Wed 161116 LINE LIVEに15万人/楽しい忘年会/平塚でお仕事/魔物はメモで退散 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 161116 LINE LIVEに15万人/楽しい忘年会/平塚でお仕事/魔物はメモで退散

 昨日(12月9日)夜、「LINE LIVE」の中で、ワタクシの公開授業30分バージョンが放送された。何しろ30分バージョンだから、その短いこと今井君のアンヨの如し。始まったと思ったら、もう終わっていたわけだが、諸君、素晴らしい番組になった。スタッフの皆様に心から感謝する。

 視聴者数のカウンターも、ナンボでも上昇していった。いやはや、最終的にカウンターの数値は「150885」まで上がったんだそうな。15万を超えるヒトビトが、LINEを通じて今井君の大爆笑に参加してくれたことになる。

 改めて「LINE」と言ふものの威力を痛感する。ワタクシの公開授業に関心と興味を持つ世代のヒトビトしか視聴しないだろうことを考えれば、受験生世代から大学生世代までの日本人の驚くべきパーセンテージが、同じ時間帯に同じ大爆笑をともにしたのである。

 普段の公開授業90分バージョンから、冒頭の30分を切り取って番組にした。エッセンスをギュギュッとまとめ、very 濃厚に濃縮し、搾りたての生ジュースか、3日3晩コトコト煮詰めたビーフシチューか、はたまた「煮詰めたジョア」を思わせるほどの、強烈な濃厚さを実現した。
平塚1
(12月8日、神奈川県平塚で公開授業 1)

 収録したのは、11月19日・新浦安校のナマ公開授業である。何しろ「ライブ」をうたっているのであるから、さんざん切ったり貼ったり編集したものであってはならない。

 ホンモノの公開授業をナマ収録して、LIVE感覚タップリの熱い番組になるように、スタッフにお願いした。いやはや、楽しい仕事だった。是非また同じような企画をやってみたいと思うのである。

「再放送と言ふものはないのかな?」であるが、何しろワタクシはLINEについて全くの無知であるから、どうすれば再放送的なものが見られるのか、ちっとも分からない。

 別に今井君はナルシストなナルちゃんではないから、自分の番組をチェックしないと寝るにも寝られないというほどではないが、15万人以上の人が見てくれたということになれば、「ほほお、きっと自分で眺めてみても、やっぱり大爆笑できるだろう」と、ふと並々ならぬ関心を居抱くのである。

「えっ? じゃあ今井本人は、LINE LIVE見てなかったの?」であるが、ホントにスミマセン、実は昨日は先生方の忘年会に出ていて、自分の出演番組をチェックする余裕がなかったのだ。忘年会の様子は、すでに古文のウルトラ大先生ともに餃子をつついている写真が、SNSに出回っているはずだ。
平塚2
(12月8日、神奈川県平塚で公開授業 2)

 12月9日の忘年会については、ここにあんまり詳しく書くと「何て贅沢してるんだ?」と叱られかねないから、まあ概要だけ示しておくことにする。

 1次会は、代々木上原のお寿司屋。看板の出ていない隠れ家みたいなお寿司屋に、科目を問わず5人の講師が集合した。ここで2時間半。絶品お寿司に大満足したところで、もう1名のセンセが合流。代々木上原の一番奥に分け入ったあたりの隠れ家バーで、約1時間を過ごした。

 いやはや、お寿司屋の5人で赤ワイン3本、日本酒6合、チェイサーにビア、そういう2時間半を満喫した後であるから、もう何を喋ったのかちっとも記憶がないが、要するに「楽しかった」とはそのようなことであって、「もう1軒行きましょう」「ラーメン屋で餃子をむさぼりましょう」と、たちまち衆議一決した。

 SNSに出回った写真は、そのラーメン屋での写真である。今井君も古文のウルトラ大先生も、写真を見るかぎりマコトにつまらなそうであるが、それは別につまらなかったのではなくて、楽しくて楽しくてタマらない時、人というものは往々にしてつまらなそうな表情をするものなのである。

 日付が変わる頃、解散。若々しい先生方とのエネルギッシュな忘年会で、今井クマ蔵は彼らのエネルギーをジュルジュル吸収し、ますます元気なサトイモ君に変身。ねっとりネトネト元気なサトイモ君(ないしキウィ君)として、2017年の大活躍に向け、周囲がウンザリするほど「英気を養った」のである。
平塚3
(12月8日、神奈川県平塚で公開授業 3)

