Sat 160820 シチリア帰国報告②/いよいよ3000回へ(第2999回/カウントダウン1) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 160820 シチリア帰国報告②/いよいよ3000回へ(第2999回/カウントダウン1)

 帰国報告を2回に分けてするのも、異例というか、なかなかシツコイものがあって、そのへんが「さすがに今井君」なのである。

 明日は「更新3000回達成記念の日」。今日はその前夜祭であって、これからちょっと高級なお店でお食事を楽しむ予定。少し時間が早いが、2999回目の更新を帰国報告②「シラクーサ編」で済ませておこうと思う。

⑧ 9月5日 シラクーサ2日目から4日目はずっと雨にたたられた。一昨年や昨年のマルセイユもそうだったが、南ヨーロッパは9月5日前後の雨を境に、一気に秋の気配が濃厚になる。激しい雷雨の中オルディージャ島を散策、有名店「オステリア・ダ・マリアーノ」でファルファッレを貪る。
シラクサ
(シラクーサの風景)

パスタ
(オステリア・ダ・マリアーノのファルファッレ)

⑨ 9月6日 連日の雷雨で、ホテルから出られない。そのホテルもマコトに狭苦しい。2階建ての部屋だが、空調が1階しか効かず、そのせいで1階は凍えるほど寒い。雨に濡れたネコたちと戯れつつ、アルキメデス広場近くの有名店「アルキメデ」でイワシのフッジリを貪る。
ねこ
(雷雨に濡れるネコどん。シチリアはネコの多い島だった)

イワシのパスタ
(名店「アルキメデ」のイワシのフッジリ。おいしゅーございました)

⑩ 9月7日 シラクーサはまだ今日も雷雨だが、とりあえず電車で2時間、タオルミーナを訪問。荷物をシラクーサに置いたまま、タオルミーナに一泊する。ここも激しい雷雨。エトナ山は分厚い雲の中に隠れている。ホテルは「ヴィラ・ベルベデーレ」の離れ。大爆笑を繰り返すドイツ人集団とともにランチ。彼らの大爆笑が激しすぎて、何を食べたか記憶にない。
雷雨
(雷雨のタオルミーナ)

快晴のタオルミーナ
(翌日は快晴、ヴィラ・ベルベデーレからのタオルミーナ風景)

⑪ 9月8日前半 この日が今回のシチリア旅行のクライマックスになった。朝7時起床。昨日までの雷雨がウソのような快晴、ホテルのバルコニーから、噴煙を上げるエトナ山が山頂までキレイに眺められた。

 マッツァーロ海岸・イゾラベッラ・カステルモーラまで、全てバスで回って、「来年の夏旅はチェファルー+エオリエ諸島+タオルミーナ」とほぼ決定。こんなに海がキレイなんじゃ、「2年連続のシチリア、それもグングン奥まで入り込まなきゃ」と決めるのに、躊躇の余地は皆無である。
エトナ山
(エトナ山。山頂から噴煙が上がっていた)

絶景
(カステルモーラからの絶景)

⑫ 9月8日後半 タオルミーナの名店「グロッタ・アズーラ」のランチに若干の失望を感じつつ、午後遅い電車でシラクーサに帰還。シラクーサはすっかり秋で、爽やかな夕暮れの風に吹かれつつ、夕食は暗い路地の目立たないトラットリア「GIOVE」。

 この店で出会った黒猫のネロが、今回のシチリア旅のベスト猫。シチリアは猫の島であって、パレルモ・ウスティカ島・チェファルー・トラーパニ・シラクーサ、どこでも猫たちとの交流があったが、この夜は一晩中ネロと戯れていた。なお「ネロ」は、ワタクシの勝手な命名である。
ネロ
(黒猫「ネロ」の勇姿。1時間ずっとネロと戯れていた)

店の風景
(ネロのいたトラットリア「GIOVE」。向こう側のドイツ人老夫婦とは、翌々日パレルモで再会する)

⑬ 9月9日 シラクーサ最終日は、マジメにキチンとギリシャ時代の遺跡を眺めに出かける。古代闘技場・古代劇場・石切り場など、アテネやローマに少しもヒケを取らない。

 ランチはガイドブックやネット情報の超有名店を選んだが、うーん、前菜はともかく、このスパゲッティは何なんだ? 日本のオヤジが昼メシに作った皿うどんと同じじゃんか。かつおぶしの代わりにイワシの粉末がかかってるだけじゃんか。

 失望したワタクシは、シラクーサの名誉回復のため、最終日のディナーを「ネロの店」と決めた。おお、ネロはチャンと挨拶に来てくれた。ついでにネロのママ、続いてネロのパパも挨拶にきた。ただし「ママ」「パパ」はこの今井君の推定に過ぎない。
古代劇場
(シラクーサ、古代劇場)

耳
(シラクーサ、ディオニュシオスの耳)

⑭ 9月10日  シラクーサからパレルモにバスで移動。朝のシラクーサ、昼のパレルモともに、乱暴なタクシードライバーに驚かされる。たった5分の距離に「60ユーロ」と言い出し ☞ 見事に失敗するオジサン、交通ルールをほぼ無視してパレルモの街を爆走するオジサン。ま、いろいろだ。ま、シチリアだ。

 長距離バスも何度も故障して、なかなか激しい1日だったが、初秋を迎えても美しいモンデッロ海岸を散策して、最高級ホテル「ヴィラ・イジェア」に宿泊。深夜のバーで海の秋風に吹かれつつウィスキーを痛飲、この10年でも最高に楽しかったシチリアの2週間を振り返った。バーの入口で「ネロの店」のドイツ人老夫婦と再会する。
モンデッロ
(パレルモ近郊、モンデッロ海岸の風景)

夕景
(ヴィラ・イジェアの夜)

⑮ 9月11日 昼までヴィラ・イジェア。かつての貴族の大邸宅で、ボールルームやプールサイドをぶらつき、ついにチェックアウト。空港に向かうタクシーは、今日こそマトモで上品なオジサマ。せっかくだからモンデッロの海岸を経由してくれて、どこまでも海と岩山の続くシチリアの風景を復習させてくれた。
ヴィライジェア
(ヴィラ・イジェアの朝 1)

プール
(ヴィラ・イジェアの朝 2)

⑯ 9月12日 パレルモからフランクフルト経由のヒコーキで羽田に向かう。パレルモ ☞ フランクフルト2時間、フランクフルトのラウンジで3時間、フランクフルトから羽田まで11時間。羽田空港で「アラレぶっかけ蕎麦」をすすって、長い旅の締めくくりとした。

1E(Cd) Kirk Whalum:UNCONDITIONAL
2E(Cd) Sheila E.:SEX CYMBAL
3E(Cd) Sheila E.:SHEILA E.
4E(Cd) Incognito:BENEATH THE SURFACE
5E(Cd) Incognito:100°AND RISING
total m100 y1345 d19050