Thu 161027 鯨飲馬食の日々/ダイエットしなきゃいかん/池袋の大盛況/再び関西へ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 161027 鯨飲馬食の日々/ダイエットしなきゃいかん/池袋の大盛況/再び関西へ

 どんなことにもランキングが存在する世の中であって、諸君、ついさっき、ふと「四字熟語・検索ランキング」というシロモノを発見した。

 1位から順番に、百花繚乱・画竜点睛・月下氷人・明鏡止水・因果応報・一期一会・温故知新・臥薪嘗胆・満身創痍ときて、10位が「阿鼻叫喚」なのだそうである。お馴染みの四字熟語ばかり並んでいる中に、3位♡銅メダルの「月下氷人」が、ちょっと意外な高ランキングじゃないか。

 令孤策は、中国・晋の時代の人。ある時、不思議な夢を見た。氷上に立って氷の下の人と語り合う夢である。夢占いによれば、「氷の上と下」とは「陽と陰」☞ つまり男と女を暗示する。

「妻を娶るなら、氷の融けない冬のうちにがいい」という一句が「詩経」の中にあって、夢のお告げは「婚姻の仲立ちの努力をすれば、氷が融ける前に成立する」ということだろうという話になった。この故事から「月下氷人」は、縁結びの神、転じて婚姻の仲立ちを示すようになった。

 いやはや、何だかパッとしない話だが、ワタクシが四字熟語ランキングなんかを発見したのは、ふと「鯨飲馬食」というコトバが頭をよぎったのがキッカケである。
池袋1
(11月14日、池袋の大盛況。通路にまで受講生がはみだした)

 だって諸君、先週のワタクシはまさに鯨飲馬食の日々だった。高級ステーキ屋で牛300グラムをワシワシやって店の人をテンパらせ、翌日は中華フルコースを貪るかと思えば、広島で生牡蠣40コ平らげた8時間後に、大阪でクマ鍋をオカワリする。1日で飲み干した日本酒もまた8合超だ。

 これではまさにガルガンチュアとパンタグリュエルな毎日であって、作者ラブレーどんもびっくりな日々である。人を驚かせる目的でもなければ、なかなかこんな鯨飲馬食を実行したりはしない。

 しかも諸君、牛や牡蠣やクマの合間合間に、こっそり炭水化物も摂取している。クマ鍋の〆には、クマの出汁にたっぷりのラーメンを投入してズルズルすすったし、その翌朝は伊丹空港のお蕎麦屋「関亭」で天ぷら蕎麦をいただいた。
ラーメン
(大阪・玉造「小原庄助」にて。クマ鍋の〆は、山の栄養がタップリの出汁に、中華麺を投入して満喫する)

「関亭」のオバサマは、しょっちゅう訪れる東京弁のクマ男を記憶してくれていて、愛想がいいというか、特別サービスをしてくれるというか、天ぷら蕎麦に海老天が3尾も入っている。下の写真で見てくれたまえ、確かに海老の尻尾が3つ見えているじゃないか。

 ワタクシはマコトに優しい男子なので、店が混んでくれば他のお客さんにテーブルを譲ることにしている。1人で4人テーブルを占領している時なんか、3人組や4人組が入口に現れた瞬間に、店のオバサマに「代わってさしあげましょうか?」と声をかけるのである。

 そういうことが度重なれば、いつの間にか覚えてもらえる。何しろ今井クマ蔵の外見だ。忘れようと思っても忘れられないというか、イヤでも記憶に残ってしまうというか、とにかくいろんな得をする。海老3尾、マコトにおいしゅーございました。

「鯨飲馬食」という四字熟語がアタマをよぎったのは、ホクホクしながらお蕎麦屋を出た時である。うーん、この1週間、まさに鯨飲馬食の日々であって、間違いなく体重がグーンと増えた気がする。
天ぷら蕎麦
(大阪・伊丹空港「関亭」の天ぷら蕎麦。何かの間違いだと思うが、間違いなく海老天が3尾入っている)

