Sun 170101 新年あけましておめでとうございます(笑)/床屋/岐阜で仕事始め | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 170101 新年あけましておめでとうございます(笑)/床屋/岐阜で仕事始め

 新年 あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 何なんだ、この20日遅れの旧正月みたいな挨拶は。諸君、ブログ上の日付と実際の日付が20日以上ズレてしまってから8年、知らんぷりして書き続けてきた。このズレを、いつかは解消しよう、いつかは解消しようと焦りながらも、どうしても解消できずに長い月日が流れた。

「10年続ける」「1日も休まない」「その勤勉な基礎の積み重ねを、若い諸君の模範としたい」。そんな宣言をして2008年6月5日にブログをスタート。10年のうち8年半が過ぎた。「たかがブログ」と割り切るなら、ズレなんか一切無視してテキトーにやっていてもいいわけだ。

 しかし諸君、ボクチンはいやしくも「センセー」であり「講師」であって、ダラしない姿勢を若い諸君の面前にさらすわけにはいかない。いったん宣言した以上、10年=3652日の更新を、意地でも10年のうちにやり遂げたい。

 気がつけば、最終回が迫っている。理想の最終回は、2018年6月4日。今のままのズレが続けば、2018年6月26日にフィナーレがやってくる。ちょうどワタクシの誕生日だ。10年書き続けたブログの最終回には、なかなか相応しい仕掛けじゃないか。
富士君
(新年あけましておめでとうございます(笑)。やっぱり新年はおめでたく富士山で)

 ま、その辺のことはまた来年になったら考えよう。とにかく今日は名目上の2017年1月1日だ。「賀正」であり「謹賀新年」であり「あけ&おめ」であって、とにかく今年もまたよろしくお願いしたい。

 対SNSの視点で見ると、ブログというものの旗色はますます悪くなっている。ツイッターが登場した時に、ワタクシ自身このブログで戦いの圧倒的不利を予言したのであったが、果たしてあと1年半、「ブログ」というものがこの世に存在し続けられるのかどうか。そんな不安さえ感じるのである。

 1年半後のフィナーレについても、妄想がますます膨らんでくる。誰か企画してくれる人がいれば、今井ブログ10年♡更新3652回達成を記念して、どこかで大パーティーをやりたいのだ。

 もちろん、オカネは今井君が…出さない。そんなのイヤだ。お祝いは、お祝いしてくれる人が出すものであって、お祝いされる本人がオカネを出したんじゃ、ちっともお祝いにならないじゃないか。誰か企画してくんなまし。読者諸君でオカネを出してくんなはれ。

 もしそういうことなら、「仕方がないなー」というトボケた顔で、大パーティーにノコノコ出かけていってあげようじゃないか。ついでに、嬉しそうな顔をして、予備校界の将来についててでも大演説をしてあげようじゃないか。
ぼーぼー
(モロッコ帰りのボーボーおやじ)

 残り1年半まで来た段階で、今までの更新回数は3132回。残るは520回。マラソンで言えば、38キロを過ぎて残り4キロちょい、「いよいよラストスパート」という地点だ。ここまでの推定アクセス数は1500万。いやはや、継続とは素晴らしいことであって、数字を見るとマコトに恐ろしい世界になってきた。

 そんな状況で、おめでたく2017年新春(笑)を迎える。受験の世界が、中学受験から大学受験までいよいよウルトラ本番に突入しようという中、ノンキにモロッコから帰還したのが3日前だった。

 山賊か海賊みたいに髪もヒゲもボサボサのボーボー。何しろ1ヶ月の間にオーストラリアとアフリカを渡り歩いてきたんだから、マゼランもキャプテンクックもイブン・バトゥータも凌駕する。

 前回の床屋から50日、仕事が本格的に始まる前に、せめて身だしなみだけでも整えておかなきゃ。「ボサノバ」と言ふものは存在するが、今のワタクシはボサボサ伸びた「ボサノビ」であって、こんな姿のままお仕事に出かけるのは余りにもみっともない。
パリ助
(床屋帰りのバリバリおやじ。名古屋マリオットホテルにて)

 そう考えて1月22日の今井君は、昼過ぎから渋谷区幡ヶ谷の床屋さん「カットステーション141」に出かけた。この5年、床屋さんは ①伊丹空港「そがわ」か、②幡ヶ谷の「141」、この2軒に決めている。

