Wed 160907 金曜夜の新宿で6時間/某サッカーアナリストと飲み会/深夜の日高屋 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 160907 金曜夜の新宿で6時間/某サッカーアナリストと飲み会/深夜の日高屋

 こういうふうで、ボルドーにパレルモにシラクーサ、酒田だの塩釜だので派手に酒を飲み、ド派手にメシを食いまくっているワタクシであるが、諸君の身近なところでも、結構ド派手に行動しているのである。

 例えば昨夜は新宿で、若い講師諸君8名と大暴れしてきた。もちろん大暴れとは言っても、まさか漱石の坊ちゃんじゃあるまいし、「赤シャツみたいなイヤらしいヤツは鉄拳制裁だ!!」とか、その類いの大暴れではないから、ぜひ安心してくれたまえ。

「大暴れ」と言ったって、要するに大酒をくらって深夜まで騒いだだけのこと。いじめたのは赤シャツではなくて、自分たちの胃袋や小腸&大腸であり、世話役の肝臓どんには大きな負担をかけた。

 大暴れの場所は新宿大ガード近くの飲み屋さん。午後8時に始まった大暴れは、そのまま午前2時まで続いた。同じ店の同じテーブルに6時間も居座っての大暴れ。8個の胃袋・8個の肝臓たちの苦労はどれほど大きかったことだろう。

 8個の肝臓の持ち主たちについて、今井君としてはここに詳らかにすることを遠慮しておく。8個の胃袋の持ち主が誰だったか、その辺は若い先生がたのブログなりツイッターなりをご覧になれば判明することだ。

 興味のある方は、「アイツかな?」「きっとあのヒトだ」と思いつく講師のブログ等を参照のこと。きっと今ごろ複数名のブログに、大暴れの写真が掲載されている。
カラッポ
(どんどんカラッポになっていく)

 午後11時ごろから、もう1名の講師が大暴れに加わった。彼についても名前は伏せておくが、誰あろう、超ラーメン通のウルトラ大先生である。今井君は紳士だから鉄拳制裁なんて考えもしないが、もしも赤シャツに鉄拳制裁を加えるとすれば、この人をおいて他に考えられない。

 日本全国の「ヌルいラーメン」に対し、ほとばしり出る厳しいコトバで制裁を加え続けている人物である。この人が参加すれば、若い先生たちにだって緊張が走る。「大暴れ」の後半は、強烈な緊張感の中で進行したのである。

 飲み干した赤ワインは前半3本、後半2本。同様に鯨飲した日本酒は、前半3本、後半3本。本日の写真の1枚目は、前半の前半、まだウルトラ大先生が出現する気配のなかった平和な時間帯のものである。

 会の終了は、午前2時。考えてみれば金曜夜の新宿であって。昔ならまだワンサと酔っぱらいが溢れている時間帯であったが、うーん、20年の不況・失われた20年は、金曜深夜の新宿から威勢のいい酔っぱらいを一掃してしまったらしい。
日高屋
(午前3時、深夜の日高屋で1人、ラーメンをすする)

 小雨の降りしきる寂しい深夜の新宿を、我々はラーメン屋さんを探しながらトボトボ歩き回った。何しろウルトラ大先生が一緒である。滅多なラーメン屋には入れない。

 誰がすすっても、最初の一口で「旨い!!」と唸るような熱いラーメン屋はないものか。若い先生方が懸命に探してくれたが、諸君、20年前にはラーメン密度の極めて高かったこの街でさえ、不況に負けたラーメン店はバタバタと討死してしまったらしい。

 歩き回ることわずか10分、我々はあっという間に深夜のラーメンを諦めた。夜が明ければ土曜日、「他の予備校で、午前9時から授業です」という先生もいらっしゃる。

 ならばとっととホテルに帰って惰眠を貪らなきゃ、チャンと授業が出来ないじゃないか。解散、解散、とっとと解散。まるで自民党の衆議院議員団みたいになった酔っぱらいたちは、小雨の中を三々五々、夜の新宿に散っていった。

 今井君はウルトラ大先生と帰る方向が一緒であるから、同じタクシーに乗って経費削減に努めることにした。ワタクシだって一応ウルトラの仲間入りをしているから、ウルトラ2名が乗り込んだタクシーを、若い先生方が直立不動の姿勢でお見送りしてくれる。マコトに晴れがましい一瞬だ。
ラーメン
(日高屋のラーメンも、それなりに旨い)

