度も何度もオカワリすれば、どんどん新しい力が湧いてくる。
「同志社大アメフト部です」という男子は、「今井先生のC組 → B組と受講して、センター英語の点数が1年で100点上昇しました」とおっしゃる。
「受講を始めたときの偏差値は30台なかば、でも同志社に現役合格できました」というんだから、音読がどれほど効果的か、誰でもカンタンに分かるというものだ。
1E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN②
2E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN③
3E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN⑤
6D(DMv) APOCALYPSE POMPEII
total m67 y67 d20028
そういう晩こそ、パパの出番なのである。パパだって、むかし同じような夜に苦しんだ。いま42歳のパパなら、大学受験はホンの四半世紀前。都会で育ったパパならば、中学受験の記憶もいまだに生々しいはずだ。何のことはない、30年前に自ら同じ難関をくぐり抜けたのである。
30年前とは、1987年である。バブルの絶頂期。昭和のラストデイズ、ベビーブーム2世が受験期を迎え、予備校もバブルの真っただ中。どんなに授業が下手な講師でも、カンタンに教室は満員になった。あの時代をくぐり抜けたパパたちなら、受験前夜の過ごし方だって熟知しているはずだ。
一番いいのは、パパが久しぶりに台所に立って作ってあげる豚汁である。首都圏のパパなら「トン汁」。西日本のパパなら「ブタ汁」。ワタクシは「ブタ汁」の方が好きだが、息子にも娘にも、受験前夜の豚汁ほど嬉しいものはない。
ママのトンカツで「勝つ!!」と叫ぶのもいいが、やっぱりパパの豚汁は格別だ。自信タップリに作ってくれた豚汁に「おいしいね」「旨いね」「おいしいや♨」と舌鼓を打てば、1科目につき5点ずつ余計に得点できそうな気がする。その5点ずつで、しっかりボーダーラインを超えられる。
(大阪・千里中央の大盛況 1)
塾ではきっと壮行会だ。関西なら灘出身のセンセ、首都圏なら開成出身のセンセが、前日と当日の過ごし方を力説するだろう。20歳代か30歳代前半のオニーチャン先生が、「オレの経験なんだけどぉ」「ボクの経験ではぁ」と、まるで悟りきった人生の師みたいに熱く語りかけるだろう。
これからの1ヶ月、日本中で繰り広げられる懐かしい風物詩である。センセは熱く語り、生徒は熱い涙とともに感激し、コブシを固めハチマキを固く結んで健闘を誓う。冷たく蒼く冷めているより、あっつあつのほうが遥かにいいじゃないか。
12歳の小6生から19歳の1浪生、20歳の2浪生、ワタクシは諸君の大健闘を心から祈っている。医学科を目指して多浪している諸君だって、今年こそはギュッと合格してくれなきゃ困る。早く素晴らしい医師になって、世界中で活躍してくれたまえ。
15年前までは、ワタクシの仕事の90%までが浪人生の授業。プリティ塾でもどうすんだい?でも佐々木ゼミナールでも(すべて仮名でございます)、「高校生クラス」というのはホンの付け足しの感があって、予備校の花はあくまでウルトラ大教室の浪人生クラスだった。
1月末から2月にかけては、ド派手なタイトルの「直前講習」花盛り。「今年こそリベンジ」とボーボー燃え盛る浪人生を相手に、講座タイトルには「奇跡」「土壇場」「伝説」「爆走」「天空」「さらば」「はばたく」「ファイナル」「キャンディ」「秘蹟」、その種の激しいコトバがズラリと並んだ。
「壮行会」と言ふものにも出席した。「先生もハチマキをしてください」と教務課の人に言われ、恥ずかしがり屋の今井君はハチマキをどこまでも拒絶したりしたが、壮行会での演説の熱さにおいては、どの講師にも負ける気がしなかった。
(大阪・千里中央の大盛況 2)
ホントならこの時期の今井君は、本番目前の受験生を叱咤激励してあげたいのだ。むかしむかしワタクシが受験生だった頃の予備校は、3月1日か2日まで授業があった。3月3日が東京大学の1次試験だったから、「前日まで授業は当たり前」というスタンスだったのである。
しかし諸君、今や予備校のテンポは、講師でさえ追いつけないほど速い。1月31日、大阪・千里中央での公開授業は、高2生と高1生が対象。受験期真っただ中の高3生は、一切姿を見せないのである。
