Fri 160819 ただいまシチリアから無事帰国いたしました(第2998回/カウントダウン2) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 160819 ただいまシチリアから無事帰国いたしました(第2998回/カウントダウン2)

 先ほど、午後3時ごろ羽田着のヒコーキで、シチリア島パレルモから帰国した。フランクフルト経由で合計18時間。ヒコーキは若干遅れ、かつ混雑したけれども、まずは快適な旅であった。

 帰国の夜の常として、本日は文章を少し控えめに、そのぶん旅の写真をググッと多く掲載して、「まずは帰国報告」ということにしたい。長い文章を書くには、心身ともにさすがに疲れ果てた。

 しかも今回のシチリア旅行は、のべ16日。さすがシチリア、見所も多かった。帰国報告を8日ずつ2回に分け、今日が前半の「パレルモ編」、明日が後半の「シラクーサ編」ということにしたい。

① 8月28日 正確には27日深夜に羽田に向かう。直前まで古代の友人たちと代々木上原の寿司屋で同窓会。日本酒7合だか8合だかを痛飲した上での出発になる。羽田発0時50分、フランクフルト経由、パレルモ着14時。宿泊は「グランドホテル ワグナー」。さっそく市内を散策。薄暗い街路に慄然とする。
パレルモ
(シチリアの州都、パレルモの夕景)

ワグナー
(モト5つ星ホテル「ワグナー」のスイート。若干さびれ気味だ)

② 8月29日 午前中にパレルモ市内の主な寺院を次々に訪問。クアトロ・カンティからベッリーニ広場、マルトラーナ教会・サンカタルド教会・カテドラーレ・ノルマン王宮・パラティーナ礼拝堂。あまりに勤勉なワタクシに「団体ツアー旅行かい?」と自らビックリする。午後はバスでモンレアーレへ。パレルモを見晴るかす絶景のレストランで昼メシ。
提督
(パレルモ・マルトラーナ教会の亀オジサマ)

モンレアーレ
(パレルモ近郊、モンレアーレ大聖堂にて)

③ 8月30日 いきなり遥かな離島へ旅立つ。パレルモ港発・朝8時の船で「ウスティカ島」へ3時間。上陸直後「うひゃ、何もない」の絶叫が漏れる。島のジーチャンとの熱い交流ののち、鄙びたレストランで名物「魚卵のスパゲティ」を満喫。午後は島を一周して、夕暮れの船でパレルモに帰る。
ウスティカ
(いきなり離島・ウスティカ島を旅する)

魚卵
(ティレニア海名物、魚卵のスパゲティ。素朴さがタマらない)

④ 8月31日 欧米人には著名であるらしいが日本人はほとんど行かないリゾート・チェファルーを訪問。昼前の電車でパレルモから1時間、まず標高270メートルの城塞に夏の登山を試みる。汗まみれになって下山、ふと入った名もないレストランで、ムール貝のトマト煮に感激する。
眺望1
(チェファルー、標高270mの城塞から、絶景に感嘆する 1)

眺望2
(チェファルー、標高270mの城塞から、絶景に感嘆する 2)

⑤ 9月1日 シチリア島西端のトラーパニを目指す。パレルモ・ポリテアマ劇場前からバスで3時間。トラーパニからは、チュニジアの首都チュニスが目と鼻の先である。海の色もマコトにアフリカ的。クスクスが名物のレストランで、そのクスクスに満腹しすぎ、ほうほうのていでパレルモに帰る。
トラパニ1
(シチリア西端、トラーパニの風景 1)

トラパニ2
(シチリア西端、トラーパニの風景 2)

⑥ 9月2日 シチリア南岸のアグリジェントに向かう。国鉄パレルモ駅のターミナルからバスで3時間。チュニスとほぼ同緯度の街で、古代ギリシャの遺跡を巡る。入口の分かりにくさに辟易、「こりゃ修復しすぎて、まるで作り物みたいですな」の感想とともにパレルモに帰還。
遺跡1
(シチリア南岸、アグリジェントのギリシャ遺跡を訪問 1)

遺跡2
(シチリア南岸、アグリジェントのギリシャ遺跡を訪問 2)

⑦ 9月3日 旅の前半はこの日で終了、翌日はシラクーサに移動する。パレルモに名残を惜しみつつ、前半で最も印象の深かったチェファルーを再訪。同じ店の同じズッパ・ディ・コッツェ(ムールのトマト煮)を満喫、残った時間は海辺のバーでワインを1本カラッポにする。

 チェファルーは、エオリエ諸島への玄関口。ここから「リバリ島」「ストロンボリ島」「ヴルカーノ島」などを周遊する船が出ている。離島好きの今井君のことだ、おそらく来年の夏の旅は、チェファルーから離島を巡る旅を企画することになりそうだ。

 夕暮れ、パレルモに帰還。翌日のシラクーサ移動の準備を完了して、早めにベッドに潜り込んだ。
ムール
(チェファルー、ムールのトマトソース煮。あんまり旨かったので、また食べに訪れた)

ワイン
(チェファルー、ワイングラスの中を船が通り過ぎていった)

⑧ 9月4日 シラクーサに移動。パレルモ駅裏のターミナルから午後1時のバスに乗車、4時間近くかけてアルキメデスの街♡シラクーサに到着。「ユリーカ!!」「ユリーカ!!」の街である。早速オルディージャ島を一周した。宿泊はグランドホテル・オルディージャ、久しぶりに「豪華とはとても言えない部屋」の1週間が楽しそうだ。
シラクサ
(パレルモからシラクーサに移動、旅は後半へ。いよいよイオニア海へ進出する。チュニジアはすぐそこだ)

ドゥオモ
(シラクーサのドゥオモ。後半へ続く)


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2E(Cd) Kirk Whalum:CACHÉ
3E(Cd) Kirk Whalum:COLORS
4E(Cd) Kirk Whalum:FOR YOU
5E(Cd) Kirk Whalum:HYMNS IN THE GARDEN
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