 こうして我々2名は、タクシーの中でたちまち居眠りをコキはじめたのである。ただしオウチは新宿から目と鼻の先であって、「居眠りをコク」というヒマさえない。あっという間にオウチが接近し、まず先にワタクシが下車、もうオヒトカタはそのままご自宅まで乗って帰ることになった。

 だってそうじゃないか、時計は午前3時を指している。20代から30代前半の頃なら、「もう1軒、行きますか?」とニヤニヤした時間帯だが、さすがにワタクシももう798歳だ。「3時過ぎからもう1軒」は、非常識。または肝臓を鍛え過ぎ。鍛錬が度を越せば、イジメとそんなに変わらない。

 そう思ってタクシーを見送り、一人オウチの近くの路上に立ち尽くす。しかし諸君、「深夜早朝の路上に1人立ち尽くす」を一度やってみたまえ。何だか無性に侘しく&寂しくなって、このまま帰ったんじゃ、侘しさのあまり寝つけそうにない。

 そこでワタクシが闖入したのは、閉店直前の「日高屋」である。つい最近、神奈川のラーメン屋にツキノワグマが体当たりして話題になったが、深夜の日高屋に今井クマ蔵が闖入して、閉店間際の店内はちょっと騒然とした。

 2年前のある日、この日高屋でメシを食った直後、「今井を日高屋で発見!!」とツイートした人がいた。あれ以来2年ぶりの闖入であるが、どうも常連客か従業員に今井君の顔を知っている人が存在するのである。
餃子
(日高屋、餃子も結構イケる)

 この間も、「フランクフルト空港で今井先生を発見。ファーストクラスの列に並んでいます」というツイートがあったらしい。ファーストクラスの列に並んで、エコノミークラスに乗って日本に帰った日である。ワタクシはダイアモンドメンバーだから、ファーストクラスの列に並ぶ特権があるのだ。

 その直後、ヒコーキのCAさんに「今井先生ですか」「10年前に授業を受けてました」と挨拶された。「上司から、挨拶していいと許可が降りました」とおっしゃる。さすがANA、乗客の中に昔の先生を発見しても、上司の許可なしには挨拶もガマンしなきゃいけないのだ。

 こうして、今井君の行動はみんなの注目を常に浴びている。滅多なことでは日高屋にも入れないし、ファーストクラスの列に並んでエコノミー席で酒をノンビリ飲んでもいられない。マコトにマコトに難しい日々である。
ばんちゃむ
(目白「伴茶夢」。マコトにレトロな喫茶店である)

 この状況について、今や有名なサッカーアナリストである大昔の知人が「その顔をナマで外にさらしてたら、そんなのは当たり前だ」と喝破した。フィリップ・トルシエとフランス語で語り合う男である。オシムともフランス語。訛りの強いフランス語で、聞き取るのに苦労すると言っていた。

 飲んだのは、目白の駅前。忙しい男だからホントに久しぶり、確か6年ぶりである。相変わらず忙しくて、サラエボやドーハ、リオやパリを飛び回っている。レトロぶりで有名な喫茶店「伴茶夢」で待ち合わせて、近くの寿司屋 ☞ 寿司屋の2階のバーとハシゴ。久しぶりに楽しく語り合った。

 午前3時の日高屋で、1人シミジミ貪ったのは、ごく平凡なラーメンと、ごく平凡な餃子である。だって諸君、「新宿で大暴れ」の6時間は、ひたすらワインと日本酒に夢中で、固形物は「刺身2切れ」だけだったのだ。

 若い先生方も同様。固形物をワシワシやっている姿はほとんど見かけなかった。今ごろみんな、さぞかしお腹を空かせているだろう。いや、きっとあれからまた若い諸君だけで2軒目に出かけ、楽しく飲み直しているにちがいない。

 そんなことを考えつつ、熱いラーメンをかき回し、餃子をオカワリした。今井君は安上がりだから、日高屋のラーメンと餃子でちっとも文句はないのである。
 
1E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 12/18
2E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 13/18
3E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 14/18
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5E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 16/18
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