Sun 161030 京都の優秀な大盛況/先斗町で懇親会/京大も阪大も我が生徒で満員にしたい | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 161030 京都の優秀な大盛況/先斗町で懇親会/京大も阪大も我が生徒で満員にしたい

 あれがもう1週間も前のことになるなんて、ワタクシ本人もとても信じられない。11月15日午後の京都は夢のような楽しさだったし、その翌日の快晴の京都がどれほどキレイだったか、文章のシロート・今井君になんか、正確な描写はとても可能にはならない。

 だから諸君、2ヶ月も3ヶ月も以前から「京都の紅葉は11月下旬」と見込んでホテルなり旅館なりを予約していた皆さんが、気の毒でならない。いや、半年も前から予約して楽しみにしていた人だって少なくないだろう。

 ところが何と、明日は紅葉どころか、「首都圏でも積雪のおそれ」などということになっているのだ。2016年、季節は予想以上に早く進行していて、東京・神宮外苑のイチョウも黄金色。明日の降雪を予告するかのように、ハラハラ激しく舞っている。

 いつもの年ならラグビー早慶戦の帰り、神宮のイチョウはまだ青々としていて、「あと10日、早明戦の頃はきっと深い黄金色だろう」と呟きながら帰るのである。まさか積雪の予報の中で早慶戦を迎えるなんて、さすがの長老・今井クマ蔵としても、驚きの視線を天に向けざるを得ない。

 伝説の「雪の早明戦」から、すでに30年。あの日、国立競技場は大雪で真っ白になり、秋田工から明治に入学したばかりのウィング吉田義人が雪の上を快走。残り1分、「あわや奇跡の逆転トライか?」というシーンもあった。さすが雪国出身。「雪さえ降れば」という無敵の快走であったが、あの彼もすでに50歳に近い。
京都1
(京都の大盛況。申込者ベースで350名を超えた。京都のスタッフに感謝する)

 11月15日、京都の今井君は夕暮れの街を京都駅前に向かった。スタッフとの待ち合わせは17時半、公開授業の開始は19時であるが、諸君、夕暮れの京都は言語道断に渋滞が激しい。

 宿泊していた蹴上のウェスティンホテルから京都駅烏丸口まで、普段ならクルマで15分から20分ほどの道のりである。しかし夕暮れの時間帯のラッシュに引っかかると、もうビクとも動かない。

 三条でビクともせず、四条でもう一回ビクともしなくなり、五条でもまたまたビクとも動かず、「ニッチもサッチもいかないとは、まさにこのことかいな?」という絶望的な気分に陥る。

 諸君、「夕暮れの京都では出来るかぎり地下鉄を利用しましょう」であって、この日はスタッフとの待ち合わせに10分遅刻した。それでも公開授業には1時間以上の余裕があったのだが、ま、「他山の石」程度の価値を認めてくれたまえ。

 会場は、お馴染みの「京都キャンパスプラザ」。この10年、毎年1度か2度は必ずこの会場を満員にして、講演会やら公開授業やらを実施し続けている。スタッフの皆さんともすっかり顔なじみ。ふと気が緩みそうなほどであるが、そこはさすが超ベテランの今井君だ。控え室でギュッと気を引き締めることも忘れない。
南禅寺
(京都・蹴上、ウェスティンホテルから東山を望む。目の前に南禅寺、大文字が正面に見えるお部屋であった)

 対象は、中3生とその保護者の皆さん。主催の「成基学園」は、京都の中学受験と高校受験のエースとして、京都のコドモたちを半世紀もの長きにわたってリードしてきた名門塾である。公開授業には、京都を代表する秀才諸君がワンサと詰めかける。

 もちろん今井君は大学受験の英語講師であるが、例え相手が15歳であっても「京都を代表する秀才諸君」ということになれば、別に遠慮はいらないのである。2〜3年前には、15歳の諸君を前に京都大学の入試問題を解説したこともあったし、今春は大阪大学の長文問題1問をカンペキに解説した。

 15歳の諸君が優秀だから、付き添ってきた保護者の皆さんもまたマコトに優秀であって、京大だろうが阪大だろうが、いったん入試問題の解説が始まれば、むしろ下手な雑談なんかするよりも、グッと集中して解説に聴き入ってくれる。