 何しろ、スーツがキツいのである。スーツばかりか、シャツもツンパも何となく肉体に食い込んでくる感じ。身体が太れば足も大きくなるので、靴も若干キツさを感じる。

 こりゃイカン。伊丹空港にいたのが11月14日の午前。実はその4日後の11月18日には「LINE LIVE」の収録があって、近い将来「LINE」で今井君の動画が配信されることになっている。

 収録まで残り4日で、せめて「食い込み感」「キツキツ感」がないところまでダイエットをしなきゃいかん。こんな中年のワタクシでも、やっぱり容姿には敏感だ。映像が配信される時に、あんまり太って見えるのはイヤなのである。

 そもそも鯨飲馬食なんてのは、それ自身が情けないのである。「キチンと自分を抑制できない」というんじゃ、人前に立って偉そうに授業なんかする資格がないと言われちゃうじゃないか。

 屁理屈なら、いくらでも言えるのである。「鯨飲」って、鯨はそんなにたくさんの水分を摂るのかい? 鯨がゴクゴク水を飲むシーンなんか見たことないでっせ。

「馬食」だって諸君、白い前歯の揃った馬どんが貪るのはひたすら草であって、草を食う量なら牛の勝ちだろうし、ダラしなく食うならブタさんとクマさんの方が圧倒的に優勢だ。鯨の飲、馬の食、どっちも大したことなさそうだ。

 しかしやっぱり、もうこれ以上屁理屈を言っている場合ではない。「LINE LIVE」収録まで残り4日、何とか即席ダイエットを心がけて、スマート今井としてヒトビトの前に勇姿を現したい。
フルーツ
(池袋で、ケーキを遠慮する)

 そこで11月14日夕暮れ、池袋校に現れたワタクシは、せっかく出してもらったケーキを遠慮したのである。諸君、上の写真を見てくれたまえ。イチゴにメロンをはじめとするフルーツが豪華に乗っかった豪華版のケーキ。これを遠慮するのには、たいへんな忍耐力を必要としたのである。

 池袋での公開授業は、テキスト・Cバージョンを使用。19時10分開始、20時50分終了。思わず10分延長してしまったわけであるが、超満員の出席者約135名の激しい大爆笑が続けば、講師としてこれほど嬉しいことはない。延長もやむを得なかったのである。

 この1週間のスケジュールは、大阪・大阪・広島・池袋・京都・大阪。もしも池袋が挿入されなければ、1週間ずっと大阪に連泊することも可能だった。しかしだからこそ諸君、池袋でのワタクシは、ますます授業に熱が入ったのである。

 だってそうだろう。この100分のために、東京 ⇔ 大阪往復のヒコーキ代は約7万円。空港とホテルの往復にかかった時間もハンパではない。それなのに不満タラタラで熱の入らない授業なんかしたら、自分がミジメになるばかりだ。
池袋2
(通路まで埋まった。池袋の大盛況)

 あえて内部生の出席を抑制してでも、「初めて東進に来てみました」という外部生諸君に優先的に出席していただいた。開場直後、スタッフの「ヤバい」「ヤバい」「ヤバいですよ」という叫びが聞こえてきた。

 何がどうヤバいかというに、「とても入りきらないです」「もう通路も空いてません」。おお、嬉しいじゃないか諸君、開場は完全に満員、今井講師が教壇に立った後で、まるでボトルに栓をするように通路に椅子を並べ、最後にやってきた数名の生徒も授業に参加することができた。

 こうして諸君、冷え込んだ夜の池袋だったけれども、窓は人いきれで真っ白く曇り、やがて窓のシズクちゃんたちが重力に負けてタラタラと流れ始めると、天井のあたりの湯気は白い雲になって長くたなびいた。熱い。熱すぎる。こんな熱い授業は、日本中探しても滅多なことでは見つからないだろう。

 こうして翌朝11月15日の今井君は、池袋の感動と感激を胸に、紅葉真っ盛りの京都に向かっていたのである。もうこれ以上の鯨飲馬食は許されないが、美しい今年の紅葉をタップリ味わって、「目で満腹する」という離れワザを演じようと思うのである。

1E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 4/10
2E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 5/10
3E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 6/10
4E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 7/10
5E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 8/10
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