19時半スタート、21時終了。出席者は200名を超えた。本日の写真1枚目と2枚目をご覧になれば、その大盛況ぶりが如実に感じられるはずだ。
事情を知らない人が見れば、「ほほお、さすがに入試本番ですね」であり、マスメディアが取材に来たりすれば「受験直前の受験生たちに、ベテラン講師が熱いメッセージを送っていました」みたいな、余りにテンプレートな記事を書いてしまうところである。
しかしここに集まったのは、あくまで来年と再来年の受験生。この時期の高1と高2だけで、こんなにたくさんの生徒諸君が集まってしまうところが、我々のパワーの証明なのである。
(会場のロビーの猫像に、ふとニャゴロワを思い出す)
冬型の気圧配置が強まって、夕暮れから大阪はギュギュッと冷え込んだ。吹きすさぶ北西の季節風は、北国出身の今井君でも思わず「うっ!!」と首をすくめるほど冷たい。
暖かいイメージの大阪でも、「北摂」と呼ばれる北半分は、丹波&丹後の山地を吹き抜けてくる北風が強烈。北風に乗って、日本海側の雪がチラつくことも少なくない。1月31日は、まさにそういう1日であった。
使用したテキストは「B」。ワタクシの公開授業テキストは全部で14種類。マコトに豊富なラインナップの中から、大爆笑の頻度が最も高くなるバージョンを選択した。
テキストの選択は、公開授業の主催者側に一任している。講師である今井君からは、余計なことは一言も言わない。主催者側の会議やミーティングで激論が交わされ、その日に集まる生徒諸君の実情に合わせて選択する。
すでに音読の習慣が十分に浸透し、順調に学習が進んでいる生徒が多い場合には、北大・名大・阪大・九大あたりの長文問題を一問、まるまる解いてしまうバージョンもある。センター試験への戦略&戦術編もあれば、「中だるみ防止編」も完備。今井君は、マコトに便利に出来ている。
(大阪・千里中央の大盛況 3)
しかし、いくら講師が自信をもって「音読だ」「音読だ」「さあ音読だ」「音読以上の方法はありません」と連呼しても、若い生徒諸君はあっという間に挫折する。「もっと楽な方法はないんですか?」「もっとカンタンに力がつく方法を教えてください」というわけである。
そういう場所へ、今井君が救急車のように駆けつける。90分間ぶっ続けで大爆笑が続く中、
① なぜ音読が最も優れているのか
② なぜ挫折してしまうのか
③ どうすれば挫折しないか
を語りまくる。
それが「伝説のBテキスト」。昔の予備校風に言えば、「天空に高くはばたくための秘蹟アイテム」こそが音読であることを、金属でさえジュッと融解 ☞ 蒸発してしまうほどの強烈な熱を込めて語り尽くすのである。
「どうも音読に挫折する生徒が多くて困っています」という関係者の皆様、今井君が駆けつけたいのは、まさにそういう場所である。「テレビ画面なんかで勉強できるわけがない」というパパ&ママが多くて困惑しているという場合も、ワタクシさえ駆けつければ、たちまちその困難は解消いたします。
(デカいステーキを何度もオカワリ。楽しい懇親会だった)
ま、千里中央でもそんな90分を満喫させていただいた。終了後は、もちろん楽しい懇親会。2年前に千里中央に来た時と同じ、夜景が美しい22階の店で、2時間大いに楽しく盛り上がった。
「甘太郎」。うーん、お馴染みのチェーン居酒屋であるが、そういうところでいちいち贅沢を言っている必要は皆無なのだ。300グラムの大きなステーキを何度も何度もオカワリすれば、どんどん新しい力が湧いてくる。
「同志社大アメフト部です」という男子は、「今井先生のC組 → B組と受講して、センター英語の点数が1年で100点上昇しました」とおっしゃる。
「受講を始めたときの偏差値は30台なかば、でも同志社に現役合格できました」というんだから、音読がどれほど効果的か、誰でもカンタンに分かるというものだ。
1E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN②
2E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN③
3E(Cd) Eschenbach:MOZART/DIE KLAVIERSONATEN⑤
6D(DMv) APOCALYPSE POMPEII
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