 そろそろ保護者の中には「今井の元生徒」などという人の混じる頃であって、やっぱり時の経つのはマコトに速い。保護者になって現れた元生徒の前で「昔より授業が下手になったな」などというテイタラクは許されないから。ますます今井クマ蔵は盛り上がる。
和菓子
(京都駅前校で柿の和菓子をいただく。さすが京都であるね)

 この日使用したテキストは、「基礎基本徹底編」のBタイプ。授業そのものというより、誰でも年齢に関わらず楽しめる面白いお話が連続するバージョンであるが、諸君、保護者の皆さんのスイッチがピチッと入ったのが実感できる。おお、優秀な皆様であるよ。

 久しぶりに、十数年前の御茶の水ソックリの雰囲気を感じる。奥井潔師に伊藤和夫師。物理は坂間、日本史は安藤、世界史なら誰が何と言っても大岡(すべて敬称略)。予備校文化が絢爛豪華に花開いた時代の雰囲気を、京都の保護者の皆さんは今もギュッと記憶していらっしゃるようだ。

 ということになれば、さすがの今井君も油断は一切できない。伊藤和夫も奥井潔もタジタジだった関西の雄は、誰が何と言うっても表三郎センセである。万が一にも表三郎師がこの場に来ていたとしても、今井君の沽券にかけて絶対に負けられない。京都では、気合いの入り方もやっぱり違うのである。
ツリー
(京都ウェスティンホテルにて。もうすぐクリスマスでござるね)

 気合いの入りすぎだろうか、半年前に京都を訪れた時、楽しい懇親会を実施した先斗町の居酒屋は、その後たった一週間で全焼してしまったのだという。

 ウソでも何でもなくて、舞妓サンたちが芸を磨く歌舞練場のお隣、古い京町家を移築した雰囲気のいい店だったが、今井君の懇親会があったちょうど一週間後に火災が発生。店は全焼して今は影も形もない。

 ワタクシには何の責任もないが、ついこの間も博多駅前で大陥没事故があったばかりだ。1週間前にワタクシが闊歩していたあたりがいきなり大陥没して、「おやおや、危機一髪だったな」と胸を撫でおろしたばかりである。

「今井君の懇親会の直後に全焼」と聞けば、「やっぱりボクチンがボンボン燃え上がりすぎなんですかね」と、少し反省しないこともない。公開授業に熱が入りすぎるのも、少し考えものじゃないか。あくまで大人っぽく、涼しげにサラッと済ましちゃうのも一案のような気がする。

 ま、出来もしないことを文字にするのは誰でも出来ることである。今井君はあくまで熱く、あくまでボーボー燃え盛るのが好き。生徒諸君にも保護者の皆さんにも、ワタクシの心の熱が伝染して、「よーし、自分も熱く燃えようじゃないか」と決意してもらいたい。

 懇親会は、全焼しちゃったお店から徒歩1分ほど。三条より四条に近いお店であったが、「古い京町家を移築した」という点では、前回のお店と同じタイプの店である。
京都2
(京都の大盛況。感謝&感謝である)

 ただし、さすがに「10時半ラストオーダー」では早すぎる。今井君の公開授業の終了が9時。京都駅前からタクシーで移動して、お店に入るのが9時半。「どれどれ、飲みはじめましたね」と、やっと調子が出てきた頃に「ラストオーダーのお時間です」と言われてしまう。

 今井君は別に長っ尻ではないが、あんまり京都のお仕事が楽しかったし、もっともっと京都のスタッフと熱く語り合いたい。熱く語り続け、京都を完全に征服してしまいたい。そういう熱意と欲求が頂点に昇り詰めようとした瞬間に、「ラストオーダーのお時間です」と言われるのが、マコトに残念であり、悲しいのである。

 もちろんそれが常識的な京都時間なら、致し方ない。ホテルにスゴスゴ帰るばかりである。成基学園の皆さんは今井君を心から気遣ってくれて、「部屋でお飲みください」と、京都でも最高の銘酒・大吟醸の4合瓶をオミヤゲに手渡してくれた。

 しかし本心を言えば、午前2時か3時まで安い居酒屋かカラオケにでも籠って、京都征服について心の底から語り合いたいのである。ワタクシは、ホントに京都を征服したい。

 あんなにも熱心に話に聴き入ってくれるヒトビトなら、生徒も保護者もみんな我々の仲間にしたい。京大も、阪大も、同志社も立命館も、残らず東進生で満員にしたいのである。

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