 その前日12月8日は、神奈川県平塚で公開授業。新宿を17時前に出る小田急線の特急「えのしま」に乗車すれば、指定席でゆっくり座って藤沢まで行ける。藤沢で東海道線に乗り換え、辻堂、茅ヶ崎、カッケー湘南ボーイ&湘南ガールが渦巻くそういう駅を通って、平塚には18時に到着した。

 平塚は、不思議な街である。北口には煌煌と明かりがともり、いわゆる「サカエてるじゃん」なエネルギーが横溢。人口も25万を超え、小さな県の県庁所在地ぐらいの勢いを感じる。

 ところが諸君、反対側の南口の方に降りてみたまえ。その寂れた雰囲気に、きっと圧倒されるはずである。タクシースタンドでさえ薄暗い。駅前の交差点を過ぎると、もう街灯もマバラである。暗闇の中に、昭和というより戦前テイストの旅館が1軒、寂しそうに残っていて、何となく不気味な雰囲気さえある。

 会場は、その薄暗闇を徒歩7〜8分の「平塚商工会議所会館」。平塚で公開授業ということになると必ずこの建物なのであるが、おそらく昭和40年代初期に建てられた、古色蒼然とした5階建てのビル。その控え室で、静かに静かに開会時間を待ち受ける。
平塚おでん
(平塚でいただいたおでん。煮玉子、おいしゅーございおました。「ナスまるまる1個」には恐れ入りました)

 ということは諸君、元気溢れる生徒諸君も、その暗闇を通ってやってくるわけである。どんなに元気でも、21世紀の高校生諸君が戦前の闇を通過してやってくれば、何らかのシュールな感覚に包まれる。冬の夜の商工会議所会館を、硬質の沈黙が満たしていた。

 しかもここは「延長厳禁」。20時45分に終了、完全撤収が21時。「完全撤収」とは、「椅子もテーブルも何もかも原状に復帰して、清掃も済ませ、照明も全て消して帰ってください」ということであって、生徒たちが公開授業の熱い感激なんかを語り合っていれば、係の人にキツく叱られかねない。

 以上のような条件のもと、公開授業はシュールな緊迫感の中で始まった。緊迫感は不思議に睡魔をもたらすものなので、開始10分、2列目の男子が、大爆笑しながらフイにガクッと睡魔にやられた。開始15分、またまた2列目の今度は女子が、彼女もまた大爆笑しつつ、ガクッときた。

 おお、いかんいかん、このままでは今井君までがシュールな緊張感にやられてしまう。開始30分、この不思議な雰囲気を一気に解消するために、フイに語気を改めた。

「メモをとりたまえ」
「メモをとりまくりたまえ」
「板書しないことも、何でもいいからメモ、メモ、メモ」
「メモ魔になりたまえ」
この発言で、出席者約110名は一気に生気を取り戻した。諸君、メモさえとりまくれば、どんな恐ろしい魔物も、あっさり退散するのである。
しらすピザ
(平塚のシラスピザ。おいしゅーございました)

 終了後、大急ぎでタクシーに乗り込んで「サカエてる」北口に回った。おでんに焼鳥にシラスピザ。そういうものでポンポンを満たせば、まだ少々魔物の勢力範囲にある今井君も、きっと簡単に復活するだろう。

 オジサマ4名で日本酒を次から次へとカラッポにしていると、従業員の男子が「もしかして今井先生ですか?」と声をかけてくれた。今は大学3年、現在この店でバイト中だという。

「今井先生のC組とB組を受講して、英語が大好きになりました」
「しばらくマレーシアに留学してました」
「将来も、東南アジア方面で活躍したいです」
とおっしゃる。おお、さすがサカエてる平塚駅北口。バイトの大学生も、マコトに覇気のみなぎる頼もしい若者ばかりなのであった。

1E(Cd) Maazel & Wiener:TCHAIKOVSKY/SUITE No.3  R.STRAUSS/TOD UND VERKLÄRUNG
2E(Cd) Dorati & Washington D.C.:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.4
3E(Cd) Barenboim & Chicago:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.5
4E(Cd) Gergiev & Kirov:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.6
5E(Cd) Argerich, Chailly & RSO Berlin:TCHAIKOVSKY/PIANO CONCERTO No.1 & RACHMANINOV/PIANO CONCERTO No.3
total m80 y1950 d19655