「モロッコに行ってきましたよ」
「荒野のヒツジとロバに癒されてきましたよ」
「帰りのヒコーキはチュニジアのLCCでしたよ」
そんな話をしながら、ボーボー&ボサボサの頭髪は、マコトにスッキリ6mmの丸刈りに。オヒゲはきっちり4mmの長さに揃えてもらった。

 あんまりダラしなく伸びていたから、モロッコの床屋さんからも盛んに声がかかった。マラケシュでもフェズでもエッサウィラでも、「どうだ、そのヒゲをカッコ良くカットしてやるぞ」と、モロッコ床屋の男たちがぐいぐい誘ってくれたのである。

 しかし諸君、モロッコの床屋さんについては、やっぱり躊躇せざるをえなかった。「こりゃ明治時代?」という店舗とイス。「シャンプー」などということが出来るのかどうか疑わしい店内。腕は疑わないが、明治大正の文豪が随筆でヒドい悪口を書きそうなアリサマを見ては、帰国までじっとガマンの子をやるしかなかったのである。
岐阜1
(岐阜県岐阜市の大盛況)

 1月23日、やっと「頭6mm/オヒゲ4mm」のスタンダードで清潔な今井が出来上がり。14時の新幹線で名古屋に向かった。2017年の仕事始めは、岐阜県岐阜市。我々の加盟校としては老舗の名門「岐阜金宝町校」での公開授業である。

 おりから東海道新幹線は「関ヶ原付近の積雪」に「米原付近の積雪」も重なって、徐行運転中。東京から名古屋までは遅れはないが、「京都&新大阪には20分前後の遅れが出ています」ということで、東京駅にも緊迫感が漂っている。

 名古屋到着、16時。久しぶりのマリオットホテルにチェックインして、岐阜に出かける前にブログを更新。名目上の日付ではあるが、とりあえず2016年大晦日の記事を書き終えた。

 名古屋から岐阜までは、名鉄特急に乗車。通勤ラッシュの時間帯だから、特急の指定席でゆっくり座って岐阜に向かいたい。この時間のJRなんかに乗ったら、まさにモミクチャであって、とても公開授業どころの気分ではなくなってしまうのだ。

 諸君、昨日の東海地方は、言語道断に寒かった。北海道じゃないが、「シバレル」という表現がピッタリ。特急を降りた瞬間、思わず最初に口を着いて出たのが「サミー!!」という絶叫。正確には、寒いというより冷たい、冷たいというより痛い、要するにやっぱりシバレル夜だったのである。
岐阜2
(岐阜で語るクマ助。おお、お腹を引っ込めないといけませんな)

 こんなにシバレル夜なのに、20時にスタートした公開授業は、厳しく&厳しく「名古屋大学チャレンジ編」のテキストを使用。出席者130名は、全員が高1&高2生諸君であるが、ホンモノの名古屋大学の長文問題を1問、90分かけてビシッと全問解説するのである。

 言わばショック療法だ。10日前にセンター試験の問題を解いてみて、「あれれ、全然解けないや」「半分も解けないや」、名古屋大医学部を志望するような優秀な生徒でも、「制限時間内じゃ200点満点中160点しかとれませんでした」とか、すでに十分にショックを受けているが、さらにギュッとダメ押しをしたわけである。

 開始前、「むかし今井先生の授業をたくさん受けてました」という大学生女子が挨拶に来てくれた。今年のうちに国家試験を受ける予定だという。おお、頑張ってくれたまえ。しかしその前に、後輩の大学受験生諸君をバリバリ叱咤激励してくれたまえ。

 公開授業は20時開始、21時40分終了。厳しい授業ではあったが、2017年の仕事始めに相応しい、ギュギュッと集中した100分になった。冒頭20分が爆笑編。中盤からの80分がギュギュッと集中編。こういう世界も、マコトに素晴らしいものである。

1E(Cd) Alban Berg:BRAHMS/KLARINETTENQUINTETT & STREICHQUINTETT
2E(Cd) Alban Berg:SCHUBERT/STRING QUARTETS 12 & 15
3E(Cd) Baumann:MOZART/THE 4 HORN CONCERTOS
6D(Pl) 初春文楽公演:寿式三番叟/奥州安達原/本朝廿四孝:大阪・国立文楽劇場
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